ごちそうさん-第45話のあらすじとネタバレ

杏が梅仕事をするNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第8週・第45話「ごめんなすって(御免なすって)」のあらすじとネタバレです。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第45話のあらすじとネタバレ
肉屋を訪れた西門悠太郎(東出昌大)が「必要以上に妻に親切にして頂いているようですが、今日を限りに金輪際、止めて頂きたい」と告げると、泉源太(和田正人)は「わりゃ、礼の1つも無しか?」と声を荒げた。

すると、商店街の人々が騒動に気づき、2人の周りに集まってきて、商店街に黒山の人だかりが出来た。その中に卯野め以子(杏)も居た。

泉源太(和田正人)は「嫁はんが世話になっとって、礼も言わずに、偉そうに『止めとけ』か?」と激怒すると、西門悠太郎(東出昌大)は毅然とした態度で「一般的な親切の領域を逸脱している男に、礼を言う阿呆がどこに居るんですか?」と答えた。

すると、泉源太(和田正人)は「あいつ(杏)がここに来るのは、お前(東出昌大)のせいやろが。お前(東出昌大)がしっかりせえへんから、あいつ(杏)がここに来て、ウダウダウダウダ悩まなあかんのやろが。右も左も分からんと、ぬか床を抱えて泣いとったんを知っとんのか。食費を貰えん言うて、市場走り回ったんを知っとんのか。お前、そん時、何しとったんや。お前(東出昌大)がそんなやから、あいつ(杏)が苦労すんねやろが」と叱責した。

西門悠太郎(東出昌大)は返す言葉も無く、下をうつむいてしまうと、泉源太(和田正人)は「あいつ(杏)はな、四六時中、お前(東出昌大)の事ばっかり考えとるわ。ここ来ても、お前やお前ん家の話ばっかりや。そんな嫁はんを、何でお前が信じてやらへんのや」と激怒すると、商店街の見物客は「よう言うた。その通りや」と、泉源太(和田正人)を援護した。

すると、西門悠太郎(東出昌大)が「自信なんてあるか。ウチの嫁さんは、ごっつい可愛らしいねん。心配なだけや」と言い放った。

それを聞いた卯野め以子(杏)は、口を大きく開けて驚く。商店街の見物客は西門悠太郎(東出昌大)の言葉を聞いて笑い出す。

動揺した泉源太(和田正人)が西門悠太郎(東出昌大)から顔をそらすと、見物客に混ざって立っている卯野め以子(杏)に気づいた。

すると、卯野め以子(杏)は、泉源太(和田正人)と西門悠太郎(東出昌大)の間に入り、嬉しそうに「ちょっと、喧嘩を止めてよ」と言い、喧嘩を止めた。

泉源太(和田正人)が「お前、なんで、嬉しそうやねん」と呆れると、卯野め以子(杏)は顔を赤らめて「だって、ちょっと、私、モテてるみたいじゃない。私のために、争わないで、ね」と答えた。

それを聞いた商店街の観客は爆笑するなか、泉源太(和田正人)は「旦那さん(東出昌大)、悪いけど、こんな阿呆、タダでくれるって言うても、のしを付けて返すわ」と言い、肉屋の奥へと引っ込んだ。

西門悠太郎(東出昌大)は「もう2度とここへは来るな」と言い、卯野め以子(杏)を連れて帰ろうとすると、卯野め以子(杏)が「でも、ぬか床が」と抵抗した。

すると、西門悠太郎(東出昌大)は肉屋の女将に「すみません、ぬか床を返してもろて良いですか?」と頼み、女将からぬか床を受け取ると、卯野め以子(杏)を連れて商店街を後にした。

行商人に変装して物陰から一部始終を見ていた西門和枝(キムラ緑子)は、「なんや、これ」と、つぶやいた。

さて、商店街を後にした西門悠太郎(東出昌大)は、ぬか床を持って市役所に戻り、ぬか床をかき混ぜながら、大村宋介(徳井優)に「抜本的に対処した結果、このような運びとなりました。すみなせん。今度からは、勤務時間外にしますんで」と報告した。

一方、帰宅した卯野め以子(杏)がデレデレしていると、西門希子(高畑充希)が「ちい姉ちゃん(杏)、何かあったん?」と尋ねた。卯野め以子(杏)は嬉しそうに「色々ね」と答える。

