ごちそうさん-第89話のあらすじとネタバレ
杏が引きこもりから復帰するNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第15週・第89話「今日でおわカレー」のあらすじとネタバレです。
ごちそうさん-第88話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第88話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさん-第89話のあらすじとネタバレ
卯野め以子(杏)は部屋の戸に支え棒をして閉じこもったまま、ご飯になっても出てこなかった。
子供達は心配して、「お母ちゃん。ほな、ここ置いとくからな。お母ちゃんの大好きな、具のおむすび。鶏みそのおむすびやで」と言い、部屋の前におむすびを置いて1階へ降りた。
一方、西門悠太郎(東出昌大)は村井亜貴子(加藤あい)に誘われ、村井亜貴子(加藤あい)の部屋を訪れていた。村井亜貴子(加藤あい)は西門悠太郎(東出昌大)にカレーを出す。
西門悠太郎(東出昌大)が「変わったカレーやな」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は「ミセス・キャベジの特性カレーや」と教えた。
他方、帰宅した西門希子(高畑充希)が「ほな、お兄ちゃん、今日は帰ってきはれへんのですか?」と驚くと、西門静(宮崎美子)は「この人、連れて帰るって出ていきはったのに、ほだされて帰ってきはってなあ」と言って西門正蔵(近藤正臣)を責めた。
西門正蔵(近藤正臣)は「けど、あんな状態で帰ってきよっても、め以子さん(杏)を苦しめるだけやと思たんや」と釈明して肩身を狭くした。
さて、西門悠太郎(東出昌大)がカレーを食べて「アキも料理するんやな」と感心すると、村井亜貴子(加藤あい)は「光男さんは表に出えへん人やったから。一緒に楽しめるもんって、食事ぐらいやったしね。おいしい?」と尋ねた。
西門悠太郎(東出昌大)が「美味しいけど、ちょっと、アッサリ目やな。そこの写真は光男さん?」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は涙をこらえていた。
西門悠太郎(東出昌大)が「どないしたんや?」と尋ねると、村井亜貴子(加藤あい)は「ごめんな。誰かとこうやって、家でご飯を食べるなんて、2度と無いと思うてたから」と答えた。
翌朝、子供らが卯野め以子(杏)の部屋の前に置いたおむすびを見ると、おむすびが無くなっていた。
子供らは「食べてる」と喜んで駆け寄り、卯野め以子(杏)の部屋の戸を開けようとするが、戸は開かなかった。
朝食時、長男・西門泰介(三澤瑠斗)が「お母ちゃんのおむすび、無くなってた」と報告すると、西門静(宮崎美子)は「ほな、食べたんやな。取りあえず、よかった、よかった。おおきにな」と礼を言った。
長男・西門泰介(三澤瑠斗)が「お母ちゃんの具合は、あれで治るん?おむすび置いといたら、出てくるん?」と尋ねると、西門静(宮崎美子)は「泰ちゃんは心配せんでも良いから、早よたべ。活ちゃん(二宮輝生)はいつもと変わらんな」と答えた。
すると、長男・西門泰介(三澤瑠斗)は口に手を当てて考えた。まるで、西門悠太郎(東出昌大)のようだ。
長男・西門泰介(三澤瑠斗)は「西門悠太郎(東出昌大)は仕事が忙しくなり、卯野め以子(杏)は具合が悪くなった」と聞かされていたが、「具合が悪いって嘘だよね。むくれて出てこなくなったんだよな」と思った。
その日、長男・西門泰介(三澤瑠斗)が小学校で考え事をしていると、友達が「おばちゃん(杏)、どうや?そろそろ、おばちゃんのオヤツ食べたいんやけど」と言って駆け寄ってきた。長男・西門泰介(三澤瑠斗)は「せやなぁ」と答え、口に手を当てて思案した。
そのころ、部屋に閉じこもった卯野め以子(杏)は、村井亜貴子(加藤あい)に「この世で、たった1人の心を許せる相手を、後から来て、持って行ったのは貴女なの」と言われた事を思い出してた。
一方、1階では、西門静(宮崎美子)が、まる屋のちょぼ焼きを買ってきたが、次男・西門活男(二宮輝生)は「お母ちゃんのショボ焼きがええ」と言って泣き出した。
そこへ、長男・西門泰介(三澤瑠斗)が友達を連れて帰ってきた。西門静(宮崎美子)が「今日はアカンで」と言うが、長男・西門泰介(三澤瑠斗)は友達を連れて2階へ上がった。
卯野め以子(杏)が部屋の中で、「私なんて…」と自責していると、子供達が戸の外から「お母ちゃん、オヤツ」「おばちゃん、オヤツ。お腹ペコペコや」と叫んだ。卯野め以子(杏)は「家に帰り。家で食べ」と答えた。
次男・西門活男(二宮輝生)が戸の外で「お母ちゃん、ショボ焼き作って。お母ちゃんのショボ焼きが食べたいんや」と泣くと、卯野め以子(杏)は心を揺さぶられた。
そこで、子供達は「ショーボ、ショーボ、ショーボ焼き。ショーボ、ショーボ、ショーボ焼き。何でもかんでも、ショーボ焼き。始末の料理や、ショーボ焼き」と大合唱を始めた。
