ごちそうさん-第74話のあらすじとネタバレ

杏がおせち料理に悩むNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第13週・第74話「ふくが来た」のあらすじとネタバレです。

ごちそうさん-第73話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第73話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第74話のあらすじとネタバレ
炭鉱で働いていた時の部下の岩淵護が「お久しぶりです」と挨拶すると、動揺しながらも西門正蔵(近藤正臣)は「あの、むさ苦しいですけど、どうぞ、お入り」と促した。
卯野め以子(杏)は「私、お茶でも入れます」と言い、長屋の中に入ろうとしたが、西門正蔵(近藤正臣)は「いや、積もる話もあるさかいにな」と断り、卯野め以子(杏)を返した。

さて、座敷に上がった岩淵護は、西門正蔵(近藤正臣)の正面に正座し、「いつも、先頭に立っていた中田さんを覚えていらっしゃいますか?」と尋ねると、西門正蔵(近藤正臣)は「よう、覚えております」と答えた。

岩淵護が「先日、お亡くなりになりました。貴方に渡してくれっていうのが遺言だったそうです。会社の方に送られてきました」と言い、四角い木の小箱を差し出すと、「それでは、お渡ししました」と言い、足早に長屋を出ようとした。

木箱の中には1束の髪が入っていた。西門正蔵(近藤正臣)は動揺しながら、岩淵護を呼び止め、「あの村はどうなってますねんやろ?」と尋ねると、岩淵護は「あの時のままですよ。貴方が放り出した、あの時のままです」と答えて長屋を後にした。

西門正蔵(近藤正臣)は家の外へ出て岩淵護の背中お見送り、頭を下げて手を合わせた。

その日の夜、卯野め以子(杏)は西門悠太郎(東出昌大)に、西門正蔵(近藤正臣)の仕事内容について尋ねるが、西門悠太郎(東出昌大)は「僕かて知りませんよ。あの人(近藤正臣)の仕事なんて」と答えた。

卯野め以子(杏)が「なんか、おかしくないですか?何も知らないなんて」と不満を漏らすと、西門悠太郎(東出昌大)は「勤め人の家なんてそんなものじゃないですか?年に何日かしか家に居らんかったし。貴女かて、僕が今、何をやってるか知らんでしょ?」と答えた。

卯野め以子(杏)が「知ってますよ。小学校でしょ」と答えると、西門悠太郎(東出昌大)は卯野め以子(杏)のお腹を見つめながら、「来月には生まれるんですね」と感じ入った。

卯野め以子(杏)が「この子と何か関係あるんですか?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「この子かて、小学校に通うじゃないですか」と答えた。

卯野め以子(杏)が「え?この子の小学校を悠太郎さんが建てるんですか?」と喜ぶと、西門悠太郎(東出昌大)は「ちゃいます。小学校というのは、小さい子が通う所でしょ。ごっつい頑丈に、安全に作ってやらなアカンやないですか。そんな大切なものやのに、今までの計画を白紙にして、コンクリート造で僕が設計し直す事に成ってしまったんです」と話した。

卯野め以子(杏)が「え?凄いじゃないですか。お祝いしないと」と喜ぶと、西門悠太郎(東出昌大)は「まだ始まったばかりで、上手く行くとは限りませんけど」と気重に答えた。

卯野め以子(杏)が「でも良かったですよね。そういうお仕事が出来て。自分の手で安全な学校を作って上げられる機会が出来たわけでしょ」と喜ぶと、西門悠太郎(東出昌大)は「まぁ、前向きに捕らえると、そうなりますよね。頑張ります」と答えた。

翌日、卯野め以子(杏)は西門正蔵(近藤正臣)の元を訪れて、西門悠太郎(東出昌大)の小学校建設のことを話し、「大抜擢だと思うんですけどね。大喜びって風でもないんですよね」と不思議がると、西門正蔵(近藤正臣)は「大仕事の前で気が張り詰めてるんやろ」と教えた。

卯野め以子(杏)は「やってるで、って気にならないんですかね」と尋ねると、西門正蔵(近藤正臣)は何かを食べながら、「そんなもん、人によるわいな」と答えた。

卯野め以子(杏)が「そういえば、昨日の方は何のお話だったんですか?」と尋ねると、西門正蔵(近藤正臣)は「昔の知り合いが亡くなってな。その報告や。それを聞きに来たんかいな?」と尋ねた。

卯野め以子(杏)が「西門のおせちを教えて頂きたくて。お正月に宇野の家族が来るので、食べさせて上げたいなって」と話すと、西門正蔵(近藤正臣)はボソリと「みんなが来はるんや」とつぶやいた。

卯野め以子(杏)が慌てて「お父さんも呼ぼうと言ったんですよ。でも、息子さん(東出昌大)が…」と釈明すると、西門正蔵(近藤正臣)は「いやいや、期待はしてへんさかい。ワシかて用事があるし。よし、おせち教えたろう」と答えた。

