アリスの棘-第9話のあらすじとネタバレ
國村隼が出演するTBSの復讐ドラマ「アリスの棘(アリスのとげ)」の第9話「最終決戦屈辱・裏切り・逆転!そして希望の明日」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
アリスの棘-第8話のあらすじとネタバレは「アリスの棘-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
ドラマ「アリスの棘」の原作と主題歌は「アリスの棘(アリスのとげ)-原作と主題歌」をご覧ください。
■アリスの棘-第9話のあらすじとネタバレ
磐台修一(岩城滉一)が死んだため、有馬毅(國村隼)が消化器外科と移植外科の教授を兼任し、小児科の入院患者・峰岸健太(竹場龍生)の移植手術を行うことを決定した。
そして、有馬毅(國村隼)は「後進を育てるのも大事な仕事だ」と言い、医師・岡村(今井隆文)に峰岸健太(竹場龍生)の執刀医を命じ、有馬毅(國村隼)は助手に回ることになった
峰岸健太(竹場龍生)の手術を1週間後に控えたある日、有馬毅(國村隼)は水野明日美(上野樹里)に「6日後、教授会で君の懲戒免職が承認されるはずだ。君には後ろめたいことが沢山あるからね」と告げた。
すると、水野明日美(上野樹里)は「貴方がやろうとしていることは殺人です。峰岸健太(竹場龍生)のオペは必ず阻止します」と宣戦布告した。
その日、水野明日美(上野樹里)が帰宅すると、スペインバル「バル・カンパーナ」が臨時休業していた。
水野明日美(上野樹里)が水野和史(中村梅雀)に「店はどうしたの?」と尋ねると、水野和史(中村梅雀)は「ちょっと胃の調子が悪くてね。たいしたことは無いんだ。医者は、寝てれば治るって言ってくれたから」と答えた。
水野明日美(上野樹里)が「言ってくれれば良かったのに」と告げると、水野和史(中村梅雀)は「いやー。娘に心配をかけるのは、お父様のポリシーじゃないからさ。親は、子のために居るんだよ」と答えた。
水野明日美(上野樹里)は「親は、子のためにか。でも、子供のためなら、何をやってもいいわけじゃない」とつぶやいた。
一方、有馬毅(國村隼)は、シンガポールの大学の客員教授を引き受けており、シンガポールの最新の医療設備を使って、娘・有馬鈴(藤原令子)の移植手術を行おうとしていた。
その日の夜、水野明日美(上野樹里)と西門優介(オダギリジョー)は、有馬毅(國村隼)の犯罪を証明する方法を相談したが、まだ起きてもいまい犯罪を証明することは不可能だった。
そこで、水野明日美(上野樹里)らは、有馬毅(國村隼)の過去の犯罪を証明することにした。
娘の有馬鈴(藤原令子)は、すでに1度、移植手術を受けており、有馬鈴(藤原令子)が手術を受けた日に被害者は殺された可能性が大きかいため、西門優介(オダギリジョー)は有馬鈴(藤原令子)から手術日を聞きだすことにした。
翌日、西門優介(オダギリジョー)は移植ドナーを増やすための取材と称して有馬鈴(藤原令子)から話を聞いたが、有馬鈴(藤原令子)は当時5歳だったため、手術日を覚えていなかった。
ただ、有馬鈴(藤原令子)は手術の当日について、「桜が綺麗だった」「窓から黒い煙が上がってるのが見えて不安だった」と話した。
そこで、西門優介(オダギリジョー)は、15年前の3月か4月に聖林大学付属病院の近くで発生した火事を調べていくと、有馬鈴(藤原令子)が手術を受けた日は4月3日と判明した。
なんと、その日は、聖林大学付属病院に入院していた西門優介(オダギリジョー)の妹・西門結衣(庵原涼香)が死んだ日であった。
