ごちそうさん-第79話のあらすじとネタバレ

杏が密かに出産していたNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第14週・第79話「アイスる力」のあらすじとネタバレです。

ごちそうさん-第78話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第78話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第79話のあらすじとネタバレ
関東大震災の翌年(大正13年=1924年)の正月から、大阪は変わり始めた。関東大震災を切っ掛けに、大阪に人や企業が流入し、東洋のシャンゼリゼ(パリにある通りの名前)を目指した御堂筋の拡張工事が始まり、その地下に高速鉄道の建設が始まった。大阪は「大大阪」と呼ばれる黄金時代を迎えていた。

そのようななか、地下鉄の駅舎の設計を担当する竹元勇蔵(ムロツヨシ)は、西門悠太郎(東出昌大)に地下鉄の設計を命じた。

西門悠太郎(東出昌大)は「何で僕が。お断りします」と断ったが、竹元勇蔵(ムロツヨシ)が「壊れないぞ。地震で地上が逝かれても、地下は壊れにくいらしい。避難場所にもなるんだがな」と言われ、地下鉄の設計に携わることになる。

一方、震災時の情報伝達の手段としてラジオ放送が注目され、大阪にもラジオ放送局が設立された。

震災時に情報を求めて走り回った西門希子(高畑充希)は、ラジオ放送局の設立理念に深く感銘し、昭和2年に女子アナウンサーの試験を受けた。

西門希子(高畑充希)はアナウンサーの面接試験で何故か「焼氷の歌」を歌い、その歌唱力で何故か難関を突破して女子アナウンサーに合格し、最先端の職業婦人となっていた。

他方、家庭にはガスコンロが普及し、火の扱いが楽になったことから、主婦によって様々な家庭料理が考案されるようになっていた。

卯野め以子(杏)は、創作料理の懸賞応募で小遣いを稼ぎ、懸賞金を貯めに貯めて、氷冷蔵庫を購入していた。

そして、時代は流れて昭和7年(1932年)、卯野め以子(杏)は3人の子供の母親となっており、すっかりと大阪弁が定着していた。西門正蔵(近藤正臣)と西門悠太郎(東出昌大)の関係も改善されていた。

さて、西門家は、卯野め以子(杏)、西門悠太郎(東出昌大)、西門正蔵(近藤正臣)、西門静(宮崎美子)、西門希子(高畑充希)の5人に、長女・西門ふ久(子役:原見朋花)、長男・西門泰介(子役:三澤瑠斗)、次男・西門活男(子役:二宮輝生)を加えた8人所帯となっていた。

西門家は、御膳で食事をしていたが、8人所帯となったため、板の間に丸い卓袱台を2つ並べてみんなで食事をするようになっていた。

ある日の朝、テーブルに卯野め以子(杏)の創作料理が並び、みんな「美味しい。美味しい」と言って食べるが、いつもボーっとしている長女・西門ふ久(子役:原見朋花)だけが首を傾げていた。

卯野め以子(杏)は「どう?美味しい?」と尋ねても、長女・西門ふ久(子役:原見朋花)は「分かんない」と首を傾げる。

卯野め以子(杏)は「ほな、こっちを食べてみよか」と言い、別のおかずを取ろうとすると、次男・西門活男(子役:二宮輝生)が「おかわり」と言って、卯野め以子(杏)にお茶碗を差し出した。

卯野め以子(杏)は次男・西門活男(子役:二宮輝生)のお茶碗にご飯を装いながら、「悠太郎さん(東出昌大)、食事の時くらい止めてくれませんか?そんなにお仕事が大変なんですか?」と注意すると、西門悠太郎(東出昌大)は新聞を読みながら、空になったお茶碗を卯野め以子(杏)に差し出した。

そのとき、長男・西門泰介(子役:三澤瑠斗)が「それ、姉ちゃん(原見朋花)のやろ」と次男・西門活男(子役:二宮輝生)を注意する。

西門ふ久(原見朋花)のおかずを食べていた西門活男(二宮輝生)は「だって、くれるって言うたもん」と釈明すると、卯野め以子(杏)は「ふ久(原見朋花)、ちゃんと食べへんと大きくなれへんよ」と注意する。

長女・西門ふ久(子役:原見朋花)は返事もせずにボーっとしているため、卯野め以子(杏)は更に「返事くらいしい。アンタ、人の話をろくに聞いてへんやろ。授業中もろくに聞いてへんと、ボーっとしてるって、先生が」と叱る。

すると、西門静(宮崎美子)が「アンタ(杏)かて、どうせ、聞いてないクチやったんとちゃうの?」とツッコミを入れたため、卯野め以子(杏)は「そんなことないですよ」と動揺してしまう。

さて、朝食が終わると、卯野め以子(杏)は長女・西門ふ久(子役:原見朋花)と長男・西門泰介(子役:三澤瑠斗)を小学校へ送り出す。

長男・西門泰介(子役:三澤瑠斗)は友達と一緒に元気に走って小学校へ向かったが、長女・西門ふ久(子役:原見朋花)は1人でノソノソと歩いて自宅を後にした。

さて、地下鉄の計画は進んでいたが、大阪は地盤が軟弱で地下水が多いため、防水処理をしても、コンクリートの継ぎ目から浸水し、地下鉄の工事は難航していた。

西門悠太郎(東出昌大)は会議で「とにかく、土木の方で防水してもらえますか。このままやと、タイルを貼る状態にもならないので」と頼むが、土木の方も人手が足りない状況だった。

