ごちそうさん-第33話のあらすじとネタバレ

杏が大八車を引くNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第6週・第33話「こんぶねーしょん」のあらすじとネタバレです。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第33話のあらすじとネタバレ
西門家の味が分からない卯野め以子(杏)は「西洋料理なら」と思いつき、メンチカツを作ったが、怒った西門和枝(キムラ緑子)は膳をひっくり返して料理をぶちまけ、卯野め以子(杏)は床に散乱した料理を食べた。

その日の夜、卯野め以子(杏)は帰宅した西門悠太郎(東出昌大)に、「ご飯をバーンよ。バーン。でね、そこにソースが残ってるから舐めろって言うのよ。でね、ご苦労さんって笑うのよ。根性が、こうねじくれて、からまって、塩漬けのワカメみたいになってるのよ。でもね、ワカメは食べると美味しいんだから。あの人は煮ても焼いても食えないんだから。一緒にしたら、ワカメさんに失礼よね」と愚痴った。

ご飯を食べながら愚痴を聞いていた西門悠太郎(東出昌大)は、ご飯を食べ終えて「ごちそうさんでした」と言うと、「め以子(杏)、ごめん。ほんまにごめん」と頭を下げた。

驚いた卯野め以子(杏)は慌てて「頭を上げてよ。分かってて来たんだから。私が甘く見てたのよ。私こそ愚痴を言ってごめんなさい。もう言いませんから」と言って頭を下げ返した。

すると、西門悠太郎(東出昌大)は「それはいけません。あなたの我慢の容量はさほど大きくありません。小出しにして、その都度、僕に八つ当たりするように心がけてください」と告げ、「もう他には無いですか?」と訪ねた。

卯野め以子(杏)は西門和枝(キムラ緑子)の言葉を思い出して「西門の家は1年間は籍を入れないって本当?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「そうなんですか?」と尋ね返した。

卯野め以子(杏)が「知らないんですか?」と驚くと、西門悠太郎(東出昌大)は「明日、ちゃっちゃと入れてきますよ。下の戸籍係で」と答えた。それを聞いた卯野め以子(杏)は、開いた口が塞がらなかった。

翌朝、卯野め以子(杏)が朝食の準備をするために台所へ行くと、仕込んでいたスープが無くなっており、急遽、味噌汁を朝食に出した。

味噌汁を見た西門静(宮崎美子)が「スープって言ってたやん」と愚痴をこぼすと、卯野め以子(杏)は「すみません。出そうと思ってたんですが、朝になったら無くなってたんです。鍋が勝手にひっくり返ったのかもしれませんね」と、西門和枝(キムラ緑子)に嫌みを言った。

すると、西門和枝(キムラ緑子)は、大きなあくびを1つして、「なんや、昨夜はよう眠られんかった。夜中、大きい人らがドッタンバッタンしてはったさかい。あ、それで鍋ひっくり返ったんと違うか?」と告げた。

もしかして、聞こえてたの…?卯野め以子(杏)は何も言い返すことができず、申し訳なさそうな顔をして、大きな体を小さく折りたたんだ。

さて、卯野め以子(杏)が作った味噌汁は評判が悪く、ほぼ手つかずで残った。卯野め以子(杏)は無駄になった食材に申し訳なく思い、犠牲となった食材に謝罪すると、一大決心をし、西門和枝(キムラ緑子)に「私に西門の味を教えてください」と頼んだ。

すると、西門和枝(キムラ緑子)は「その言葉を待ってました。め以子はん(杏)、私な、その言葉が聞きたかったんです。心のどこかで西門の味を馬鹿にしていると思って、耐えられんもんがおましたんや」と答えた。

卯野め以子(杏)は「いえ、そんなつもりは全然」と否定すると、西門和枝(キムラ緑子)は「ほな、家から持ってきた物は全て処分してくれますな。味噌とかカツオとか梅干しとか。全部、捨ててきてくれますな」と告げた。

不本意ながら承諾した卯野め以子(杏)は「分かりました。誰かもらってくださる方を探すってことでいいですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「ええですよ」と許可した。

西門和枝(キムラ緑子)は「あ、あの、ぬか床も忘れんとな」と注意すると、卯野め以子(杏)は「あれは、ここのと混ぜて使えば良いじゃ無いですか?色々と混ぜた方が美味しくなると言いますし。あれは卯野の家に伝わってきた物で、子供の頃から…」と釈明する。

