ARX9が安堂ロイドと対決
桐谷健太が天才ハッカーだったTBSのアンドロイドドラマ「安堂ロイド-A.I. knows LOVE?」の第9話「兄妹の絆-孤独が犯した過ち」のあらすじとネタバレのネタバレ偏です。
このページは「安堂ロイド-第9話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■安堂ロイド-第9話のあらすじとネタバレ後編
一方、ウエブカメラでその様子を見ていた星新造(桐谷健太)は「これはアンドロイドの設計図。ってことは、この女(桐谷美玲)、アンドロイド?」と驚いた。(注釈:ウエブカメラなので音声は聞こえていないようだ。)
葦母衣朔(遠藤憲一)が「ヤベーぞ、これ」と言い、星新造(桐谷健太)を連れて東京帝国大学に向かおうとすると、小松左京子(山口紗弥加)が「星くん(桐谷健太)は11時から重要な会議があるから行きません」と言って立ちはだかった。
葦母衣朔(遠藤憲一)は「いいから、どけ」と命じたが、小松左京子(山口紗弥加)は退かないため、葦母衣朔(遠藤憲一)は星新造(桐谷健太)を置いて1人で東京帝国大学へと向かった。
星新造(桐谷健太)は後に続こうとしたが、小松左京子(山口紗弥加)が腕を掴んで「なんで刑事みたいな真似をするの」と言って引き留めた。
星新造(桐谷健太)が「だって、俺は男だから」と言って立ち去ろうとすると、小松左京子(山口紗弥加)は「危ないことをしないで。ずっと好きだったの。アンタが麻陽先輩(柴咲コウ)を好きなのは分かってる。だから、一生言うつもりは無かったんだけど、私、星くんのこと、ずっと好きなの。お願い行かないで」と、すがった。
しかし、星新造(桐谷健太)が「ごめん、行くわ」と答えると、小松左京子(山口紗弥加)は「絶対に無事に帰ってきてね」と頼んだ。星新造(桐谷健太)は「絶対に戻ってきます」と言って出て行った。
さて、安堂ロイド(木村拓哉)は、敵のナイフに付いていた毒性ウイルスに冒されて細胞型ナノマシンが壊死し、右腕が取れてしまった。
安堂ロイド(木村拓哉)は「早く直せ。ARX9(桐谷美玲)が人間たちに危害を加える。手遅れになる。人間は死んだらお終いだ」とサプリ(本田翼)に修理を命じる。
サプリ(本田翼)は「分かった。仕方ないな。アスラシステムを起動しよ」と言い、カバンから取り出した安堂ロイド(木村拓哉)の胸に注射をした。
しかし、安堂ロイド(木村拓哉)のアスラシステムは起動せず、安堂ロイド(木村拓哉)のアプリケーションは強制終了して動かなくなった。
安堂麻陽(柴咲コウ)が「何したの?」と驚くと、サプリ(本田翼)は「麻酔のコマンドを打って眠らせたの。じゃないと、出て行っちゃう。機械だって死んだら終わりなのにね」と言い、修理を始めた。
ただ、修理を見ていた安堂麻陽(柴咲コウ)が「ごめんね、全然、力になれなくて」と謝ると、サプリ(本田翼)は「何もしなくて良いんだよ。安堂麻陽(柴咲コウ)と沫嶋黎士(木村拓哉)は、その存在自体が私たちにとって旗なんだから。その旗が向かう先に私たちの大切な希望がある。どんな苦労や悲しみを食らっても、立ち上がる意味がある。そう思わせてくれる存在。だから、旗が絶対に倒れちゃ駄目。迷っちゃだめ。それが安堂麻陽(柴咲コウ)の仕事。修理するのは私の仕事」と話した。
そうこうしていると、安堂ロイド(木村拓哉)の応急処置が終わり、安堂ロイド(木村拓哉)が立ち上がる。
サプリ(本田翼)は安堂ロイド(木村拓哉)を支え、「現場まで連れてってやるよ」と言って瞬間移動しようとする。
