ごちそうさん-第88話のあらすじとネタバレ
東出昌大が嫁に家から追い出されるNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第15週・第88話「今日でおわカレー」のあらすじとネタバレです。
ごちそうさん-第87話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第87話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさん-第88話のあらすじとネタバレ
卯野め以子(杏)が台所で西門悠太郎(東出昌大)に「出て行ってくれますか?」と告げると、西門悠太郎(東出昌大)は「何でですか?」と答えた。
卯野め以子(杏)が「何で?」と怒ると、板の間で朝食を食べていた西門正蔵(近藤正臣)は危険を察知し、子供達を蔵に連れて行った。
卯野め以子(杏)が「何でって、貴方が浮気してるからでしょ」と怒ると、西門悠太郎(東出昌大)は「してませんよ」と答えた。
卯野め以子(杏)が「じゃあ、何で、新聞を読むの止めたんですか?忙しいのに、ご飯に戻ってくるんですか?悪いと思ってるから、そういう事するんでしょう?」と怒ると、西門悠太郎(東出昌大)は「貴女が、ずっと機嫌が悪いからやないですか。むくれて嫌味ばっかり言うて」と言い返した。
卯野め以子(杏)が「『ごめん、アキ』って、何ですか?何が、どう、ごめんなんですか?鬼みたいな嫁が居るから、会えなくなってごめんですか?押し切られて結婚してもうたごめんですか?」と迫った。
西門悠太郎(東出昌大)が「何の話ですか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)が「寝言で言うてたんです」と告げた。
西門悠太郎(東出昌大)は動揺を隠しながら「寝言って」と呆れると、卯野め以子(杏)は「困りますよね。夢の中の事を言われたって。自分じゃどうしようもできないんだから。でも、だから、本当なんでしょ?もう、無理しないでくださいよ」と話を打ち切り、背を向けた。
その後、卯野め以子(杏)が喫茶店「馬介」を訪れ、経緯を話すと、室井幸斎(山中崇)は小説の参考にするため、「追い出したんだ。どうするの?これから」と尋ねてメモを取る。卯野め以子(杏)は「なんとかなるでしょ」と答える。
泉源太(和田正人)が「どうかしてへんか?あったかどうかも分からん程度の可愛らしい浮気を」を呆れると、卯野め以子(杏)は「浮気や無いから。あれは本気やから」と答えた。
堀之端桜子(前田亜季)が「本気って?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「夢で『ごめん、アキ』とか言っちゃってるの。何よ、それ。どんな夢よ。私、どんだけ悪もんなんよ。やってらんないわよ」と告げた。
そして、卯野め以子(杏)は日替わりジュースを飲み干して、「そういう事なんで、ご報告でした」と言って喫茶店「馬介」を出ると、堀之端桜子(前田亜季)が追いかけてきて「一緒に、亜貴子さん(加藤あい)の所へ行こう。どういう関係なのか聞きに行こう。意外に大した事じゃないかもしれないよ」と誘った。
卯野め以子(杏)が「いいわよ。もう」と断ると、堀之端桜子(前田亜季)は「もう嫌いになったの?悠太郎さん(東出昌大)のこと。本当にこのままで良いの?」と尋ねた。
卯野め以子(杏)が動揺しながら「良い」と答えると、堀之端桜子(前田亜季)は「はい、出た。逃げ癖」と指摘した。
そのころ、西門悠太郎(東出昌大)が仕事をしていると、西門正蔵(近藤正臣)が尋ねてきた。2人は工事現場の隅で話しながら、あんパンを食べる。
話を聞いた西門正蔵(近藤正臣)が「ほな、何かいな。その子は昔、時々、ウチに遊びに来てた、あの子か?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「そうです」と答えた。
西門正蔵(近藤正臣)は「その子と一緒になろうと思ってたんか?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「一時期、僕らは、お互いしか居ないような状況でしたから」と答えた。
西門正蔵(近藤正臣)が「今は?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「現実的にどうこうとは、全く考えてないですけど。そりゃ、好きか嫌いかって言われたら、好きですよ。め以子(杏)を好きになる切っ掛けはあっても、アキ(加藤あい)を嫌いになる切っ掛けは無かったですから」と答えた。
西門正蔵(近藤正臣)が「正直な奴やな、お前は」と呆れると、西門悠太郎(東出昌大)は「あそこまで言われたら、嘘ついてもしゃあないですから」と答えた。
あんパンを食べ終えた西門正蔵(近藤正臣)が「ほな、邪魔したな」と言って帰ろうとすると、西門悠太郎(東出昌大)は「戻れって言わないんですか?」と尋ねた。
