クロコーチ・第6話のあらすじとネタバレ
長瀬智也が暴力団に撃たれるTBSの3億円事件ドラマ「クロコーチ」の第6話「少年Sは、お前だ」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
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■クロコーチ・第6話のあらすじとネタバレ
45年前に発生した3億円強奪事件では、1人の少年が容疑者に浮かび上がった。通称、少年S。その少年Sは現職警察官の息子だったため、捜査本部は密かに捜査を開始した。
しかし、少年Sは謎の自殺を遂げ、捜査対象から外された。3億円事件は今もなお未解決となっている。
さて、黒河内圭太(長瀬智也)はすれ違いざまに自転車の男性に撃たれたが、銃弾は分厚い札束の入った財布に当たったため、弾丸は威力を失い、命に別状は無かった。
その日の夜、公安庶務係の高橋秀男(森本レオ)は、病院を訪れて黒河内圭太(長瀬智也)が生きている事を確認すると、電話で「ちゃんと処理いたしますので、沢渡さん(渡部篤郎)にお伝えください」と報告した。
一方、神奈川県警捜査一課は、犯人の手がかりをつかめずに苛立つが、犯人が犯行に使用した拳銃を持参して出頭して来たため、事件は解決した。
翌日、清家真代(剛力彩芽)は黒河内圭太(長瀬智也)に「犯人は、暴力団・赤刃組の構成員・佐野充です。取り調べで、黒河内とは面識が無く、対立する組員を襲撃しようとして、人違いで黒河内さんを撃ってしまった、と供述しています」と話した。
黒河内圭太(長瀬智也)は「撃たれる瞬間に目が合ったのに?出頭したのは本当の動機を隠すため。桜吹雪会が暗殺を依頼した。越後(板尾創路)と沢渡(渡部篤郎)が手を組んじゃったんでしょう。でも、これで1つはっきりしたよね」と答えた。
清家真代(剛力彩芽)は「桜吹雪会と赤刃組はつながっている…」と驚くと、黒河内圭太(長瀬智也)は「せいかーい」と答えた。
そして、黒河内圭太(長瀬智也)が「赤羽組を調べないと」と言って起き上がろうとしたが、胸を押さえて苦しみだした。
清家真代(剛力彩芽)は「今は無理です。庶務係の高橋さん(森本レオ)も心配してましたよ」と告げると、黒河内圭太(長瀬智也)は苦しむのを止め、「高橋さんが?高橋さんは公安の人で、薬師寺さん(大地康雄)とお友達だったんだよ。実は撃たれる前に飲みに誘われてたんだ」と話した。
そして、黒河内圭太(長瀬智也)は「そうだ。衆議院議員の畑山先生(中丸新将)に会ってきてくれない?あの人はヤクザに詳しいのよ。赤羽組をたどっていけば、桜吹雪会の事も分かるでしょ。うまくいけば3億円事件の事もね」と頼んだ。
清家真代(剛力彩芽)が「前から聞こうと思ってたんですけど、黒河内さん(長瀬智也)の最終的な目的は何でしょうか?3億円の行方を捜し出し、手に入れようとしているのでしょうか?」と尋ねると、黒河内圭太(長瀬智也)は「それを含めて、3億円事件の真相を犯人から聞きたいの」と答えた。
清家真代(剛力彩芽)が「やはり、犯人は生きているのでしょうか?」と尋ねると、黒河内圭太(長瀬智也)は「それは、桜吹雪会の正体が分かれば、はっきりすると思うよ。正体と言えば、他にもあるんだけどね。いろんな正体が」と答えた。
一方、沢渡一成(渡部篤郎)の取り調べを行う検事・越後弥太郎(板尾創路)が「話が違うじゃ無いですか。河内(長瀬智也)は生きている。何とかすると言ったのは、あなたですよ」と抗議すると、沢渡一成(渡部篤郎)は「約束します。だから、拳銃の再鑑定を進めておいてください。私は触っていませんから」と答えた。
そのとき、越後弥太郎(板尾創路)の携帯電話に、越後弥太郎(板尾創路)の収賄を証言する証拠の動画が届いた。
さらに、黒河内圭太(長瀬智也)からの電話がかかってきた。黒河内圭太(長瀬智也)は「届きましたか?僕からのプレゼント。参りましたよ。誰かさんのおかげで、おっぱいに穴が開いちゃいました。こっち側に付きませんか?清廉潔白な検事で居たいのなら」と言って越後弥太郎(板尾創路)を脅した。
さて、清家真代(剛力彩芽)は衆議院議員・畑山肇(中丸新将)の事務所を訪れ、赤刃組について尋ねるが、畑山肇(中丸新将)は「赤刃組?知らんよそんなもん」と答えた。
すると、清家真代(剛力彩芽)は、畑山肇(中丸新将)が黒河内圭太(長瀬智也)に渡した300万円の写真を見せ、「黒河内さんに揺すられていましたよね。指紋もとってあります。私は赤刃組の事を教えていただきたいだけです」と脅迫した。
すると、畑山肇(中丸新将)は「赤刃組は10年ほど前から、9割はカタギに生まれ変わっているよ。不動産・介護などに進出し、合法的な株式会社に姿を変えた。今は吹雪ホールディングスという持ち株会社の傘下になっている」と教えた。