一方、市役所では、設計図を見た藤井耕作(木本武宏)が「もうこの方向でええんとちゃう?これで大事ないやん」と告げるが、口に手を当てて考える西門悠太郎(東出昌大)は「もっ1回だけ、もう1回だけ、この部分を考えてみませんか?」と言い、設計図に赤鉛筆で印を付けた。

さて、卯野め以子(杏)が長屋を出たところで「おせちを教えて頂いて、ありがとうございました」とお礼を言うと、西門正蔵(近藤正臣)は「師匠として言わしてもらうけどな。おせちって何やろ?」と尋ねた。

卯野め以子(杏)が「お重に詰めたお正月のお料理ですよね。お正月、早々、お台所に立たなくても良いように」と答えるが、西門正蔵(近藤正臣)がニヤニヤしているので、「…違いますか?」と尋ねた。

西門正蔵(近藤正臣)は「暇があったら、考えてみといてや。ほな」と言って、卯野め以子(杏)を見送った。

さて、卯野め以子(杏)が帰宅すると、西門和枝(キムラ緑子)から卯野め以子(杏)宛ての小包が届いていた。

西門静(宮崎美子)と西門希子(高畑充希)が「開けてみて」と頼むみ、卯野め以子(杏)が小包を開けると、中から沢山の産着とオムツとが出てきた。西門和枝(キムラ緑子)は「これ、ほんまに和枝ちゃん(キムラ緑子)が?」と驚く。

小包の中には、西門和枝(キムラ緑子)の手紙も入っていた。手紙には「もうじき、必要になると思い用意しました。1針1針祈りを込めて縫いました。お使い頂ければ幸いです」と書いてあった。

裁縫が苦手な卯野め以子(杏)が産着とオムツに喜んでいると、産着を手に取った西門希子(高畑充希)が「うん?あれ?これ、糸の端が止まってませんよ」と不思議がった。

卯野め以子(杏)が手に持っているオムツを確認すると、確かに糸の端が止まっておらず、1本だけ糸が伸びていた。糸を引っ張ると、糸が抜けた。抜けた糸を見て不思議がる卯野め以子(杏)。

すると、西門静(宮崎美子)は眉間にシワを寄せて「糸を止めてへんのって、確か、仏さんに着せる経帷子(きょうかたびら=白装束)の縫い方やったような。ちゃうかった?」と尋ねると、卯野め以子(杏)と西門希子(高畑充希)は「あーっ」と驚いた。

西門静(宮崎美子)は「見たらあかん。見たらあかん。呪いや」と言い、慌ててオムツや産着を小包に戻した。

その後、卯野め以子(杏)は喫茶店「馬介」を訪れて、小包のことを話すと、堀之端桜子(前田亜季)が「それで、どうしたん?」と尋ねた。

卯野め以子(杏)が「糸が留まってれば、良いんじゃないかって事になって、ちょっと解いて足りない部分を縫い直して使うことにした」と教えると、堀之端桜子(前田亜季)は「たくましいわね」と感心した。

すると、話を聞いていた高木馬介(中村靖日)が「おせちに願いを、オムツに呪いを、ってとこやな」と話した。

卯野め以子(杏)が「願い?」と尋ねると、高木馬介(中村靖日)は「黒豆は『今年もマメマメしく働けますように』やろ。数の子は『子孫繁栄』。昆布は『よろこぶ』。昔の人はな、いろんな願いを年の初めに食べたんや」と教えた。卯野め以子(杏)は「へぇー」と感心した。

その後、卯野め以子(杏)は肉屋を訪れ、泉源太(和田正人)に「お正月はどうしてる?お父ちゃんとお母ちゃんがこっちに来るから」と尋ねると、泉源太(和田正人)の隣に居た小太りの芸者・染丸(馬場園梓)が「源ちゃんは、ウチと一緒にお伊勢さんへ行くんです。2人の行く末をお願いしに行くんです」と答えた。

その日、西門悠太郎(東出昌大)が帰宅すると、卯野め以子(杏)が鉛筆を加えて、「め以子ノート(料理のメモ帳)」を見ており、西門悠太郎(東出昌大)の帰宅にも気づかなかった。

西門悠太郎(東出昌大)が「今、鉛筆をたべてませんでした?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「お帰りなさい。ちょっと、おせちを考えてて」と答えた。

西門悠太郎(東出昌大)が「おせちってそんなに考えるもんなんですか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「ちょっと、私なりのおせちに挑戦してみようかと思って」と答えた。

西門悠太郎(東出昌大)が「料理って良いですね。料理は人を傷つけへんやないですか」と溜息をつくと、卯野め以子(杏)は「まぁ、食べるもんですからね」と答え、西門悠太郎(東出昌大)を心配した。

その後、卯野め以子(杏)のお節料理の準備は着々と進んでいてが、西門悠太郎(東出昌大)に元気を出して貰うためのお節料理が決まらず、黒豆をつまみながら悩む卯野め以子(杏)であった。

ごちそうさん-第13週・第75話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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