首都綜合警備保障

長瀬智也が波岡一喜を拷問するTBSの3億円事件ドラマ「クロコーチ」の第8話「3億円現れる」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「クロコーチ・第8話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■クロコーチ・第8話のあらすじとネタバレ後編
部屋を出た黒河内圭太(長瀬智也)が電話に出ると、清家真代(剛力彩芽)が「杉隆太郎(阿部亮平)が、制服をクリーニングに出しているのを見つけました。首都綜合警備保障と書いてます。おそらく、この会社が杉隆太郎(阿部亮平)の表の仕事だと思います」と報告した。

すると、黒河内圭太(長瀬智也)は「はい、3億円の出口が確定」と言って電話を切り、部屋へと戻った。

黒河内圭太(長瀬智也)は部屋に入ると、組長・赤松英二(波岡一喜)に「桜吹雪会の窓口って、警備会社じゃないの?正直に教えてくれないと、アンタが裏切ったってチクッちゃうよ。首都綜合警備保障さんに」と告げる。

高宮(須田邦裕)が「そこは、この間の?」と尋ねると、黒河内圭太(長瀬智也)は「そう。この間、杉(阿部亮平)が暴れてた会社。知っている?今朝、死体で見つかった人だ。全身28カ所の骨を折られて、12カ所の関節を外され、内臓破裂で肺に血が溜まって溺れ死んだらしいよ」と教えた。

それを聞いた組長・赤松英二(波岡一喜)が動揺すると、黒河内圭太(長瀬智也)は電話をかけ、「あ、首都綜合警備保障さんですか?」と尋ねた。

すると、組長・赤松英二(波岡一喜)が「分かった。話すから、止めてくれ」と叫び、全てを話した。

組長・赤松英二(波岡一喜)によると、桜吹雪会の窓口は首都綜合警備保障で、赤羽組はマネーロンダリングの道具にされているのだという。

黒河内圭太(長瀬智也)が「3億円は今、どれくらいになっているんだよな。5倍だとして15億。10倍だとして30億」と言って、組長・赤松英二(波岡一喜)が縛り付けられている椅子にドスを突き刺すと、組長・赤松英二(波岡一喜)は悲鳴を上げて「桁が1つ違います。300億はあると聞いてます」と答えた。

黒河内圭太(長瀬智也)が「300億ね。それだけの大金なら、他にもマネーロンダリングに関わっている人間が居るんじゃね?」と尋ねると、組長・赤松英二(波岡一喜)は「はい、少し前に殺しで捕まった綾川(加藤虎ノ介)って男です」と答えた。

それを聞いた高宮(須田邦裕)は「眞之輔(加藤虎ノ介)が?アイツ」と怒りをにじませる。

黒河内圭太(長瀬智也)が「で、その金は今どこにあるの?警備会社の社長室?」と尋ねると、組長・赤松英二(波岡一喜)は「だと思います。でも、アンタがどう頑張っても、金庫は開けられないと思いますよ」と答えた。

黒河内圭太(長瀬智也)が「鍵は?」と尋ねると、組長・赤松英二(波岡一喜)は「噂じゃ、社長の加賀も鍵を持ってないって」と答えた。

黒河内圭太(長瀬智也)は「やっぱり、桜吹雪会のトップはあの人だから、警備会社の事もあの人に聞くしかないか」と、つぶやいた。

一方、清家真代(剛力彩芽)は上司に、杉隆太郎(阿部亮平)が首都綜合警備保障の社員だったことを報告する。

そして、清家真代(剛力彩芽)が「警備会社を調べれば、最近の足取りが分かるんじゃないでしゅうか?」と意見すると、柿崎清彦(利重剛)が「上の判断に任せよう。絶対に勝手な真似はするな」と厳命して立ち去った。

すると、牛井孟(小市慢太郎)が「清家さん(剛力彩芽)は知らないかもしれませんが、首都綜合警備保障は警察の天下り先で、ミスター公安が設立したんです。城尾さんという方です」と教えた。