西門悠太郎(東出昌大)が「せやかて、こちらもこちらで工期があるので」と無理強いすると、土木担当の石川は「工期、工期って、オタクの先生(ムロツヨシ)が天井をアーチにしたいって言うんで、ワシらがどんだけ苦労していると思うてまんねん」と呆れた。

西門悠太郎(東出昌大)は「仕方ないじゃないですか。竹元さん(ムロツヨシ)が『欧州に引けを取りたくないのなら、天井はアーチや』と言うて、議会がそれを承認したんやから」と答えた。

土木担当の石川が「建築はええの。夢ばっかりで、ケツを拭くのは全部、土木や」と苦情を言うと、西門悠太郎(東出昌大)は「階段の位置が予定より50センチ、ずれていた時は設計変更でこちらが対応しましたけど」と反論した。

土木担当の石川が「50センチくらいどうって事ないやろ。こっちは自然相手にやってるんや」と言い返すと、西門悠太郎(東出昌大)は「こっちはミリ単位でやってるんです」と反論した。

すると、西門悠太郎(東出昌大)の上司・池本元が「分かる。分かるけど、今更、言うてもしょうが無いでしょ。タイルを貼らんわけにはいかんのやし。なとか頼むわ。この通り」と言って、土木担当の石川に頭を下げ、その場を収めた。

そのころ、長女・西門ふ久(子役:原見朋花)は小学校の庭で、ボーっと、雲の間に見え隠れする太陽を見上げていると、遊びに夢中になっていた男児3人が西門ふ久(子役:原見朋花)の背中にぶつかり、西門ふ久(子役:原見朋花)は転んでしまった。

男児は「ボーッと立ってるからじゃ、ボケ」と、転んでいる西門ふ久(原見朋花)を罵倒し、そのまま走り去ってしまった。

一方、卯野め以子(杏)は次男・西門活男(子役:二宮輝生)を連れて、喫茶店「馬介」を訪れていた。

ミックスジュースを飲み終えた次男・西門活男(子役:二宮輝生)は、厨房へ行き、高木馬介(中村靖日)にお代わりを頼んだ。

高木馬介(中村靖日)は「もうないで。これで良かったら、シャブっとき」と言い、リンゴの芯を渡すと、次男・西門活男(子役:二宮輝生)は喜んでリンゴの芯をかじった。

高木馬介(中村靖日)が卯野め以子(杏)に「活ちゃん(二宮輝生)の食べっぷりは、胸がすくようやな」と関心するが、卯野め以子(杏)の顔は曇っていた。

高木馬介(中村靖日)が「どうしたん?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「活男(二宮輝生)はこうやし、泰介(三澤瑠斗)もよう食べるし。なのに、なんで、ふ久(原見朋花)だけ」と嘆いた。

高木馬介(中村靖日)が「相変わらず、食べへんの?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「食べへんし、何を食べても美味しいって言わへんし。『美味しい?』って訊いても、『分かれへん』って」と答えた。

堀之端桜子(前田亜季)が「食べることに興味が無いって人も居るって言うわよ」と告げたが、食べることが大好きな卯野め以子(杏)には理解できなかった。

卯野め以子(杏)が話題を変えて「室井さん(山中崇)とアヤメちゃんは?」と訪ねると、堀之端桜子(前田亜季)は「動物園へ行ってる」と答えた。

卯野め以子(杏)が「いいなぁ。室井さん(山中崇)は子守をしてくれて。悠太郎さん(東出昌大)なんて何にも」と羨ましがると、堀之端桜子(前田亜季)は「私は、いい加減に働いて欲しいけどね。そこそこ売れたら、書かなくなっちゃってさ」と嘆いた。
[注釈:室井幸斎(山中崇)は絵本「鍋底大根の旅」「おでんの歌」などを出版しており、そこそこ売れたようだ。]

ところで、卯野め以子(杏)が料理のレシピを便箋に書いていたため、高木馬介(中村靖日)が「それ、ラジオ番組の『私のお料理自慢』に出すやつ?め以子ちゃん(杏)、かなり採用され取るよな」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「うん。ウチのふ久姫様(原見朋花)には一切、採用されないけどね」と嘆いた。

堀之端桜子(前田亜季)が「それってさ、やっぱり、エコヒイキなの?希子ちゃん(高畑充希)の担当番組なんでしょ」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「エコヒイキなら、もっと採用されてます。1番になってます」と否定した。

室井幸斎(山中崇)が「なんやったっけ、め以子ちゃん(杏)が頑張っとったら、突然、出てきたんよな、創作料理の達人みたいな。何やったっけ」と必死に思い出そうとすると、卯野め以子(杏)は「ミセス・キャベジ」と答えて悔しがった。

堀之端桜子(前田亜季)が「キャベジさんて、なんでそんな名前なの?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「それが、名前も住所も書かず、作り方だけ、よこすんだって」と教えて不思議がった。

そこへ、卯野め以子(杏)を探していた泉源太(和田正人)がやってきた。泉源太(和田正人)は「牛乳屋がな、なんや今日、乳がえらい余ったらしいて。要るんやったら、勉強したるでって」と教えると、卯野め以子(杏)は「買う。直ぐに買う」と即答した。

隣でリンゴの芯をかじっていた次男・西門活男(子役:二宮輝生)が「お母ちゃん、もしかして…」と喜ぶと、卯野め以子(杏)は「ふふふふふ」と、ほくそ笑んだのであった。

卯野め以子(杏)がよからぬ事を企んでいたころ、小学校では小さな大事件が幕をあげていたのであった。

ごちそうさん-第14週・第80話のあらすじとネタバレ」へ続く。

ミセス・キャベジの正体の予想は「ミセス・キャベジの正体」をご覧ください。

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