しかし、西門和枝(キムラ緑子)は「それを捨てるんがケジメいうもんだす」と言い放ち、卯野め以子(杏)の言い分を認めなかった。

さて、ぬか床だけは手放せない卯野め以子(杏)は、西門静(宮崎美子)に「西門の味を教えてください」と頼むが、西門静(宮崎美子)は「そんなん、出来る分けあらへんがな。それが出来へんから、和枝ちゃんに台所追い出されてんから」と笑い飛ばした。

そして、西門静(宮崎美子)が「きつかったで-。あの頃は他に娘が4人居ってな。和枝ちゃん(キムラ緑子)と一緒になって、『あんたの飯は不味い、不味い』って」と教え、卯野め以子(杏)から西門の味は遠ざかっていった。

西門静(宮崎美子)は話し終えると、卯野め以子(杏)に浴衣の洗濯を頼んだ。卯野め以子(杏)は「でも、昨日、洗いましたよ」と不思議がると、西門静(宮崎美子)は「ノリが雑で着心地が悪いんやわ」と告げた。

卯野め以子(杏)は「そう…ですか」と困惑しながらも、浴衣を持って台所に戻ると、ぬか床が無いことに気づいて、ぬか床を探した。

すると、裏庭で西門和枝(キムラ緑子)がぬか床の中身を生ゴミを捨てる穴に捨てているところだった。

卯野め以子(杏)は慌てて西門和枝(キムラ緑子)を弾き飛ばして、ぬか床を奪い取り、「これだけは勘弁してくださいって言ったじゃ無いですか」と悲鳴を上げると、西門和枝(キムラ緑子)は「あんさんが、よう捨てんさかい。私が代わりに捨ててあげようと思ったのに、勘弁して欲しいのはこっちやわ」と呆れて西門家を出た。

卯野め以子(杏)はぬか床を抱えて泣くと、ぬか床の主・卯野トラ(吉行和子)は「大丈夫よ。まだ少し残ってるから。そんなに怒らないで。怒ったら終わりよ」と慰めた。

しかし、卯野め以子(杏)はぬか床を置いて、西門和枝(キムラ緑子)を追いかけ、西門家の前の道路で西門和枝(キムラ緑子)を呼び止めると、「お義姉さんは、私の何が気に食わないんですか?おっしゃってください。直しますから」と尋ねた。

西門和枝(キムラ緑子)は「亜貴子はん(加藤あい)って知ってる?悠太郎(東出昌大)とええ感じやった子でな。あの子が良かってんや。私も悠太郎も。そりゃそやろ。亜貴子はん(加藤あい)とアンタでは月とスッポンやわ」と告げた。

すると、卯野め以子(杏)は思わず、西門和枝(キムラ緑子)に掴みかかった。しかし、ご近所さんに見られており、西門和枝(キムラ緑子)は「もうここら辺を歩けませんな」と呆れた。

動揺した卯野め以子(杏)は「こんな家、出て行ってやるわよ」と言い、ぬか床の壺を抱えて西門家を飛び出した。しかし、卯野め以子(杏)に行く当ては無かった。

その後、市場で時間を潰した卯野め以子(杏)は、仕方なく、西門家に戻り、自分の部屋に入ると、タンスから何から、全ての荷物が無くなっていた。

卯野め以子(杏)は通りかかった西門静(宮崎美子)に「私の荷物を知りませんか?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は「ああ、実家に送られたんちゃう?うちも昔やられてな。食べ残しのおまんまとか、ゴミ箱の中の物までご丁寧に詰め込まれてな」と教えた。卯野め以子(杏)は力無く「どこの運送屋でしょうか?」と尋ねた。

一方、西門悠太郎(東出昌大)は不本意ながら木造の図面を引いたが、先輩・大村宋介(徳井優)に「赤門を出て矩計図ひとつ引けんのか?3年間、何してたんや。引き直せ」と言われ、図面を突き返されていた。

その日の夜、西門悠太郎(東出昌大)が歩いて帰宅していると、たくさんの荷物を載せた大八車を引く卯野め以子(杏)と出会った。

状況が理解できない西門悠太郎(東出昌大)は、大八車の荷物に驚いて、「どうしたん?め以子(杏)」と理由を尋ねると、卯野め以子(杏)は「もう嫌だ。もう嫌だ、私」と言って泣き出したのであった。

ごちそうさん-第6週・第34話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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