ごちそうさん-第67話のあらすじとネタバレ

関東大震災が発生したNHK連続テレビ小説ドラマ「ごちそうさん」の第12週・第67話「ごちそうさんまでの日々」のあらすじとネタバレです。

ごちそうさん-第66話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第66話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第67話のあらすじとネタバレ
西門悠太郎(東出昌大)は「揺れましたね。どこですかね」と話しながら、崩れた本の山を直していると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「どこかな。じゃー、頼んだぞ。私に相応しい抜き書きをな」と告げた帰ろうとした。

西門悠太郎(東出昌大)は竹元勇蔵(ムロツヨシ)を呼び止めて、「僕は僕で仕事が」と断るが、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「君にも興味があるだろ。大いに期待している」と言い、帰ってしまった。

翌日、西門悠太郎(東出昌大)が本の抜粋をしていると、課長の藤井耕作(木本武宏)が慌てた様子で西門家にやってきた。

西門悠太郎(東出昌大)が「日曜なのに、どうしたんですか?」と尋ねると、藤井耕作(木本武宏)は「直ぐに役所へ来てくれって。東京が全滅なんやって。どうも、東京・神奈川の地震らしい。至急、応援が欲しいって神奈川県警から無線連絡があって」と教えた。

卯野め以子(杏)が「東京が全滅って、全部ですか?」と尋ねると、藤井耕作(木本武宏)は「詳しい事は分からへんのですわ。なんせ、電話も電報も繋がらへんので」と答えた。

兎にも角にも西門悠太郎(東出昌大)が着替えて市役所に駆けつけると、上層部が緊急会議を行っている最中だと言う事であった。

西門悠太郎(東出昌大)が「詳しい状況は入ってきてないんですか?」と尋ねると、大村宋介(徳井優)は「情報が錯綜しているようで、よう分からんのや」と教えた。

西門悠太郎(東出昌大)が「鉄道は?交通はどうなってるんですか?」と尋ねると、大村宋介(徳井優)は「それもよう分からんのや」と答えた。

そこへ、会議の結果が届く。東京へ救援の船を出すことになり、建築課は救援物資の手配を担当する事になったのだとう。

それを聞いた西門悠太郎(東出昌大)は、会議室へ乗り込み、「救援物資を手配するという事は、届ける人が居るという事ですよね。僕にその役割をさせて貰えないでしょうか?」と頼んだが、「それは公安部の管轄や」と断られた。

それでも、西門悠太郎(東出昌大)は引き下がらずに「僕は東京の地理には詳しいんです。何でもやります。お願いします」と頼む。

すると、奥に座っていた人が、「君は向こうに身内が居るのかね。さっきから、そういった人が何人も来てね。察してもらえないかね」と諭した。

それでも、西門悠太郎(東出昌大)は「身内の安否確認を優先するつもりはありません。何でもやりますんで、お願いします」と頭を下げたが、「それは公安の仕事や」と相手にしてもらえなかった。

そこへ、竹元勇蔵(ムロツヨシ)が現れ、「これは何の騒ぎですか?」と尋ねた。

一方、西門家で西門静(宮崎美子)が卯野め以子(杏)の事を心配していると、落ち込んだ卯野め以子(杏)と西門希子(高畑充希)が帰ってきた。駅まで行ってみたが、電話も電報も繋がらず、卯野め以子(杏)は落ち込んでいた。

西門希子(高畑充希)は、西門静(宮崎美子)に落ち込んでいる卯野め以子(杏)の事を頼むと、「馬介に行ってみます。桜子さん(前田亜季)が何か知ってはるかもしれないし」と言い、西門家を出た。

さて、西門希子(高畑充希)が喫茶店「馬介」に到着すると、室井幸斎(山中崇)が大きなカバンを抱えて、喫茶店「馬介」から飛び出してきた。

堀之端桜子(前田亜季)も喫茶店「馬介」から飛び出してきて、室井幸斎(山中崇)に「どうやって行くつもりよ。鉄道だってどうなってるのか、分からないのよ」と怒鳴ると、室井幸斎(山中崇)は「歩けばいいじゃない。弥次喜多だってさ」と答えた。

堀之端桜子(前田亜季)が「私が見に行かなくても良いって言ってるの。私たち、駆け落ちしたんだから。家を捨てるって、そういう事なんだから」と告げると、室井幸斎(山中崇)は「そっか。分かった」と言って喫茶店「馬介」へと戻った。

しかし、室井幸斎(山中崇)は堀之端桜子(前田亜季)の隙を突いて喫茶店「馬介」を飛び出し、走って行った。

騒動を見ていた西門希子(高畑充希)は、堀之端桜子(前田亜季)から何も情報が得られないと思い、商店街に立ち寄ると、泉源太(和田正人)が大八車に荷物を載せていた。

西門希子(高畑充希)が「何してるんですか?」と尋ねると、泉源太(和田正人)は「食い物やら、なにやら、向こうへ送るんやって。役人が買い回っとるわ」と教えた。

西門希子(高畑充希)が「食べもんも足りんのですか?」と尋ねると、泉源太(和田正人)は「さぁ、ようわからんけど」と答えた。

泉源太(和田正人)が「アイツは?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)は「どうしてええか、わからんみたいで」と教えた。