そして、畑山肇(中丸新将)は「私が言えるのはここまでだ。これ以上は知らないんだ。知らないからこそ、無事で居られるんだ。それでも知りたいのなら、先代の組長・赤羽甚五郎(品川徹)に会うんだな」と告げた。
事務所を出た清家真代(剛力彩芽)は、黒河内圭太(長瀬智也)に報告すると、黒河内圭太(長瀬智也)は「なるほど、吹雪ホールディングスが桜吹雪会ってことね。帰りに僕のマンションへ寄って赤いスポーツバッグを取ってきて。そのバックを赤羽甚五郎(品川徹)に渡せば、吹雪ホールディングスの事を詳しく教えてくれると思うから」と頼み、電話を切った。
黒河内圭太(長瀬智也)が電話を切ると、高橋秀男(森本レオ)が見舞いにやってきた。
黒河内圭太(長瀬智也)が「また襲われたら、今度こそヤバイですよ。ここだけの話、撃たれたのは、私がある未解決事件を追っていたからだと思うんですよ。3億円事件」と話すと、高橋秀男(森本レオ)は「あー、白バイ警官のモンタージュの」と驚いた。
黒河内圭太(長瀬智也)が「あれは、でっち上げでしたよね」と告げると、高橋秀男(森本レオ)は「あー、そうでしたかね。近頃、年なもので」と答えた。
黒河内圭太(長瀬智也)が「おいくつになります?」と尋ねると、高橋秀男(森本レオ)は「えー…。64になります」と答えた。
黒河内圭太(長瀬智也)は「ということは、3億円事件のあった頃は19歳ですか。知ってます?あのモンタージュは、70年安保を潰すために公安がでっち上げた事件だって噂」と尋ねると、高橋秀男(森本レオ)は「今で言う都市伝説ですかね」と笑った。
黒河内圭太(長瀬智也)は「なら、この都市伝説は知ってますか?3億円事件の犯人は少年Sだって話。たしか彼は父親が警察官で、当日のアリバイがあやふやだった。当時19歳の少年。あれ?偶然、高橋さん(森本レオ)と同い年ですよね」と告げた。
高橋秀男(森本レオ)が「その少年は確か、自殺したんじゃ?」と尋ねると、黒河内圭太(長瀬智也)は「でも、薬師寺さん(大地康雄)は『実行犯は生きている』って言ってました。僕はその実行犯が少年Sだと睨んでるんです」と答えた。
高橋秀男(森本レオ)が「実行犯の名前を聞いたんですか?」と尋ねると、黒河内圭太(長瀬智也)は「残念ながら、聞く前に殺されちゃったので。たぶん、僕を狙ったのと同じ人に」と答えた。
翌日、清家真代(剛力彩芽)が赤いスポーツバッグを持って病室を訪れると、黒河内圭太(長瀬智也)が行方不明になっていた。部屋の前で警備していた警官が確認の為に部屋へ入ったところ、黒河内圭太(長瀬智也)が消えていたのだという。
すると、清家真代(剛力彩芽)は「心当たりを探してきます」と言って病室を後にし、赤いスポーツバッグを持って赤刃組の元組長・赤羽甚五郎(品川徹)の自宅を訪れた。
清家真代(剛力彩芽)が赤いスポーツバックを見せると、赤羽甚五郎(品川徹)は「どうして、マル暴でもない黒河内圭太(長瀬智也)がここの立ち退きの話を知っているんだ」と不思議がった。
清家真代(剛力彩芽)が赤いスポーツバックを開けると大量の札束が入っており、「吹雪ホールディングスについて教えていただければ、このお金は全てお渡しします」と持ちかけると、赤羽甚五郎(品川徹)は「知らない方が良い。黒河内とやらは残念だが」と答えた。
清家真代(剛力彩芽)が「10年前、私の父も殺されたそうです。私の家族は殉職と聞いてしました」と告げると、赤羽甚五郎(品川徹)は「父親の名は?」と尋ねた。
清家真代(剛力彩芽)が「清家真次です。父をご存じですか?」と答えると、赤羽甚五郎(品川徹)は「赤刃組は10年間に吹雪ホールディングスの傘下になってから、変わったんだよ。表組ではカタギになったが、事件が起これば組員が即逮捕された。拳銃の一斉検挙では、捕まるのはなぜか赤刃組ばかり。まるで、警察の成績を上げるたに存在する警察御用達の暴力団だ」と話した。
清家真代(剛力彩芽)が真相に気づくと、赤羽甚五郎(品川徹)が「そうだ、吹雪ホールディングスとはアンタが居る警察のことだよ。警察は常に正しい存在であり続けるために、裏で赤刃組を所有し、赤刃組もまた、生き延びるために敵である警察権力に迎合した。それに楯突き、組を追われたのが私だ。桜は警察の中に居る。気をつけるんだな」と教えた。
清家真代(剛力彩芽)が「私の父は本当に殺されたのでしょうか?」と尋ねると、赤羽甚五郎(品川徹)は「詳しくは知らん」と答えた。
清家真代(剛力彩芽)が「桜吹雪会と3億円事件の関係はご存じなんでしょうか?」と尋ねると、赤羽甚五郎(品川徹)は「桜吹雪会の発端は3…」と話し始めたとき、庭から現れたヘルパーの男性・町田が「おじいちゃん」と声をかけた。
赤羽甚五郎(品川徹)は話を打ち切り、清家真代(剛力彩芽)に「ヘルパーさんだ。また明日来なさい。その時に話そう」と言い、清家真代(剛力彩芽)を帰した。
「クロコーチ・第6話のあらすじとネタバレの後編」へ続く。