ごちそうさん-第48話のあらすじとネタバレ
東出昌大の父親が判明するNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第8週・第48話「ごめんなすって(御免なすって)」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさん-第48話のあらすじとネタバレ
卯野め以子(杏)は西門希子(高畑充希)に「どうやったら、ご飯が楽しい家になるのか、どうしたら、ならないのか。ちゃんと、その目で見て、考えてから、お嫁に行きなさい」と言ったものの、「お見合い止めるって言って、お姉さんが聞いてくれるわけないだろうし、お姉さんの顔を潰すわけにはいかないし」と悩んだ。
卯野め以子(杏)は、明日のお見合いのために帰宅した西門悠太郎(東出昌大)に相談しようとしたが、西門悠太郎(東出昌大)は見合いが終わると市役所に戻らなければならず、卯野め以子(杏)は「相談すると、巻き込んじゃうし、私が粗相をするしかないか」と決意した。
翌日、株仲間のご隠居・倉田の仲人により、西門家で紙問屋・三島家の息子とのお見合いが行われる。
西門希子(高畑充希)は紹介されても、うつむいたままで、挨拶をしないため、西門和枝(キムラ緑子)は「すんません。あがってもうて、顔も上げられんみたいです。すんません。奥手な子で」とフォローする。
すると、三島家の母は「口が立つ嫁ほど厄介な者もおまへんさかいに、ありがたいお話ですわ」と容認し、和やかな雰囲気で始まる。
しかし、お茶を飲もうとした三島家の母の手が止まる。西門和枝(キムラ緑子)が「ん?何か?」と尋ねると、三島家の母は「このお茶は危のうおまっせ」と言って湯飲みを見せた。
西門和枝(キムラ緑子)が湯飲みを見ると、湯飲みの縁が何カ所も欠けていた。西門和枝(キムラ緑子)は驚いて、「すんません」と謝り、隣の部屋で控えていた卯野め以子(杏)を呼んだ。
すると、卯野め以子(杏)は「あー。ごめん、ごめん。今、変えるね」と謝りながら、ドタバタと駆け寄ってくる。
三島家の父もお茶を飲もうとして、湯飲みのふたを取ると、「あっ」と声を上げた。
西門和枝(キムラ緑子)が「どないしましたん?」と驚くと、三島家の父は「虫がはいってまんがな」と呆れた。
卯野め以子(杏)は「じゃー、それも変えるね」と言って、三島家の父の湯飲みをお盆に乗せようとしたが、勢い余って三島家の息子にお茶を引っかけてしまい、見合いの場が大混乱する。
西門和枝(キムラ緑子)は「あんさん、何をやってはんの。もうええから、早よ、お茶を入れてきて」と言って卯野め以子(杏)を追い出す。卯野め以子(杏)は「いつもこうなんですよ。あはははは」と笑いながら部屋を出てき、襖を力一杯閉めた。
西門和枝(キムラ緑子)は「すんません。ほんまに、すんません」と謝ると、三島家の母は「おなごしさん(女中)を代えはった方が、よろしいんとちゃいますか?」と呆れた。
すると、西門悠太郎(東出昌大)は「おなごし(女中)とちゃいます。僕の家内でして」と教えた。
西門和枝(キムラ緑子)は「仕来りでしてな。1年間、嫁には、おなごし(女中)をしてもらいまんねん」と説明する。
三島家の母が「ほな、あの方は、いずれ親戚に?」と呆れると、西門和枝(キムラ緑子)は「今日はあがってるんやと思います。いつもは、よう出来た子で」と釈明した。
部屋を出て襖に聞き耳を立て卯野め以子(杏)は、三島家の母が呆れている事に喜んでいたが、西門和枝(キムラ緑子)が卯野め以子(杏)を褒めるため、「なんで今日だけ褒めるのよ」と悔しがった。
その後、卯野め以子(杏)は「お茶の神様、お塩の神様、ごめんなさい」と謝り、お茶に塩を入れようとしていると、2階から降りてきた西門静(宮崎美子)に見つかってしまった。
一方、見合いの席では、仲人の倉田が「お茶が遅いな。和枝ちゃん(キムラ緑子)、ちょっと見てきてくれるか?」と頼み、西門和枝(キムラ緑子)が部屋を出ると、台所から、西門静(宮崎美子)の話し声が聞こえてきた。
西門静(宮崎美子)が「水くさいな。そうなら。そうと言うてくれたらええのに。和枝ちゃん(キムラ緑子)の顔を潰すなんて、おもろいわ」と喜ぶと、卯野め以子(杏)は「だから言わなかったんです。お姉さんはお姉さんなりに希子ちゃん(高畑充希)の事を考えて、やってらっしゃるわけだし」と答えた。
卯野め以子(杏)の悪巧みを知った西門和枝(キムラ緑子)は、卯野め以子(杏)に「お茶はいいさかい。掛け軸を探すん、手伝ってくれます」と頼んで、卯野め以子(杏)を倉に連れて行く。