そこへ、西門和枝(キムラ緑子)が帰宅する。西門希子(高畑充希)は、西門和枝(キムラ緑子)の顔を見て危険を察知し、そっと、卯野め以子(杏)から離れる。

西門和枝(キムラ緑子)が凄い形相で「今日は肉やないの?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は照れながら「ちょっと色々とあって」と答えた。

西門和枝(キムラ緑子)が「肉や言うたら、肉にして」と怒ると、卯野め以子(杏)は西門和枝(キムラ緑子)が洋食に興味を持った事に喜び、「ちょっと行ってきますね」と言い、家を飛び出した。

その日の夕食、西門悠太郎(東出昌大)は1人で肉じゃがを食べる。卯野め以子(杏)は、嬉しそうに「それ、別のお肉屋さんで買いましたから。ぬか床は元気ですか?」と尋ねた。西門悠太郎(東出昌大)は何も喋らずに黙々と肉じゃがを食べた。

一方、泉源太(和田正人)は師匠・酉井捨蔵(近藤正臣)の自宅を訪れ、店のショーケースに置いてあった卯野め以子(杏)からの手紙を、酉井捨蔵(近藤正臣)に見せた。

泉源太(和田正人)は「ワイと一緒になりたいって書いてあったんや。ほなけど、それ、絶対にアイツ(杏)からとちゃうから。アイツはそんな達筆とちゃう、ちゃう」と話すと、手紙を読んだ師匠・酉井捨蔵(近藤正臣)は「そやな」と同意した。

他方、西門和枝(キムラ緑子)が仏壇に手を合わせ、「おもろうない事ばっかりやわ、おかあちゃん」とつぶやいていると、卯野め以子(杏)がやってきた。

卯野め以子(杏)は「次の日曜日なんですけど、みんなで梅の仕事をしませんか?お姉さんが居てくれると、助かるんですけど」と誘うと、西門和枝(キムラ緑子)は「分かった」と答えた。卯野め以子(杏)は笑顔で「ありがとうございます」と答えた。

次の日曜日、西門和枝(キムラ緑子)はまだ来ていなかったが、西門悠太郎(東出昌大)・西門静(宮崎美子)・西門希子(高畑充希)の3人が揃ったので、梅仕事を始める。

梅仕事には色々な作業があるが、必ずやらなければならないのが「ホジホジ」だった。竹串で梅をホジホジして、梅のなり口(梅のへそ)を取る作業だ。

西門悠太郎(東出昌大)らが楽しそうに梅をホジホジしていると、2階から西門和枝(キムラ緑子)が降りてきた。

卯野め以子(杏)が「お姉さん、待ってたんです。一緒にホジホジしましょう」と誘ったが、西門和枝(キムラ緑子)は西門希子(高畑充希)に「希子(高畑充希)、早う支度しい。倉田のおじちゃんが、食事に招待してくださったさかい」と告げた。西門希子(高畑充希)は「えっ?」と驚く。

卯野め以子(杏)が「でも、お姉さん、今日はみんなで梅をって」と告げるが、西門和枝(キムラ緑子)は「急に用が入ったんや、行くで、希子(高畑充希)」と西門希子(高畑充希)に支度を命じた。

西門希子(高畑充希)が困っていると、西門静(宮崎美子)が「希子ちゃん(高畑充希)は、そんなおもろないとこ、行きたないって。だいたい、みんなで今日やろうって言うてたやん。勝手に用を入れたのはそっちやない」と告げた。

西門和枝(キムラ緑子)は「希子(高畑充希)」と言って支度を迫るが、西門希子(高畑充希)は勇気を振り絞り、弱々しい声で「うち、梅の仕事をしたい」と答えた。

それを聞いた西門静(宮崎美子)は、ほくそ笑む。西門和枝(キムラ緑子)は西門希子(高畑充希)を睨み付け、「勝手にしい」と言って出て行った。

卯野め以子(杏)は「あの、お姉さん、お帰りは?」と尋ねたが、西門静(宮崎美子)は「ええやん。ややこしいのが居らんようになって気楽や。放っとこ。放っとこ」と言い、梅仕事を続けた。

