ごちそうさ-第37話のあらすじとネタバレ
キムラ緑子が嫁を虐めるNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第7週・第37話「たいした始末(大した始末)」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさ-第37話のあらすじとネタバレ
西門和枝(キムラ緑子)の逢い引きが気になっていた卯野め以子(杏)は、西門静(宮崎美子)に「和枝さん(キムラ緑子)の恋人って、どんな方なんですか?毎日、出かけるのは、逢い引きだって」と尋ねた。
すると、西門静(宮崎美子)は「あんた、それは」と笑い、逢い引きの真相を教えた。西門家は小さな家作(貸家)からの収入しかないため、西門和枝(キムラ緑子)は証券会社へ通い、株式投資でチビチビとお金を増やしているのだという。
そして、西門静(宮崎美子)は「逢い引きと言うたのは、上手いこと言うたもんや。あの人の恋人はお金やからな」と笑った。
さて、西門家に来て1ヶ月。絶食によって大阪の味を理解した卯野め以子(杏)は、西門和枝(キムラ緑子)に認められようとして、必死に努力を続けていた。
ある日の昼食、西門和枝(キムラ緑子)がおかずを食べて「なんやこれ。今日のはえらい、甘ったるいな」と呆れると、卯野め以子(杏)は「すみません。お静さん(宮崎美子)、まだ手をつけてなかったら、取り替えて貰ってもいいですか?」と頼んだ。
西門静(宮崎美子)が「ええよ」と承諾すると、卯野め以子(杏)は「すみません。お姉さん。お姉さんのはこっちです。こっちは、お姉さん向けのシャッキリとした味付けですから」と言い、西門静(宮崎美子)の膳にあるおかずの皿を西門和枝(キムラ緑子)の膳に移した。
西門静(宮崎美子)が「人によって味を変えてるん?」と驚くと、卯野め以子(杏)は「たいした手間じゃありませんから。お静さん(宮崎美子)の分は直ぐに作り直しますから」と答えた。
西門静(宮崎美子)は「ええよ、ええよ。そのくらい」と言い、西門和枝(キムラ緑子)が箸をつけたおかずを食べた。
すると、西門和枝(キムラ緑子)は「あんさん、わざと逆に置きはったん?間違えずに置いたら、誰も気づきはしまへんもんな。こんなにやってますって、分からせるために、わざと間違えはったん?このくらいの事をする嫁も、おなごしも、山ほど居てます。自慢げに言うたら、恥かきますよ」と嫌みを言った。
昼食後、卯野め以子(杏)が庭で薪割りをしていると、西門静(宮崎美子)が「ようやるな、あんた。3度3度、おぬくを炊いて、朝・昼・晩と違うおかずを作って。しかも、人に合わせて味を変えてるやなんて」と感心した。
卯野め以子(杏)は薪を割りながら「料理は面倒じゃないんですが、これ(薪割り)が、どうも」と弱音を吐くと、西門静(宮崎美子)が「そんなん、ガスを入れたらええやん」と、サラリと答えた。
卯野め以子(杏)が「お姉さん(キムラ緑子)が入れてくれるわけ、ないじゃないですか」と呆れると、西門静(宮崎美子)は「もうすぐ悠太郎さん(東出昌大)のお給料日やろ?」とそそのかした。
そのころ、西門悠太郎(東出昌大)が市役所で、大村宋介(徳井優)と木造建築の学校の安全性について議論を戦わせていると、突然、西門和枝(キムラ緑子)が市役所を尋ねてきた。
西門悠太郎(東出昌大)が「何をしにきはったんですか?」と驚くと、西門和枝(キムラ緑子)は「ご挨拶に決まってるやんか、半人前がお世話になってんやさかい」と言い、課長・藤井耕作(木本武宏)に高級な手土産を渡して挨拶した。
さて、西門静(宮崎美子)の入れ知恵で、その気になった卯野め以子(杏)は、肉屋へ行き、泉源太(和田正人)に「ガスを引くのっていくらくらいになるかな」と相談すると、店主が「全部で10円くらいかな」と教えた。
卯野め以子(杏)が「そんなに?」と驚くと、店主は「そら、ガス管を引いてもらわなあかんし、コンロも結構かかるからな」と教えた。
肉屋を出た卯野め以子(杏)が市場で食材を探していると、魚屋で初鰹を見つけた。卯野め以子(杏)は初鰹に「おぬし、もう参ったのか」と語りかけると、江戸っ子の血が騒ぎ、初鰹を購入。そして、その日の夕食で初鰹(初ガツオ)を出した。
すると、西門静(宮崎美子)は、初鰹を見て「初鰹なんて、ほんまに買う人が居るんやな」と驚いた。
卯野め以子(杏)が「何で食べないんですか?西門家では初鰹を食べないという仕来りがあるんですか?」と驚くと、西門和枝(キムラ緑子)は「西には、明日には半値になる物をありがたがって高い銭払う阿呆はおらんのです」と吐き捨てた。
