ごちそうさん-第104話のあらすじとネタバレ

杏が段階式カツ制度を考案するNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第18週・第104話「乳の教え」のあらすじとネタバレです。

ごちそうさん-第103話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第103話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第104話のあらすじとネタバレ
卯野め以子(杏)が「何かないかな?料理で甲子園へ行かせる魔法の方法とか」と相談すると、西門活男(西畑大吾)は「カツでええんちゃうの?願をかけて」と答えた。

しかし、卯野め以子(杏)「カツはアカン。お母ちゃんがカツを作るやろ。で、相手の子のお母ちゃんもカツを作るやろ。それ、同点やんか」とダメ出しをした。

西門活男(西畑大吾)が「流石やな。お母ちゃん」と褒めると、卯野め以子(杏)は「せやろ」と鼻を高くした。

その様子を見ていた西門静(宮崎美子)が「活ちゃん(西畑大吾)は、あれでええんかいな?」と心配すると、西門悠太郎(東出昌大)は笑顔で「ホッとしますよね」と答えた。

意外な答えが返ってきたので、西門静(宮崎美子)は西門希子(高畑充希)に「お兄ちゃんは、これでええんかいな?」と尋ねると、西門希子(高畑充希)は笑顔で「うん」と頷いたので、西門静(宮崎美子)は怪訝な顔をした。

そこへ、川久保啓司(茂山逸平)が浮かない顔で帰宅し、さらに、2階から長男・西門泰介(菅田将暉)が下りてくる。

長男・西門泰介(菅田将暉)が「お母ちゃん、ボロ切れとか、綿とか無い?これを直したいねん」と言ってボロボロになったキャッチャーミットを差し出すと、卯野め以子(杏)は「あんた、こんなんでやってたん」と驚いた。

次男・西門活男(西畑大吾)が「みっともない、ミットやなあ」と笑うと、長男・西門泰介(菅田将暉)は「今はみんな、こんなんやの」と答えた。

卯野め以子(杏)が、赤く腫れた長男・西門泰介(菅田将暉)の左手を見て、「アンタ、これ」と驚くと、長男・西門泰介(菅田将暉)は「今はみんな、こんなんやの」と答えた。

西門静(宮崎美子)が「お婆ちゃんが新しいのを買うたろうか?」と心配すると、長男・西門泰介(菅田将暉)は「もう売ってる所も無いの。とにかく、諸岡さん(中山義紘)が思いっきり投げられるようにしたいの。諸岡さんは最後やし」と答えた。

西門悠太郎(東出昌大)は「貸してみい」と言い、長男・西門泰介(菅田将暉)からボロボロのキャッチャーミットを受け取った。

極秘資料で甲子園が最後になるかも知れないと知った川久保啓司(茂山逸平)は、寂しそうな目で長男・西門泰介(菅田将暉)を見ていた。

さて、西門悠太郎(東出昌大)は部屋に戻ると、ぼろぼろになったキャッチャーミットを縫い修繕した。

すると、卯野め以子(杏)は、西門悠太郎(東出昌大)の針仕事を見て、「へえ、意外と器用なんですね」と驚いた。

西門悠太郎(東出昌大)は「そこそこの器用さがないと、建築はできないと、考えた事はないんですか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)が「無いですね」と答えた。

西門悠太郎(東出昌大)が「貴女は、何時まで経っても清々しいほど、浅はかですね」と笑うと、卯野め以子(杏)は「生まれた時から分別臭い人に言われたくないです」と言い返した。

翌朝、西門悠太郎(東出昌大)が長男・西門泰介(菅田将暉)に修繕したキャッチャーミットを渡すと、長男・西門泰介(菅田将暉)はキャッチャーミットの感触を確かめた。

西門悠太郎(東出昌大)が「具合は、ようないか?」と尋ねると、長男・西門泰介(菅田将暉)は「やってるうちに慣れてくるような気がする。おおきに」と礼を言った。

そこへ、卯野め以子(杏)が大きな風呂敷包みを持って来て、長男・西門泰介(菅田将暉)に渡す。

長男・西門泰介(菅田将暉)が「重いね」と驚くと、卯野め以子(杏)は「下にカレーが入ってるから」と教えた。

長男・西門泰介(菅田将暉)が「え?カレーが入ってるん?」と驚くと、卯野め以子(杏)は「みんな、元気が出るって好評やったから。溢さんようにな」と言い、長男・西門泰介(菅田将暉)を学校へ送り出した。

