ごちそうさん-第56話のあらすじとネタバレ
キムラ緑子に恋人が発覚するNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第10週・第56話「祭りのハーモニー」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレまとめは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさん-第56話のあらすじとネタバレ
酔っ払って帰ってきた西門静(宮崎美子)は、座敷に上がると、「ハーモニカ」とつぶやき、倒れ込むように寝てしまった。
卯野め以子(杏)が「どうしたの?」と驚くと、室井幸斎(山中崇)が「ネタ探しに酒場をウロウロしてたら、偶然にお静さん(宮崎美子)を見つけて。前から、話を聞いてみたかったし、飲みながら話してたら、ついつい、飲み過ぎちゃって」と話した。
卯野め以子(杏)が「どういう話をしたの?」と尋ねると、室井幸斎(山中崇)は「ほとんどはお父さんの悪口かな」と言って、酒場での出来事を話した。
室井幸斎(山中崇)が「そろそろ、帰りましょうか」と言って切り上げようとすると、酔っ払った西門静(宮崎美子)は「ハモニカ」と言い出した。
たまたま、居酒屋には流しが忘れていったハモニカがあったため、ハモニカを借りて西門静(宮崎美子)に渡したのだが、西門静(宮崎美子)は「こんなんと違う」と言ってハモニカを投げつけてしまったのだという。
卯野め以子(杏)が「すいませんでした」と謝ると、室井幸斎(山中崇)は「いいの、いいの。それより、大阪には楽器以外にもハモニカと呼ばれる物があるの?」と尋ねた。
卯野め以子(杏)は「なんでしょうね」と言って首をかしげた。酔っ払って寝ている西門静(宮崎美子)は寝言で「ハモニカ」とつぶやく。
翌朝、朝食が始まるが、西門静(宮崎美子)は二日酔いで起きてこられなかった。
さて、西門希子(高畑充希)はニコニコしながら朝食を食べており、卯野め以子(杏)と西門悠太郎(東出昌大)と西門和枝(キムラ緑子)は不気味がる。
みんなの手が止まっているので、西門静(宮崎美子)が「どないしたん?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)が「笑ろたから、お姉ちゃんが」と答えた。
西門静(宮崎美子)は「ワテはいつもニコニコしとりますがな。人聞きが悪いことを言わんとって。それよりも、あの人は具合、どうや?えらい飲んできたんやろ。汁物をぎょうさん、持って行ってあげ。深酒には汁物が一番やからな」と気遣うと、卯野め以子(杏)は耳を疑いながらも、「はい」と引き受けた。
卯野め以子(杏)と西門悠太郎(東出昌大)と西門和枝(キムラ緑子)の3人は、何が起きたのか状況が理解できず、お互いに視線を合わせた。
その後、卯野め以子(杏)が西門静(宮崎美子)の部屋に汁物を運ぶと、西門静(宮崎美子)は「気が利くやん」と喜んで汁物を飲む。
そこで、卯野め以子(杏)は「そうだ。ハモニカって何ですか?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は動揺しながら「なんで?」と尋ね返した。
卯野め以子(杏)が「昨日、酔っ払って『ハモニカを出せ』って。覚えてません?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は「そんなこと、いつ言うたん?…あれやん。楽器の」と言って誤魔化した。
卯野め以子(杏)が「そうじゃ無いって仰ってましたよ」と答えると、西門静(宮崎美子)は「ほな、何やろな」と答えてシラを切った。
そこで、卯野め以子(杏)が「あと、お父さん(近藤正臣)の事なんですけど」と話題を変えると、西門静(宮崎美子)は汁物を途中で切り上げ、「もう寝とくわ」と言い、布団に潜ってしまった。
さて、西門希子(高畑充希)が喫茶店「馬介」の手伝いに行くと、室井幸斎(山中崇)が出かけるところだった。
西門希子(高畑充希)が「どこへ行くんですか」と尋ねると、堀之端桜子(前田亜季)が「ハモニカのことを調べるんだって。小説の為だか、単なる興味かは知らないけど」と教えた。
堀之端桜子(前田亜季)が「め以子(杏)は?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)が「室井さん(山中崇)と同じです」と答えた。
一方、卯野め以子(杏)がぬか床をかき混ぜながら「ハモニカ」の事を考えていると、泉源太(和田正人)が「昨日、お前の所のお母さん(宮崎美子)、ベロベロになったらしいやん」と尋ねた。
卯野め以子(杏)は「そうなのよ。ねえ、源ちゃん(和田正人)、ハモニカって何かあるかな?楽器以外で」と尋ねると、泉源太(和田正人)は「うーん。肉のアバラをハモニカって言う人も居るって聞いたことあるけど」と教える。
卯野め以子(杏)が「え?え?そうなの?」と驚くと、肉屋の大将が「タレに漬け込んで焼いたら美味いんやぞ」と言って、アバラ肉を見せてくれた。
