卒業アルバムで上野樹里の本名が発覚
上野樹里が出演するTBSの復讐ドラマ「アリスの棘(アリスのとげ)」の第6話「冷酷非情父を殺した、鉄の女」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
このページは「アリスの棘-第6話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■アリスの棘-第6話のあらすじとネタバレ後編
翌日、磐台悠真(中村蒼)は水野明日美(上野樹里)に、「昨日、一晩中考えていたことがあるんです。実は僕、医者としても男としても、自信が無かったんです。でも、信じて欲しいんです。何があっても、明日美さん(上野樹里)を守れる男になります」と告げた。
一方、星野美羽(栗山千明)は、水野明日美(上野樹里)の出身大学・東都医科大学に電話をかけ、「そちらの卒業生の水野明日美(上野樹里)という医師が問題を起こしておりまして、研修医時代の様子を確認したいのですが、お話を伺える方はいらっしゃいませんか?」と問い合わせた。
しかし、東都医科大学には水野明日美(上野樹里)という卒業生は居ないという回答であった。
その日、水野明日美(上野樹里)は三浦直子(山本未來)に「15年前、小児科に居たんですよね。小山内孝夫(眞島秀和)を覚えていませんか?」と尋ねると、三浦直子(山本未來)は「覚えが無いわ」と答えた。
水野明日美(上野樹里)が「覚えてるはずです。理不尽な理由で亡くなった小児科の医師です」と追求すると、三浦直子(山本未來)は「貴女、何?探偵にでも成ったつもり?2度と私に話しかけないで」と言って立ち去った。
水野明日美(上野樹里)はそこで、三浦直子(山本未來)が忘れていった懐中時計を拾った。
その後、星野美羽(栗山千明)は水野明日美(上野樹里)の元を訪れ、「明日美(上野樹里)って人を騙すのが趣味?悠真先生(中村蒼)のこと、私が気づかないとでも思ってるの?私の気持ちを知ってるのに、ずっと裏切ってた。ああ、ナースだからって見下してたんだ。私にだってプライドがあるのよ」と言い、水野明日美(上野樹里)をビンタした。
そして、星野美羽(栗山千明)は「東都医科大学に聞いたら、水野明日美(上野樹里)なんて医者は居なかった。経歴詐称?アンタの過去、なかなか面白そうね」と言って立ち去った。
一方、磐台修一(岩城滉一)は、夫を看護する三浦直子(山本未來)の元を訪れ、「くれぐれも余計な事は口にするな。人間、チューブ一本でよく生きるものだな」と脅して立ち去った。
他方、水野明日美(上野樹里)は、西門優介(オダギリジョー)の「いい人層に見えたって、最後は自分の身が可愛い」と忠告されたことを思い出したが、父・小山内孝夫(眞島秀和)の「明日はきっと、良い日になる」という言葉を信じ、三浦直子(山本未來)に秘密を明かすことを決意した。
その後、三浦直子(山本未來)が夫の側で「貴方を守るには、黙っているしかないのよ」と決意を新たにしていると、水野明日美(上野樹里)がやってきた。
水野明日美(上野樹里)は「聞いて欲しいことがあるんです。私の名前は明日美って言うんです。父が付けてくれました。明日はきっと良い日なる。それが、父の口癖だったんです。私は、小山内孝夫(眞島秀和)の娘です」と告げた。
そして、水野明日美(上野樹里)は、手術看護記録を見せ、「差出人の無い封書が届いたんです。誰が送ってきたのかは分りません。でも、この記録から、父は医療ミスで亡くなり、隠蔽されていた事が分りました。それから15年、私は復讐する事だけを考えて生きてきました。そのために医師になり、名前を変えました。調べていくうちに、父は医療事故では亡く、殺されたと言うことが分ってきました。その手がかりが、日向弁護士(尾美としのり)が残したメモです。父は、貴方が用意した薬で死んだ。それを証明したいんです」と話した。