安堂ロイド(木村拓哉)は「頼む」と言ったが、サプリ(本田翼)を気絶させると、気絶したサプリ(本田翼)に「安堂麻陽(柴咲コウ)を頼む」と頼んた。
安堂ロイド(木村拓哉)がサプリ(本田翼)を残して瞬間移動しようとすると、安堂麻陽(柴咲コウ)が呼び止めた。
安堂ロイド(木村拓哉)が「問題無い。直ぐに戻ってくる」と告げると、安堂麻陽(柴咲コウ)は「嘘よ」と答えた。
安堂ロイド(木村拓哉)が「俺に嘘を付く機能は無い」と答えると、安堂麻陽(柴咲コウ)は「さっきサプリ(本田翼)を騙してた。死ぬ気でしょ」と詰め寄る。
しかし、安堂ロイド(木村拓哉)は安堂麻陽(柴咲コウ)の頭に手を置くと、そのまま消えてしまった。
一方、東京帝国大学の研究室では、助手3人がARX9(桐谷美玲)に「七瀬さん(大島優子)を返せ」と抵抗していた。
すると、ARX9(桐谷美玲)は「あれ?今、私に命令した?」と怒り、「ちょうど良い餌だ。利用しちゃおう。えい」と言って助手3人を消し、ARX9(桐谷美玲)も消えた。
そこへ、葦母衣朔(遠藤憲一)と星新造(桐谷健太)が乗り込んでくるが、研究室には誰も居なかった。
星新造(桐谷健太)は研究室にある沫嶋七瀬(大島優子)のパソコンに気づくと、「助けて遣ってください。貴方なら出来ます」という沫嶋黎士(木村拓哉)の声を聞き、一心不乱にキーボードを叩き始めた。
星新造(桐谷健太)はARX9(桐谷美玲)のデーター引き出し、「5Dプリンター?まさか…」と驚いていると、後ろから鈍い音がした。
星新造(桐谷健太)が振り返ると、葦母衣朔(遠藤憲一)が倒れており、その横に沫嶋レイコ(大島優子)が立っていた。
星新造(桐谷健太)が「七瀬ちゃん(大島優子)」と驚くと、沫嶋レイコ(大島優子)は「七瀬じゃない。その名前で呼ぶな」と言い、将棋盤で星新造(桐谷健太)を殴った。
[注釈:ARX9(桐谷美玲)を5Dプリンターでプリントアウトしたのは、沫嶋レイコ(大島優子)だったようだ。]
その後、星新造(桐谷健太)が気づくと、後ろ手に縛られていた。どこかの地下室のようだ。葦母衣朔(遠藤憲一)も縛られており、「すまん。巻き込んでしまって」と謝る。
そこへ、沫嶋レイコ(大島優子)が現れる。葦母衣朔(遠藤憲一)が「どうするつもりだ?」と尋ねると、沫嶋レイコ(大島優子)は「別に。殺して欲しければ、殺すけど」と答えた。
葦母衣朔(遠藤憲一)が「鑑定屋のゴダイや相棒の冨野(日野陽仁)を殺したのもテメエか?いいか。こいつ(桐谷健太)だけは絶対に手を出すな。許さないぞ」と告げると、沫嶋レイコ(大島優子)は「許さないってどうするの?私を逮捕するの?どっちでも良いけど」と笑った。
そして、沫嶋レイコ(大島優子)は「私は認めて貰いたいだけ。本当の天才は黎士(木村拓哉)じゃない。私はね、子供の頃から、沫嶋黎士と比べられてきた。黎士、黎士、黎士。みんなが黎士をちやほやした。私の不幸は、沫嶋黎士の妹だったってこと。あの男は、私の気持ちなんかちっとも分からず、光の中にいて…」と話した。
沫嶋レイコ(大島優子)は星新造(桐谷健太)に「貴方にも分かるでしょ。この気持ち。沫嶋黎士のファンだったわよね。なのにどうして東京帝国大学に入らなかったの?私には分かる。いくら努力しても沫嶋黎士を超えられないと思ったからでしょ?あー、その顔。図星だ。アンタだって沫嶋黎士の被害者。アイツのせいで人生を踏み外した。学者ならノーベル賞を狙えたかも知れない。でも、今はただのサラリーマン。ただの凡人と一緒」と告げて笑った。