その後、卯野め以子(杏)が板の間で悩んでいると、西門静(宮崎美子)に「何してんの?」と尋ねられた。

卯野め以子(杏)が「ああ、甲子園へ行ける魔法の料理」と答えると、西門静(宮崎美子)は「しつこいなあ、あんた」と呆れた。

1階では近所の子供らが掃除をしていたので、西門静(宮崎美子)が「何、あれ?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「いつも、タダでオヤツをあげるのも、ようないかな思て、労働してもろてるんです」と教えた。

そのとき、台所で掃除していた男児がボーッとしていたので、卯野め以子(杏)が「何、サボってんの」と注意すると、男児は「張り合い無いねんもん」と答えた。

卯野め以子(杏)が「何でやの?」と尋ねると、男児は「せやかて、頑張ったかて、頑張らんかったって、出てくるもんは、みんな同じなんやろ?」と答えた。

「確かに」と納得した卯野め以子(杏)は、ふと、「あっ、これや」と、あるアイデアを思いついた。

一方、西門悠太郎(東出昌大)は、予定していた鉄筋が入らなくなり、建設会社の木崎らと共に、竹元勇蔵(ムロツヨシ)の元を訪れ、花園町の設計変更を頼んでいた。

西門悠太郎(東出昌大)が「お腹立ちの事とは思いますが、もう一度、花園町の設計をやり直しを」と頼むと、靴を磨いていた竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「食え。この靴墨全部食ったら、設計を変更してやる」と告げた。

西門悠太郎(東出昌大)の部下が「死にますよ。そんなもんを食うたら」と批判すると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)が「私が、どれだけ、お前らの糞を食わされてきたと思っているんだ」と激怒した。

部下が「僕らが、いつ、そんな事をしましたか?」と反論すると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「私の辞書では『言い訳』と書いて『糞』と読むんだ」と言い放った。

部下は「戦時統制が」と釈明すると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「俺の起こした戦争じゃねえ」と言い、靴で殴ろうとしたが、西門悠太郎(東出昌大)は「大事な靴に傷がつきますよ」と言い、靴を受け止めた。

竹元勇蔵(ムロツヨシ)が「俺の設計を守ることが、お前の仕事じゃないのか」と激怒すると、西門悠太郎(東出昌大)は「部下を守る事も仕事です」と答えた。

すると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「じゃあ、両方やれ、このウドの大木が」と言い、西門悠太郎(東出昌大)に靴を投げつけた。

建設会社の木崎が「竹元先生、ご自分で手配してみはったらどうですか?先生は言うばっかりで、なんもしてはらへんやないですか。私らが、毎日、毎日、どんだけ駆けずり回ってるか。見てくださいよ、この靴」と泣きながら、ボロボロになった靴を脱いで見せた。

すると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「ハハハ。無能の切り札は、お涙ちょうだいか。じゃあ、やる。この靴。この靴。この靴。全部やる。だから、意地でも、鉄筋を見つけて来い。分かったか。この底抜け浪花節野郎が」と激怒して、靴を叩き付けた。

その日の夜、川久保啓司(茂山逸平)がキャッチャーミットを持って帰ってきて、西門泰介(菅田将暉)にプレゼントすると、西門泰介(菅田将暉)は「ほんまに、ええんですか?おおきに、おじさん」と喜んだ。

そして、西門泰介(菅田将暉)は、今日も連れて帰っていた諸岡弘士(中山義紘)に「これで、遠慮は要りませんよ」と告げると、諸岡弘士(中山義紘)は「ホンマか」と喜んだ。

そこへ、西門悠太郎(東出昌大)が帰宅する。西門悠太郎(東出昌大)が「ミット、啓司君(茂山逸平)が?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「そうなんです。大学時代のお友達から、お古を貰ってきてくれて」と教えた。

