ドラマ「失恋ショコラティエ」のあらすじとネタバレ

松本潤が失恋するフジテレビのショコラティエ・ドラマ「失恋ショコラティエ」の第1話「もっとあなたに傷つけられたい」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

原作漫画「失恋ショコラティエ」のあらすじとネタバレは「失恋ショコラティエ・あらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「失恋ショコラティエ」の原作と主題歌については、「失恋ショコラティエの原作と主題歌とあらすじ」をご覧ください。

■失恋ショコラティエのあらすじとネタバレ
2007年2月。洋菓子店の窓際の席に小動爽太(松本潤)と高橋紗絵子(石原さとみ)が向かい合って座っていた。

小動爽太(松本潤)は箱を開けて「スゲー。ラトリエード・ボネールのボンボンショコラ。俺、まだ食べたこと無かったんだよね。ボネールのチョコなんて、日本じゃ食べられないよ」と喜ぶと、高橋紗絵子(石原さとみ)は「パリへ旅行してきた友達が買ってきてくれたの。これは爽太君(松本潤)の分」と話した。

小動爽太(松本潤)は1つチョコを食べる。高橋紗絵子(石原さとみ)が「どう?」と尋ねると、小動爽太(松本潤)は「凄く滑らか。甘さは控えめで、程よくほろ苦いけど、カカオの香りの濃厚さと舌触りの良さでトータルな印象が凄くスイート。優しい味だね。人の心をふんわりと解す」と感想を述べた。

高橋紗絵子(石原さとみ)が「パラヌイエのお店で、ボネールのチョコを食べるなんて、すっごい贅沢。でもこれ、持ち込み飲食」と笑うと、小動爽太(松本潤)は「ごめん」と言って慌ててチョコレートを箱に戻した。

高橋紗絵子(石原さとみ)は小動爽太(松本潤)の手を止め、「でも私、ボネールのチョコが世界中で一番好き。毎日、食べられるフランスの人が羨ましい」と言って、箱からチョコを1つ取り出し、ボネールのチョコを食べた。

高橋紗絵子(石原さとみ)の笑顔が夕日に照らされて輝いている。いつかこんなチョコレートを作りたい。紗絵子さん(石原さとみ)が一番好きなチョコレートなら、なおさらだ。

ある日、高橋紗絵子(石原さとみ)が「製菓学校の卒業試験は今日だったんでしょ?」と尋ねると、小動爽太(松本潤)は「ケーキ屋の息子だしね。そっちは問題無いと思う。むしろ、本番はこれからだ」と答えた。

高橋紗絵子(石原さとみ)が「本番って何?」と尋ねると、小動爽太(松本潤)は「いやいや。ねえ、14日って会える?」と尋ねた。しかし、高橋紗絵子(石原さとみ)が「14日はちょっと」と断る。

小動爽太(松本潤)は「ごめん、ごめん。男から誘うもんじゃないね。じゃー13日は?」と尋ねると、高橋紗絵子(石原さとみ)は笑顔で「うん、大丈夫」と答えた。

小動爽太(松本潤)は高橋紗絵子(石原さとみ)の唇に吸い寄せられるようにキスをしようとすると、高橋紗絵子(石原さとみ)は「じゃー、13日に。後でメールするね。ばいばい」と言って立ち去ってしまった。

残された小動爽太(松本潤)は、「さりげなく拒否られたような。そっか、場所が悪かったのか。てっいうか、紗絵子さん(石原さとみ)、最近、ほんのりタバコの臭いがするよな。まっ、別にどうでもいいか」と思った。

小動爽太(松本潤)が高橋紗絵子(石原さとみ)と付き合い始めたのは、去年のクリスマスの1週間前で、初めてキスしたのはクリスマスイブだった。キスをしたのも、その1回だけで、後は微妙に膠着状態で進展が無い。

小動爽太(松本潤)が高橋紗絵子(石原さとみ)と出会ったのは、15歳の春。高校に入学した小動爽太(松本潤)は、1年先輩の高橋紗絵子(石原さとみ)に一目惚れした。

各学年のイケメンと次々と付き合ってきた女、そんな噂を聞いて、次は1年のこの俺だと色めきだったけど、俺なんかが相手にされる分けが無く。ウチの学年が不作だったのか、気づけば高橋紗絵子(石原さとみ)は他校のイケメンと付き合ったりして、俺には手の届きようのない人だった。

だから、紗絵子さん(石原さとみ)に接近するため、彼氏に取り入ろうとしてパシリにされたり、紗絵子さん(石原さとみ)が居るからと、興味も無い手芸部に男1人で入部したり。とにかく、紗絵子さん(石原さとみ)の周りをうろちょろし続けた。

そんな俺がキスまでこぎ着け、次はいよいよ、バレンタインだ。

さて、帰宅した小動爽太(松本潤)は、「父さん、使わせてもらうよ」と言い、店の厨房へ入り、チョコレート作りを始めた。

ケーキ店の従業員・井上薫子(水川あさみ)が「手伝おうか?」と声をかけると、小動爽太(松本潤)は「ありがとう。でも、彼女にあげるチョコだから、1人でやらないと」と断った。