卯野め以子(杏)は気を取り直して、「けど、値段だけのことはありますから。美味しいんで、どんどん食べてくださいね。お義姉さん(キムラ緑子)は、きっと辛子つけて食べるのがお好きだと思いますよ。希子ちゃん(高畑充希)は酸っぱいのは苦手よね。ポン酢はちょっと酸っぱいから、こっちの醤油でどうかな」と世話を焼いた。
すると、西門和枝(キムラ緑子)は「余計なお世話をせんといておくれやす。好みに合わせて味を変えて、腕自慢かも知れませんけどな、こんなことされると、好き嫌いも治りませんねん」と叱りつけた。
卯野め以子(杏)は「でも、希子ちゃん、そんなに好き嫌いは…」と釈明すると、西門和枝(キムラ緑子)は「嫁に行って苦労するのは、希子(高畑充希)なんです。あんさんの考えは、一事が万事、底が浅いんですわ」と吐き捨てた。
その日の夜、帰宅した西門悠太郎(東出昌大)が夕食を食べて「ほんまに美味かったです。初鰹」と満足すると、卯野め以子(杏)は「みんなも、こんな風に食べてくれたら、気持ちが良いのに。せっかく大枚をはたいたのに」と言って溜息をついた。
西門悠太郎(東出昌大)が「えっ、あなたが出したですか?」と驚くと、卯野め以子(杏)は口を滑らしたと思って黙り込んだ。
西門悠太郎(東出昌大)が「もしかして、最近のやたら豪勢なのは…。姉さんにちゃんと貰う物のは貰い」と注意すると、卯野め以子(杏)は「大丈夫ですよ。それに明日は悠太郎さんの初給料日ですもんね」と答えた。
そして、卯野め以子(杏)は座り直すと、西門悠太郎(東出昌大)に手を合わせ、「それで、ひとつ、お願いがあるんですけど」と頼み事をした。
翌朝、卯野め以子(杏)は西門希子(高畑充希)に弁当を渡すと、西門希子(高畑充希)は何か言いたそうだったが、西門和枝(キムラ緑子)が「早よ行きなはれ」と注意したため、西門希子(高畑充希)は何も言わずに家を出た。
その後、卯野め以子(杏)が西門悠太郎(東出昌大)を見送ると、西門悠太郎(東出昌大)が「今、僕の顔がガスコンロに見てるでしょうね」と笑った。
卯野め以子(杏)は「便利になる分、時間も出来るし。そしたら、もっと美味しい料理作れる。そしたら、ひょっとして、もしかしたら、お義姉さん(キムラ緑子)が祝言を早めてくれるかも知れないじゃない?」と告げると、西門悠太郎(東出昌大)は「そんなこと、あったらいいですけど」と言い、家を後にした。
その後、市役所に着いた西門悠太郎(東出昌大)は、手渡しで給料を貰い、給料袋の中を覗いたが、明らかに給料が少なかった。
西門悠太郎(東出昌大)は課長・藤井耕作(木本武宏)に「これだけしか入ってないんですけど」と相談すると、藤井耕作(木本武宏)が「うん。せやかて、君のお姉さんが…。なんや、金遣いの荒いしたたかな嫁さんが来てって言うてはったけど」と言い、事情を説明した。
先日、西門和枝(キムラ緑子)が市役所を訪ねてきたさい、西門和枝(キムラ緑子)は課長・藤井耕作(木本武宏)に「弟はすっかり騙されておりまして。このままでは西門家は食いつぶされてしまいます」と頼み、西門悠太郎(東出昌大)の給料を受け取って帰ったのだ。
西門悠太郎(東出昌大)が「それで、それで、姉に給料渡したんですか?普通渡しますか?」と呆れると、課長・藤井耕作(木本武宏)は「えっ、あかんかったんか?」と驚いた。
そのころ、西門家では、西門和枝(キムラ緑子)が卯野め以子(杏)に封筒を渡し、「これからは、1月、これでお台所をやってくれはりますか」と命じた。
卯野め以子(杏)は封筒の中を確認し、「1人分ですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「全員分です。それで全部を賄ってください。お任せしましたで」と答えた。
卯野め以子(杏)は慌てて「えっ、ちょっと待ってください。出来る訳ないじゃないですか、こんなの。お姉さんは、美味しいご飯を食べたいとか思わないんですか」と抗議した。
すると、西門和枝(キムラ緑子)は「銭をかけたら、美味しいご飯なんぞ、誰でも出来ます。ウチは銭をかけずに世界1美味しいご飯が食べたいんどす」と言い放った。
そこへ、西門悠太郎(東出昌大)が帰宅する。西門和枝(キムラ緑子)が「今日は早ようおますな」とジラジラと驚くと、西門悠太郎(東出昌大)は「こんな無茶な話ないでしょ」と激怒して、西門和枝(キムラ緑子)に給料袋を叩き付けたのであった。
「ごちそうさん-第7週・第38話のあらすじとネタバレ」へ続く。