アリスの棘-上野樹里が田中直樹の娘を誘拐したネタバレ
田中直樹が出演するTBSの復讐ドラマ「アリスの棘(アリスのとげ)」の第2話「野心家に悲しみの報復を」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「アリスの棘-第2話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■アリスの棘-第2話のあらすじとネタバレ後編
翌日、千原淳一(田中直樹)に妻からの電話が入る。妻は「貴方、どうしよう。ミキ(娘)が居ないの。何時もの公園で遊んでたのに」と非常に慌てていた。
その直後、水野明日美(上野樹里)はボイスチェンジャ-で声を変えて千原淳一(田中直樹)に電話し、「娘さんを誘拐しました。これから言う事を聞いてください」と言って泣き声を聞かせ、「堀部建設の会長のオペは、貴方1人で執刀してください」と指示した。
千原淳一(田中直樹)が「会長のオペは元々、俺が」と告げると、水野明日美(上野樹里)は「私は『貴方1人で』と言ったんです。網膜色素変性症、視野狭窄の症状。特に緊張状態に晒された時に症状が頻発する。例えば、手術中とか」と告げた。
その後、千原淳一(田中直樹)が机に戻ると、机には封筒が置いてあった。封筒の中には、目隠しをした猫がメスを握っている絵の下に「ANOTHER SECRET(もう1つの秘密という意味)」と書かれているカードが入っていた。
そして、カードと共に、15年前に死んだ小山内孝夫(眞島秀和)の手術看護記録が入っていた。
手術看護記録を見た千原淳一(田中直樹)は15年前の手術の事を思いだし、震えながら娘を誘拐した犯人・水野明日美(上野樹里)に「分った。言う事を聞く」と答えた。
さて、千原淳一(田中直樹)は「犯人に分るはずない。いつも通りに」と思って手術室に入り、会長の手術を始めようとしたが、手術観覧室から大勢の人が手術を見ていたため、助手に任せる事が出来なくなってしまった。
千原淳一(田中直樹)は自力で手術しようとしたが、緊張の余り、視野狭窄を起こしたため、「手術は中止だ。体調が優れない」と言い、手術室を出て行った。
すると、水野明日美(上野樹里)は千原淳一(田中直樹)に電話し、「手術を投げ出したそうですね。貴方は約束を守らなかった。娘さんはとうなっても良いということですね」と告げると、千原淳一(田中直樹)は「違うんだ。もう1度チャンスをくれ」と頼んだ。
すると、水野明日美(上野樹里)は「仕方ないですね。これが最後のチャンスです。会長に、今から言う言葉をいってください。貴方がよく知っている言葉です」と言い、在る言葉を告げた。
千原淳一(田中直樹)が「なんでそれを」と動揺すると、水野明日美(上野樹里)は「いいですね。一字一句、間違えずですよ。私はちゃんと見てますからね」と言い、電話を切った。
水野明日美(上野樹里)が電話を切ると、近くで水野明日美(上野樹里)の電話を聞いていた西門優介(オダギリジョー)が「何をやってるんだよ。復讐のために誘拐までするのか?分ってるのか?これは犯罪だぞ」と告げた。
すると、水野明日美(上野樹里)は「貴方に私を否定する資格は無い」と答えて立ち去った。
さて、会長が激怒して聖林大学付属病院を出て行こうとすると、スタッフが必死に謝罪して会長を止めた。千原淳一(田中直樹)も知らせを聞いて駆けつけ、謝罪して会長を引き留めた。
千原淳一(田中直樹)は犯人・水野明日美(上野樹里)の指示を守るかどうか悩んだが、「パパ」という娘の声を聞くと、犯人・水野明日美(上野樹里)に命じられたとおり、会長に「私にも家族が居るんだ。根拠の無い言いがかりで、評価が下がったら困るんだよ」と叫んだ。
すると、会長は「よく分った。この病院には二度と来ない。院長にも言っておけ、今後、寄付金は一銭も出さんとな」と激怒して、聖林大学付属病院を出て行こうとした。
そのとき、出張へ出ていた磐台修一(岩城滉一)と顧問弁護士・日向誠(尾美としのり)が、ちょうど聖林大学付属病院へ戻ってきて、騒ぎの一部始終を見ていた。
磐台修一(岩城滉一)は会長駆け寄より、「会長の信頼を取り戻せるように全力で頑張りますので、今一度、チャンスを頂けないでしょうか」と謝罪し、千原淳一(田中直樹)に「処分は追って通達する」と告げると、会長も「良いだろう」と怒りを収め、再び聖林大学付属病院の奥へと向かった。
ロビーに残された千原淳一(田中直樹)は、磐台修一(岩城滉一)の背中に向かって「私が不要なら、正当に評価してくれる病院に移るだけだ。アンタらにへいこらしなくても、働き口はいくらでもあるんだ」と捨て台詞を吐いた。
顧問弁護士・日向誠(尾美としのり)は磐台修一(岩城滉一)に「処分を下す手間が省けましたな」と言って笑った。
