香川照之が立川談春に激怒

立川談春が出演する原作TBSの社会人野球ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の第4話「大ピンチを救うのは勇気」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

このページは「ルーズヴェルト・ゲーム-第4話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■ルーズヴェルト・ゲーム-第4話のあらすじ後編
翌日、朝比奈誠(六角精児)が役員会議で「社長(唐沢寿明)は最近、どなたかとお会いになっているそうですね。イツワ電器の坂東社長(立川談春)じゃないんですか?イツワ電器との合併。それが貴方の隠し球じゃないんですか?まさか、我々には何の相談も無く、既に合併に合意しているなんて事はないでしょうな」と細川充(唐沢寿明)を追求した。

すると、笹井小太郎(江口洋介)が「社長(唐沢寿明)がそんな事をするはず無いじゃないか。仮にイツワと合併になれば、会社の規模から言って、明らかにイツワが主導になる。青島の社員は大勢、泣くことになる。そんな合併は、断じて許す分けにはまいりません」と発言した。

細川充(唐沢寿明)は「対等合併なら良いのか?仮に合併の話が本当だったとして、人事に関してはフィフティー・フィフティーだとしたら?確かに規模の大きいイツワカラーに染められるかも知れない。だが、ウチから半分の役員が残り、青島の高い技術力が受け継がれ、さらに事業規模の拡大によって業績も知名度も飛躍的に上がる。だとしたら?」と尋ねた。

朝比奈誠(六角精児)が「イツワが認めたのか?」と驚くと、細川充(唐沢寿明)は「仮に、ですよ。例え敵対する企業であっても、対等合併の道を選ぶか、民事再生によって名ばかりの青島製作所を残し、敗戦処理の後、我々は責任を取らされて解任になるか。どちらを選ぶかべきか、よーくお考えいただきたい」と告げた。

そのようななか、青島製作所では「3ヶ月後に倒産する」という噂が流れ、優秀な社員が次々と退職しており、リストラで首を切っていた三上文夫(石丸幹二)は、社員に頭を下げて会社に残るよう頼む側に回っていた。

一方、都市対抗野球大会の1回戦を突破した青島製作所の野球部は、2回戦の対戦相手が強豪の日鉄麻生に決まった。

監督・大道雅臣(手塚とおる)は「日鉄麻生のデータと攻略案だ。知っておけば、最小限の消耗で済む。日鉄麻生に勝てば、シードを勝ち上がってくるイツワ電器と当ることになるだろう。次の試合は、沖原和也(工藤阿須加)で行く。できるだけ、楽に勝ちたい」と言い、選手に日鉄麻生のデータを配布した。

ある日、笹井小太郎(江口洋介)は細川充(唐沢寿明)に「流石は、元企業再生のカリスマコンサルタントだったお人だ。イツワと合併したとしても、本当にこの会社が生き延びたと言えるでしょうか?合併後も、さぞや良いポジションを約束されているんでしょうね。30年以上、会長と一緒に青島製作所を気づき上げてきた歴史を、一瞬にしてイツワに食いつぶされるのを黙って見ているわけにはいきません」と告げた。

細川充(唐沢寿明)は「生憎だが、私は新参者ですから、いくら言われたところで、そのご苦労も思い入れもピンとは来ません。だからこそ、無意味な感傷に浸ることも無い。私にあるのは、この青島製作所をどうするかだ。だからこそ、青島会長(山﨑努)も私を選んだのでしょう。貴方では無く」と答えた。

その日の夜、細川充(唐沢寿明)は、イツワ電器の経理部長・住吉の自宅で待ち伏せ、帰宅した住吉に声をかけた。

翌日、ジャパニクスで、イツワ電器と青島製作所の合併合意式が行われ、イツワ電器の社長・坂東昌彦(立川談春)が合併合意書にサインした。

しかし、細川充(唐沢寿明)は「申し訳ないが、サインはいたしかねます」と言って、合併合意書へのサインを拒否した。

坂東昌彦(立川談春)が「どういうことですか?」と驚くと、細川充(唐沢寿明)は「私の方がお聞きしたい。貴方がたは我が社と手を取り合う気があるのですか?合併すれば、我が社は生き残れる。そう信じていました。しかし、どうやら、そうではないらしい。我が社の技術力は、我が社の社風でこそ発揮できる」と答えた。

諸田清文(香川照之)が「君もなっとくしたじゃないか」と説得すると、細川充(唐沢寿明)は「坂東社長(立川談春)は、そうは考えていないらしい」と言い、イツワ電器の内部資料の合併後役員人事安を提示した。

