MOZU(モズ)-百舌の叫ぶ夜-第3話のあらすじとネタバレ
真木よう子が出演するTBSの百舌ドラマ「MOZU(モズ)-Season1-百舌の叫ぶ夜」の第3話「男の傷跡と家族の記憶」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「MOZU(モズ)」第2話のあらすじとネタバレは「MOZU-Season1-百舌の叫ぶ夜-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
ドラマ「MOZU-Season1-百舌の叫ぶ夜」の原作と主題歌は「「MOZU-Season1-百舌の叫ぶ夜」の原作と主題歌とあらすじ」をご覧ください。
■MOZU(モズ)-第3話のあらすじとネタバレ
倉木尚武(西島秀俊)は新谷和彦(池松壮亮)の妹の部屋のドアと蹴破って、室内に押し入ったが、既に新谷和彦(池松壮亮)は逃げた後だった。
倉木尚武(西島秀俊)が室内を調べていると、明星美希(真木よう子)が後ろから「付けていたんですね」と告げた。
倉木尚武(西島秀俊)が「俺は新谷和彦(池松壮亮)に妹が居るだなんて聞いてなかった。知っている情報を全て教えてもらおうか」と告げると、明星美希(真木よう子)は「はい。もう1人同席してもらいます」と答えた。
そのころ、アテナセキュリティの社長・東和夫(長谷川博己)は中神甚(吉田鋼太郎)に「公安の倉木(西島秀俊)は目障りだ。しばらく飛び回れないようにしてくれ」と命じていた。
翌実、明星美希(真木よう子)は倉庫室に、倉木尚武(西島秀俊)と大杉良太(香川照之)を呼び、新谷和彦(池松壮亮)の事を話した。
倉木尚武(西島秀俊)が「あいつの殺し方を教えろ」と尋ねると、明星美希(真木よう子)は「私たちが把握している被害者はみんな、首の後ろを差されて殺されてるんです。形状から考えるとアイスピックかと」と話した。
倉木尚武(西島秀俊)が「だが、新谷(池松壮亮)が殺したという証拠はない」と告げると、明星美希(真木よう子)は「その通りです」と答えた。
大杉良太(香川照之)が「その新谷(池松壮亮)ってのが、筧(田中要次)のカバンに爆弾を入れた可能性があるな」と告げると、明星美希(真木よう子)は「それはありません。新谷(池松壮亮)が筧(田中要次)を追って喫茶店に入ったとき、既に筧(田中要次)の前には謎の女が居ました。新谷(池松壮亮)は筧(田中要次)から5~6メートル離れた席に座りました。カバンに手が届く場所には居ませんでした。その後、筧(田中要次)はトイレに席を立ち、新谷(池松壮亮)は追うように席を立ちましたが、筧(田中要次)は席にカバンをい置いたままでした」と話した。
倉木尚武(西島秀俊)が「つまり、新谷(池松壮亮)が筧(田中要次)のカバンに爆弾を入れるタイミングは無かった」と確認すると、明星美希(真木よう子)は「はい」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)が「筧(田中要次)と一緒に居た女については、何か分ったのか?」と尋ねると、大杉良太(香川照之)は「いや。まだ何も分ってない。公安が俺たちに情報を隠しているだけかもしれないがな」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)が明星美希(真木よう子)に「君は意図的に、俺に情報を小出しにしている。君が嘘を付いているとすれば、全く別の状況が現れる。謎の女が君の変装だったという可能性もある」と告げると、明星美希(真木よう子)は「もうお話しすることは無いので失礼します」と言って立ち去った。
倉庫室に残った大杉良太(香川照之)が「アンタのことをちょっと調べさせてもらったよ。クラークアルファー作戦。亡くなったアンタの奥さんは、5年前にある極秘作戦に参加して、公安を辞めたって噂がある。一体何があったんだ」と尋ねると、倉木尚武(西島秀俊)は「一度も、その事件について、妻と話した事はない。アイツも話さなかったし、俺も何も聞かなかった」と答えた。
大杉良太(香川照之)が「ダルマのことは知ってるな?」と尋ねると、倉木尚武(西島秀俊)は「ああ」と答えた。
大杉良太(香川照之)が「その作戦は、ダルマが何かしら関係しているのか?」と尋ねると、倉木尚武(西島秀俊)は「分らない」と答えた。
すると、大杉良太(香川照之)は「夫として失格だな。別居中の俺が言うのもなんだが」と言って立ち去った。
その後・帰宅した倉木尚武(西島秀俊)は、妻・倉木千尋(石田ゆり子)の化粧台を調べていると、鍵のかかった引き出しがあった。
化粧台の上には娘が画用紙に書いた絵があったので、絵を見ていると、倉木尚武(西島秀俊)は絵の裏にうっすらと別の絵の筆圧が残っている事に気づいた。鉛筆でこすって筆圧を浮かび上がらせると、左側にアザのある男の顔が浮かび上がった。…ダルマ。
一方、新谷和彦(池松壮亮)はフリーラーター中島葵美(有村架純)に電話し、「僕のことを調べて欲しい」と頼んだ。
