ごちそうさん-第109話のあらすじとネタバレ

東出昌大がムロツヨシに絶縁されたNHK連続テレビのごちそうさんドラマ「ごちそうさん」の第19週・第109話「貧すればうどんす」のあらすじとネタバレです。

ごちそうさん-第108話のあらすじとネタバレは「ごちそうさん-第108話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「ごちそうさん」のあらすじとネタバレ目次は「ごちそうさん-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ごちそうさん-第109話のあらすじとネタバレ
西門悠太郎(東出昌大)は竹元勇蔵(ムロツヨシ)の部屋を訪れ、「花園町の駅舎の件ですが、結論から申し上げますと、鉄筋は手配できませんでした。工期を考えても、これ以上、時間を取るのは不可能です」と報告した。

そして、西門悠太郎(東出昌大)は「頂いた設計図はこちらですが、駅舎の中2階を、全面撤廃したいと思います。中2階部分を省略し、地上からホームに直結する形をとると、鉄筋が確保されている量で賄えます。何卒、ご承諾を願えれば」と言って図面を差しだし、設計変更を頼んだ。

すると、図面を見た竹元勇蔵(ムロツヨシ)は、「洞穴じゃないか。こんなもん、洞穴を電車が走ってるだけじゃないか」と激怒して机を叩いた。

西門悠太郎(東出昌大)が「米英と戦争が始まれば、空襲の恐れも十分にあります。そうなった時、地下鉄の駅舎は、防空壕の役割を果たす可能性があります。必要なのは強度です。この現実の中で、守るべきは人命です」と説得する。

すると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は背を向けて、「今後、地下鉄事業から、私の名前を外してくれ」と答えた。

西門悠太郎(東出昌大)は「上に報告します。竹元さん(ムロツヨシ)、今までお世話になりました」と言い、深々と頭を下げた。

一方、泉源太(和田正人)は西門家で恐る恐る、お粥を食べてた。

卯野め以子(杏)が「大丈夫?」と尋ねると、泉源太(和田正人)は「大丈夫…な気がする」と答えた。

卯野め以子(杏)や西門泰介(菅田将暉)が、泉源太(和田正人)の復活を喜ぶ。

そこで、西門泰介(菅田将暉)が卯野め以子(杏)に「そや。予選が再開される事に決まったから」と報告すると、卯野め以子(杏)は「ほな、カツ制度を再開せんとね」と喜んだ。

泉源太(和田正人)が「カツ制度?」と尋ねると、西門活男(西畑大吾)が「勝っていく毎に、カツの中身が豪華になっていって、最後には牛カツになんねん」と教えた。

すると、泉源太(和田正人)は「ほな、それ、ワシが何とかしたるわ」と引き受けると、卯野め以子(杏)らは「ホンマに?」と驚いた。

泉源太(和田正人)が「こんなに面倒みてもろといて、当り前やがな」と答えると、卯野め以子(杏)は「おおきに。源ちゃん」と喜んだ。

そこに、藤井耕作(木本武宏)と大村宋介(徳井優)が、酔いつぶれた西門悠太郎(東出昌大)を連れて帰ってきた。

家に着くなり、西門悠太郎(東出昌大)は倒れ込み、西門泰介(菅田将暉)と西門活男(西畑大吾)が、西門悠太郎(東出昌大)を2階へと運んだ。

卯野め以子(杏)が藤井耕作(木本武宏)と大村宋介(徳井優)にお礼を言い、「どうしたんですか?」と尋ねると、大村宋介(徳井優)は「鉄筋が足らんから、設計を変更するって、竹元さん(ムロツヨシ)に、言いに行ったらしゅうて」と答えた。

卯野め以子(杏)が「それで、あんなに」と驚くと、大村宋介(徳井優)は「それが、竹元さん(ムロツヨシ)の設計、跡形も無いようなもんやったらしいから、絶縁を言い渡されたらしいわ」と教えた。

藤井耕作(木本武宏)が「せやから、竹筋を使うたら良かったのに」と残念がると、大村宋介(徳井優)は「阿呆か。あんなもん使うたら危のうてしゃあないやろ」と呆れた。

そして、大村宋介(徳井優)は卯野め以子(杏)に「言うてしまえば、人命を守るために、竹元さん(ムロツヨシ)を切り捨てたんやなあ。なんやかんや言うても、あいつは、竹元さん(ムロツヨシ)に心酔してたから、辛かった思うわ。まあ、優しゅうしてやってな」と話すと、西門家を後にした。

卯野め以子(杏)は、西門悠太郎(東出昌大)が「気持ちええでしょう。竹元さんの造る駅は。夢を叶えるために、一番大切な事は、才能や根性ではなく、生き残る事です」と言って事を思い出した。

その後、泉源太(和田正人)が板の間に貼ってある野球のトーナメント表を見ていると、卯野め以子(杏)が2階から降りてきた。

泉源太(和田正人)が「肉、いつもってきたらええねん?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「確かめとくわ」と答えた。

