失恋ショコラティエ-最終回と結末のネタバレ後編

松本潤が出演するフジテレビの不倫ドラマ「失恋ショコラティエ」の最終回(第11話)「ついに今夜、全員の片想いが完結」のあらすじと結末ネタバレのネタバレ編です。

このページは「失恋ショコラティエ-最終回のあらすじと結末ネタバレ」からの続きです。

■失恋ショコラティエ-最終回のあらすじとネタバレ後編
ある日、小動爽太(松本潤)が公園で黄昏れていると、コンビニ帰りの小動誠(竹中直人)が通り、小動爽太(松本潤)に肉まんを差出した。

小動爽太(松本潤)が肉まんを食べると、小動誠(竹中直人)は「美味いだろ。どんなに落ち込んでたって、腹は減るしな。美味い物を食えば、人は幸せになれる。だから俺はケーキ屋になったんだ」と告げた。

一方、井上薫子(水川あさみ)の元に高橋紗絵子(石原さとみ)からのメールが届く。メールには「24日のマリエッタのチケットが取れました」と書いてあった。

24日、井上薫子(水川あさみ)と高橋紗絵子(石原さとみ)の2人は、ミュージカル「マリエッタ」を観た後、一緒にお茶を飲んだ。

高橋紗絵子(石原さとみ)が「爽太君(松本潤)は元気ですか?」と尋ねると、井上薫子(水川あさみ)は「実は、ずっとお店を休んでるんです。このまま、ショコラティエを辞めちゃうんじゃないかな」と教えた。

高橋紗絵子(石原さとみ)は「そうなったら、もう爽太君が作ったチョコレートを食べられなくなるんですよね。本当はチョコバーが出来るまで待つつもりで居たんです。家に帰ってストレスが溜まったら、それをバッグバッグ食べようと思って」と残念がった。

井上薫子(水川あさみ)が「吉岡さん(眞島秀和)とは仲直りしたんですか?」と尋ねると、高橋紗絵子(石原さとみ)は「ええ」と答えた。

井上薫子(水川あさみ)が「紗絵子さん、幸せですか?吉岡さんと居て幸せ?」と尋ねると、高橋紗絵子(石原さとみ)は「嫌な時もありますよ。ぎゃーって叫びたくなる時もある。けど、楽しい瞬間もある。正直、このまま結婚生活がこのまま続くか、今は何とも言えません。駄目になるかも知れないし、やり直せるかも知れない。でも、少なくとも、もう逃げるのは止めにします」と答えた。

一方、気の抜けた小動爽太(松本潤)は、テレビのスイーツ店特集で、「本場パリに負けないショコラを提供します」と熱く語る新人ショコラティエを観て、その店を訪れると、店から出てきた六道誠之助(佐藤隆太)に声をかけられた

六道誠之助(佐藤隆太)が「奇遇ね。ここは私の後輩の店なの。こんな所で会うなんて、皮肉だわ。もう貴方がどこで誰と何をしようと、私には関係無い、そう思ってたんだけどね。ショコラ・ヴィ、休業してるんですってね。まさか、このまま閉めちゃうなんて事はないわよね」と尋ねた。

小動爽太(松本潤)が「もう作れなくなったんです。ショコラを。何のために、どんな物を作って良いのか、分らないんです。俺のインスピレーションも湧いてこない」と答えると、六道誠之助(佐藤隆太)は「何よそれ。お店は貴方だけの物じゃないでしょ。どこまでもガッカリな男ね」と呆れた。

そして、六道誠之助(佐藤隆太)は小動爽太(松本潤)に「ところで、今日は何しに店に来たの?チョコレートが作りたいのなら、自分の店に行きなさい」と告げた。

その後、小動爽太(松本潤)がショコラ・ヴィを訪れると、ショコラ・ヴィが営業しており、お客さんが大勢、来ていた。

その日の営業が終わると、井上薫子(水川あさみ)は小動爽太(松本潤)に「勝手なことをしてゴメンね。私、やっぱり、ショコラ・ヴィのチョコレートが好きだし、お客さんが来てくれるなら、作り続けたいの。それで、オリヴィエ(溝端淳平)と相談して。爽太君のレシピはあるわけだし」と謝った。