すると、西門正蔵(近藤正臣)は「そんな事、言えた立場かいな、俺に。戻ってきたなったら、いつでも帰ってきたらええ。その時は、ワシも一緒に、怒られたる」と答えた。
一方、卯野め以子(杏)は堀之端桜子(前田亜季)と一緒に病院を訪れたが、「2タイ1って、やられたら嫌じゃない」と言い、1人で診察室に入り、村井亜貴子(加藤あい)と話した。
卯野め以子(杏)が思い切って「あの…。ウチの主人とは、どのような、ご関係でしょうか?」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は「友達やと思うけど」とサラリと答えた。
卯野め以子(杏)が「どんな友達ですか?」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は「普通の」と答えた。
卯野め以子(杏)が「普通って、どういう普通ですか?」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は淡々と「普通は、普通や」と答えた。
全く話が進展しないので、卯野め以子(杏)は「ほな、昔、2人の間に何があったか、教えてください。私には聞く、権利があると思います。妻ですから」と告げると、村井亜貴子(加藤あい)は重い口を開いた。
村井亜貴子(加藤あい)が西門悠太郎(東出昌大)と出会ったのは、火事の現場だった。西門悠太郎(東出昌大)は火事で両親を亡くし、西門悠太郎(東出昌大)は火事で母親を亡くした。
それが縁で話すようになり、西門悠太郎(東出昌大)は安全な街造りを目指し、村井亜貴子(加藤あい)は医者を目指す事を誓い合った。
しかし、村井亜貴子(加藤あい)が身を寄せていた親戚は「そんな金は出せん」と言い、困っていた所に村井家から結婚を条件に援助の話が来て、村井亜貴子(加藤あい)は村井家の援助を受け入れた。
結婚相手の光男も火事の被災者で、顔も体も火傷を負っていたが、それしか道は無かったから。
西門悠太郎(東出昌大)の方も父親に後妻が入って家の中がグチャグチャになり、現実から逃げ出したい2人は本当に逃げ出した。駆け落ちと言ったら格好いいけど、現実は駅まで行って、そこで終わり。
ただ、そのとき、西門悠太郎(東出昌大)は「俺が大人やったら…。アキの事を守れんのに。アキの夢を叶えられるように、したれんのに」と言って村井亜貴子(加藤あい)の為に泣いてくれたのだという。
村井亜貴子(加藤あい)は「もの凄く嬉しかった。ウチの為に泣いてくれる人が、世の中に1人だけは居るんやって。その後、私は覚悟を決めて村井の家に入り、悠ちゃん(東出昌大)も家に戻った。特別なことは何も無かった。お互いに相談事が出来たら、話しに行くような付き合いや。ここで話してたのも、そういうこと。普通の友達。もう、ええかな」と話した。
卯野め以子(杏)が「結局、亜貴子さんはずっと、悠太郎さん(東出昌大)を、好きやったって、ことですか?そういう、ことですか?」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は「あのな、ウチにも我慢の限界があるんやけど。貴女に権利ふりかざされて、こっちは、話したくもない事を延々と話させられてるんやけど」と怒った。
卯野め以子(杏)が「だって私は…」と告げると、村井亜貴子(加藤あい)は「悠ちゃん(東出昌大)の奥さんだから?ウチは貴女に何から何まで答えなアカンの?凄い権利やね」と呆れた。
卯野め以子(杏)が「そういうつもりは…」と動揺すると、村井亜貴子(加藤あい)は「ウチからしたら、後から来て横取りしたんは、そっちやなんで。この世でたった1人の心を許せる相手を、後から来て持ってったのは、アンタなの。もうええかな」と告げて話を打ち切った。
さて、堀之端桜子(前田亜季)が待合室で待っていると、卯野め以子(杏)が項垂れて診察室から出てきた。
堀之端桜子(前田亜季)が「どうだった」と尋ねると、卯野め以子(杏)は力無く、「邪魔者は私やった」と答えた。
その日の夜、仕事を終えた西門悠太郎(東出昌大)が食堂を訪れるが、既に店は潰れていた。
そこへ、村井亜貴子(加藤あい)が通りかかり、西門悠太郎(東出昌大)に「カレーを食べに来たん?」と尋ねる。
西門悠太郎(東出昌大)が「ここやな?昔、来てた店」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は「せや(そうよ)」と答えた。
村井亜貴子(加藤あい)が「今日、家で食べんで良いの?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「うん。今日はな」と答えた。
村井亜貴子(加藤あい)が「ほな、ウチで食べる?」と尋ねると、閉店した店を見ていた西門悠太郎(東出昌大)は驚いて村井亜貴子(加藤あい)の顔を見た。
そのころ、卯野め以子(杏)は自分の部屋の戸に支え棒をして閉じこもり、何も食べず、部屋で横たわっていたのであった。
「ごちそうさん-第15週・第89話のあらすじとネタバレ」へ続く。