西門ふ久(松浦雅)は、西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)の様子をコッソリを観察してる。

キャッチャーミットを西門泰介(菅田将暉)にプレゼントした川久保啓司(茂山逸平)は、帰宅した西門悠太郎(東出昌大)の顔色を伺うと、西門悠太郎(東出昌大)に喜ぶ様子は無く、どことなく暗い感じだった。

その後、西門悠太郎(東出昌大)が部屋で考え事をしていると、川久保啓司(茂山逸平)が「お兄さん、ちょっと、ええですか?」と尋ねてきた。

川久保啓司(茂山逸平)は「すみません、差し出がましいことして。やっぱり、修繕すると、具合のええもんや無いらしいんで。断ってからとも思たんですけど、慣れるの
に、時間も必要やろし」と謝罪する。

しかし、西門悠太郎(東出昌大)は「いやいや、こちらこそ、気を回してもらって。僕は仕事で手一杯なんで、父親らしい事は何も出来ませんから、ホンマ、ありがたいです」と礼を言った。

川久保啓司(茂山逸平)が「やっぱり、そんなに大変なんですか?」と尋ねると、西門悠太郎(東出昌大)は「うーん、資材が。前々から、かなり厳しかったんで、それを見込んで、竹元さんに花園町の設計を質素なものにしてもらっていたんですけど、それでも難しくなってきてしもうて」と話した。

西門悠太郎(東出昌大)が「あっ、すみません、何か、啓司君(茂山逸平)は話しやすいんで」と謝ると、川久保啓司(茂山逸平)は「黙ってるのが、仕事ですから」と答えた。

西門悠太郎(東出昌大)が「せやから、泰介(菅田将暉)には、こう、ガツンと決めて欲しいんです」と話すと、川久保啓司(茂山逸平)は「何や、スカッとしたいですよね」と答えて、2人は意気投合した。

一方、1階では、卯野め以子(杏)が西門泰介(菅田将暉)らに「段階式カツ制度」を発表していた。

西門活男(西畑大吾)が「段階式カツ制度?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「そうです。1回戦に勝てば、野菜と鰯のカツ。2回戦に勝てば、イカ。3回戦に勝てば白身魚というように、勝ち上がっていく毎に中身が豪華になっていき、準決勝に勝てば、牛カツになります」と説明した。

西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)は「牛ですか?」と言い、反応が今ひとつだったので、卯野め以子(杏)が「アカン?」と尋ねると、西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)は「うおおおー」と雄叫びを上げて喜んだ。

卯野め以子(杏)が「やる気が出た?」と尋ねると、西門泰介(菅田将暉)は「出た」と喜んだ。

西門活男(西畑大吾)は慌てて卯野め以子(杏)に「それ、ワシらも食べられるんやな?」と確認すると、卯野め以子(杏)は笑顔で「うん」と答えた。

諸岡弘士(中山義紘)は興奮して「もう行きます。絶対に行きます。準決勝で倒れるつもりで投げます」と宣言すると、西門泰介(菅田将暉)の手を取って「西門、俺は絶対に勝つ」と勝利を誓った。

すると、西門ふ久(松浦雅)は目を剥いて、諸岡弘士(中山義紘)が西門泰介(菅田将暉)の手を握りしめる様子を見つめた。

試合の日の朝、西門家は家の前で揃って、「勝って来るぞと勇ましく、誓って故郷を出たからは、手柄立てずに死なりょうか、打撃の音を聴く度に、まぶたに浮かぶカツの波」と大声で歌って、西門泰介(菅田将暉)を送り出した。

近所に人は出征祝いと勘違いしたが、西門泰介(菅田将暉)がバットを持っていたので不思議がる。

こうして、ままならない現実の中で、西門泰介(菅田将暉)の夢は、みんなの希望になっていった。

西門泰介(菅田将暉)らは、1回戦を勝ち、2回戦を勝ち、そして、3回戦に勝った。

卯野め以子(杏)は段階式カツ制度の表を見て「今日は白身か」とつぶやいたのであった。

ごちそうさん-第18週・第105話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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