原作漫画「失恋ショコラティエ」のあらすじとネタバレ感想文
嵐・松本潤が主演するドラマ「失恋ショコラティエ」の原作となる水城せとなの漫画「失恋ショコラティエ」(1巻から7巻)のあらすじとネタバレ読書感想文のネタバレ感想編です。
このページには原作漫画「失恋ショコラティエ」のあらすじやネタバレが含まれています。原作漫画「失恋ショコラティエ」のあらすじやネタバレを知りたくない人は、ネタバレ感想文の閲覧にご注意ください。
■失恋ショコラティエのネタバレ感想文
水城せとなの漫画「失恋ショコラティエ」が嵐・松本潤の主演でドラマ化されるため、原作となる水城せとなの漫画「失恋ショコラティエ」を読んだ。
私が「失恋ショコラティエ」と聞いて思い出したのが、清水健太郎のヒット曲「失恋レストラン」だ。
清水健太郎の「失恋レストラン」は1976年の曲なので当時の事は知らないが、清水健太郎が逮捕される度にワイドショーで「失恋レストラン」が流れるため、清水健太郎の「失恋レストラン」は、すっかり、私の思い出の曲である。(注釈:清水健太郎は7度、逮捕されている)
だから、私は原作漫画「失恋ショコラティエ」を読む前に、清水健太郎の「失恋レストラン」の歌詞をイメージしたので、原作漫画「失恋ショコラティエ」を淡く切ない純情な恋愛漫画だと思って読み始めた。
しかし、原作漫画「失恋ショコラティエ」は、イケメン・ショコラティエの小動爽太が人妻と不倫する禁断の愛系の漫画だった。
なんと、漫画「失恋ショコラティエ」の第1巻・第1話で、片思いの相手・サエコ(吉岡紗絵子)が結婚し、人妻になってしまうのである。
主人公の小動爽太は、人妻になったサエコ(吉岡紗絵子)を落とすため、恋の駆け引きをするのだが、その一方で、モデルの加藤えれなとセックスフレンドになる。
私は倫理観や貞操観から、主人公の小動爽太とサエコ(吉岡紗絵子)の恋を応援出来なかったし、感情移入も出来なかったが、漫画としては楽しめた。
さて、心理学では、食欲と性欲には綿密な関係があるとされる。また、一説によると、チョコレートなど一部の食べ物は性欲を高める効果があるとされている。
だから、何よりもチョコレートが大好きなサエコ(吉岡紗絵子)は、恋多き女であり、小悪魔女子なのかもしれない、と思った。
その小悪魔女子・サエコ(吉岡紗絵子)は、ただチャラチャラと男を誘惑しているのではなく、囲碁や将棋と同じように、恋愛というゲームに対して真面目に努力しているようだ。
確かに、囲碁や将棋にプロが居るように、恋愛というゲームにプロが居ても良いと思う。
ただ、囲碁や将棋などのゲームにはルールがあり、そのルールの中で行われる。だから、恋愛がゲームなのであれば、恋愛にもルールがあり、そのルールの中で行われるべきである。
不倫や二股が、恋愛のルール的にセーフなのか、アウトなのか。それは私には分からないが、漫画「失恋ショコラティエ」では何らかの結論が出るのだと思う。だから、今後の展開を楽しみにし、漫画「失恋ショコラティエ」の最終回と結末を楽しみにしたい。
さて、ショコラティエとなった小動爽太は、人妻になったサエコ(吉岡紗絵子)を相手に恋の駆け引きを始めた。「飴とムチ」という言葉があるが、小動爽太はショコラティエなので、さしずめ「チョコとムチ」である。
小動爽太はウジウジしているので、とても恋愛上手とは思えないが、「チョコとムチ」作戦によってサエコ(吉岡紗絵子)を落とすことに成功した。
そして、小動爽太は第7巻で憧れのサエコ(吉岡紗絵子)とまぐわい、肉欲の果てに昇天し、サエコ(吉岡紗絵子)への思いを成し遂げる。