そして、卯野め以子(杏)が倉の中で掛け軸をさがしていると、西門和枝(キムラ緑子)は倉の戸を閉めて外から鍵をかけて立ち去り、卯野め以子(杏)を倉に閉じ込めた。
卯野め以子(杏)は他の出口を探すが、他に出口はなく、外へ通じるのは、天井付近にある格子窓だけだった。
卯野め以子(杏)は荷物を踏み台にして、格子窓へと手を伸ばしたが、足場にした荷物が崩れ、転倒してしまった。卯野め以子(杏)は起き上がり、崩れた荷物を直していると、1冊の写真が目がとまる。
一方、西門和枝(キムラ緑子)は自ら酌をして、三島家や仲人・倉田を接待する。西門和枝(キムラ緑子)は接待で見事にお見合いを軌道修正し、見合いは和やかなムードで進んだ。
しかし、西門希子(高畑充希)はうつむいたままで、お膳にも手を付けないため、三島家の母が「希子さん(高畑充希)は全然、手を付けてはらへんけど」と心配すると、西門和枝(キムラ緑子)は「胸がいっぱいなんよな」とフォローした。
西門悠太郎(東出昌大)が「希子(高畑充希)、なんかあるんか?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)は勇気を振り絞り、か細い声で震えながら、「ウチ、ウチのような者は、三島さんのような立派な家に相応しくないんやないかって」と縁談を断ろうとした。
しかし、三島家の息子は「ええわ。ええ子やな」と気に入り、三島家の母も「ほんまになぁ。今時、こんなに控えめなお嬢さんは居てはらへんわ」と感心した。
西門希子(高畑充希)は「ウチはほんまに、何の取り柄も」と縁談を断ろうとしていると、襖がバタンと開き、酔っ払った師匠・酉井捨蔵(近藤正臣)が「ごめん、なすって」と言って入ってきた。
仲人・倉田が「捨蔵はん(近藤正臣)、戻ってきましたんでっか」と驚くと、西門和枝(キムラ緑子)は目を見開いて「知りまへん。知りまへん。なんで?」と悲鳴を上げた。
激怒した西門悠太郎(東出昌大)が「出て行ってください」と言い、酉井捨蔵(近藤正臣)をつまみだそうとすると、酉井捨蔵(近藤正臣)は「父親に向かうて『出て行け』は、ないやろ。せっかく戻ってきたんやないかい」と言って手を振り払い、お膳にある酒を飲み出した。
そして、酉井捨蔵(近藤正臣)は、三島家の母と父の間に入ると、「早速ですけど、10円、貸してもらえまへんやろか。いや。もう、ほんと、手詰まりでございまして。娘も息子も冷たくて、小遣いもくれまへんのや。5円、5円でもよろしいわ」と頼んだ。
激怒した西門悠太郎(東出昌大)が酉井捨蔵(近藤正臣)の足を持って引っ張りだそうとすると、酉井捨蔵(近藤正臣)は急に気分が悪くなり、見合いの場でゲロを吐いてしまった。
酉井捨蔵(近藤正臣)のゲロにより、見合いはブチ壊しとなり、西門和枝(キムラ緑子)が「すんまへん。ほんまに、すんまへんでした」と三島家に平謝りするなか、三島家は激怒して帰って行く。
西門和枝(キムラ緑子)が仲人を務めた倉田にも平謝りすると、倉田は「ええがな、ええがな。後はワシが何とかするさかい。もう、頭上げて」と気遣った。
そこへ、出かけていた西門静(宮崎美子)が帰宅する。西門和枝(キムラ緑子)が謝罪しているので、西門静(宮崎美子)が西門悠太郎(東出昌大)に「どないしたん?」と尋ねたが、西門悠太郎(東出昌大)は何も答えなかった。
西門静(宮崎美子)が不思議そうに家に入ると、酉井捨蔵(近藤正臣)が大の字に成り、いびきをかいて寝ていた。
西門静(宮崎美子)は驚いて部屋を飛び出し、西門和枝(キムラ緑子)に「あれ、あれ、何?なんで?和枝ちゃん(キムラ緑子)が?」と動揺すると、西門和枝(キムラ緑子)は「知りまへん。ワテが呼びますかいな」と吐き捨てた。
西門静(宮崎美子)が「ほな、誰が?」と驚くと、西門和枝(キムラ緑子)は血相を変えて倉へと向かった。
西門和枝(キムラ緑子)は倉を開け、「あんさんが、あの男を呼びはったんか?」と問い詰めると、写真を見ていた卯野め以子(杏)は「あの、お父さんは亡くなられてるんですよね?」と尋ねた。
そして、卯野め以子(杏)は写真を見せ、「私、この人のことを知ってるんですけど」と告げると、西門和枝(キムラ緑子)はもの凄い形相で卯野め以子(杏)を睨み付けた。
卯野め以子(杏)が見ていた写真には、若かりし日の西門静(宮崎美子)と酉井捨蔵(近藤正臣)の2人が写っていた。
こうして、卯野め以子(杏)は、この家の本当の歴史を、この家に起こった出来事の確信を知ることになるのであった。
「ごちそうさん-第9週・第49話のあらすじとネタバレ」へ続く。