三浦直子(山本未來)は「貴方は自分が何を言っているのか分ってるの?下手をしたら、小山内先生(眞島秀和)や日向先生(尾美としのり)のように」と驚くと、水野明日美(上野樹里)は「覚悟の上です」と答えた。
三浦直子(山本未來)は「出て行って」と告げたが、水野明日美(上野樹里)は「どうしても、貴方の証言が必要なんです」と頼んだ。
三浦直子(山本未來)は「出て行きなさい。じゃないと、今すぐ磐台(岩城滉一)に電話するわよ」と脅すと、水野明日美(上野樹里)は三浦直子(山本未來)の懐中時計を取り出し、「貴女は電話しない。貴女は1人のとき、いつもこの懐中時計を見ていた。蓋の裏にはこう書いてあります。『tomorrow will be a better day』明日はきっと良い日になる。貴女は時間ではなく、この文字を見ていたんではないですか?貴女は、この15年、父の言葉を支えにご主人を看病してきた」と告げた。
15年前、三浦直子(山本未來)は全てに絶望していたとき、小山内孝夫(眞島秀和)は「どんなに絶望的に見える状況でも、時間と共に必ず何かが変わっていく。あせっちゃ駄目だ。毎日、小さくてもいいから、幸せを見つけて、1日1日を重ねていけば、必ず、明日は、きっと良い日になる」と告げ、「tomorrow will be a better day」と刻まれた懐中時計をプレゼントしていたのであった。
水野明日美(上野樹里)が「父のために力を貸して下さい」と頭を下げると、三浦直子(山本未來)はベッドで寝ている夫を見て迷ったが、「卑怯者ね。分ったうえで、娘と名乗るだなんて」と言い、当時のことを話した。
15年前、夫の長期入院が決まった翌日、三浦直子(山本未來)はメールで、磐台修一(岩城滉一)から、「明日までにカテコラミンを用意しろ。ただし、記録には残すな」と命じられた。
三浦直子(山本未來)は言われたとおりにカテコラミンを用意したが、怖くて使い道について訊くことは出来なかった。
その翌日、小山内孝夫(眞島秀和)が亡くなった。その時になって、三浦直子(山本未來)は取り返しの付かないことをしてしまったことに気づいたのだという。
水野明日美(上野樹里)が「その話を証明する物はありませんか?」と尋ねると、三浦直子(山本未來)は「あるわ。磐台教授(岩城滉一)からのメールは、教授の院内パソコンから私の携帯電話に送られてきたの。そのデータをSDカードに保存しておいたの。明日の朝6時に私のアパートへ来て。データをどう使うかは、貴女に任せるわ」と答えた。
三浦直子(山本未來)は「ずっと、小山内先生(眞島秀和)の娘さんに会ったら、言おうと思ってたの。ごめんなさい。貴女のお父さん、本当にごめんなさい」と頭を下げると、水野明日美(上野樹里)は「その時計は大切にして下さい。父もそれを望んでいると思うので」と答えて立ち去った。
一方、星野美羽(栗山千明)は、水野明日美(上野樹里)の出身大学・東都医科大学を訪れ、卒業アルバムをチャックすると、水野明日美(上野樹里)の名前が小山明日美(上野樹里)になっていた。
水野明日美(上野樹里)の秘密を突き止めた星野美羽(栗山千明)は、何者かに電話して、水野明日美(上野樹里)の本当の名前を報告した。
翌日、水野明日美(上野樹里)は約束通りに三浦直子(山本未來)はのアパートへ行ったが、アパートはもぬけの殻だった。
水野明日美(上野樹里)は急いで病院へ向かい、三浦直子(山本未來)の夫・三浦幸彦(加瀬信行)の病室へ駆けつけたが、病室も空になっていた。
水野明日美(上野樹里)が空になった病室で呆然としていると、磐台修一(岩城滉一)が現れ、「三浦さん(山本未來)は、もうこの病院には居ない。ご夫婦で地方の病院へ移ったそうだ」と言い、SDカードを差し出した。
そして、磐台修一(岩城滉一)は「残念だったね、小山明日美先生(上野樹里)」と言い、SDカードをへし折ったのでった。
ドラマ「アリスの棘」の原作と主題歌は「アリスの棘(アリスのとげ)-原作と主題歌」をご覧ください。