すると、戸がバタンと開き、卯野め以子(杏)が出てきた。卯野め以子(杏)が「おばちゃん、今日はメチャメチャ機嫌が悪いからな。死ぬほどショボクレとるで」と告げると、子供達は声を上げて喜んだ。それを見た卯野め以子(杏)の顔に笑顔が戻った。
さて、堀之端桜子(前田亜季)から事情を聞いた泉源太(和田正人)は、堀之端桜子(前田亜季)を誘って、卯野め以子(杏)の様子を見に行く事にした。
泉源太(和田正人)は「アイツにはな。1000の言葉より、1枚の肉や」と言い、肉を持って西門家を訪れると、子供達の大合唱が聞こえてきた。
泉源太(和田正人)が西門家に入ると、台所で卯野め以子(杏)が必死にショボ焼きを焼いており、子供達がショボ焼きの歌を大合唱していた。
堀之端桜子(前田亜季)が「お肉は要らなかったわね」と安心すると、泉源太(和田正人)は「せやね」と答えた。
一方、川久保啓司(茂山逸平)がラジオ局の事務所を訪れると、西門希子(高畑充希)が居なかった。
川久保啓司(茂山逸平)が「すみません。もう帰ったんですか?西門君」と尋ねると、同僚が「今日は早めに帰りたいからって、早退したで」と教えた。川久保啓司(茂山逸平)はラジオ局を飛び出て、西門希子(高畑充希)を追いかける。
さて、西門希子(高畑充希)が帰宅すると、西門家から泉源太(和田正人)が出てくるところだった。
西門希子(高畑充希)が「どうしたんですか?」と驚くと、泉源太(和田正人)は「肉を持って来たんやけど、なんや、要らんようになってしもてな」と答えた。
西門希子(高畑充希)が「あっ、なんか、すみません」と謝ると、泉源太(和田正人)は「ほな」と言い帰って行った。追いかけてきた川久保啓司(茂山逸平)は、その様子を目撃してしまう。
西門希子(高畑充希)が自宅に入ろうとすると、川久保啓司(茂山逸平)に気づいた。
西門希子(高畑充希)が川久保啓司(茂山逸平)に駆け寄って「心配して来てくれはったんですか?」と尋ねると、川久保啓司(茂山逸平)は「うん、何も無かったらええねん。彼(和田正人)と上手く行くとええね」と言って立ち去った。西門希子(高畑充希)は「え?」と驚いた。
その日の夜、室井幸斎(山中崇)と堀之端桜子(前田亜季)も西門家に来て、大人達で酒を飲む。
堀之端桜子(前田亜季)が「亜貴子さん(加藤あい)と、どういう話したの?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「えっ…」と口ごもった。
西門静(宮崎美子)が「もう、言うてもええんちゃう?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「2人が秘密にしてきた事やし」と答えた。
室井幸斎(山中崇)が「今さらそんな、義理立てすることないんじゃない?もう取られちゃったんだしさ」と告げると、堀之端桜子(前田亜季)はお盆で室井幸斎(山中崇)を叩いた。
西門正蔵(近藤正臣)が「ある男がな、古女房に飽きてしもて、妾の所へ転がり込みよったんや。ほんで、毎日、毎日、一緒に暮らしてたら、その妾の方が女房みたいになってしもて、その男は結局、元の女房と浮気した」と話した。
すると、西門静(宮崎美子)は「もう、なんやねん」と言って、お盆で西門正蔵(近藤正臣)の頭を叩いた。みんな爆笑し、卯野め以子(杏)も笑顔になった。
しかし、ただ1人、笑わずに、何かを考えていた西門希子(高畑充希)が「でも、ウチは、お兄ちゃんが戻ってくると思う。毎日、一緒に居るって強いですよ」と言うと、卯野め以子(杏)はうつむいて考えた。
西門静(宮崎美子)が「ほんま、どうするつもりなん?これから。悠太郎さん(東出昌大)を迎えに行くか?一緒に行ったろか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)はグイッとお酒を飲み干し、「待ちます。気持ちは、縛れへんから。悠太郎さん(東出昌大)の気持ちに任せます」と答えた。
卯野め以子(杏)が「けど、何があっても、私はここから出て行きませんけど、ええですか?」と尋ねると、西門正蔵(近藤正臣)は「アンタは出て行ったらアカン。アカンで」と告げた。
西門静(宮崎美子)も「せなや。まさかの時は、悠太郎さん(東出昌大)に籍を外れてもろたらええねん」と同意すると、室井幸斎(山中崇)は「子供達には、お母ちゃんの方が大事ですもんね」と納得する。
そのとき、室井幸斎(山中崇)がお酒を溢したので、堀之端桜子(前田亜季)が布巾を取りに行こうとすると、堀之端桜子(前田亜季)は何かを目撃し、卯野め以子(杏)の肩を叩いて、「め以子」と呼んだ。
卯野め以子(杏)が堀之端桜子(前田亜季)を見ると、堀之端桜子(前田亜季)は裏庭の方を見ていた。
卯野め以子(杏)が「うん?」と言って堀之端桜子(前田亜季)の視線を追うと、裏庭に西門悠太郎(東出昌大)が立っていたのであった。
「ごちそうさん-第15週・第90話のあらすじとネタバレ」へ続く。