細川充(唐沢寿明)は昨日、イツワ電器の経理部長・住吉に会っていた。経理部長・住吉は、坂東社長(立川談春)が細川充(唐沢寿明)に示した役員人事案から漏れている人物だった。

そこで、細川充(唐沢寿明)は経理部長・住吉に「これは坂東社長(立川談春)が私に提案してきた人事案です。合併後の人事案に貴方の名前はありません。ウチは専務が経理畑でして、合併後、経理はウチが仕切る事になります。坂東社長(立川談春)が貴方がたに仰った事に食い違いなどございませんか?」と言い、経理部長・住吉からイツワ電器の内部資料の合併後役員人事案を入手していたのだ。

細川充(唐沢寿明)は、イツワ電器の内部資料を示し、「ウチの技術開発部の神山謙一(山本亨)以外、役員は全てイツワの人間になっている。これがとういう事か、説明して頂きたい」と告げた。

諸田清文(香川照之)が「坂東(立川談春)、どういうことだ?」と驚くと、坂東昌彦(立川談春)は「これは違います。何かの手違いです。これは仮の草案で、社員が何かの手違いで手に入れたんでしょう。細川社長(唐沢寿明)に差し上げた人事案が正しい人事案です」と答えた。

細川充(唐沢寿明)が坂東昌彦(立川談春)に「信じられませんね。貴方がウチと合併するのは、製品開発に関わる特許を手に入れるためじゃないんですか?特許さえ手に入れば、後は全て切り捨てる。そう仰ってたそうですね」と告げると、諸田清文(香川照之)は「特許?」と驚いた。

細川充(唐沢寿明)が諸田清文(香川照之)に「貴方は本当はご存じだったんでしょ?」と尋ねると、諸田清文(香川照之)は「こんな人事の事は知らんよ。この男(立川談春)が勝手にやったことだろ」と否定した。

細川充(唐沢寿明)は「本当ですか?ジャパニスクからの強制的な生産調整とコストダウン要求、イツワ電器の訴訟による取引先の撤退。これで、我が社は貴方がたの提案にすがるほか無くなった。貴方と坂東社長(立川談春)が手を組んで、ウチを追い詰めようとしたことは明白だ。貴方は最初から、イツワを利用して、青島を手に入れようとしたんじゃないですか?」と尋ねる。

諸田清文(香川照之)は「いい加減にしたまえ。私はつぶれかけた青島に救いの手をさしのべようとしているんだよ。イツワと1つにならなければ、御社の余命は3ヶ月。それが現実だ。細川さん(唐沢寿明)、君は青島を潰すおつもりか」と激怒した。

すると、細川充(唐沢寿明)は「ご心配をおかけして申し訳ありません。ですが、この度、青島製作所は、東洋カメラと業務提携に漕ぎ着ける運びとなりました。尾藤社長(坂東三津五郎)からは10億の融資をして頂けることになり、イツワ電器との裁判は継続できるものと思われます。さらに、取引先にも声をかけていただき、徐々にでは有りますが、売り上げが見込める事になりました」と謝罪した。

諸田清文(香川照之)が「君は、私たちと会っている間に、尾藤(坂東三津五郎)と交渉を進めていたのか」と激怒すると、細川充(唐沢寿明)は「野球とは違いますから、隠し球は1つとは限らない。そういう分けですので、今回のお話は正式にお断ります」と答えた。

諸田清文(香川照之)が「尾藤(坂東三津五郎)をそこまで信用できるのか?イツワと合併が成立したら、ウチは20億、いや30億を融資しよう。もちろん、人事も見直す」と誘うと、細川充(唐沢寿明)は「そんなにウチが欲しいんですか?残念だが、どんなに好条件でも、合併はしません」と答えた。

諸田清文(香川照之)が「なぜだ」と問うと、細川充(唐沢寿明)は「貴方が嫌いだからです」と答えて立ち去った。

一方、イツワ電器野球部のエース如月一磨(鈴木伸之)は、沖原和也(工藤阿須加)の元を訪れ、「お前に殴られた場所が今でも痛むんだよ。きっちり、詫びを入れて貰わないと困るんだよ。野球、今すぐ止めろ。あんな暴力沙汰を起こした奴が、野球をやっていいわけないだろ。お前が止めないのなら、どんな手を使ってでも、潰すからな。覚悟しとけ。聞いてるのか、何とか言え、コラ」と告げた。