すると、星新造(桐谷健太)は「君は勘違いしている。黎士さんは君のことをそんな風には思って居なかった」と言い、教えた。
かつて、東京帝国大学を受験する星新造(桐谷健太)が「先生の授業を受けて、先生のようになりたい」と言うと、沫嶋黎士(木村拓哉)は「僕みたいになると不幸になる。だから、ここへはこないほうがいい」と答えた。
どんな凄い発見をしたとしても、それを理解してくれる人が居ない限り、それは何も発見していない事と同じ。地動説を発見したガリレオは、宗教裁判にかけられ、誰にも認められずに死んでいった。
そして、沫嶋黎士(木村拓哉)は星新造(桐谷健太)に、「ただ、僕は運だけは良いんです。僕には妹の沫嶋七瀬(大島優子)という最強の理解者が居るんですよ。彼女は僕なんかよりも遙かに天才で、僕が何年も考えて提唱したことを1回聞いただけで、全て理解出来るんです。こんな幸せな学者は他には居ないです」と話したのだという。
沫嶋レイコ(大島優子)「嘘つけ」と呆れると、星新造(桐谷健太)は「嘘じゃ無い。黎士さん(木村拓哉)とその話をしたから、俺は東京帝国大学を受験しなかった。ずっと逃げてきた」と答えた。
沫嶋レイコ(大島優子)が「嘘だ」と動揺すると、星新造(桐谷健太)は「嘘じゃねーよ。黎士さんは、君を最強の理解者だって言ったぞ。君は自分より天才だって。君が居るから、幸せな学者だって」と告げた。
すると、沫嶋レイコ(大島優子)は、沫嶋七瀬(大島優子)が沫嶋黎士(木村拓哉)から「仮説を見てくれる?」と頼まれた時のことを思い出していた。
沫嶋七瀬(大島優子)が仮説を見て、「え?証明できてる。凄い。これってさ、兄さんが3年前に言ってた命の素粒子に繋がるんじゃ?」と驚くと、沫嶋黎士(木村拓哉)は「やっぱり繋がるんだ。流石は七瀬。俺は安心して前に進める。七瀬が分かってくれたから。ありがとう」と言って、沫嶋七瀬(大島優子)の頭に手を当てた。
沫嶋黎士(木村拓哉)は沫嶋七瀬(大島優子)の事を認めていた…。混乱した沫嶋レイコ(大島優子)は頭をかきむしって崩れ落ち、後悔すると、多重人格の沫嶋レイコ(大島優子)が消えて沫嶋七瀬(大島優子)が現れた。
沫嶋七瀬(大島優子)が「すみません。星さん、刑事さん」と謝罪すると、ARX9(桐谷美玲)が現れ、「日和ってんじゃねーよ。ババア」と言い、沫嶋七瀬(大島優子)の胸を拳銃で打ち抜いた。さらに、ARX9(桐谷美玲)は葦母衣朔(遠藤憲一)と星新造(桐谷健太)を撃った。
一方、安堂麻陽(柴咲コウ)のマンションのパソコンにメールが着信し、気を失っていたサプリ(本田翼)が目を覚ます。
サプリ(本田翼)がメールを開くと、葦母衣朔(遠藤憲一)と星新造(桐谷健太)と沫嶋七瀬(大島優子)の3人が血を流して倒れている画像だった。メールを見たサプリ(本田翼)は「あんにゃろう」と激怒して消えた。
一方、国会議事堂では、幹谷総一(鶴見辰吾)とアンドロイド2体が、大臣にサインを求めていた。
そこへ、ARX9(桐谷美玲)が現れる。大臣が「誰だね」と驚くと、幹谷総一(鶴見辰吾)は「我々の新しいボスです」と紹介した。
ARX9(桐谷美玲)が「おじいちゃん、もうサインはした?」と尋ねる。大臣が「いや、まだだよ」と答えると、ARX9(桐谷美玲)は「早くしろよ」と命じた。
大臣が「ほんとうに大丈夫なのかね」と尋ねると、幹谷総一(鶴見辰吾)は「ご安心ください。日本に限らず、ほとんどの先進国のVIPが既に密約済みです。サイン頂いた政治家と子孫の皆様には、2113年の警察より、安全と繁栄が約束されています」と説明した。
