黄金の豚 第3話のあらすじとネタバレ
ドラマ「黄金の豚 会計検査庁 特別調査課」の第3話「病院蝕む天下りに喝!」のあらすじとネタバレです。
独立行政法人「国立高度メディカルセンター」へ財政省次官が救急車で送られてきた。しかし、財政省次官は救急車をタクシー代わりに使っただけだった。そのうえ、財政省次官は研究患者扱いになっており、1回300万円の治療費も全て税金で賄われていた。
明珍郁夫(生瀬勝久)は「病院は官庁と違って圧力も掛けられないので楽ですよ」と言い、独立行政法人「国立高度メディカルセンター」の調査を部下に命じた。
久留米勲(宇津井健)は堤芯子(篠原涼子)を呼び出して、「国立高度メディカルセンターが病魔に冒されているので救って欲しい」と命じた。
そこへ、工藤優(岡田将生)が現れた。久留米勲は工藤優に「会計検査院期待の星。期待しているよ」と声をかけた。
国立高度メディカルセンターでは大勢のレジデント(研修医)が働いていた。病院案内を見た堤芯子は、院長よりも上に事務局長の名前があることに疑問に思う。
財務調査していた工藤優(岡田将生)は、5年前に500億円を掛けて立て替えていることに気付いた。病院の個室1室当たりの平均建築費は3000万円だが、国立高度メディカルセンターは個室1室当たりの平均建築費は5000万円だった。特別調査課第2係は持ち帰って精査することにした。
特別調査課第2係は国損を見るつけると意気込んでいたが、茶々万史郎(近藤芳正)から、国立高度メディカルセンターよりも他の案件を調査して欲しいと指示がきた。明珍郁夫(生瀬勝久)は日和りながらも、「私が責任を持ちます」と言い、調査は続行となった。
調査すると、国立高度メディカルセンターの役員は全員、財政省からの天下りだったことが発覚した。明珍郁夫(生瀬勝久)は、どうせ握りつぶされる案件だと言い、調査を打ち切りを考えていた。
堤芯子は、本当は病院で一番偉い人に会いに行くと言い、院長の元へ向かった。堤芯子は、院長よりも国枝事務局長の方が偉い理由を尋ねた。院長は「この病院は国枝に乗っ取られたようなものだ」と答えた。
国立高度メディカルセンターは、治療を続けるためには補助金が必要だ。そのためには国枝事務局長の言いなりになるしか方法が無く、人事権も全て国枝事務局長が握っていたのだった。
金田鉄男(桐谷健太)は国枝事務局長が来た5年前に病院を建て替えたことを調べ上げていた。建て替え費用の500億円は、全て国からの借金だった。利息だけで30億円の支払いになり、とうてい診療収入だけで返せるはずはないが、その年から研究費などの補助金30億円が増えていた。
明かな補助金不正流用だったが、告発すれば補助金が打ち切られ、病院が潰れてしまう恐れがあった。
堤芯子(篠原涼子)はレジデント(研修医)をキャバクラ「年増園」に招いて話をきいた。レジデントは契約上、週に30時間勤務のアルバイト扱いで月給20万円だったが、実際には睡眠時間3時間程度しかない激務だった。訴えれば病院に居られなくなるため、レジテントは何も言えなかった。
ある日、堤芯子の母親・堤啄子(もたいまさこ)が倒れた。往診に来た医師が診断すると、腹を下しただけだった。堤芯子はゴミ箱に捨ててあったチョコパンの袋を見つめた。母親はチョコパンの食べ過ぎだった。
妹の堤みぞれ(山口紗弥加)は角松一郎(大泉洋)に、母親は堤芯子の大好きなチョコパンを買い溜めしていたが、素直に渡せず、自分で食べてしまったことを明かし、堤芯子の過去を話した。「黄金の豚-第3話のネタバレ」へつづく。