ごちそうさん-第62話のあらすじとネタバレ
キムラ緑子が未公開株を購入するNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第11週・第62話「大嫌いっていわしたい」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさん-第62話のあらすじとネタバレ
安西真之介(古舘寛治)が「私と一緒になってくれますか」と求婚すると、西門和枝(キムラ緑子)は決意して「その前に、ワテの話を聞いてもらいます。今日は取り繕うてましたけど、父親は蒸発してて、みんな仲が悪いし、借金もぎょうさんおますねん。ワテは毛虫のように嫌われて嫁ぎ先を追い出された出戻りです。子も1人亡くしてます。そんなんでよろしいおますか」と話した。
すると、安西真之介(古舘寛治)は「気が楽になりました。よかった。私の出番がありそうで、嬉しいです。お金は専門です。何かの役に立てると思います」と答えた。
一方、卯野め以子(杏)は西門和枝(キムラ緑子)の部屋に洗濯物を運ぶと、西門和枝(キムラ緑子)の部屋で小さな巾着袋を見つけた。良い匂いがする。どうやら匂い袋のようだ。
翌朝、西門和枝(キムラ緑子)は笑顔でみんなに「無事にお嫁に行くことになりそうです」と報告する。
西門静(宮崎美子)が「祝言は挙げへんの?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「2人とも2度目やし、先生(古舘寛治)もこっちに親戚はおらんさかい、こないだのでええんちゃうかって」と照れながら答えた。
西門希子(高畑充希)が「ちい姉ちゃん(杏)らの祝言は?」と尋ねると、上機嫌の西門和枝(キムラ緑子)は「せやな。そろそろ考えんとな」と答えた。
西門悠太郎(東出昌大)は「ほんまですよ。念のため、一筆書いてもろてよろしいですか」と言い、紙と筆を探し始める。卯野め以子(杏)は「いいわよ。お姉さんが落ち着いてからで」と言い、西門悠太郎(東出昌大)を止める。
西門静(宮崎美子)と西門希子(高畑充希)の2人は、「あっちも、こっちも、お熱いことやな」と言って笑う。
その日、西門悠太郎(東出昌大)は職場で、大村宋介(徳井優)に西門和枝(キムラ緑子)の事を話した。
大村宋介(徳井優)が「ほな、ええ人やったんんか、その安西(古舘寛治)という人は」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「色々と苦労された方みたいです」と答えた。
大村宋介(徳井優)が「お姉さんも苦労してるさかい、ええ夫婦になれるんとちゃうか」と告げると、西門悠太郎(東出昌大)は「そうなって欲しいです」と答えた。
大村宋介(徳井優)は西門悠太郎(東出昌大)と話しながらも、机で何か作業しているため、「この間から、それ、何をしてはるんですか?」と尋ねた。
大村宋介(徳井優)が「これはな、ワシのな…」と説明しようとしたが、そこへ、株仲間の旦那・倉田が尋ねてきたため、大村宋介(徳井優)の説明は打ち切られた。
一方、西門和枝(キムラ緑子)が安西真之介(古舘寛治)に呼ばれて、京都帝国大学にある安西教授室を尋ねていた。
西門和枝(キムラ緑子)が安西教授室に入ると、安西真之介(古舘寛治)の他に地質学の教授が居り、安西真之介(古舘寛治)が「こちらは地質学が専門の横山先生です」と紹介すると、横山は「じゃー、先生、明日までに返事をくださいよ」と言って帰っていった。
西門和枝(キムラ緑子)が「お返事って?」と尋ねると、安西真之介(古舘寛治)は
「これなんですけどね」と言い、石を見せた。
西門和枝(キムラ緑子)が石を手にとって見てみると、石は金色にキラキラと光っており、「これ、金ですか?」と驚いた。
一方、西門悠太郎(東出昌大)を喫茶店に呼び出した倉田は、「実はな、縁談があるんや。和枝ちゃん(キムラ緑子)がボソッと溢してたから、当ってみたんや」と用件を切り出した。
すると、西門悠太郎(東出昌大)は「あのー、実は姉は嫁ぐことになりまして。倉田さんにはお知らせしないと、と思ってたんですが、僕らも会ったのがつい先日だったので」と謝罪した。
驚いた倉田は「それはめでたい。で、相手は?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「学者さんです。京都帝大の」と答えた。
倉田は「そら、ハイカラやな。それにしても、和枝ちゃん(キムラ緑子)は最近、ついとるな」と喜んだ。
西門悠太郎(東出昌大)が「ついてる?」と尋ねると、倉田は「持っとった株でえらい当ってな」と教えた。
その後、帰宅した西門悠太郎(東出昌大)が、西門和枝(キムラ緑子)に「持っとった株で当ったって本当ですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「なんで知ってるの?」と驚く。
西門悠太郎(東出昌大)が「今日、倉田さんが市役所に来はって。いくらになったんですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)が「そんなに大きな額やあらしませんで」と答えた。
西門悠太郎(東出昌大)が「いくらですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は仕方なく、「5000円くらい」と答えた。隣で話を聞いていた卯野め以子(杏)は「5000円?」と驚く。
西門悠太郎(東出昌大)が「十分に大きいですよ。そのお金、今は持ってはります?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「何やの急に?」と怪訝がった。
西門悠太郎(東出昌大)が「まずは、倉田さんの借金を返すべきでないかと」と意見すると、西門和枝(キムラ緑子)は「倉田さんが催促に来はったん?」と尋ねた。