一方、蛭子雅人(六平直政)は水野明日美(上野樹里)に「子供は約束した通りにしておきました。でも、いいか、これっきりだからな」と言って立ち去った。
さて、千原淳一(田中直樹)は犯人・水野明日美(上野樹里)からメールを受け取り、メールで指示された住所へ向かうと、そこは娘が通う保育園だった。
水野明日美(上野樹里)は娘を誘拐しておらず、保育園に預けていただけだった。電話で千原淳一(田中直樹)に聞かせた娘の泣き声は、事前に録音しておいた泣き声だった。
千原淳一(田中直樹)が保育園で娘を見て「ずっとここに居たのか」と驚くと、水野明日美(上野樹里)が現れ、「大切な娘さんですから、一番安全な場所にお預けしたんです。延長保育の申請もしています」と告げた。
千原淳一(田中直樹)が「お前か、ふざけやがって。良くも大事な娘を」と言って掴みかかると、水野明日美(上野樹里)は「だったら、貴方が15年前にしたことはどうなの?貴方は大事な私の父を奪い去った」と答えた。
千原淳一(田中直樹)が「お前、小山内先生(眞島秀和)の娘?」と動揺すると、水野明日美(上野樹里)は「これをネットに流したら、貴方の娘は全国で陰口を叩かれる。あの子の親は人間のクズってね」と告げて動画を見せた。
水野明日美(上野樹里)は、千原淳一(田中直樹)が会長に「根拠の無い言いがかりで、評価が下がったら困るんだよ」と言っている所を、スマートフォンで動画撮影していたのだ。
水野明日美(上野樹里)は「父は、小山内孝夫(眞島秀和)は、貴方のせいで娘と引き裂かれた。私は貴方を死ぬまで許さない」と告げて立ち去ろうとした。
すると、千原淳一(田中直樹)は「俺は告発しようとしたんだ。ミスの隠蔽なんて、俺たちだって嫌だったんだ。それなのに、あの弁護士が。日向(尾美としのり)だよ。遺族を黙らせるために、薬の横流しなんて冤罪までなすりつけて。告発するものなら、逆に俺たちを訴えるって。全部、アイツの指示なんだよ」と打ち明けた。
その日の夜、日向誠(尾美としのり)が磐台修一(岩城滉一)に「伊達先生(藤原紀香)に続いて、千原先生(田中直樹)も不祥事。15年前にあの事件に関連があるなと」と不思議がった。
磐台修一(岩城滉一)が「あの事件が絶対に外に出ることはあり得ん」と答えると、日向誠(尾美としのり)は「もちろんです。手術室は白いブラックボックスですから」と答えた。
一方、西門優介(オダギリジョー)が「驚いたよ。君があんな事をするなんて。確かに、君はあの頃の明日美ちゃんじゃないかもしれない」と告げると、水野明日美(上野樹里)は「だったら?告発でもする?」と尋ねた。
西門優介(オダギリジョー)は「いや。君を助けることにする。それが小山内先生(眞島秀和)への償いになる」と告げた。
水野明日美(上野樹里)が「勝手にすれば?」と答えると、西門優介(オダギリジョー)は「そっか。じゃー、勝手にさせてもらうよ」と答えたのであった。
そのとき、有馬毅(國村隼)は、近くを通りかかり、水野明日美(上野樹里)と西門優介(オダギリジョー)が話しているのを目撃した。
翌日、磐台悠真(中村蒼)は「貴方は貴方らしい医師を目指して欲しいな」という水野明日美(上野樹里)の言葉を思い出しながら院内を歩いていると、看護婦・星野美羽(栗山千明)が大きな荷物を運ぶのに困っているのを見かけた。
磐台悠真(中村蒼)が「手伝いますよ」と声をかけると、星野美羽(栗山千明)は「とんでもないです。教授に怒られます」と遠慮した。
すると、磐台悠真(中村蒼)は「いいんですよ。僕は僕ですから」と言い、星野美羽(栗山千明)の荷物を運ぶのを手伝った。
その後、星野美羽(栗山千明)がデレデレしていたので、水野明日美(上野樹里)が「どうしたの?」と尋ねると、星野美羽(栗山千明)は「今度話すね」と答えた。
そして、星野美羽(栗山千明)は「そうだ。聞いた?千原(田中直樹)の奴、医者を辞めて田舎に戻ったんだって。でもさ、ここのところ、変だと思わない?誰かがウチの病院を引っかき回してるみたいで」と話した。
そこで、水野明日美(上野樹里)は教授・有馬毅(國村隼)に呼び出された。
有馬毅(國村隼)が「患者の幸せを考え、安心を与えることこそ、医者の仕事。でも、ここ最近、患者を無視したトラブルばかりが起きている。君が居る消化器外科でね。水野先生(上野樹里)、貴女は何か知ってますよね」と尋ねると、水野明日美(上野樹里)は「はい」と答えたのであった。
「アリスの棘-第3話のあらすじとネタバレ」へ続く。
ドラマ「アリスの棘」第2話の感想は「アリスの棘-第2話の感想」をご覧ください。
ドラマ「アリスの棘」の原作と主題歌は「アリスの棘(アリスのとげ)-原作と主題歌」をご覧ください。