ごちそうさん-第55話のあらすじとネタバレ

天神祭が始まるNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第10週・第55話「祭りのハーモニー」のあらすじとネタバレです。

ごちそうさん-第9週・第54話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第54話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第55話のあらすじとネタバレ
卯野め以子(杏)は西門家を追い出されたが、西門静(宮崎美子)と西門和枝(キムラ緑子)の2人は直接対決で疲れ果てたため、卯野め以子(杏)の帰宅を容認した。

卯野め以子(杏)が父・酉井捨蔵(近藤正臣)に会いに行くことは許されたが、依然として西門家と酉井捨蔵(近藤正臣)のわだかまりを抱えたままだった。

卯野め以子(杏)は、「みんなの気持ちを何時かは溶かしたい」と思いながら、大阪で初めての夏を迎えた。

ある日、卯野め以子(杏)が魚屋を訪れると、魚屋の店主・銀次がハモの骨切りをしていた。

卯野め以子(杏)が「忙しそうですね」と声をかけると、店主・銀次は「もうすぐ天神祭や。天神祭のご馳走と言ったらハモやからな」と教えてくれ、ハモの湯引きを見せてくれた。

ハモの湯引きを見た卯野め以子(杏)が「わー。綺麗」と喜ぶと、店主・銀次は「ハモのご馳走を作って、天神さんのお渡りを待つんや」と教えてくれた。

卯野め以子(杏)は「お渡り?」と尋ねると、店主・銀次は「獅子舞やなんや、祭りの行列のことや。家族みんなでお獅子が回ってくるの待つんや」と教えてくれた。すると、卯野め以子(杏)は「家族みんなで?」と興味を示した。

その後、帰宅した卯野め以子(杏)は、西門家の仏壇に手を合わせ、「天神祭で、家族みんなでお獅子が見られますように。お願いします」と頼んだ。

さて、部屋で手紙を読んでいた西門静(宮崎美子)は、手紙を読み終えると、手紙を折りたたみ、包み紙に戻して、机の上に置いた。机の上には、古い写真が置いてあった。その写真は、芸者時代の西門静(宮崎美子)の写真だった。

そして、西門静(宮崎美子)が三味線を持って1階へ降りると、卯野め以子(杏)と西門希子(高畑充希)の2人が台所で話ながら、何かをしていた。西門静(宮崎美子)は2人の話に聞き耳を立てる。

西門希子(高畑充希)が「天神祭にお父さんを?」と驚くと、卯野め以子(杏)は「そう、『一緒にお家で、お獅子を待ちませんか』って。今日、師匠にね、話してみようかと思って」と答えた。

西門希子(高畑充希)が「本気で言うてはります?」と驚くと、卯野め以子(杏)は「お祭りだし、1日くらい…駄目?1日だけ、全部を忘れて、美味しいハモを食べてさ」と話した。

すると、話を聞いていた西門静(宮崎美子)が「あの人(近藤正臣)の所へ行くの?」と声をかけた。卯野め以子(杏)は「あっ、はい。様子見に行くのは良いって」と答えた。

西門静(宮崎美子)が「あれは、ほんまなん?あの人(近藤正臣)が家の事を気にしてるって」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「本当です。本当ですよ。師匠(近藤正臣)は、本音では戻ってきたいんですよ」と答えた。

西門静(宮崎美子)が「あの人(近藤正臣)がそう言うたん?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「まぁ、私の考えなんですけど。なんなら、一緒にいらっしゃいません?きっと、お静さん(宮崎美子)も、『お父さんが生まれ変わったんだ』って思いますよ」と誘った。

すると、西門静(宮崎美子)は台所にあった包丁を手に取り、「あんなぁ。修羅場になってもええの?」と尋ねた。それを見て顔が引きつる卯野め以子(杏)。その後、西門静(宮崎美子)が三味線を持って家を出ていく。

さて、台所に残った卯野め以子(杏)が「お静さんは芸者だったのよね?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)は「そうです。千代菊と言って、ブロマイドが出回るほどの人気者だったそうです」と教えた。

卯野め以子(杏)が「それをお父さんが入れあげて、辞めさせて、挙げ句の果てにポイッ」と呆れると、西門希子(高畑充希)は「さすがに『恨むな』と言う方が無理やと思います」と答えた。

そして、西門希子(高畑充希)が「お父さんは、どんな所に暮らしてるんですか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は本当の事を言うのにためらい、「まぁ、行こうか」と答えた。

その後、卯野め以子(杏)は西門希子(高畑充希)を連れて酉井捨蔵(近藤正臣)の長屋を訪れる。長屋の前で酉井捨蔵(近藤正臣)ら大勢が集まって、何かを焼いて食べており、賑やかにしていた。

