ごちそうさん-第105話のあらすじとネタバレ
泉源太(和田正人)が傷病除隊したNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第18週・第105話「乳の教え」のあらすじとネタバレです。
ごちそうさん-第104話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第104話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■ごちそうさん-第105話のあらすじとネタバレ
今日、西門泰介(菅田将暉)ら野球部が勝てば、夕食は白身魚だった。
卯野め以子(杏)は早速、魚屋に買いに行くと、大将が「イカでは、イカんか?」と尋ねた。
卯野め以子(杏)が「白身魚って、約束なんですよ」と答えると、通行人の男性が「ほな、これは?」と言ってエイを指さした。
卯野め以子(杏)が「エイって白身なん?」と驚くと、通行人の男性が「そこは『白身でエイの?』やろ。ボケ」とダメ出しした。
卯野め以子(杏)が聞き慣れた声に驚いて男性を見ると、男性は泉源太(和田正人)だった。卯野め以子(杏)が「源ちゃん?」と驚くと、泉源太(和田正人)は「ただいま」と答えた。
その後、卯野め以子(杏)は喫茶店「馬助」へ行き、泉源太(和田正人)から話を聞いた。
高木馬介(中村靖日)が「へえ、戦地で病気になって」と驚くと、泉源太(和田正人)は「ああ、それで、任務不適格の、傷病除隊いうやつや」と答えた。
卯野め以子(杏)が「体は大丈夫なん?えらい、痩せたみたいやけど」と心配すると、泉源太(和田正人)は「ろくなもんを食えんかったからな。美味いもんでも食うたら、そのうち、戻るやろう」と答えた。
そこで、高木馬介(中村靖日)が「タンポポコーヒー、居らん間に、上手いこと出来るようになったで。美味なっとるで」と言い、泉源太(和田正人)にタンポポコーヒーを差し出した。
泉源太(和田正人)は少し戸惑ったが、「ほな」と言い、タンポポコーヒーを1口飲むと、「戻ってきたんやな」と感じ入った。
卯野め以子(杏)が「とりあえず、良かったね。大きい声では言えんけど」と安心すると、泉源太(和田正人)は「ほな、行くわ」と告げた。
卯野め以子(杏)が「え?もう?」と驚くと、泉源太(和田正人)は「お姉ちゃん所にも行ったらんとな」と言い、喫茶店「馬助」を後にした。
高木馬介(中村靖日)は、ほとんど減っていないタンポポコーヒーを見て、「美味しく無かったんかな」と残念がった。
一方、西門悠太郎(東出昌大)は、かけずり回ったが、鉄筋が確保できず、市役所で部下と喧々囂々の議論を重ねていた。
部下の1人が「このままやと、工期に差支えてきます。上に事情話して、僕らで、設計変更する事にしませんか?」と提案すると、西門悠太郎(東出昌大)も「もう限界かもな」と答えた。
すると、別の部下が「あの-。実は昨日、竹元先生(ムロツヨシ)をお見かけしまして。話はしなかったんですけど、どうも、竹元先生も鉄筋を探して掛け合ってくれてはるみたいで」と話した。別の部下は「今、言うか、それ」と呆れた。
西門悠太郎(東出昌大)が「もう少し、粘りますか」と決断を下したところに、元上司の藤井耕作(木本武宏)が「西門くーん」と尋ねてきた。
西門悠太郎(東出昌大)が「取り込み中です」と即答すると、藤井耕作(木本武宏)は「ええ話、あるんやけど」と告げた。西門悠太郎(東出昌大)は思わず、藤井耕作(木本武宏)を見た。
さて、西門悠太郎(東出昌大)は藤井耕作(木本武宏)を別室に招き、弁当を食べながら、話を聞くことにした。
西門悠太郎(東出昌大)が弁当箱を開けると、藤井耕作(木本武宏)は漬け物を見て「紅子」と叫んだ。
西門悠太郎(東出昌大)は直ぐに弁当の蓋を閉め、「何ですか?ええ話って」と尋ねると、藤井耕作(木本武宏)は「なーんでしょ?」と尋ねた。