清家真代(剛力彩芽)は、遠藤剛史(山本學)の部屋に飾られていた写真を思い出し、「そういうことでしたか」と納得した。

その後、清家真代(剛力彩芽)は黒河内圭太(長瀬智也)に会い、「最初から、あの警備会社が出口だと睨んでたんですよね」と尋ねると、黒河内圭太(長瀬智也)は「正解。桜吹雪会の創設者も、首都綜合警備保障の創設者も、城尾って人だったからね」と答えた。

黒河内圭太(長瀬智也)は「ただ、乗り込む前に確かめておかないといけない事がある。首都綜合警備保障の社長は加賀って人なんだけど、どうやら、上にもう1人居るようなのよ」と教えた。

清家真代(剛力彩芽)が「沢渡さん(渡部篤郎)ですか?」と尋ねると、黒河内圭太(長瀬智也)は「たぶん正解。また、会ってくるよ。嫌だけどね」と答えた。

その後、黒河内圭太(長瀬智也)は沢渡一成(渡部篤郎)に接見し、「あの3億円は増やしてたんですね。綾川眞之輔(加藤虎ノ介)と赤羽組を使って。でも、100倍になってたとはね。どうやって、そんなに増やしたんですか?」と尋ねると、沢渡一成(渡部篤郎)は以外にもアッサリと話し出した。

城尾は、警察官の待遇を充実するため、3億円を増やすことにした。そこで、3億円をヨーロッパに持ち出し、浅間山荘事件を起こした犯人の仲間(連合赤軍)に3億円を提供した。

そして、連合赤軍がテロリストを相手にした武器の売買で資金を増やすると、城尾は各国の対テロ組織にテロリストの情報を密告し、連合赤軍やテロリストを壊滅させ、資金を回収した。

その後、城尾は航空会社の社長に架空の融資話を持ちかけた。この架空融資事件がロッキード事件に繋がっているのだという。

さらに、戦後にGHQのマッカーサーが国民から巻き上げた金や貴金属が大蔵省に眠っているというM資金の正体は、3億円事件で増えたお金だった事が明かした。結局、45年間で3億円事件の3億円は、350億円に増えたのだという。

それを聞いた黒河内圭太(長瀬智也)は「アンビリだなー」と驚くと、沢渡一成(渡部篤郎)は「良い演技ですね。そのくらいのことは彼女から聞いてたんでしょ」と告げた。

黒河内圭太(長瀬智也)はニヤリと笑うと、「で、警備会社ごと、貴方が引き継いだんでしょ。桜吹雪会が身内まで殺すようになったのは、金が大きく成り過ぎたせい?それとも、貴方がトップになったから?でも、それはまた今度。それより、鍵はどこにあるんですか?」と尋ねた。

黒河内圭太(長瀬智也)が「まさか、檻の中に持ってきてるんですか?」と尋ねると、沢渡一成(渡部篤郎)は拳銃の再鑑定書を見せ「不起訴処分で釈放されることになりました」と告げた。

検事の越後弥太郎(板尾創路)は黒河内圭太(長瀬智也)に弱みを握られ、再鑑定結果を隠していたが、上司からの圧力を受けて再鑑定結果を提出し、不起訴処分を決定していたのだ。

黒河内圭太(長瀬智也)が「越後検事(板尾創路)は負けちゃいましたか」と頭をかくと、沢渡一成(渡部篤郎)は「さんざん、邪魔をしていただいて、ありがとうございました」と礼を言った。

沢渡一成(渡部篤郎)が「鍵はどうやって、私から奪うつもりですか?」と尋ねると、黒河内圭太(長瀬智也)は「考えておきますよ。次は外でお待ちします」と言って笑った。

その後、沢渡一成(渡部篤郎)が不起訴処分で釈放され、記者会見を行う。一方、事件を担当していた検事・越後弥太郎(板尾創路)は、検事室の机にもたれて死んでいた。毒を飲んで自殺したようだ。

一方、黒河内圭太(長瀬智也)は清家真代(剛力彩芽)を連れて、首都綜合警備保障を訪れると、「正義感の溢れるこの顔が行ったら、社長を警戒させるでしょ。そこで、君に秘策を授けよう」と言い、清家真代(剛力彩芽)1人で社長・加賀広樹(戸次重幸)と面会させた。

