ごちそうさん-第59話のあらすじとネタバレ

天神祭が始まるNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第10週・第59話「祭りのハーモニー」のあらすじとネタバレです。

■ごちそうさん-第59話のあらすじとネタバレ
卯野め以子(杏)は「家族みんなで天神祭のお獅子を待つ」とはりきっていたが、みんなぞれぞれの用事で外出してしまい、西門希子(高畑充希)と2人だけでお獅子を待つことになり、落ち込んでいた。

そこへ、買い物に出た西門希子(高畑充希)が帰宅する。なぜか、西門希子(高畑充希)は室井幸斎(山中崇)を連れて帰ってきた。

卯野め以子(杏)が「どうしたの?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)は「馬介も半ドン(午後から休日)やし、どうせなら、一緒にお獅子を待とうって」と答えた。

室井幸斎(山中崇)が「桜子(前田亜季)と馬介(中村靖日)も、店の片付けが終わったら来るって」と教えると、卯野め以子(杏)は「ほんとに?」と喜んだ。

一方、天神祭の手伝いに借り出されていた西門悠太郎(東出昌大)は、卯野め以子(杏)の悲しそうな顔を思い出し、大村宋介(徳井優)に「お獅子が出発したら、僕は帰ってもいいですか?」と頼んだが、大村宋介(徳井優)は「えー。あかん、あかん」と却下した。

さて、堀之端桜子(前田亜季)と高木馬介(中村靖日)も西門家に来て賑やかにしているところへ、安西真之介(古舘寛治)に大阪を案内すると言って外出していた西門和枝(キムラ緑子)が帰ってきた。

卯野め以子(杏)が「お姉さん、先生(古舘寛治)を案内してたんじゃ?」と驚くと、西門和枝(キムラ緑子)は「天神祭は家族でお獅子を待つものやって話したら、そういうお祭りなら、帰りはった方がええんちゃうかって」と話した。

卯野め以子(杏)が「先生(古舘寛治)は?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「家族で過ごす場やから、遠慮しはって。ここは遠慮の無い人でいっぱいみたいですけど」と答えた。

すると、室井幸斎(山中崇)は奥から現れ、「ユニークですよね、お姉さん(キムラ緑子)。一度お話してみたいと思ってたんですよ。いける口ですか?出来た物をつまみながら、一杯やりましょうよ」と言い、「なんでっか、この人」と戸惑う西門和枝(キムラ緑子)を強引に奥の座敷へ連れて行った。

自分から西門和枝(キムラ緑子)を誘う室井幸斎(山中崇)を見て、卯野め以子(杏)は「この人凄い」と驚く。

一方、芸子に復帰した西門静(宮崎美子)は、座敷に到着し、襖を開けると、そこには酉井捨蔵(近藤正臣)が座っていた。

しかし、よく見ると、酉井捨蔵(近藤正臣)ではなく、ただの青年だった。西門和枝(キムラ緑子)はショックを隠しながらも、芸子として振る舞う。

他方、腹ごしらえを終えた獅子が、出陣の挨拶をしていると、急に腹を押さえて苦しみだした。差し入れのオニギリが当ったようだ。

さて、日も暮れてきたが、お獅子が来ないため、西門希子(高畑充希)が外に出てみると、近所の人も「今年は遅いなぁ」と話し合っていた。

一方、西門家の中では、大村宋介(徳井優)と西門和枝(キムラ緑子)が意気投合し、すっかりと酔っ払ってご機嫌になっていた。

他方、卯野め以子(杏)は1人で「美味しい、美味しい」と言って、5杯もご飯をお代わりしながらも、「みんなで一緒に食べたかったな。悠太郎さん(東出昌大)もお静さん(宮崎美子)もお父さん(近藤正臣)も」と落ち込んでいた。

さて、座敷に上がった西門静(宮崎美子)は、幼い時に天神祭で男性からハモニカを貰った時のことを思い出しながらも、芸者としての仕事を続けていた。

西門静(宮崎美子)は旦那に酌をしていると、旦那は「傘踊りをやってんか。千代菊(宮崎美子)は得意やったやろ」と頼んだ。

西門静(宮崎美子)は三味線を用意し、傘踊りを演奏し始めるが、三味線の弦が1本切れてしまった。

旦那が「なんや、切れてしもたんか?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)はそっと三味線を置き、「なんや、もう千代菊は居らんみたいですわ」と答えた。