西門悠太郎(東出昌大)は「違いますけど、まずは、倉田さんの借金を返すべきでは?」と告げると、西門和枝(キムラ緑子)は「ちゃんと、倉田さんに耳をそろえて返せるように考えてますがな」と答えた。
西門悠太郎(東出昌大)が「まさか、先生(古舘寛治)に渡してないでしょうね?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「ワテが持ってるさかいに。何やの、もう」と口ごもりながら部屋に入ってしまった。
その日の夕食時、西門和枝(キムラ緑子)から笑みは消えていた。西門悠太郎(東出昌大)は西門和枝(キムラ緑子)に「今度、いつ会うんですか?僕も立ち会いたいんですけど」と告げると、空気の異変を察知した西門静(宮崎美子)が「何かあったん?」と尋ねた。
西門悠太郎(東出昌大)は「安西先生(古舘寛治)は、やっぱり怪しいと思います」と言うと、西門和枝(キムラ緑子)は「ええ加減な事を言わんとって」と吐き捨てた。
西門悠太郎(東出昌大)が「何かあってからは遅いんですよ」と忠告すると、西門和枝(キムラ緑子)は「ワテが増やしたお金やないの。どないしようが、ワテの勝手やろ」と取り合わなかった。
夕食後、そうは言ったものの、自分の部屋に戻った西門和枝(キムラ緑子)は不安になり、昼間のことを思い出していた。
西門和枝(キムラ緑子)が石を見て「これは金でっか?」と驚くと、安西真之介(古舘寛治)は会社の名簿を見せ、「私としては、この会社と組むのが良いと思うんです。ここだけは、まだ上場してないですから」と話した。
西門和枝(キムラ緑子)が「ひょっとして、この会社に投資すれば?」と尋ねると、安西真之介(古舘寛治)は「流石ですね。そういう事です」と笑った。
一方、台所では、卯野め以子(杏)が西門静(宮崎美子)と西門希子(高畑充希)に事情を話していた。
西門静(宮崎美子)が「悠太郎さん(東出昌大)が疑うのも分かるけど、どれだけでは決められんわな」と話すと、卯野め以子(杏)は「そうですよね」と納得する。
西門希子(高畑充希)が「お姉ちゃんが株を始めたのは、家の借金を返すためやし、1人で頑張ってきたわけやし、あんまり、口を挟むのも」と話すと、卯野め以子(杏)は「そうよね」と納得する。
ある日、西門和枝(キムラ緑子)は喫茶店で安西真之介(古舘寛治)と会う。安西真之介(古舘寛治)は「例の鉱山会社の人と話して、貴女と私の出資分を受け付けてくれるように頼んできました」と話した。
しかし、西門和枝(キムラ緑子)は「その話なんですけど、やっぱり、止めようかと思って」と切り出した。
安西真之介(古舘寛治)が「何でですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「弟に、払える分だけ返していくのがスジやろ、と言われて。それも、そうかなって」と話した。
安西真之介(古舘寛治)が「もしかして。私のことを疑ってます?いや、いいんですよ。この手の話に疑いはつきものですから。貴女に言われると、流石に傷つきますけど」と話した。
西門和枝(キムラ緑子)は「先生を信用してない、と言うわけではないんです」と釈明すると、安西真之介(古舘寛治)は「信用してないじゃないですか。けど、信用というのは、無理強いするものではありませんからね。貴女を責める資格は、私にはありません」と落ち込んだ。
その日の夜、帰宅した西門和枝(キムラ緑子)は、西門悠太郎(東出昌大)に株式を差し出し、「これ、悠太郎さんに上げるさかい。上場したら、べらぼうに値が上がるやろから、それを売って借金を払うてしもて。これからは、名実ともに、アンタがこの家の大黒柱やから」と告げた。
西門悠太郎(東出昌大)は「姉さんは、もしかして、このために?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「きっちりケジメをつけんと、気色悪い性格やからな」と答えた。
翌日、卯野め以子(杏)は、西門和枝(キムラ緑子)から、客人をもてなす西門流のお茶の入れ方を教えて貰っていた。
ガラスの急須にザルを乗せ、ザルの中にお茶っ葉を入れる。そして、お茶っ葉の上に氷を置き、溶けていく氷の水滴でお茶を出す。
1滴ずつ、ポタリ、ポタリと急須にお茶が溜まってい様子を見ながら、卯野め以子(杏)が「これだけですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「たいした手間やないやろ。でも、夏場のお客様には喜ばれるさかい」と教えた。
卯野め以子(杏)が「涼を取る知恵ですね」と感心すると、西門和枝(キムラ緑子)は「風鈴、よしず、あと、匂い袋とかな」と話した。
匂い袋と聞いて思い出した卯野め以子(杏)が「あっ、お姉さんの匂い袋、すり切れそうになってましたけど、繕っておきましょうか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「あれは、すり切れてもええんや」と答えた。
卯野め以子(杏)が「どうしてですか?」と尋ねると、西門和枝(キムラ緑子)は「何でもや」と答えた。卯野め以子(杏)は不思議そうに西門和枝(キムラ緑子)を見つめる。
一方、猛暑のなか、西門悠太郎(東出昌大)が汗を拭きながら図面を引いていると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)がやってきて、「西門、どうして、ここはこんなに暑いんだ」と激怒した。
他方、大きなカバンを持った1人の老紳士が東京帝国大学にある安西教授室のドアの鍵穴に鍵を差し込むと、ドアの鍵が開いていた。
すると、老人は「確か閉めておいたんだがな」と不思議がりながら、安西教授室へと入ったのであった。
「ごちそうさん-第11週・第63話のあらすじとネタバレ」へ続く。