すると、肉屋の女将が「でも、魚でもあるんちゃうかな。メカジキいう魚のな、背びれの所をハモニカって呼ぶって聞いたことあるで。食べてる格好がハモニカを吹いているように見えるんやって」と教えた。
卯野め以子(杏)は魚の背びれにかぶりつく真似をして、「ああ。へー」と納得して感心した。
さて、帰宅した卯野め以子(杏)は、メカジキの背びれを煮込み、アバラ肉をタレにつけ込み、「お静さん、喜ぶだろうな」と言い、西門静(宮崎美子)の笑顔を想像して嬉しくなった。
その日の夜は、西門静(宮崎美子)と西門希子(高畑充希)の2人だけの夕食だった。
西門静(宮崎美子)は、お膳に乗っている料理を見て、「何、これ?」と尋ねた。
卯野め以子(杏)が「え?ハモニカですけど」と説明すると、西門静(宮崎美子)が怪訝な顔で卯野め以子(杏)を見た。
卯野め以子(杏)が「あれ?違いました?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は「こういうの止めてくれるかな。酔った時の事なんて蒸し返されたくないのが分からんか」と叱りつけた。
一方、西門悠太郎(東出昌大)は天神祭の手伝いで扱き使われた後、みんなで居酒屋に寄っていた。課長の藤井耕作(木本武宏)は、嫁と姑との間に挟まれて苦労しているため、帰宅するより、天神祭の重労働の方がマシなのだという。
藤井耕作(木本武宏)の苦労話も一段落したところで、お開きとなり、西門悠太郎(東出昌大)らが居酒屋を出ると、西門悠太郎(東出昌大)は見てはいけないものを目撃してしまう。
その後、西門悠太郎(東出昌大)は放心状態で帰宅した。卯野め以子(杏)が声をかけても、西門悠太郎(東出昌大)は、ただ立ち尽くしているだけだった。
卯野め以子(杏)が不思議がりながらも台所仕事に戻ると、西門悠太郎(東出昌大)が「今日は夜、要らんって、姉さん。外で会って」と話した。
卯野め以子(杏)が「あ、そう」と聞き流すと、西門悠太郎(東出昌大)が「姉さん、逢い引きしとった」と話した。
卯野め以子(杏)が「へー」と聞き流すと、西門悠太郎(東出昌大)が「ビックリしないんですか?」と驚いた。
卯野め以子(杏)が「だって、逢い引きって、株をやってるって事でしょ?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は真顔で「ほんまの逢い引きです」と答えた。すると、卯野め以子(杏)と西門希子(高畑充希)は「えー」と驚いた。
西門悠太郎(東出昌大)は居酒屋を出たとき、男性と一緒に歩いてくる西門和枝(キムラ緑子)と出会った。
すると、西門和枝(キムラ緑子)は西門悠太郎(東出昌大)に、「なんや、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして」と笑い、男性を紹介した。
男性は、安西真之介(古舘寛治)と言い、京都帝国大学で経済を教えている教授だった。西門和枝(キムラ緑子)は安西真之介(古舘寛治)から株を教えてもらい、安西真之介(古舘寛治)は東京から来たばかりなので、西門和枝(キムラ緑子)から大阪のことを教えて貰っているのだという。
課長・藤井耕作(木本武宏)が「どうやって知り合ったんですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「北浜の店でな、私がトイレから出たら、ハンカチを無くした先生が往生してはって」と出会った切っ掛けを話した。藤井耕作(木本武宏)は「えらい、臭い仲ですな」と2人を冷やかす。
西門悠太郎(東出昌大)からその話を聞いた卯野め以子(杏)と西門希子(高畑充希)は、口に手を当てて考え込む。
西門悠太郎(東出昌大)は「ご機嫌の理由は、これやったんじゃないですか?」と気づくと、卯野め以子(杏)は「あっ、朝の思い出し笑い」と言い、西門和枝(キムラ緑子)の笑顔を思い出すと、悪寒が走った。
その後、3人は、西門和枝(キムラ緑子)の逢い引きを西門静(宮崎美子)に教えるか、教えないか、で相談した。
卯野め以子(杏)が「お静さんに言うの?」と驚くと、西門悠太郎(東出昌大)は「まだ早いでしょうか?僕はこういう分野に詳しくないので」と困った。
卯野め以子(杏)は「しっかりしてよ」と呆れると、西門悠太郎(東出昌大)は「ここは女性の意見を」と言い、卯野め以子(杏)らの判断に任せようとしたが、結論は出ず。とりあえず、西門静(宮崎美子)の機嫌が直るまで、秘密にしておくことにした。
翌朝、みんな揃って朝食を取る。秘密を知ってしまった卯野め以子(杏)・西門悠太郎(東出昌大)・西門希子(高畑充希)の3人は西門和枝(キムラ緑子)を盗み見て様子をうかがう。
西門和枝(キムラ緑子)は、いつもよりお淑やかに食べており、どことなく、女らしくなっていた。
そのようななか、西門静(宮崎美子)が西門和枝(キムラ緑子)に「あんた、男で来たやろ」と告げたのであった。
「ごちそうさん-第10週・第57話のあらすじとネタバレ」へ続く。