清家真代(剛力彩芽)が社長室を訪れると、社長・加賀広樹(戸次重幸)は清家真代(剛力彩芽)を歓迎し、杉隆太郎(阿部亮平)と交わした雇用契約書を見せた。

この契約書では、杉隆太郎(阿部亮平)は2012年8月1日に採用されたが、翌日の8月2日に退社していた。

清家真代(剛力彩芽)が「杉隆太郎(阿部亮平)はどのようにして、御社に採用されたのでしょうか?」と尋ねると、社長・加賀広樹(戸次重幸)は「さぁ、普通に面接を受けたんじゃないですか?弊社は警察出身者の採用を優先しますから」と答えた。

清家真代(剛力彩芽)は「杉隆太郎(阿部亮平)に内縁の妻が居たことをご存じですか?その人の証言によると、杉隆太郎(阿部亮平)は警察を辞めた後、ある人から電話があり、御社へ誘われたそうです」と話した。

社長・加賀広樹(戸次重幸)が「誰に誘われたんでしょうか?」と尋ねると、清家真代(剛力彩芽)は「前神奈川県知事の沢渡一成(渡部篤郎)です」と答えた。

社長・加賀広樹(戸次重幸)が「本当ですか?」と尋ねると、清家真代(剛力彩芽)は「本当です。ですから、1日でこちらを辞めるとは考えにくいので、さらに詳しい資料を探してください」と頼んだ。

社長・加賀広樹(戸次重幸)が笑顔で「分かりました」と引き受けると、清家真代(剛力彩芽)は「下で待たせていただきます」と頼み、社長室を出た。

これが、黒河内圭太(長瀬智也)が清家真代(剛力彩芽)に授けた秘策だった。清家真代(剛力彩芽)は「私に嘘を付けというのですか?」と反対したが、黒河内圭太(長瀬智也)は「真実を知るためでしょう」と言って秘策を押しつけたのだ。

さて、社長室を後にした清家真代(剛力彩芽)は、1階へと降りると、黒河内圭太(長瀬智也)が居なかった。

そのころ、黒河内圭太(長瀬智也)は地下駐車場に止めた車の中で待機していた。

すると、鞄を持った社長・加賀広樹(戸次重幸)が現れ、車に乗り込む。

黒河内圭太(長瀬智也)は備考するために車を走らせようとしたが、車の前を女性が横切ったため、急ブレーキをかけた。

黒河内圭太(長瀬智也)は「ひいてないよね」と言って車を降りると、車の前に女性が倒れていた。

黒河内圭太(長瀬智也)が「あれ?受付のお姉さん?」と言って駆け寄ると、倒れていた女性は持っていたスタンガンを黒河内圭太(長瀬智也)の首に押しつけた。

一方、清家真代(剛力彩芽)は、沢渡一成(渡部篤郎)が首都綜合警備保障に入ってきたため、驚いて黒河内圭太(長瀬智也)に電話をかけたが、電波が繋がらなかった。

首都綜合警備保障に入った沢渡一成(渡部篤郎)は、社長室へと入るが、社長の加賀広樹(戸次重幸)は居なかった。沢渡一成(渡部篤郎)は部屋の隅にある金庫を開けるが、金庫には何も入っていなかった。

沢渡一成(渡部篤郎)は「おかしいですね。秩序が乱れ始めましたね」と、つぶやいた。

さて、黒河内圭太(長瀬智也)が気づくと、椅子に縛り付けられており、目の前に高橋秀男(森本レオ)が立っていた。

黒河内圭太(長瀬智也)は「元々の3億円を結局は、貴方が取り返したってことですよね。つまり、入口と出口は一緒になった。最初に手に入れたのは貴方、最後に手に入れたのも貴方。少年S、いや、元・沢村英人さん」と告げる。

高橋秀男(森本レオ)は「せっかくですから、全部、お話ししましょうか?私の歴史も含めて全部。貴方が私の仲間に加わってくれるのであれば、全部、お話ししますよ」と答えた。

すると、黒河内圭太(長瀬智也)は「いいですね。だって、45年前も本当は仲間が居たんでしょ。3億円の強奪には仲間が居た」と告げたのであった。

クロコーチ・第9話のあらすじとネタバレ」へ続く。

ドラマ「クロコーチ」の原作と主題歌は「クロコーチの原作と主題歌」をご覧ください。

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