他方、明星美希(真木よう子)はビルの屋上で津城俊輔(小日向文世)に報告する。
津城俊輔(小日向文世)が「新谷和彦(池松壮亮)は、どうだった?」と尋ねると、明星美希(真木よう子)は「ものすごい身体能力で、彼が人殺しなんじゃないかと疑う程でした」と答えた。
津城俊輔(小日向文世)が「金串を首に刺されそうになったんだって?」尋ねると、明星美希(真木よう子)は「はい」と答えた。
津城俊輔(小日向文世)が「それはおかしな話だな」と不思議がると、明星美希(真木よう子)は「はい。そうなんです」と答えた。
津城俊輔(小日向文世)が「大杉警部補(香川照之)は?」と尋ねると、明星美希(真木よう子)は「新谷和彦(池松壮亮)の情報を捜査本部に上げました」と答えた。
津城俊輔(小日向文世)が「そうか。だが、問題は新谷和彦(池松壮亮)だ。奴を捕らえても、記憶喪失では意味が無い」と告げると、明星美希(真木よう子)は「医師は、記憶喪失は一時的なものだと言ってました」と答えた。
さて、爆発事件に使われた爆弾は、C4爆弾ではなく、軍用爆弾「RDX」だった。自衛隊も軍用爆弾「RDX」などもっておらず、海外から入手するしかなく、RDXは個人で手に入れるのは難しい爆弾だった。
翌日、倉木尚武(西島秀俊)は上司・室井玄(生瀬勝久)の元を訪れ、「爆弾事件の捜査状況についてお聞きしたい。被害者の夫として」と尋ねたが、捜査に進展は無かった。爆弾は小型の新型時限爆弾で、海外から持ち込まれた可能性はあるが、入手経路は未だに不明だった。
すると、倉木尚武(西島秀俊)が「だったら、中東の筋を当ってみることですね。来月、来日するサルドニアの大統領は、テロリストに15回も狙われています。サルドニアのテロリストが大統領暗殺の為に、パラサイトネット、もしくは筧(田中要次)個人に共闘を申し込み、爆弾を送り込んだという仮説は成り立ちます」と告げた。
しかし、室井玄(生瀬勝久)は「サルドニア共和国の来日が、日本政府にとって国家的セレモニーであることは君も承知だろう。大統領の警備は警視庁の威信をかけた一代プロジェクトになる。来日を1ヶ月に控えた今、サルドニアのテロリストが日本で大統領の暗殺を企てているなんて噂が流れたらどうなる。それを理由に大統領が来日を取りやめたら、新しい石油供給ルートの開発が大幅に遅れてしまう」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)が「だったら、むしろ、俺の仮説を徹底的に洗うべきです。来日の禍根を断つことが、最大の警備でしょ」と告げると、室井玄(生瀬勝久)は「だが、今は余計な噂を抑える方の事が先だ。少なくとも、政治的判断がそう要求している」と答えた。
室井玄(生瀬勝久)が時計を気にしたので、倉木尚武(西島秀俊)が「今日は金曜日ですか」と尋ねると、室井玄(生瀬勝久)は「そろそろ行くよ。待ってるからな」と言い、立ち去った。
一方、中島葵美(有村架純)は北九州市立谷原小学校を訪れ、卒業アルバムを見せて貰い、アルバムの中に小学生の時の新谷和彦(池松壮亮)の写真を見つけ、卒業アルバムを借りた。
その後、倉木尚武(西島秀俊)は大杉良太(香川照之)と会い、「家に、何が入っているのか分らない引き出しはあるか?例えば、奥さんの引き出しの中身を知っているか?」と尋ねると、大杉良太(香川照之)は「自分の嫁の事もよく分ってないのに、嫁の引き出しの中身なんて知っているはずないだろ」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)は「そうか。ダルマだが、妻の夢にダルマが出てきていたのかも知れない。それから妻は少しずつ精神を病んでいった」と話すと、大杉良太(香川照之)は「グラーク・アルファー作戦にダルマが絡んでたんじゃないか?」と尋ねた。
倉木尚武(西島秀俊)は「それは分らない。もしかしたら、娘の夢にも」と答えて、その場を立ち去った。
建物を出た倉木尚武(西島秀俊)がタクシーに乗ると、不審な車に付けられている事に気づき、倉木尚武(西島秀俊)はタクシーの運転手に指示を出して不審な車から逃げた。
しかし、タクシーは横から来た不審な車に追突され、後部座席に乗っていた倉木尚武(西島秀俊)はガラスに頭を打ち付けて血を流した。
不審車を運転していたのはアテナセキュリティの中神甚(吉田鋼太郎)で、中神甚(吉田鋼太郎)はグッタリしている倉木尚武(西島秀俊)を見ると、そのまま逃げ去ってしまった。
タクシーの運転手は倉木尚武(西島秀俊)が頭から血を流していたので、救急車を呼ぼうとしたが、電話をかけている隙に倉木尚武(西島秀俊)は居なくなってしまった。
その後、血まみれの倉木尚武(西島秀俊)が明星美希(真木よう子)の部屋を訪れると、明星美希(真木よう子)は救急車を呼ぼうとしたが、倉木尚武(西島秀俊)はそれを制して、「奴らが本気になったという事は確信に近づいているということだ」と告げた。