そして、井上薫子(水川あさみ)は「ねえ、爽太君、ショコラ・ヴィを続けようよ。どうしても駄目なの?なんで?紗絵子さん(石原さとみ)が居ないから?だったら、紗絵子さんを奪いに行けばいいじゃん。何が何でも自分の物にして、またチョコレートを作ればいいじゃん。私、『爽太君が紗絵子さんを好きになる事に価値がある』ってオリヴィエ(溝端淳平)に言われたとき、分かんないと思った。分りたくないって。どうしてだと思う?爽太君の事が好きだからだよ。だから、認めたくなかったんだよ。紗絵子さんなんて関係無い。爽太君には元々、それだけの才能があるって、思いたかったから。でも、本当は分ってた。紗絵子さんの為に作ったチョコレートを初めて食べたあの時から。紗絵子さんが居るからこそ、爽太君は素晴らしいチョコを作れるんだって。私、貴方が作るチョコレートが好きだから、紗絵子さんの事を諦めないで欲しい。悔しいけど、爽太君には紗絵子さんが必要なの」と告げた。

その後、店を出たオリヴィエ(溝端淳平)が「言っちゃったね。爽太君が本当に紗絵子さんを奪いに言っても良いの?」と尋ねると、井上薫子(水川あさみ)は笑顔で「うん。なんだろう。初めてちょっとだけ、自分を好きになれた」と答えた。

一方、ショコラ・ヴィの厨房に1人で残って思い詰めていた小動爽太(松本潤)は、おもむろに立ち上がり、チョコレートを作り始めた。

翌日、高橋紗絵子(石原さとみ)が家事をしていると、小動爽太(松本潤)からのメールが着信した。高橋紗絵子(石原さとみ)がメールを見て公園へ行くと、小動爽太(松本潤)が待っていた。

小動爽太(松本潤)が「ゴメンね、急に呼び出して。体調はどう?」と尋ねると、高橋紗絵子(石原さとみ)は「元気だよ」と答えた。

小動爽太(松本潤)が「そう。これ、チョコバーが出来たんだ。約束だから」と言って袋を渡し、「食べてくるかな。今ここで、紗絵子さんに食べて欲しいんだよ」と頼んだ。

高橋紗絵子(石原さとみ)は戸惑いながらも、チョコバーを食べて「うん。美味しいよ」と告げると、小動爽太(松本潤)は「でも、普通だよね。紗絵子さんなら分るよね。このチョコバーが駄目だってこと。これが今の俺だよ。紗絵子さんを失って空っぽになっちゃったんだ。これが精一杯。俺ね、前にも言ったけど、紗絵子さんの為にショコラティエになったんだ。俺が作ったチョコレートで、紗絵子さんを幸せにしたかった。だから、貴方が居ないのに、ショコラティエで居たって仕方が無い。でも、違ったんだ。俺、貴女の為にショコラを作っているつもりだけど、いつの間にか、貴女が与えてくれたインスピレーション無しではショコラを作れなくなっていたんだ。だから、心のどこかで幻想だって気づいていながら、俺自身のために幻想にしがみついていたんだと思う。結局、紗絵子さんを幸せにしたいだなんて言いながら、紗絵子さんにづっと助けて貰ってたんだ。でも、いつまでもそれじゃ駄目だよね。貴女が居なくても、自分の力だけで、ショコラを生み出せるショコラティエにならないと。だから、俺、紗絵子さんとは二度と会わない。俺は貴女が居なくちゃショコラを作れない自分と決別しなくちゃならないんだ。時間はかかるかも知れないけど、諦めない。いつか、貴女の為に作ったショコラと同じくらいの、いや、それ以上の最高のショコラを必ず作ってみせる。どうしても、それを伝えておきたかったんだ。紗絵子さんが与えてくれた物は、かけがえのない宝物だよ。たとえ幻想だったとしても、紗絵子さんはやっぱり、特別な人だったよ。だから、今まで本当にありがとう」とお礼を言った。

高橋紗絵子(石原さとみ)は「渡しの方こそ、ありがとう。そんな風に行ってもらえて、凄く嬉しいよ。私、頑張るから、爽太君(松本潤)も頑張ってね。爽太君、元気でね」と告げると、小動爽太(松本潤)も「紗絵子も元気でね」と答えた。