泉源太(和田正人)が「分かったら、早めに言いに来てな」と頼むと、卯野め以子(杏)は「え?」と驚いた。

泉源太(和田正人)が「そろそろ、お姉ちゃんの所にも顔を出したいし」と話すと、卯野め以子(杏)は「人が多すぎて、居にくい?」と尋ねた。

すると、泉源太(和田正人)は「逆や、居心地がええから、ずっと、居りとうなってしまうんや」と答えた。

翌朝、卯野め以子(杏)が「大丈夫?」と心配するが、泉源太(和田正人)と西門悠太郎(東出昌大)は「大丈夫や」と言い家を出たものの、門の所で倒れ込んでしまった。

結局、泉源太(和田正人)と西門悠太郎(東出昌大)は出かけず、奥の部屋で布団を並べて寝た。

西門悠太郎(東出昌大)が「ウチの妻(杏)に、渾名を付けるとしたら、何にしますか?」と尋ねると、泉源太(和田正人)は「ゴンボウ」と答えた。

西門悠太郎(東出昌大)が「酷ないですか?」と呆れると、泉源太(和田正人)は「ほな、お前は何てつけんねん」と尋ねた。

西門悠太郎(東出昌大)が「鉄筋ですかね」と答えると、泉源太(和田正人)は「そっちの方が酷ないか?」と呆れた。

西門悠太郎(東出昌大)が「どちらも、僕には無くては成らない物なんですが」と答えると、泉源太(和田正人)は「ひっとして、牽制球を投げとんのか?」と尋ねた。

そこへ、卯野め以子(杏)が顔を出し、西門悠太郎(東出昌大)らに「ちょっと、出てくるさかい。大人しくしといてや」と言って出かけていった。

さて、竹元勇蔵(ムロツヨシ)の部屋を訪れた卯野め以子(杏)は、「と、いう訳で、ニンニクの梅肉エキス和えです」と言って、竹元勇蔵(ムロツヨシ)に壺を差し出した。
竹元勇蔵(ムロツヨシ)が「何が『と、いう訳』だ?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「私、義理の姉と、かなり、こじれてたんですけど、時間が経つと、多少、丸くなる部分があると言いますか、逆に時間が必要と言いますか」と答えた。

竹元勇蔵(ムロツヨシ)が「で、なぜ、それが、ニンニクになるんだ?」と尋ねると、卯野め以子(杏)は「せやから、お許しを頂くためには、まず、竹元さんに長生きしてもらわなアカンやないですか」と答えた。

すると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)が「奥(杏)。つまり、貴様はワシが年寄りだと言いたいのか?去れ、このシナモンスティックめ」と激怒した。

卯野め以子(杏)が「シナモンスティック?」と不思議がると、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は「ニッキ棒の事だ。添え物のくせに、やたらと自己主張の激しい所がソックリだ」と言い、部屋から卯野め以子(杏)を追い出した。

ただ、卯野め以子(杏)がニンニクの梅肉エキスが入った壺を持って出たので、竹元勇蔵(ムロツヨシ)は卯野め以子(杏)から壺を奪って部屋の中に戻った。

卯野め以子(杏)は「…これは欲しいんですか?」と竹元勇蔵(ムロツヨシ)に呆れた。

さて、卯野め以子(杏)が帰宅すると、台所が散らかっていた。卯野め以子(杏)が散らかった台所に驚いていると、奥の部屋から笑い声が聞こえてきた。

卯野め以子(杏)が慌てて奥の部屋に入ると、西門悠太郎(東出昌大)と泉源太(和田正人)が、大笑いしながら、酒を飲み飯を食べていた。

卯野め以子(杏)が眉間をヒクヒクさせながら、「何やってんの?」と聞くと、西門悠太郎(東出昌大)は「迎え酒です。ホンマ、頭痛が治りますねえ」と答えた。

泉源太(和田正人)が「こっちも、すいすい食えるわ。ガハハハ。最初から酒を飲んどった方が良かったんちゃうか」と言って笑うと、西門悠太郎(東出昌大)も「ホンマですよ。あんな大騒ぎせんでも」と言って笑った。

すると、卯野め以子(杏)はブチ切れて「出て行け。このアホ、ボケ、カス」と怒鳴ると、西門悠太郎(東出昌大)は「それは言い過ぎとちゃいますか」と泉源太(和田正人)を庇った。

卯野め以子(杏)は「アンタもや。人が心配してるのに、もう」と言い、枕で西門悠太郎(東出昌大)を何度も叩いた。

それを見て、泉源太(和田正人)は一気に酔いが覚め、「ほな、ワシ、帰るわな」と言い、西門家から逃げ出した。

かくして、泉源太(和田正人)は、店に復帰することになったのである。

一方、西門泰介(菅田将暉)は野球の試合で勝ち、その日の夕食は牛カツになった。

牛カツはソースが無くても食べられるように下味が付いており、西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)ともに大喜びで牛カツを食べた。

長女・西門ふ久(松浦雅)は、仲良く牛カツを食べる西門泰介(菅田将暉)と諸岡弘士(中山義紘)を見て、密かにニヤニヤしていた。

その日の夜、布団に入った西門悠太郎(東出昌大)は、「泰介(菅田将暉)は、『いつか、甲子園に行く』って決めたらしいですよ。僕もいつか、また、竹元さんと仕事できますかね」と話すと、卯野め以子(杏)は「どうでしょうね。早よ、終わったらええですね、戦争」と答えた。

卯野め以子(杏)の願いも虚しく、この年の暮れ、日本は太平洋戦争に突入するのであった。

ごちそうさん-第19週・第110話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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