上野樹里が岩城滉一に復讐を開始
岩城滉一が出演するTBSの復讐ドラマ「アリスの棘(アリスのとげ)」の第4話「復讐完結!禁断の新薬実験」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「アリスの棘-第4話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■アリスの棘-第4話のあらすじとネタバレ後編
翌日、聖林大学付属病院の医師は、癌の新薬の治験を行うため、患者に治験の同意を求めた。
そして、登山家・萩原光一(榎木孝明)の実験台となる山根勝から治験の同意を得ると、磐台修一(岩城滉一)は登山家・萩原光一(榎木孝明)に治験の説明をして同意を求めた。
萩原光一(榎木孝明)が説明を受けて「副作用の危険は無いんでしょうか?」と治験に慎重になると、説明に同行していた水野明日美(上野樹里)が「こう考えてみてはどうでしょう?登山に様々な登山ルートがあるように、病気にも様々な治療法があります。ここに居る磐台修一(岩城滉一)は胃癌の権威です。いわば、数多くの山を登ってきたスペシャリストです。私が患者なら、教授が選んだルートに賭けてみようと思います」と説得した。
すると、萩原光一(榎木孝明)が治験に同意したので、萩原光一(榎木孝明)は水野明日美(上野樹里)を萩原光一(榎木孝明)の担当に加えた。
その日、看護婦・星野美羽(栗山千明)は水野明日美(上野樹里)に「悠真先生(中村蒼)の事をどう思う?昨日、親しそうに話してたのを見てから。実は、私、ちょっと彼の事を気になってるのよね。明日美(上野樹里)とせっかく友達になったのに、ややこしい関係になりたくないじゃない。彼の事をどう思ってるの?」と尋ねると、水野明日美(上野樹里)は「別になんとも」と答えた。
星野美羽(栗山千明)が「良かった。じゃーさ、応援してくれる?」と喜ぶと、水野明日美(上野樹里)は「もちろん」と答えた。
一方、西門優介(オダギリジョー)は手塚製薬のMR・田崎絢芽(霧島れいか)の元を訪れ、「お聞きしたいことがあります。15年前の腹腔鏡手術について。色々とご存じですよね?」と尋ねた。
田崎絢芽(霧島れいか)が「お得意さんの事をベラベラと話すと思う?」と呆れると、西門優介(オダギリジョー)は田崎絢芽(霧島れいか)が磐台修一(岩城滉一)に多額の接待を行っている証拠を提示して、「医薬品公正取引協会の定めた接待費の上限を大きく超えてますよね。協会に提出すれば、田崎さん(霧島れいか)もさぞ、困った事になるでしょう」と脅した。
さて、水野明日美(上野樹里)が萩原光一(榎木孝明)の健康状態をチェックしていると、萩原光一(榎木孝明)は「次ぎに登る山は決めてるんだ。娘とは妻と離婚して以来、会っていなくてね。父親らしい事が出来なかった。後悔ばかりでね。以前、山に登った時に虹が出てて、娘にも虹を見せてやりたいんだ。会ってもらえるかは、分らないけど」と話した。
それを聞いた水野明日美(上野樹里)は、父・小山内孝夫(眞島秀和)と虹を見たとき、父・小山内孝夫(眞島秀和)に「お前は笑っていなさい。お前には笑った顔が一番、似合うから」と言われた事を思い出した
その日の夜、水野明日美(上野樹里)が西門優介(オダギリジョー)に「製薬会社から話は聞き出せた?」と尋ねると、西門優介(オダギリジョー)に「相手もなかなかだ。核心は話さない。そう簡単にはいかないよ」と答えた。
水野明日美(上野樹里)が「やっぱり、萩原(榎木孝明)を利用するしかない。治験を失敗させる」と告げると、西門優介(オダギリジョー)は「それじゃ駄目だって。関係無い人を巻き込むな。お父さんの恨みを晴らしたら、普通の生活に戻るんだろ?関係の無い人を傷つけて、罪を犯せば、全部を手放すことになる」と説得した。
すると、水野明日美(上野樹里)は西門優介(オダギリジョー)を自分の復讐部屋に連れて行き、「これが私。15年間、復讐だけを考えてきた。先の事は考えない。他人を巻き込むな?そんなきれい事、私にはどうだっていい。邪魔するくらいなら、私の前に現れないで」と告げた。
ある日、聖林大学付属病院で新薬の投与が始まったが、萩原光一(榎木孝明)の実験体となる山根勝が副作用を起こして危険な状態に陥った。
磐台修一(岩城滉一)が「予想の範疇だ。患者に動揺を与えるな。引き続き、治験を進めろ」と指示すると、水野明日美(上野樹里)は「山根さんのご家族には、どう説明すれば?」と尋ねた。
磐台修一(岩城滉一)が「説明は必要ない」と答えると、担当医師が水野明日美(上野樹里)に「彼の病状なら、肺血栓や合併症が起きる可能性がいくらでもあるだろ」と告げた。
水野明日美(上野樹里)が「つまり、病状が悪化したのは新薬が原因だったと言う事を隠蔽すると?」と尋ねると、磐台修一(岩城滉一)は「隠蔽という言葉は適切では無い。君は、彼の病状が悪化したのは、新薬のせいだと証明できるのか?証明できなければ、事実は無いのと同じだ」と答えて立ち去った。