沖原和也(工藤阿須加)が「ふざけるな。どんな理由にせよ、昔、貴方を殴った事は間違っていました。でも、それは昔、謝罪して決着が付いたはずです」と告げると、如月一磨(鈴木伸之)は「勝手に決めるなよ。俺は許した覚えも無いし、一生、お前を許さないからな」と答えた。

沖原和也(工藤阿須加)が「だったら、俺も言わせて貰います。俺も絶対にお前を許さない。お前らのせいで、俺は野球を、プロになる夢を奪われたんだ。それから、ずっと自分に嘘を付いて生きてきた。でも、そんな俺を必要としてくれ、マウンドに戻してくれたのは、青島の仲間だ。もう俺は絶対に自分から野球を止めない。今、ウチのチームは負けたら廃部の危機です。野球を続けるには勝つしかない。イツワ電器も必ず倒します」と告げた。

如月一磨(鈴木伸之)が「ははは。そういう面白い話は、先に教えてくれよ。負けたら廃部?そういうことなら、試合でお前らをボロボロにして、息の根を止めてやるよ」と笑うと、沖原和也(工藤阿須加)は「やれるもんなら、やってみろ」と言い、睨み付けた。

さて、諸田清文(香川照之)が坂東昌彦(立川談春)に「私は青島の生産部門をそのまま手に入れろと言ったはずだ」と告げると、坂東昌彦(立川談春)は「青島の特許製品を全て把握している神山部長(山本亨)と、ほんの数人の社員が居れば良い。後は必要の無いゴミ当然の人材ばかりだ。合併し、開発の権利を取得した暁には、全てオートメーション化し、大量生産で大幅なコストカットを実現します」と答えた。

諸田清文(香川照之)は「コスト、コスト、コスト。そればかりだな。最初に生産調整を持ちかけてきた時から。私は最初から、君のコスト至上主義には賛同しかねるんだ。コストダウンで目先の利益は出ても、長い将来、必ず会社は持たなくなる。あと1歩で青島の技術が手に入るはずだったのに。君が余計な欲を出さなければ、合併は上手く行ってたんじゃないかね。コスト云々も良いがね、もっと社員の箝口令を徹底するべきだったね。この不始末、どう責任をとるつもりかね」と激怒した。

坂東昌彦(立川談春)は「面子を汚してしまって、申し訳ございませんでした。ですが、コストを追求する事の何がいけないのでしょうか?ある程度のスペックは必要でしょう。だが、ユーザーが最後に求めるのはコストパフォーマンスだ。要は、金だよ、金。貴方も儲かるとふんだから、この話に乗ったんでしょ?今更、きれい事を並べて、ご自分だけが被害者だと?虫の良いことを」と告げた。

諸田清文(香川照之)は「確かに世の中は金だ。しかしな、貴方の言う金と私の言う金の意味は180度、いや540度違います。どうやら、今回は、坂東さん(立川談春)の邪魔をしてしまったようだな。ジャパニクスは手を引きます。これからもイツワ電器さんは大切なビジネスパートナーですから、上手く行くことを心から願っています。せいぜい、青島に逆転を許さないように」と答えた立ち去った。

ある日、イツワ電器の社長・坂東昌彦(立川談春)は、笹井小太郎(江口洋介)を呼び出し、「ウチと青島さんに経営統合をお願いしている事は、細川さん(唐沢寿明)から聞いておられますか?」と尋ねると、笹井小太郎(江口洋介)は「社長からはなにも。しかし、耳には入っていました」と答えた。

坂東昌彦(立川談春)は「やはり、独断で断ってたのですか。専務の笹井さん(江口洋介)にも相談せずに。2年前、まさか細川さんに社長を譲るとは思いませんでした。カリスマならではですな。でも、今となってはその判断は間違っていたと思います。私なら、経理のスペシャリストである貴方に社長を譲りますね。社内の人間も笹井さん(江口洋介)が社長になる事を望んでたそうじゃないですか」と告げた。

笹井小太郎(江口洋介)が「昔の話です」と答えると、坂東昌彦(立川談春)は「いいえ、これからの話です。経営統合した暁には、貴方に社長をお願いしたいと思っています。笹井さん(江口洋介)、私と貴方で強い会社を作ろうではありませんか」と行って笹井小太郎(江口洋介)の手を握ったのであった。

ルーズヴェルト・ゲーム-第5話のあらすじとネタバレ」へ続く。

ルーズヴェルト・ゲームの原作と主題歌とあらすじは「ルーズヴェルト・ゲームの原作と主題歌とあらすじ」をご覧下さい。

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