僕のいた時間-第6話のあらすじとネタバレ後編
三浦春馬が多部未華子と再会するフジテレビの筋萎縮性側索硬化症(ALS)ドラマ「僕のいた時間」の第6話「今、僕にできること一歩、踏み出す勇気」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「僕のいた時間-第6話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■僕のいた時間-第6話のあらすじとネタバレ後編
一方、水島守(風間俊介)は「今日は連れて行きたいところがあるんだよ」と言い、澤田拓人(三浦春馬)を誘いに来ていた。
澤田拓人(三浦春馬)が「どこ?」と尋ねるが、水島守(風間俊介)は「それは行ってからの楽しみ」と答えた。
澤田陸人(野村周平)が「守さん(風間俊介)は暇ですね」と呆れると、水島守(風間俊介)は「暇じゃねーよ。来たいから、来てんだよ」と答えた。
すると、澤田拓人(三浦春馬)は少し考え、「陸人(野村周平)も一緒に行く?」と誘った。
さて、水島守(風間俊介)が澤田拓人(三浦春馬)を連れて行った場所は、スポーツセンターの体育館だった。体育館の中では、大勢の人が電動車椅子でサッカーをしていた。
水島守(風間俊介)が「どう?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「やるに決まってるじゃん」と喜び、練習に参加した。
電動車椅子サッカーの様子を見ながら、澤田陸人(野村周平)が「何で兄さんと付き合ってるんですか?病気だから同情してるんですか?」と尋ねると、水島守(風間俊介)は「病気の前から友達だし。今でも拓人と居ると楽しいし」と答えた。
澤田陸人(野村周平)が「なんで、兄さんは楽しそうなんだろう」と不思議に思うと、水島守(風間俊介)は「サッカーが好きだからじゃない?」と答えた。
その後、澤田拓人(三浦春馬)と澤田陸人(野村周平)が帰宅すると、母・澤田美和子(原田美枝子)が「陸ちゃんも出かけてたの?どこに行ってたの?」と驚いた。
澤田拓人(三浦春馬)が「電動車椅子のサッカーしてた。チームに入ることにした」と話すと、母・澤田美和子(原田美枝子)は「そう」と答えた。やはり、澤田美和子(原田美枝子)の関心は、澤田陸人(野村周平)にあるようだ。
母・澤田美和子(原田美枝子)は澤田陸人(野村周平)に「ちゃんと、話したいと思う。大学に行かなくなって2ヶ月になる。このままじゃ、いけないでしょ。どうしたらいいか、一緒に考えよう」と説得した。
澤田陸人(野村周平)が無視して部屋に入ろうとすると、母・澤田美和子(原田美枝子)は「何か嫌なことでもあったの?友達と合わない?嫌な友達とは付き合わなくてもいいわよ。そんな事で陸ちゃんの将来を台無しにする必要なんてないわ。ちゃんと、講義だけでも受けてちょうだい」と頼んだ。
すると、澤田陸人(野村周平)は「お前のせいだ。お前のせいだって言ってるんだ」と怒鳴った。
母・澤田美和子(原田美枝子)は「私が何をしたって言うの?私は陸ちゃんの為に、一所懸命にやってきたんじゃないの」と尋ねると、澤田陸人(野村周平)は「僕はずっと母さんの言うとおりにやってきたよ。その結果が、今の僕だよ。母さんのせいで、僕はこういう風になったんだよ。この先、真っ暗だよ」と言い、母・澤田美和子(原田美枝子)を部屋から追い出した。
部屋の中で暴れる澤田陸人(野村周平)。部屋の外では、母・澤田美和子(原田美枝子)が「今まで反抗した事なんて無かったのに」と言って泣いていた。
一方、本郷恵(多部未華子)がALS患者・今久保の介護をしていると、ALS患者・今久保が「新しく知り合ったALSの子は、かなりのイケメンで女の子が大歓迎いてた」と話した。