さて、西門和枝(キムラ緑子)は株仲間のご隠居・倉田の元を訪れ、「すんません。倉田はん。ワテ1人ですねん。あの嫁(杏)のせいで、家の中がグチャグチャですわ。希子(高畑充希)まで言うこと聞かんようになって。みんな誰のお蔭でここまでこれたと思ってるんか。無い金しぼりだして、頭下げて回って。倉田はんに昔、言われましたやろ。苦しい時こそ、看板を降ろしたらあかんって。気負い無くしたら、落ちていくのも簡単やって。妹・弟に惨めな思いさせたくなかったら、ワテが気張らなあかんって。あの嫁は、そういうもん、何か全部コケにするんや」と愚痴をこぼした。

倉田が「そんな生意気言いよるんか」と心配すると、西門和枝(キムラ緑子)は「言わしません。でも、居るだけでコケにされてるような気にさせるんや」と話した。

一方、卯野め以子(杏)は梅仕事をしながら「私って、そんなに虫が好かないのかな」と落ち込むと、西門悠太郎(東出昌大)は「貴女の問題じゃないですよ。嫁ぎ先でやられた事と、同じ事をやり返してるだけですから。姉さん(キムラ緑子)は何でもキチキチやる人ですから、生意気やって、毛嫌いされたみたいです。それでも、子供も居ったし、なんとか頑張ってたんですけど、その子供が事故で死んでしもて。子供が居らんようになると、これ幸いと離縁を切り出したそうです」と話した。

卯野め以子(杏)「それ、誰も何も言ってあげなかったの?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「親父はさすがに、向こうの家に文句を言うたらしいです。あんまりやないかって」と教えた。

しかし、向こうの姑に「なんぼでも言うておくれやす。それで、この人(キムラ緑子)と縁が切れるんだったら、安いもんですわ。さぁ、お引き取り願えますやろうか」と言われてしまったのだという。

卯野め以子(杏)が「そんな酷い事を言う人が居るなんて」と同情すると、西門悠太郎(東出昌大)は「貴女には信じられないかもしれませんね」と答えた。

卯野め以子(杏)が「追い出されて戻ってきたら、新しいお母さん(宮崎美子)が来てたってこと?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「姉さんからしたら、そうなりますよね。それで、芸妓上りなんてとんでもないって、お静さん(宮崎美子)を追い出そうとして、仲裁役の親父は居らんようになって、今に至る訳です」と話した。

梅仕事をしていた西門希子(高畑充希)が「陣取り。ずっと陣取り」とつぶやくと、西門悠太郎(東出昌大)は「せや。あの2人はずっと陣取りをしているようなもんや。勝ったかて、何の褒美も無いのにな」と呆れた。

卯野め以子(杏)は、梅仕事をしていた西門静(宮崎美子)が居ないことに気づき、「どこへ行ったのだろう」と思っていると、西門静(宮崎美子)が近所の主婦3人を連れて帰ってきた。

卯野め以子(杏)が「この人達は?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は「ちょっと出たら、道で会ってな。『ガスが入りましてん』って立ち話したらな、みなさん、見たいって言いはって」と教えた。

主婦3人が「若御寮人さん。手入れはどうなりますの?」と尋ねると、卯野め以子(杏)が「わかごりょん?」と尋ね返した。

西門静(宮崎美子)が「あんさんの事や。若奥さん」と教えると、卯野め以子(杏)は主婦3人に「薪と違って、煤が出ないので簡単なんです。さっと拭くだけです」と教えた。

主婦の1人が梅に気づき、「えらいこと、梅の仕事してますな」と感心する。別の主婦は鍋を見て「これは何?」と尋ねた。

卯野め以子(杏)が「これは、梅のジャムを作るんです。他にも甘露煮とか梅の味噌とか。梅をたくさん頂いたので」と答えた。

すると、主婦3人が「和枝さん(キムラ緑子)が言わはるのと、ちと違いはるようでんな」と驚くと、西門静(宮崎美子)は「ほんまは、ごっつい、ええ子やねん」と答えた。

西門静(宮崎美子)が「め以子さん(杏)、梅仕事をガスでやってお見せして」と頼むと、卯野め以子(杏)は「はい」と言い支度を始めた。

西門静(宮崎美子)が「ごっついええ子やねん。なあ、悠太郎さん(東出昌大)」と同意を求めると、西門悠太郎(東出昌大)は困惑しながら、「ええ、まぁ」と答えた。

追い出すか、追い出されるか。この家には、そんな理屈しかないのかと思うと、寂しくなり、困惑しながら、ガスに火を付ける卯野め以子(杏)であった。

ごちそうさん-第8週・第46話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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