小動爽太はサエコ(吉岡紗絵子)に振られたとき、「セックスをしていないから、付き合っていない」という理屈で彼氏だったことすら否定された。
そのサエコ(吉岡紗絵子)理論で言えば、小動爽太は原作漫画「失恋ショコラティエ」の第7巻で肉体関係を結んだため、サエコ(吉岡紗絵子)と交際したことになり、サエコ(吉岡紗絵子)の彼氏に昇格したことになる。
小動爽太は念願が成就して人妻・サエコ(吉岡紗絵子)の彼氏に昇格したのだから、原作漫画「失恋ショコラティエ」は最終回へと向かってストリーが収束していくのかと思ったが、最終回へ向かうという雰囲気では無い。
ということは、小動爽太の終着点は人妻サエコ(吉岡紗絵子)との愛欲の奥に、新たなるストリーがあるのだろうか。
間男と人妻との不倫にハッピーエンドな結末は想像できない。だから、小動爽太とサエコ(吉岡紗絵子)の不倫の結末はバッドエンドになると思う。ただ、結末までに居たる紆余曲折の中で、どのような心理描写がなされるのだろうか。その点に注目したい。
さて、原作漫画「失恋ショコラティエ」に登場する人物の中で、私が最も注目したのは、ショコラ専門店「ショコラヴィ」の従業員・井上薫子である。
小悪魔女子のサエコ(吉岡紗絵子)は、各学年で1番のイケメンと次々と付き合っており、女性からは陰口を叩かれていた。
小動爽太は、その件について、「彼女の事を悪く言う子もいっぱいいたけど、俺は気にしなかった。そんな悪口に顔を歪ませる彼女よりも、サエコさんの笑顔が、ずっと、ずっと、美しかったからだ」と述べている。
つまり、ショコラ専門店「ショコラヴィ」の従業員・井上薫子は、サエコ(吉岡紗絵子)を妬み、悪口を言って顔を歪ませる女性の具現的な象徴として描かれている。
井上薫子は密かに小動爽太に思いを寄せているが、小動爽太は「そんな悪口に顔を歪ませる彼女よりも、サエコさんの笑顔がずっとずっと美しかったからだ」と言っているので、井上薫子の思いは成就しないだろう。
だから、井上薫子は小動爽太に思いを寄せながら、悶々とした日々を過ごし行くのかと思っていたのだが、意外なことに、関谷からのメールを切っ掛けに、井上薫子が恋敵のサエコ(吉岡紗絵子)に弟子入りするような形になってきた。
はたして、井上薫子が小悪魔系の女子に成長できるのだろうか?年を取ってから遊びを覚えると、「羽目を外しやすい」と言われる。井上薫子が小悪魔系の女子になったとしても、一波乱も二波乱もありそうなので、井上薫子の成長に期待したい。
『原作漫画「失恋ショコラティエ」のあらすじとネタバレ』へ続く。
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コメント欄
原作漫画のファンで漫画は単行本が出るたびに読み進めてきたので、既刊を一気読みした方とは感想が違うのは仕方ないのですが・・・
不倫漫画と評されるとそれは違うと感じます
ソウタはまさかサエコと肉体関係になれるとは思ってもいなかったでしょうし、サエコに最後の告白をしてふられ、エレナと恋人になるつもりだったとちゃんと描かれています。
薫子さんにしても、サエコの恋愛指導を得ても 小悪魔系女子になりえる様なタイプには描かれていませんよ。
■原作ファンさんへ
コメントありがとうございます。不倫については線引きが難しいのですが、「人妻と知りながら、振り向かせようとする」という点はプラトニックな恋愛を含めて不倫になるのでは無いかと思い、広い意味で不倫という意味を使っているので、ご了承ください。
井上薫子については、サエコ(吉岡紗絵子)の指導を受けてどのように変化するのか、今後の成長に期待したいです。