本郷恵(多部未華子)が「へえ。イケメンなんだ。私も会ってみたいな」と話すと、ALS患者・今久保は「あー。彼氏に言いつけちゃうよ」と答えて笑った。
ある日、澤田拓人(三浦春馬)が公園で車椅子サッカー用の車椅子の練習をしていると、近くでサッカーをしていた子供達のボールが転がってきた。
澤田拓人(三浦春馬)が車椅子でボールを蹴り返してやると、子供達は「おおー。スゲー」と驚いた。
澤田陸人(野村周平)はその様子を目撃し、考え込んだ。
ある日の夜、澤田拓人(三浦春馬)は、部屋に籠もっていた澤田陸人(野村周平)に「悪い。ちょっと手伝ってくれない?」と頼んだ。
澤田陸人(野村周平)が澤田拓人(三浦春馬)の着替えを手伝い、ボタンをかけてやろうとすると、澤田拓人(三浦春馬)は「ありがとう。これは自分でやる」と言い、右手だけで、ボタンをかけ始めた。
その様子をみた澤田陸人(野村周平)は何かを考え込み、突然、「助けて」と言って泣き出した。
澤田拓人(三浦春馬)が澤田陸人(野村周平)から話を聞くと、澤田陸人(野村周平)は「どうしたら良いのか分からない。兄さんは、なんでそんな風にしていられるの?この先、真っ暗なのに」と尋ねた。
澤田拓人(三浦春馬)が「この先、真っ暗?俺にそういうことを言わないだろ?普通。相手がどう思うか、考えて言わないと、人と上手く行かなくて、お前が困るんだよ」と怒った。
すると、澤田陸人(野村周平)が「相手も不愉快そうになってしまったって、思うこともあるけど。なんでか分からない事もある」と打ち明けるた。
澤田拓人(三浦春馬)が「いつから?」と答えると、澤田陸人(野村周平)は「小さい来い頃から。友達を怒らせたりしたけど、いつも、母さんが解決してくれた。中学・高校は進学校で、みんなあまり人を気にしない雰囲気だから、1人で居る事が多かった。医学部に入って1~2年の頃は、まだ良かったけど、3年になって少人数グループの実習が増えて、みんなと関わる時間が長くなってきたら、居づらくなって、ドンドン苦しくなってきて。でも、どうすれば、良いのか分からなくなってきて。それに、医学部の講義を受けても、あまり興味が持てないんだ。ずっと、母さんを悲しませないように、ずっと、母さんを嫌いにならないように、僕は頑張ったけど…。どうすればいい」と尋ねた。
すると、澤田拓人(三浦春馬)は「取りあえず、恐竜博物館に行かない?」と言って笑った。
翌日、澤田陸人(野村周平)は恐竜博物館を出ると、澤田拓人(三浦春馬)に、恥骨の素晴らしさについて熱弁した。
その後、澤田拓人(三浦春馬)と澤田陸人(野村周平)は公園で、車椅子でサッカーボールを蹴る練習をした。
澤田陸人(野村周平)が「まだ、やるの?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「試合に出る事が今の目標だから」と答えた。
澤田陸人(野村周平)が「右手が動かなくなったら、どうするの?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は険しい顔をした。
澤田陸人(野村周平)が「あっ、今の言っちゃ、駄目だった?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「まあな。俺にだったら、いいけど」と答えた。
そして、澤田拓人(三浦春馬)は「右手が動かなくなったら、次の目標を探すよ。仕事だって、ずっと、そうやって来たし。接客の仕事が出来なくなったら、配送の仕事を覚えて。歩くのが難しくなったら、デスクワークを覚えて。指先を動かすのが難しくなったら、マウスの操作で出来る仕事を覚えて。ラッキーだよな。俺の居場所を作ってくれる会社で。なんかさ、俺の目標を見つけることが、俺の目標かな」と話した。