すると、厨房に入ってきた父・小動誠(竹中直人)は「大の男が女のために手作りチョコ?製菓学校へ行かせて、商品にもならない物を作られたんじゃ、親としちゃ、たまらないな」と嘆いた。

従業員・井上薫子(水川あさみ)が「じゃー、お店に出しましょうよ。爽太君(松本潤)のチョコレート、この前の試作品も上品で繊細な感じで。そこら辺のショコラティエよりもレベルが高いと思いますよ」と告げると、父・小動誠(竹中直人)は「それは俺のDNAのなせる技だな」と気分を良くして出て行った。

従業員・井上薫子(水川あさみ)が「凄い美人?誰に似てるの?」と尋ねると、小動爽太(松本潤)は「誰に似てるって言うんじゃ無いんだよね。妖精さんって感じ。いや、妖精ってのは言い過ぎだけどさ、俺には手の届かない感じ」と答えた。

従業員・井上薫子(水川あさみ)が「でもさ、クリスマスの1週間前に告白して即オッケーって。彼女、その直前に彼氏と別れてるんでしょ?イベント前に1人になっちゃったから取りあえずって、典型的なパターンだけど大丈夫なの?」と尋ねた。

小動爽太(松本潤)はチョコレートをテンパリングしながら、「それを言ったら、こっちだって打算だよ。そういう事情があるって知ってて告白したんだから。全部、分かってる。でも、良いんだ。とにかく今は、紗絵子さん(石原さとみ)は俺の彼女なんだから」と答えた。

(注釈:テンパリングとは、溶かしたチョコレートをテーブルの上でヘラを使って、広げたり、混ぜたりして、チョコレートの温度を調整する作業のこと。)

従業員・井上薫子(水川あさみ)は小動爽太(松本潤)のテンパリングを見て、「テンパリングもすっかりお手の物だね。温度計を見ずに出来ちゃう」と感心すると、小動爽太(松本潤)はテンパリングを続けながら、「腕の感触だけで分かるよ。温度で重みが変わるでしょ。今、28度」と答えた。

子供のころから、俺はケーキ屋を継ぐのかなって、漠然と考えてたけど、ぼんやりとしたものだった。紗絵子さん(石原さとみ)と出会って、人生の形が見えた。紗絵子さんはチョコレートが何よりも好き。だから、俺は紗絵子を幸せに出来るようなチョコレートを作る。紗絵子さん、俺は紗絵子さんが好きな物は何だって覚えてるよ。

2月13日の夜、ベンチに座った高橋紗絵子(石原さとみ)は、小動爽太(松本潤)から受け取った箱を開けて驚いた。

そして、高橋紗絵子(石原さとみ)は、「ごめん、受け取れない。だって、これ、メチャメチャ本気チョコだもん」と言って、箱の蓋を閉じた。

小動爽太(松本潤)は「もしかして、重い男かと思った?男が手作りチョコとか、変だよね。でも、ウチはケーキ屋だから、こんなのチャチャッと作れちゃうんだって。だから、特に深い意味とか無いからさ」と釈明する。

すると、高橋紗絵子(石原さとみ)は気まずそうに、「付き合っている人が居るの。クリスマスの後にね、元彼と復活しちゃってたの。彼は彼方此方に旅とか行く人で、ずっとほったらかされてたから、爽太君(松本潤)から告白されたとき、良いかなって思っちゃって。爽太君はいい人だし、優しいし、話も合って楽しかったから。だから…」と話した。

小動爽太(松本潤)が「二股をかけられてたんだ、俺」と落ち込むと、高橋紗絵子(石原さとみ)は「二股?」と不思議がった。

え?なんで、そこ、疑問形なの?小動爽太(松本潤)が「え?普通に二股でしょ?彼氏と続行しつつ、俺とも付き合ってたんだから」と説明すると、高橋紗絵子(石原さとみ)は「付き合ってた?」と首をかしげた。

驚いた小動爽太(松本潤)が「俺、紗絵子(石原さとみ)と付き合ってたよね。だって、『付き合って』って言ったら、『うん、いいよ』って。たった2ヶ月だったけど、キスもしたし」と確認すると、高橋紗絵子(石原さとみ)は「でも、ほら。エッチはしてないし」と答えた。

そっか。セックスをしてなけりゃ、付き合っているとは言わないか。…えー。そうなの?世の中ってそういうもんなの?訳が分からなくなってきた。

混乱した小動爽太(松本潤)は、「話をまとめるとさ、ボネールのチョコを買ってきてくれたのが、その彼氏で、明日のバレンタインを過ごすのがその男で、そいつはタバコを吸う男だよね」と尋ねた。