その後、磐台修一(岩城滉一)は担当医師を呼び、実験体の山根勝に副作用が出たため、萩原光一(榎木孝明)には新薬を投与せず、ビタミン剤を投与するように命じた。
その後、磐台修一(岩城滉一)が教授室に戻ると、机の上に封筒が置いてあった。封筒には、「KING OF POISON」と書かれたカードと、15年前に死んだ小山内孝夫(眞島秀和)の手術看護記録が入っていた。
(注釈:カードの書かれていた挿絵のキャラクターは、不思議の国のアリスに登場する芋虫です。KING OF POISONの意味は「毒の王様」です。)
カードと手術看護記録を見た磐台修一(岩城滉一)は「来たか」とつぶやいた。
一方、西門優介(オダギリジョー)は水野明日美(上野樹里)に「副作用が出る前に治験を止めさせるべきだ」と説得すると、水野明日美(上野樹里)は「もう襲い。山根に副作用が出た。たぶん、今夜一杯もたないと思う。おかげで、私には好都合よ。これから、萩原(榎木孝明)に投薬する。犠牲者が2人も居て、しかも有名人も居たら、世間は放っておかないでしょうね」と答えて電話を切った。
そして、水野明日美(上野樹里)は新薬をもって萩原光一(榎木孝明)の病室を訪れた。
萩原光一(榎木孝明)が「あれ?明日からじゃなかったっけ」と尋ねると、水野明日美(上野樹里)は「いえ。予定通りです」と言い、新薬投与の準備を始めた。
水野明日美(上野樹里)は、娘と山に登りたいという萩原光一(榎木孝明)と、磐台修一(岩城滉一)への復讐心が葛藤し、投薬を躊躇していると、窓の外を見ていた萩原光一(榎木孝明)が「あっ、見てください」と声を上げた。
水野明日美(上野樹里)が窓の外をみると、雨が上がり、大きな虹が出ていた。
萩原光一(榎木孝明)が「何にお悩みなのかは分らないが、若い人は未来がある。笑顔で居なきゃ。雨が上がれば、虹が出るんですから」と告げると、水野明日美(上野樹里)は亡き父の言葉を思い出し、投薬を止めて病室を出て行った。
そこへ、水野明日美(上野樹里)の投薬を止めるために駆けつけた西門優介(オダギリジョー)が入ってくる。萩原光一(榎木孝明)が西門優介(オダギリジョー)に「先生はどうしたんでしょう?投薬を止めて出てきました」と教えた。
西門優介(オダギリジョー)は窓の外に出ている大きな虹を見て、水野和史(中村梅雀)から聞いた虹の話を思い出した。
西門優介(オダギリジョー)が水野明日美(上野樹里)の元を訪れ、「よかったよ。踏みとどまってくれて」と告げると、水野明日美(上野樹里)は「あと1歩だった。萩原(榎木孝明)だって、2度は騙されない。たった1度のチャンスだったのに」と後悔した。
西門優介(オダギリジョー)が「全部、背負うなよ。俺も半分、引き受ける。だから、こんな無茶はするな」と告げると、水野明日美(上野樹里)は「無茶なんてしてない。もう2度と迷わない。父の復讐のためなら何だってする」と答えた。
西門優介(オダギリジョー)が「君は、それが本当にお父さんの為だと思うのか?君のやろうとしていることは、ただの自己満足じゃないのか?」と問うと、水野明日美(上野樹里)は何も答えずに立ち去った。
その日の夜、帰宅した水野明日美(上野樹里)は、壁に物を投げつけて己の心の弱さを恨んだ。
翌日、西門優介(オダギリジョー)は、手塚製薬のMR・田崎絢芽(霧島れいか)の元を訪れ、「オタクの治験薬で犠牲者がでたそうですね」と告げた。
手塚製薬のMR・田崎絢芽(霧島れいか)が「言っておくけど、記事には出来ないわよ。証拠は何もないんだから」と告げると、西門優介(オダギリジョー)は「分ってますよ。僕が知りたいのは、15年前の事だけですから」と答えた。
田崎絢芽(霧島れいか)が「私が知ってるのは、磐台先生(中村蒼)と小山内先生(眞島秀和)が険悪だったってことだけ」と教えると、西門優介(オダギリジョー)は「それはないでしょう。あの先生は人といがみ合うような人じゃ無かった」と指摘した。
すると、田崎絢芽(霧島れいか)は「嘘じゃないわ。ちょうど、亡くなる数日前に、『人の命をなんだと思ってるんだ』とか、大声で言い合っていた」と話した。
一方、聖林大学付属病院の懇親会のバーベキューで星野美羽(栗山千明)が焼きそばを焼いていると、磐台悠真(中村蒼)に「焼きそば、もらっていいですか?それと、水野先生(上野樹里)から何か聞いていませんか?何か悩み事があるとか」と尋ねられた。
星野美羽(栗山千明)は「今度、聞いてみますね」と言って焼きそばを渡すと、磐台悠真(中村蒼)は焼きそばを食べて、「これ最高ですよ。料理上手な人は尊敬します」と褒めたので、星野美羽(栗山千明)は密かに喜んだのであった。
ドラマ「アリスの棘」の原作と主題歌は「アリスの棘(アリスのとげ)-原作と主題歌」をご覧ください。