西門優介(オダギリジョー)は調べた結果を水野明日美(上野樹里)に報告し、「結衣(庵原涼香)が亡くなった日、どうしても腑に落ちない点があった。小山内先生(眞島秀和)の話では、手術は傷の少ないドレナージという事だったが、手術が終わった結衣(庵原涼香)の体には大きな傷があった」と話した。
結衣(庵原涼香)のお腹の傷を見て不審に思った西門優介(オダギリジョー)が有馬毅(國村隼)に傷の事を訪ねると、有馬毅(國村隼)は「出血が止まらず、回復オペをしたんですが、手遅れでした」と謝罪した。
西門優介(オダギリジョー)は司法解剖で妹・西門結衣(庵原涼香)の死因をはっきりとさせようとしたが、両親が反対したため、妹・西門結衣(庵原涼香)の司法解剖は行われなかったのだと言う。
しかし、今となっては、15年前の有馬鈴(藤原令子)の手術に関わった人さえ分からないため、話を聞くことも出来ず、妹・西門結衣(庵原涼香)の臓器が有馬鈴(藤原令子)に移植された事を証明する事は出来なかった。
ところが、水野明日美(上野樹里)はDNA鑑定を提案した。
肝臓移植を検討した者は、肝臓の組織を採取して生態検査を行う。大学病院は生態検査を行った組織を何年たっても保管する決まりになっているので、西門結衣(庵原涼香)の組織は聖林大学付属病院に残っているのだという。
有馬鈴(藤原令子)も次の移植に向けて肝臓の組織を採取して生態検査を行うはずなので、有馬鈴(藤原令子)から採取した肝臓のDNAと、保管している西門結衣(庵原涼香)のDNAが一致すれば、西門結衣(庵原涼香)の肝臓が有馬鈴(藤原令子)に移植された事を証明できるのだ。
翌日、水野明日美(上野樹里)は聖林大学付属病院で保管されていた西門結衣(庵原涼香)の組織を入手することに成功したが、有馬鈴(藤原令子)の肝臓組織は外科のラボにあるフリーザーに保管されており、フリーザーにはパスワード式のロックがかかっているため、開ける事が出来なかった。
それを見ていた有馬毅(國村隼)は水野明日美(上野樹里)に「答えは出たようだね。娘の生検細胞からDNA検査しようとは、考えたな。だが、もう君には勝ち目は無ければ、頼れるも者も居ない」と告げた。
水野明日美(上野樹里)が「貴方に罪の意識は無いんですか?」と批判すると、有馬毅(國村隼)は「私の何が悪いんだろう?いずれにしろ、健太君(竹場龍生)は長く生きられない。でも、移植すれば、彼の肝臓は娘の体内で行き続けられる。みすみす命を失うより、健太君(竹場龍生)も幸せなんじゃないか。君の父親だって、もし君が病気なら、同じ事をしたはずだ」と答えた。
その後、有馬毅(國村隼)は何者かに電話し、「ずいぶんと早まったことをしましたね。まさか、磐台修一(岩城滉一)を処理してしまうなんて。貴方のおかげで、海外でオペする羽目になった。当然、貴方には全面的に協力してもらいますよ。…簡単ですよ。私は執刀医の目を盗んで腸官に傷をつけておきます。患者は術後に腹膜炎を起こして死亡する。幸いなことに患者に家族は居ないので、すんなり病理検査に持ち込めるだろう。それからが、貴方の出番です。シンガポールに出発するまでの臓器管理を頼みたい。大丈夫だよ。責任を問われるのは失敗した執刀医だけだ。それに、貴方に断る権利は無い」と告げた。
そして、有馬毅(國村隼)が電話を切ったところに、星野美羽(栗山千明)がやってきた。
星野美羽(栗山千明)が「移植外科のラボで水野明日美(上野樹里)を見た、何度もフリーザーのロックを開けようとしていた」と報告すると、有馬毅(國村隼)は移植外科のラボへ行き、ロックを解除してフリーザーを開けて娘・有馬鈴(藤原令子)の肝臓細胞があることを確認した。
「アリスの棘-第9話のあらすじとネタバレの後編」へ続く。