澤田陸人(野村周平)が「いいじゃん」と言って笑うと、澤田拓人(三浦春馬)は「もうちょっと付き合ってよ」と頼み、2人で車椅子サッカーの練習を続けた。
一方、向井繁之(斎藤工)は本郷恵(多部未華子)を空き家に連れて行き、「どう、思う、この部屋。ってか、もう借りちゃったけど」と尋ねると、本郷恵(多部未華子)は「引っ越すの?」と尋ねた。
向井繁之(斎藤工)が「ここなら、恵ちゃんと住んでも、お母さんも寂しくは無いんじゃないかなって。自転車で12分」と言うと、本郷恵(多部未華子)に歩み寄り、「結婚しよう」と言ってポケットから小さな小箱を取り出した。
本郷恵(多部未華子)は「はい」と答えると、向井繁之(斎藤工)は本郷恵(多部未華子)を抱きしめ、「はめてごらん」と言い、本郷恵(多部未華子)の薬指に指輪をはめた。
その後、向井繁之(斎藤工)と本郷恵(多部未華子)は、本郷翔子(浅田美代子)に報告し、仏壇に手を合わせると、本郷翔子(浅田美代子)は「私も安心だわ」と喜んだ。
その後、向井繁之(斎藤工)が澤田拓人(三浦春馬)を呼び出すと、澤田拓人(三浦春馬)は「お久しぶりです。俺、この後、サッカーに行くんです」と報告した。
向井繁之(斎藤工)が「サッカーを見に行くの?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「いえ、サッカーをしに。電動車椅子サッカーってのがあるんです」と教えた。
向井繁之(斎藤工)が「へー。そうなんだ。…結婚が決まった。恵ちゃん(多部未華子)と」と教えると、澤田拓人(三浦春馬)は少し寂しそうな笑顔で「そうなんですか。おめでとうございます」と答えた。
一方、本郷恵(多部未華子)がALS患者・今久保を散歩に連れて行こうとすると、ALS患者・今久保は「生きたいところがある」と言って、本郷恵(多部未華子)をスポーツセンターの体育館に連れて行った。
すると、本郷恵(多部未華子)は体育館で、車椅子に乗ってボールを蹴っている澤田拓人(三浦春馬)を見つけた。
本郷恵(多部未華子)が「知り合ったALSの人って?」と尋ねると、ALS患者・今久保は「あの8番の彼、澤田君」と答えた。
ALS患者・今久保が「澤田君(三浦春馬)、メールありがとう。来たよ」と声をかけると、澤田拓人(三浦春馬)は本郷恵(多部未華子)を見て驚いた。
ALS患者・今久保が「どうかした?」と尋ねると、澤田拓人(三浦春馬)は「ビックリしちゃって。大学の同級生なんで」と答えた。
そして、澤田拓人(三浦春馬)と本郷恵(多部未華子)は2人で話す。
澤田拓人(三浦春馬)が「ビックリしたでしょ。俺もALSで。恵(多部未華子)と別れてから、なったんだ。でも、凄い元気で、サッカーも出来るし。…結婚するんだったね。おめでとう。…いやだなあ。そんな顔をしないで、何か言ってよ」と話したが、本郷恵(多部未華子)はただ重い表情で澤田拓人(三浦春馬)を見ていた。
澤田拓人(三浦春馬)が「…無理も無いか。そろそろ、練習が始まるから」と言って立ち去ろうとすると、本郷恵(多部未華子)は「会っちゃったね」と言い、ALS患者・今久保の元に戻った。
その後、本郷恵(多部未華子)は引っ越し先の新居を1人で訪れ、床を拭きながら、泣いた。
会わなきゃならない人には、絶対に会えるんだよ。澤田拓人(三浦春馬)が言った言葉を思い出しながら、本郷恵(多部未華子)は床を拭いていた。
一方、帰宅した澤田拓人(三浦春馬)は、ノートに「恵、メグ、幸せでいてほしい」と書いたのであった。
「僕のいた時間-第7話のあらすじとネタバレ」へ続く。
ドラマ「僕のいた時間」の原作と主題歌については「「僕のいた時間」の原作と主題歌とあらすじ」をご覧ください。