倉木尚武(西島秀俊)が「君は必要とあれば、嘘を付く」と告げると、明星美希(真木よう子)は「そうです。でも、尾行の対象は新谷(池松壮亮)であって、筧(田中要次)ではありません」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)が「だが、君は、新谷(池松壮亮)がテロを請け負ったという見通しの元に、新谷(池松壮亮)を尾行を始めたんだろ?新谷(池松壮亮)が筧(田中要次)を尾行したということは、筧(田中要次)がテロの対象ではないかと疑うのが普通だ。つまり、どんな悪条件の元でも、新谷(池松壮亮)と筧(田中要次)の2人から目を離すなんてあり得ない」と告げた。
明星美希(真木よう子)は、血まみれになった倉木尚武(西島秀俊)の体を拭きながら、「それは私も考えましたが、あんな喫茶店で筧(田中要次)を殺すこと何て出来ないと思いました。現に何も起こりませんでした」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)が「言い忘れたが、その喫茶店に行き、爆発事件の当時に店に出ていた店員に、新谷(池松壮亮)の写真を見せた。店員は、新谷(池松壮亮)の顔に見覚えがないと答えたよ。それについて、どう思う」と尋ねると、明星美希(真木よう子)が「それは仕方ありませんよ。あの喫茶店は、1日に何十人も不特定多数の人が出入りしているのですから」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)は「だが、逆に新谷(池松壮亮)が店に入らなかったとも考えられる。さらに、君と筧(田中要次)との間に、そもそも新谷(池松壮亮)は介在していなかったのかもしれない。違うか?」と指摘すると、明星美希(真木よう子)が「どうしても私を謎の女にしたいようですね」と呆れた。
倉木尚武(西島秀俊)が「そんなつもりは無い。だか、そう考えれば、筋が通る。新谷(池松壮亮)の妹については、どの程度知ってる」と尋ねると、明星美希(真木よう子)は「新谷(池松壮亮)の妹については、あまり情報がありません。…信じてませんね」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)が「もう1つ質問がある。津城警視正(小日向文世)を知ってるな。先日、君が津城警視正(小日向文世)と一緒に居るところを見かけた。彼とはどういう付き合いだ」と尋ねると、明星美希(真木よう子)は「見かけた?尾行して頼んで所。彼とは極めてプライベートな付き合いです」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)が「恋人同士には見えなかったな」と告げると、明星美希(真木よう子)は「私も津城警視正(小日向文世)も独身ですし、2人とも大人ですから、デートくらいはします」と答えた。
倉木尚武(西島秀俊)は「そこまで主張するのなら、そういうことにしておこう。だが、俺は彼の役職に非常に興味がある。津城俊輔(小日向文世)、警視庁警務局所属の警視正、特別監察官。特別監察官の仕事は警察内部の不正を取り締まる仕事だ。だが、実際は、警察内部の不祥事を外部、特にマスコミに漏れないようにもみ消し、闇から闇へ葬り去るのが仕事だ。俺は何か餌に食いついたと思う。どう思う?」と尋ねると、
明星美希(真木よう子)が「分りません」と答えると、倉木尚武(西島秀俊)は「ありがとう。礼を言うよ。やはり、話をしにしたかいがあったよ」と答えた。
明星美希(真木よう子)が「私の話を全く信じていませんね」と呆れると、倉木尚武(西島秀俊)は「君が真実だけをたかるとは、最初から思っていない」と答えて部屋を出ようとした。
明星美希(真木よう子)が「救急車を呼ばせてください」と告げると、倉木尚武(西島秀俊)は「大丈夫だ。頼みがある。大杉警部補(香川照之)に必ず見舞いに来るように伝えてくれ」と答えて部屋を出た。
一方、中島葵美(有村架純)は、廃墟と化した新谷和彦(池松壮亮)の実家を訪れて部屋の中を調べ、妹の部屋で鳥のモズの絵本を見つけた。隣人に話を聞いたが、隣人は新谷和彦(池松壮亮)の事は何も知らなかった。
さて、帰宅した倉木尚武(西島秀俊)は鍵のかかった化粧台の引き出しの鍵を壊し、引き出しの中を調べた。
すると、引き出しの中から小さな赤い靴とメッセージカードが出てきた。どうやら、赤い靴は娘への誕生日プレゼントだったようだ。
血まみれの倉木尚武(西島秀俊)は、妻・倉木千尋(石田ゆり子)と娘が楽しそうに笑ってクリスマスの準備をしている様子を思い出しながら、その場に倒れたのであった。
「MOZU(モズ)-百舌の叫ぶ夜-第4話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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