一方、西門家に泉源太(和田正人)がやってきた。泉源太(和田正人)は「あのー。頼まれたんやけどな…」と口ごもりながら、卯野め以子(杏)に風呂敷包みを渡す。

そこへ、家の外でお獅子を待っていた西門希子(高畑充希)が、「お獅子が来ましたよ」と呼びに来たため、みんなは急いで家の外へと出た。

すると、笛や太鼓の音に合わせて踊るお獅子がやってくる。酔っ払ってご機嫌の西門和枝(キムラ緑子)がお獅子を見て「今年のお獅子はなんか、大きくない?」と笑うと、西門静(宮崎美子)は「確かに、大きい気がするな」と答えた。

卯野め以子(杏)が驚いて振り返ると、西門静(宮崎美子)が立っており、卯野め以子(杏)が「お静さん、なんで?」と驚く。

西門静(宮崎美子)は照れながら、「やっぱり、お稽古とお座敷は違うわ。なんや、焼きが回ってしもてな」と答えると、卯野め以子(杏)は笑顔になった。

さて、お獅子が来るまで少し時間があるので、泉源太(和田正人)は「ちょっと、話がある」と言って卯野め以子(杏)を家の中に連れだそうとした。

そのとき、お獅子を待っていた西門希子(高畑充希)が「お兄ちゃん」と言うため、みんなは獅子の中で踊っているのが西門悠太郎(東出昌大)である事に気づいて喜ぶ。

お獅子(東出昌大)が近づいてくると、みんなは喜びながらお獅子(東出昌大)に頭を差し出し、お獅子(東出昌大)に頭を噛んでもらう。(注釈:お獅子に頭を噛んでもらうと、頭が良くなるとされている。)

変則的ではあるが、「家族揃って天神祭のお獅子を待つ」という夢が叶えられた卯野め以子(杏)は、満面の笑みでお獅子(東出昌大)を見送っていると、人ごみの中に酉井捨蔵(近藤正臣)を見つけた。

卯野め以子(杏)が西門静(宮崎美子)と西門希子(高畑充希)に酉井捨蔵(近藤正臣)の存在を教えると、西門静(宮崎美子)はジッと酉井捨蔵(近藤正臣)を見つめた。

西門静(宮崎美子)の視線に気づいた酉井捨蔵(近藤正臣)が一礼すると、西門静(宮崎美子)も一礼した。すると、酉井捨蔵(近藤正臣)は立ち去った。

そこで、泉源太(和田正人)は卯野め以子(杏)に、渡した風呂敷包みの話をしようとするが、酔っ払った室井幸斎(山中崇)が「これ、何?食べ物?」と言って邪魔をしたため、泉源太(和田正人)は「もう、ええわ。さいなら」と言って帰ってしまった。

さて、家の中に戻った卯野め以子(杏)が風呂敷包みを開けると、重箱の中に白い食べ物が入っており、西門静(宮崎美子)は驚いて言葉を失った。

高木馬介(中村靖日)が「ハモニカ。これ、ハモニカですよ」と驚くと、卯野め以子(杏)は「そうですか?」と驚き、西門静(宮崎美子)に重箱を渡した。

堀之端桜子(前田亜季)が「でも、なんで源太さん(和田正人)が?」と不思議がると、卯野め以子(杏)は酉井捨蔵(近藤正臣)の事を思い出し、「師匠…」と気づいた。

卯野め以子(杏)は「すみません、私が師匠に『お静さんが食べいかも』って言ってしまって。余計なことを言ってすみません」と謝ると、西門静(宮崎美子)は「こんなんとちゃうねんで。ほんまは、もっと綺麗やねんで。こんな不細工とちゃうん。…こんなに美味しいもんでもなかったのに。こんなに美味しいもんでもなかったのに」と言って泣きながらハモニカを食た。

その日の夜、卯野め以子(杏)と西門希子(高畑充希)が台所で洗い物をしていると、西門希子(高畑充希)が「今日、一瞬だけ、みんなで一緒に過ごしたんとちゃいますか?お獅子が来たとき、お父さんも居ましたよね」と尋ねた。

卯野め以子(杏)は一瞬考えて「あー。そうよね。家族みんなで過ごしたのよね」と気づくと、西門希子(高畑充希)と一緒に天神祭の日に起きた小さな奇跡を喜んだのであった。

ごちそうさん-第10週・第60話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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