西門悠太郎(東出昌大)が「全の偶然やと思うんですけど、冒涜されてるような気になるんで、止めてもらえますか?」と告げると、藤井耕作(木本武宏)は「あっそう。ええ話と言うんは、これや。竹筋コンクリート。知ってる?鉄筋の代わりに竹使うやつ。」と言い、竹筋コンクリートの資料を手渡した。
西門悠太郎(東出昌大)が「知ってますよ。そんなん」と答えると、藤井耕作(木本武宏)は「君が知ってるのは、昔のやろ?今のもっと凄いんやで。橋とか造れんねんで」と教えた。
西門悠太郎(東出昌大)が「いくら良くなったかて、僕は怖くて使えませんね。言うたかて、竹でしょ」と呆れるが、藤井耕作(木本武宏)は「とにかく、読むだけでも読んでみて」と頼んだ。
さて、卯野め以子(杏)と西門活男(西畑大吾)が、自宅の台所でエイを調理していると、西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)が帰ってきた。
西門泰介(菅田将暉)が暗い顔をしていたので、西門静(宮崎美子)が「あれ?アカンかったんか?試合」と尋ねると、西門泰介(菅田将暉)は「うううん。勝った」と答えた。
卯野め以子(杏)が「凄いなあ、やっぱり」と喜ぶが、西門泰介(菅田将暉)が嬉しそうではなかったので、西門静(宮崎美子)は「何かあったんか?」と尋ねた。
すると、西門泰介(菅田将暉)は「試合は勝った。けど、全国大会は無しやって。今後5年間、全国大会は中止。甲子園は無いんやって」と答えた。
卯野め以子(杏)が「え?え?何で、急に、そんな事になって」と驚くと、諸岡弘士(中山義紘)は「自分らも、よう分からんのですけど、試合終わったら、監督から言われたんです」と教えた。
卯野め以子(杏)は「せやけど、そんな。なんで?」と驚く。
諸岡弘士(中山義紘)が「ほな、自分はこれで失礼します」と言って帰ろうとしたので、卯野め以子(杏)は「ご飯、ご飯食べていき」と誘った。
諸岡弘士(中山義紘)が「頂けませんよ。もう、甲子園は無いのに」と落ち込むと、西門活男(西畑大吾)は「今更、そんなこと言わんでも。大会が始まる前から来てはったやんか」と誘った。
諸岡弘士(中山義紘)が「それは…」と口ごもると、卯野め以子(杏)は「けど、予選は最後まであるんちゃうの?」と尋ねた。
諸岡弘士(中山義紘)が「そえは、あるかもしれませんけど」と答えると、卯野め以子(杏)は「ほな、まだ試合は続くかもしれへんやんか。カツを食べんと」と言って諸岡弘士(中山義紘)の肩を叩いた。
西門活男(西畑大吾)も「もう用意してあるで」と教えると、諸岡弘士(中山義紘)は「ほな、御相伴させていただきます」と答えた。
卯野め以子(杏)は諸岡弘士(中山義紘)に「ほな、2人とも手を洗ってきい」と告げると、西門活男(西畑大吾)と料理の仕上げにかかった。
その後、部屋に入った諸岡弘士(中山義紘)は「あんまり、湿っぽうならんようにしような」と告げると、西門泰介(菅田将暉)は「はい」と答えた。
廊下で、2人の会話を立ち聞きしていた西門ふ久(松浦雅)は、寂しそうな顔をしていた。
その後、帰宅した西門悠太郎(東出昌大)と川久保啓司(茂山逸平)は、西門静(宮崎美子)から甲子園が中止なった事を教えられた。
西門悠太郎(東出昌大)は「中止ですか」と残念がり、川久保啓司(茂山逸平)は「そうか」と溜息をついた。西門悠太郎(東出昌大)は不思議そうに川久保啓司(茂山逸平)を見た。
そこへ、出かけていた卯野め以子(杏)が戻ってくる。
西門静(宮崎美子)が「あった?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「結局、鶏を飼うてはる、お家に頼みこんで、1個だけ売ってもらいました」と答えた。
西門悠太郎(東出昌大)が「卵?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「うん。衣に使う分しかなかったから。2人に付ける分だけでも、と思って」と答えた。
さて、卯野め以子(杏)が買ってきた卵は、タルタルソースとなり、西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)のエイのフライにかけられた。