高橋紗絵子(石原さとみ)は「なんだ。気づいてたんだ。だったら、もっと早く言ってくれれば良いのに」と言って泣き出した。

すると、小動爽太(松本潤)は立ち上がり、「別に良いじゃん。今まで通りで良いよ。二股で良いし、また彼氏がどっかへ行っちゃった時は、俺が紗絵子さん(石原さとみ)の暇つぶしをするし。俺は全然、…大して気にしてない。俺は紗絵子さんの側にいて、いつか、ちゃんと好きになってもらえれば、それで良いからさ。それも、ずーっと先で良いから。だから、ね」と迫った。

しかし、高橋紗絵子(石原さとみ)は「ごめんなさい」と言って、チョコレートの箱を小動爽太(松本潤)に渡して立ち去ろうとした。

小動爽太(松本潤)は高橋紗絵子(石原さとみ)を呼び止め、「もしも、ちょっとでも俺にゴメンって気持ちがあるのなら、せめて、これ(チョコレート)は持って行って。その辺に捨てて良いから。誰かのために作った物を自分で捨てるのは、けっこうキツイんだ。その役を紗絵子さんにやって貰えると、俺もちょっとは救われる」と言ってチョコレートの箱を渡すと、高橋紗絵子(石原さとみ)はチョコレートの箱を受け取って立ち去った。

数日後の朝、小動爽太(松本潤)は布団の中で悶々としていると、高橋紗絵子(石原さとみ)の妖精が現れ、「爽太君(松本潤)、私、ボネールのチョコが一番好き」と言って消えた。

父・小動誠(竹中直人)が1階から「いつまでそんなことを遣ってるんだ。ウチは引きこもりを養えるほど、裕福じゃ無いぞ。とっとと店を手伝え」と叫んでいると、2階から小動爽太(松本潤)が降りてきた。

妹・小動まつり(有村架純)が「おー。お兄ちゃん、起きてきた」と驚くと、小動爽太(松本潤)は「ちょっと、パリへ行ってくる」と言って、そのまま家を出た。

小動誠(竹中直人)が「ん?今、パリって言ったか?」と驚くと、妹・小動まつり(有村架純)は「うん。パリって言った」と答えた。

さて、カバン1つでパリを訪れた小動爽太(松本潤)は、パリの名門店「ボネール」を訪れ、カウンターに居た女性にフランス語で「日本から来ました。ボネールで働かせてください」と頼んだ。女性は不審がって、奥へと消えた。

小動爽太(松本潤)は「流石に怪しすぎたかな」と反省しながらも、ガラスの向こうでショコラティエがチョコレートをテンパリングしているのを見ていると、奥から出てきたオリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)に「こんにちは。日本から来たんですか?」と声をかけられた。

小動爽太(松本潤)はオリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)に「お願いします。ここで働きたいんです」と詰め寄るが、オリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)は「そんなの無理だよ」と答えた。

小動爽太(松本潤)が「なんなら、上の人に直接頼みます」と言って奥に入ろうとしたため、オリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)は「ちょっと」と言い、小動爽太(松本潤)を掴んだ。

その拍子に、小動爽太(松本潤)が持っていたカバンが落ち、カバンから漫画雑誌「週間・少年マンデー」が飛び出した。

オリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)が「これは、週間・少年マンデー、春の特大号」と言って驚き、週間・少年マンデーを食い入るように読み出すと、小動爽太(松本潤)はオリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)から週間・少年マンデーを取り上げ、「上の人に取り次いで。君の友達とか、何とか言って。そしたら、これをやるから」と持ちかけた。

オリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)は悩んだ末、週間・少年マンデーを受け取り、奥へ入ろうとすると、小動爽太(松本潤)は「あと、あの人、新人?テンパリングが上手く行ってないようだけど。誰もチェックしていないけど、やり直した方が良いよ」と告げた。

オリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)が「そこから見て分かるの?」と尋ねると、小動爽太(松本潤)は「分かる」と答えた。

オリヴィエ・トレルイエ(溝端淳平)が奥には行って責任者に事情を説明すると、責任者が出てきて、小動爽太(松本潤)にフランス語で「やってみろ。テンパリングをとってみろ」と命じた。

小動爽太(松本潤)はボネールのエプロンをして、作業場へ入り、テンパリングを始めた。

紗絵子さん(石原さとみ)、俺は必ずショコラティエになる。貴女の目に留まるくらい有名になって、「あのとき、捨てるんじゃなかった」って後悔させるんだ。それで、俺のショコラをコッソリ食べた貴女は「セボン(良い)」と声を上げる。それが、俺の夢だよ。たとえ、その声が、俺の耳に届くことが無いとしても。

6年後、ある日の朝、テレビがフランスの有名店「ボネール」を紹介していた。単身でパリに渡り、ボーネールで修行している若き日本人が居るのだという。

テレビで紹介された日本人ショコラティエは、小動爽太(松本潤)だった。小動爽太(松本潤)は来月、日本に帰り、自分の店を開くのだという。

テレビを見ていた紗絵子さん(石原さとみ)は、小動爽太(松本潤)がボネールで働いていた事を知り、絶句した。まさか、あの爽太君?

失恋ショコラティエのあらすじとネタバレの後編」へ続く。

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