15年前に殺された澤村成美の息子・澤村ユウキが出所
ドラマ「パーフェクト・リポート」の第4話「ホーム転落事故奇跡の救出劇の裏に」の視聴率と感想です。第4話の視聴率は9.7%でした。第4話のあらすじは「パーフェクト・リポート第4話のあらすじ」をご覧下さい。
パーフェクト・リポート第4話は詰め込み過ぎたが、ストリーは面白くなってきた。情報の小出しが気になるが、今後の展開が気になる。
第4話は野球(日本シリーズ)放送のため、140分の繰り下げでの放送開始となった。なにやら、日本シリーズは監督インタビューまで放送しなければならない契約になっているため、途中で放送を中止できないらしい。
140分の繰り下げで低視聴率の更新を予想していたが、視聴率はパーフェクト・リポートで最高の9.7%を記録した。意外な結果である。
さて、第4話は、品川テレポート駅のホームから転落したおばあちゃん宇野多恵(田島令子)を助けた女性を捜す話と、作曲家・西本健一(島津健太郎)を巡る盗作疑惑についての話だった。
宇野多恵は元小学校の教諭で、宇野多恵を助けた女性は、教え子の時田弘美(岩田さゆり)だった。時田弘美は2年前のバス転落事故で死亡していたが、死んだのは一緒に乗っていた友達の新山明日香で、バス転落事故後、時田弘美は新山明日香を名乗って生活していた。
新山明日香の過去があまり描かれていなかったし、時田弘美と新山明日香との接点が分らなかったので中途半端な内容に終わった。新山明日香の両親や親族は何も言わないのか疑問に思った。
それに、バス転落事故で2人が入れ替わるという設定は、現在放送中のドラマ「秘密」と似た設定なので、パーフェクト・リポート第4話
は後味が悪かった。
一方、西本健一を巡る盗作疑惑については取材を打ち切り、中途半端な感じで終わった。作曲家の西本健一(島津健太郎)が、相良俊也(佐藤貢三)の隣の部屋で録音していることまで判明しているのに、ニュース部ディスクの黒井彰(平山浩行)が放送しなかったことに疑問を感じた。
白石弘(小日向文世)がパスワードを入力して、刑務所の監視カメラの記録にアクセスするシーンも意味が分らなかった。なぜ、刑務所の監視カメラの記録が、キャピタルテレビの映像アーカイブにあるのかが理解できない。
盗作疑惑が無ければ時田弘美の入れ替わり事件に深く切り込めている。にもかかわらず、中途半端な盗作疑惑があるということは、盗作疑惑が今後のストリーに大きく関与するのだと思う。
第4話は最後に2つキーワードを放り込んできた。1つ目は、赤坂衆(小出恵介)が独自に取材している丹波代議士の献金疑惑である。2つ目は、15年前の世田谷主婦殺害事件で殺害されたに澤村成美の息子・澤村ユウキが出所したという情報である。
赤坂衆は、英栄銀行(正確な銀行名は不明)の頭取が丹波代議士に献金した問題を追っているが、今のところ詳細は不明だ。赤坂衆は丹波代議士の献金問題を追っているため、遊軍取材班に飛ばされたのだと思う。
澤村ユウキが服役していた理由は不明だ。15年前の世田谷主婦殺害事件で母親・澤村成美が殺されたことや、11年前の蒼山叶(松雪泰子)の独占インタビューが切っ掛けで、父親が自殺したいたことに関連してくるのは当然だろう。
そこから、15年前に起きた世田谷主婦殺害事件が、丹羽代議士の献金問題にどのような形で関連してくるのかに注目したい。