卯野め以子(杏)が「お父さん、早う、早う。冷める」と促すと、西門悠太郎(東出昌大)は「いただきます」と号令をかけ、みんなも「いただきます」と復唱した。
諸岡弘士(中山義紘)が「何ですか?これは?」と言ってエイのフライを食べると、卯野め以子(杏)は「美味しい?」と尋ねた。
諸岡弘士(中山義紘)が「美味しいなんてもんやないです」と驚くと、西門静(宮崎美子)は「ほな、ガツガツいき、ガツガツ」と勧めた。
諸岡弘士(中山義紘)が「この上にかかってるのは、どうやって作るんですか?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「卵でマヨネーズ作って、そこに、ぬか漬けのキュウリと、ラッキョウを刻んで、梅酢と、梅干しと、お砂糖入れてんよ」とタルタルソースの作り方を説明した。
ふと、諸岡弘士(中山義紘)が、みんなの皿を見ると、みんなの皿にはタルタルソースがかかっていなかった。タルタルソースがかかっているのは、諸岡弘士(中山義紘)と西門泰介(菅田将暉)の皿だけだった。
諸岡弘士(中山義紘)が「僕たちの為に?」と驚くと、卯野め以子(杏)は「大変やと思うやろ?ところがや。鶏を飼うてるおじさんに、おばちゃんがニコって笑ったらな、卵が出てきたんよ。おばちゃんの魅力で一発やって話や」と教えた。
西門静(宮崎美子)は、卯野め以子(杏)の馬鹿話に呆れて、諸岡弘士(中山義紘)に「早う食べや」と促した。
卯野め以子(杏)らが馬鹿話をしていると、味噌汁を飲んだ諸岡弘士(中山義紘)が急に箸を置いて泣き出した。
諸岡弘士(中山義紘)が泣きながら「すみません。こんなに応援して頂いたのに、甲子園へ行かれへんで、ホンマにすみません」と言って頭を下げると、卯野め以子(杏)は涙を我慢しながら「何を言うてんの。あんたらは、何も悪うないやんか」と答えた。
西門活男(西畑大吾)が「ワシらもカツ三昧やったし」とフォローすると、西門希子(高畑充希)も「私らも、ええ夢を見せてもろうたよ」と励ました。
西門泰介(菅田将暉)が「さっき、泣かへん言うたやないですか」と笑うと、諸岡弘士(中山義紘)は「今、そんなこと言うなや」と答えた。
卯野め以子(杏)は「食べ。おばちゃんの分も食べ。ぎょうさん食べ。お代わりは、いくらでもあるからな」と言い、皿を差し出すと、諸岡弘士(中山義紘)は泣きながら、エイのフライにかぶりついた。
夕食後、西門悠太郎(東出昌大)は川久保啓司(茂山逸平)を部屋に呼ぶと、「もしかして、知ってはったんですか?」と尋ねた。
川久保啓司(茂山逸平)が「今年は、あるって思ってました」と答えると、西門悠太郎(東出昌大)は「今年は?」と尋ねた。
すると、川久保啓司(茂山逸平)が「口外はしないで欲しいんですけど。僕は今、あちこちに放送の拠点局を増設する仕事をしてるんです」と教えた。
西門悠太郎(東出昌大)が「このご時世に増設ですか?」と尋ねると、川久保啓司(茂山逸平)は「はい」と答えた。
西門悠太郎(東出昌大)が「とうとう、米英とやるってことですか?」と尋ねると、川久保啓司(茂山逸平)は「僕らも、ただ作れって言われてるだけなんです。けど、明らかに敵の空襲があっても、放送が機能不全に陥らんための予防策としか思えません」と答えた。
一方、西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)の2人は、家の前の道で投球練習をしていた。西門ふ久(松浦雅)はコッソリと、その様子を見ていた。
しばらくして、西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)の2人が投球練習を終えて家の中に入ろうとすると、西門ふ久(松浦雅)は諸岡弘士(中山義紘)の前に姿を現した。
そして、西門ふ久(松浦雅)は「あの、諸岡君。これからも、遠慮せんと来てな。2人の青春はウチの青春やから」と告げたのであった。
「ごちそうさん-第18週・第106話のあらすじとネタバレ」へ続く。