高橋紗絵子(石原さとみ)は振り向いて立ち去る。小動爽太(松本潤)は高橋紗絵子(石原さとみ)の後ろ姿を観ながら、高橋紗絵子(石原さとみ)との思い出を思い出した。

紗絵子さん(石原さとみ)、俺、やっと失恋する事が出来たよ。これで本当にお別れだね。サヨナラ、紗絵子さん。

ある日、小動爽太(松本潤)は加藤エレナ(水原希子)と会い、「紗絵子さん(石原さとみ)との事は全部終わった」と告げると、加藤エレナ(水原希子)は「そっか」と答えた。

小動爽太(松本潤)が「エレナ、ごめんね…」と切り出すと、加藤エレナ(水原希子)は言葉を遮り、「謝らないで。どっちにしたって、もう遅いから。こないだ、自分の気持ちを伝えたら、妙にスッキリしちゃったんだよね。それで、もういいやって思ったの。よく考えたら、爽太君みたいな最低な男を待つなんて時間の無駄じゃんって。だから、今も付き合おうって言われたら、どうしようってドキドキしてたんだよね。だから、謝らないでね。私が爽太君を振ったんだから」と告げた。

小動爽太(松本潤)が「俺はエレナに会えて良かった」と告げると、加藤エレナ(水原希子)は「私も爽太君に会えて、練習になったかな。今度、恋をすれば、練習なしで、ぶっつけで行くことにする」と笑って答えた。

ある日の朝、小動爽太(松本潤)はショコラ・ヴィの厨房に立っていた。

井上薫子(水川あさみ)が「おはよう。準備はもうできたの?」と尋ねると、小動爽太(松本潤)は「あとは空港に行くだけ」と答えた。

井上薫子(水川あさみ)が「誰も見送りに来てくれないから寂しいんでしょ」と尋ねると、小動爽太(松本潤)は「まあね。でも、しょうがないよ。自分のせいで1人になったんだから」と答えた。

井上薫子(水川あさみ)が「じゃー私と付き合う?」と尋ねると、小動爽太(松本潤)は驚いて井上薫子(水川あさみ)の顔を見た。

井上薫子(水川あさみ)が「何、その顔。冗談よ、冗談。完全に吹っ切れてるから安心して」と笑うと、小動爽太(松本潤)は「なんだよ。結局、薫子さんにも振られるんだ」と呆れた。

井上薫子(水川あさみ)が「残念でしたね。まぁ、孤独と向き合う時間が人生には必要だよ。そのためにパリへ行くんでしょ」と告げると、小動爽太(松本潤)は「まあね」と答えた。

そこへ、オリヴィエ(溝端淳平)と小動まつり(有村架純)がやってきた。

小動爽太(松本潤)が「後のことはよろしく」と頼むと、オリヴィエ(溝端淳平)は「任せてよ」と答えた。

小動まつり(有村架純)が「お兄ちゃんが帰ってきたら、オリヴィエ(溝端淳平)にお店を乗っ取られたりして」と笑うと、小動爽太(松本潤)は「なんか、プレッシャーだな」と笑った。

井上薫子(水川あさみ)が「何を言ってるの。ここからが、小動爽太(松本潤)の新しいスタートなんだから。しっかりしてよ」と告げた。

小動爽太(松本潤)は「うん。行ってきます」と言い、みんなに見送られて、ショコラ・ヴィを後にした。

一方、高橋紗絵子(石原さとみ)は吉岡幸彦(眞島秀和)とチョコレート店を訪れ、ショコラを買っていた。

高橋紗絵子(石原さとみ)がカウンターにあるショコラを観て「すごーい。前から来たかったの。全種類、食べちゃいたい」と甘えると、吉岡幸彦(眞島秀和)は「そろそろ甘い物を控えた方が良いんじゃ無いか」と笑った。

他方、加藤エレナ(水原希子)はファッションショーに出演していた。加藤エレナ(水原希子)は小動爽太(松本潤)にチケットを渡したが、小動爽太(松本潤)は来ておらず、1つだけポツンと席が空いていた。

加藤エレナ(水原希子)は、その空いている席を観て笑うと、小動爽太(松本潤)の事を吹っ切り、ステージに立ったのであった。

紗絵子さん(石原さとみ)、貴女が居ない世界はガランとしていて、俺はまだ方向感覚を掴めないでいる。どこに行けば、新しい景色に出会えるのか、全く検討もつかないけど、それでも、振り返らずに前だけ見て歩いて行くよ。俺はショコラティエだから。

原作漫画「失恋ショコラティエ」のあらすじとネタバレは「失恋ショコラティエ・あらすじとネタバレ」をご覧ください。

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