卯野め以子(杏)が「昼からご機嫌ですね」と声をかけると、酉井捨蔵(近藤正臣)は「もうすぐ天神祭やからな」と答えた。

卯野め以子(杏)が「そのことなんですけど、お父さん。天神さんの日にウチにいらっしゃいませんか?」と誘うと、酉井捨蔵(近藤正臣)は動揺して目をそらす。すると、視線の先に西門希子(高畑充希)が居た。

酉井捨蔵(近藤正臣)が西門希子(高畑充希)に気づき、ゆっくりと西門希子(高畑充希)に近づくと、西門希子(高畑充希)は「お父さん、お見合いの時は、どうも」と礼を言う。

酉井捨蔵(近藤正臣)が「あんた、娘によく似てる」と驚くと、西門希子(高畑充希)は「娘です」と不思議そうに答えた。

酉井捨蔵(近藤正臣)は動揺しながら「分かってるがな。冷たい、お…お…お茶でも飲まんか?」と言って、2人を部屋に上げた。

一方、西門静(宮崎美子)が置屋で三味線の指導を終えると、置屋の女将が「千代菊(宮崎美子)、ちょっとお茶飲んでいき」と誘った。

女将が「正蔵はん(近藤正臣)、戻ってきはったんやって?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は「戻ってきたというか、ミナミに居ったんです」と答えた。

すると、女将は「いっぺん、顔を見に行ってやったら、どうや?天神祭やし、仲直りしやすいんとちゃうか」と告げた。

その後、置屋を出た西門静(宮崎美子)は、「ええか。天神祭やしな」と自分を納得させた。

さて、酉井捨蔵(近藤正臣)の部屋では、芸者が三味線を弾き、宴会が始まっていた。

卯野め以子(杏)が隙を見て天神祭に誘おうとするが、酉井捨蔵(近藤正臣)は逃げ、三味線に乗って踊り始めた。

卯野め以子(杏)が「もう、お父さん」と不満を漏らすと、芸者が「今日は何を言う手もアカンと思うよ。今度にしとき」と卯野め以子(杏)を諭した。

卯野め以子(杏)は不満そうにご飯を食べ、酉井捨蔵(近藤正臣)はご機嫌で芸者と戯れる。

西門静(宮崎美子)は長屋の塀から顔を出し、芸者と戯れている酉井捨蔵(近藤正臣)をジッと見ていた。

さて、西門悠太郎(東出昌大)が市役所で図面を引いていると、タスキをした大村宋介(徳井優)が「5…4…3…2…1…、5時やー。今年も来た来た来ましたよ」と叫んだ。

そして、大村宋介(徳井優)は、図面を引いている西門悠太郎(東出昌大)に「何を仕事してるねん、赤門(東出昌大)。早う片付けろ、行くぞ」と命じる。

西門悠太郎(東出昌大)が「どこへ行くんですか?」と尋ねると、大村宋介(徳井優)は「手伝いや。これから1週間、天神祭のお手伝いや」と答えた。

一方、西門和枝(キムラ緑子)が株仲間の倉田に「ワテに何か、ええ縁がありませんかいな。ありませんわな、この年で」と相談して、溜息をついていた。

そこへ、倉田の使用人が慌ててやってくる。倉田は使用人から受け取ったメモを見ると、「和枝ちゃん(キムラ緑子)、これ」と驚いた。

西門和枝(キムラ緑子)が購入した米富紡績の株価が、190円20銭から286円25銭まで暴騰しており、うなぎ登りで株価があがっているらしい。

メモをみた西門和枝(キムラ緑子)は悲鳴を上げて喜び、「とりあえず、顔を洗ってきます」と言って、トイレに駆け込んだ。

その日の夜、夕食を準備を手伝う西門希子(高畑充希)が、卯野め以子(杏)に「お父さん、気にはしてても、やっぱり家には戻りたく無いんじゃないですか?」と告げた。

卯野め以子(杏)が「どうして?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)は「戻っても針のムシロやないですか。あそこでああやって暮らして、ちい姉ちゃん(杏)が時々、様子を見に来てくれるのが一番良いと思ってるんと違いますか」と答えた。

そのころ、楽しそうに話している家族が、酉井捨蔵(近藤正臣)の家の前を通る。酉井捨蔵(近藤正臣)は楽しそうな家族を見ながら、卯野め以子(杏)が持ってきてくれた差し入れを1人で寂しそうに食べていた。

さて、西門家では、西門静(宮崎美子)が西門悠太郎(東出昌大)と室井幸斎(山中崇)に両脇を支えられて帰宅する。西門静(宮崎美子)はベロベロに酔っており、家に着くなり、座敷に倒れ込む。

卯野め以子(杏)が「どうしたの?」と驚くと、座敷に倒れ込んだ西門静(宮崎美子)が「ハモニカ」とつぶやいたのであった。

ごちそうさん-第10週・第56話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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