アンドロイドも「まもなく、沫嶋黎士(木村拓哉)が閉じたタイムケーブルも復旧します。技術のデータだけでなく、医薬品や食料の種やバイオフード用の動物たちもやってきます」と説明した。
大臣が立ち上がって「しかし、あくまでも人間がアンドロイドをコントロールする。この法律だけは守ってもらいたい。政治家として命をかけてもここは譲れん」と主張すると、ARX9(桐谷美玲)は「話が長げーよ」と呆れて大臣を撃ち、アンドロイドに電子還元処理を命じた。
アンドロイド1体が大臣の電子還元処理をしていると、大臣の側に安堂ロイド(木村拓哉)が現れる。そして、安堂ロイド(木村拓哉)が電子還元処理のエネルギー弾を跳ね返し、アンドロイド1体が電子還元処理によって消滅してしまった。
安堂ロイド(木村拓哉)が幹谷総一(鶴見辰吾)に「言ったはずだ。下手な真似をしたら殺す」と告げると、ARX9(桐谷美玲)が安堂ロイド(木村拓哉)の前に立ちはだかり、「来たね。お兄ちゃん」と告げる。
安堂ロイド(木村拓哉)は「兄?ならば、その責任として、お前を倒す」と告げると、ARX9(桐谷美玲)は「無理無理。アスラシステムも使えない屑鉄が」と笑った。
安堂ロイド(木村拓哉)は「俺には仲間が居る。アスラシステムは必要ない」と言い、サプリ(本田翼)を呼ぶと、安堂ロイド(木村拓哉)に「この男(大臣)を蘇生させろ。珍しく生きる価値のある男だ」と頼んだ。サプリ(本田翼)は大臣を抱えて消える。
ARX9(桐谷美玲)が「もう死んでるよ」と呆れると、安堂ロイド(木村拓哉)は「サプリ(本田翼)の能力を侮るな。そして人間の可能性を甘く見るな」と告げ、サプリ(本田翼)に手当てされて一命を取り留めた葦母衣朔(遠藤憲一)ら3人をスクリーンに映し出した。
すると、ARX9(桐谷美玲)が「仲間?ふーん。お前、旧型のくせに感情のプログラムを持ってるんだって?」と言い、兵士に拳銃をつ突き付けられた沫嶋七瀬(大島優子)の助手3人をスクリーンに映し出した。
そして、ARX9(桐谷美玲)が「研究室の皆さん、オールアップです」と告げると、兵士が沫嶋七瀬(大島優子)の助手3人に向かって発砲した。
しかし、安堂ロイド(木村拓哉)が「角城(平岡祐太)」とつぶやくと、兵士が放った銃弾は何かにはじき返された。研究室の助手3人はバリアに守られているようだ。そして、角城元(平岡祐太)が姿を現し、兵士を倒す。
ARX9(桐谷美玲)が「角城(平岡祐太)、邪魔をするのか」と怒ると、角城元(平岡祐太)は「生まれたばかりの君には分からないかもしれないが、大人は未来に誇れる今を作らなきゃならない責任がある。沫嶋黎士(木村拓哉)を生きてこの世界に返すまで、この若者達を死なせてはいけない」と言い、研究室の助手3人は連れて消えた。
安堂ロイド(木村拓哉)が「歴史にお前は存在させない」と告げると、ARX9(桐谷美玲)は「アスラシステムも無いのに?勝つまでやる?死んだら機械だって終わりだよ」と吐き捨てた。
安堂ロイド(木村拓哉)は「この体はただの機械ではない。安堂麻陽(柴咲コウ)の思い、沫嶋黎士(木村拓哉)の思い、妹の沫嶋七瀬(大島優子)の思い、そして、今この世界に生きている人の思いで俺は生かされている。俺はその全ての思いでお前を倒す」と宣言する。
すると、ARX9(桐谷美玲)は「この世界の人間に生き続ける価値なんてあるか?」と言って笑ったのであった。
「安堂ロイド-最終回のあらすじと結末ネタバレ」へ続く。
ドラマ「安堂ロイド-A.I. knows LOVE?」の原作と主題歌は「「安堂ロイド A.I. knows LOVE?」の原作と主題歌」をご覧ください。