泉源太(和田正人)は「そうややろな。今日、ぬか床を持って帰ってやり。何かあったら、かき回してたさかい。あったら落ち着くやろ」と告げた。

そのころ、卯野め以子(杏)は部屋で、家族で取った記念写真を見ながら、厨房で父・卯野大五(原田泰造)らが働いている様子を思い浮かべ、「揺れたの、お昼頃」と言って写真を抱きしめた。

そこへ、西門静(宮崎美子)が「ろくに食べてないやろ」と言って、まんじゅうとお茶を持ってやってきた。

卯野め以子(杏)は「いいです」と断ったが、西門静(宮崎美子)は「ここに置いておくな」と言い、まんじゅうとお茶を置いて部屋を出た。

その後、西門希子(高畑充希)がぬか床を持って帰宅する。西門静(宮崎美子)が「どないしたん?それ」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は「源太さん(和田正人)が持って帰りって」と答えた。

西門静(宮崎美子)が「それで、なんか分かった?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)は「大変らしいっていう事しか」と力無く答えた。

そこへ、卯野め以子(杏)が空になったお皿を持って2階から降りてくる。西門静(宮崎美子)が皿を受け取り、「食べた?」と喜ぶと、卯野め以子(杏)は「私、こんな時にお腹が空くなんて、嫌になっちゃって。おまんじゅう5つも」と落ち込んだ。

西門静(宮崎美子)が「あんた、そら、お腹の子が食べたがってるねんで」とフォローすると、西門希子(高畑充希)も「お腹の子は分かれへんから、ちい姉ちゃん(杏)は関係無いから」とフォローした。

卯野め以子(杏)が「そうなんだ」と力無く答えると、西門静(宮崎美子)は「だいたいな、食べるのはお母ちゃんとしての仕事やで、アンタが食べんと、その子は生きて行かれへんのやで」と諭した。

そこへ、西門悠太郎(東出昌大)が慌てて家に入ってくる。西門悠太郎(東出昌大)は台所で水を飲むと、卯野め以子(杏)らに「救援隊として東京へ行けることになりました。竹元さん(ムロツヨシ)の口添えで」と報告した。

昼間、会議室に来た竹元勇蔵(ムロツヨシ)が、「大阪の都市計画のためにも、神速かつ的確な調査が必要です。そのためには、コンクリート造や木造の建築に詳しく、東京の地理にも明るく、動け回る体力のある若者の派遣をお願いに上がりました」と、上層部に頼んでくれたのだ。

西門悠太郎(東出昌大)が「救援活動が終わったら、残って建築物の被害状況を下調べをするという条件で、派遣隊の雑用係に加えて貰いました。状態を見ながらなので、確認に行ける保証は無いし、向こうから電報が来る方が早いかもしれませんけど、合間をみて、何とか安否確認が出来ればと思います」と話した。

西門悠太郎(東出昌大)は報告を終えると、「救援物資を集めている最中なんで、戻ります」と言って家を出ようとする。

卯野め以子(杏)は西門悠太郎(東出昌大)を呼び止めて、「悠太郎さん(東出昌大)ありがとうございます」と頭を下げた。

西門悠太郎(東出昌大)は「僕も気になるから行くんです」と答えると、救援物資集めに戻るため、家を後にした。

その日の夜、卯野め以子(杏)は戻ってきたぬか床をかき混ぜた。西門希子(高畑充希)が「このぬか床、どのくらい前のなの?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「50年か、60年くらい」と答えた。

ぬか床の主・卯野トラ(吉行和子)が「本当は100年を超えてるけどね」と教えるが、卯野め以子(杏)らには聞こえない。

西門希子(高畑充希)が「運がええんやね。このぬか床。だって、こんなに長い間、生き延びてきたっていうことでしょ」と告げると、卯野め以子(杏)は「そうだけど」と答え、東京に居る家族の事を心配し、涙を我慢しながら、ぬか床をかき回した。

翌日、市役所を訪れた卯野め以子(杏)は、「これ、船の中で皆さんで」と言い、西門悠太郎(東出昌大)にオニギリを渡した。

西門悠太郎(東出昌大)が「中はなんですか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「なーんでしょ」と答えて笑った。

そこで、「おーい、西門。荷物まとめるで」と呼ばれたため、西門悠太郎(東出昌大)は「ほな、行ってきます」と言って卯野め以子(杏)と別れた。

卯野め以子(杏)は西門悠太郎(東出昌大)の背中を見送りながら、「大丈夫。きっと大丈夫だ。お父ちゃん(原田泰造)もお母ちゃん(財前直見)も。民子(宮嶋麻衣)も女学校のみんなも」と自分に言い聞かせ、不安を押し殺したのであった。

ごちそうさん-第12週・第68話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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