ルーズヴェルト・ゲーム-第7話のあらすじとネタバレの後半
山本亨が出演するTBSの逆転ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の第7話「最終章!死闘で得た結束」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「ルーズヴェルト・ゲーム-第7話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■ルーズヴェルト・ゲーム-第7話のあらすじ後編
他方、開発部長・神山謙一(山本亨)は、イメージセンサーの高性能化を進めていた。イツワ電器も青島製作所から盗んだイメージセンサーをベースに高性能化を進めてくるはずなので、さらなる高性能化が必要であった。
また、開発部長・神山謙一(山本亨)は、高性能化の副産物として従来型イメージセンサーの小型化に成功していた。
小型化されたイメージセンサーを見た細川充(唐沢寿明)は「デジタルカメラのハイエンドモデルには物足りないが、スマホの内蔵カメラならどうだ?スマートホンで4K撮影ができるとなると、ビジネルになるぞ」と提案すると、神山謙一(山本亨)は「確かに、それなら、小型化が活かされる」と喜んだ。
ある日、青島製作所の野球部は、都市対抗野球大会の敗者復活戦の2回戦を迎え、控え室で準備をしていると、監督・大道雅臣(手塚とおる)によって一報がもたらされた。
青島製作所に勝ったイツワ電器が、青島製作所との戦いで披露して精彩を欠き、共日石油に負けたのだという。
北大路犬彦(和田正人)が「つまり、俺たちが爪痕を残したということか」と喜ぶが、キャプテン井坂耕作(須田邦裕)は「喜んでる場合じゃない。本戦の決勝で敗れたイツワ電器は、敗者復活戦の決勝に出る。今日の試合に勝てば、次はイツワ電器だ」と教えた。
青島製作所の野球部は「今度こそイツワ電器に勝つぞ」と意気込むと、監督・大道雅臣(手塚とおる)は「まずは今日の試合に勝つ」と言って野球部を鼓舞した。
さて、監督・大道雅臣(手塚とおる)は、イツワ電器との対戦に備えて沖原和也(工藤阿須加)を温存する作戦に出たが、先発の猿田洋之助(佐藤祐基)はピッチャー返しの打球が直撃したため、1回で降板を余儀なくされた。
猿田洋之助(佐藤祐基)に変わって登板した2番手・倉橋は完全に配球が読まれており、1回に4点を奪われたうえ、さらなるピンチを招いた。
対戦相手のタナフーズは、沖原和也(工藤阿須加)の体力不足に気づいており、少しでも早く沖原和也(工藤阿須加)を登板させ、疲れた所を打ち崩すため、青島製作所の投手を徹底的に研究していたのだ。
そこで、味方のピンチを見た沖原和也(工藤阿須加)は登板を志願した。
井坂耕作(須田邦裕)が「まだ1回だぞ。他にピッチャーが居ないんだぞ」と諫めるが、沖原和也(工藤阿須加)は「大丈夫です。最後まで俺が投げます。勝って、勝って、勝ち続けるんですよね」と言い、マウンドに登った。
一方、細川充(唐沢寿明)は東洋カメラの購買部長・大槻に呼び出され、東洋カメラを訪れていた。
購買部長・大槻は「10億円の融資は、あくまでもエデンに搭載する新型イメージセンサーの開発を期日までに間に合わせられるという条件の下に成立している。噂で聞いたんですが、臨時株主総会を開くそうですね。本当に間に合わせられるんですか?イツワ電器はさらに性能を上げた物を用意できると言ってきている。本当に間に合うと断言できるんですか?間に合わなければ、どう責任を取ってくれるんですか?」と尋ねた。
細川充(唐沢寿明)が答えに困って居ると、東洋カメラの社長・尾藤辰五郎(坂東三津五郎)が現れ、「青島とイツワのコンペ方式にするのはどうかな?それなら、どちらが駄目になっても、大きな損害は起きない」と助け船を出した。
すると、細川充(唐沢寿明)は「分りました。その提案に乗らせていただきます。ただし、開かれた公正な場で、我々の目の前で、性能を見比べて採用を決めて頂きたい。裏で贔屓などされてはコンペの意味がありませんからね」と、条件付きでコンペを承諾した。
さて、1回表・満塁のピンチで登板した沖原和也(工藤阿須加)は、150KMを超える速球で見事に相手打線を抑えたが、思惑通りに沖原和也(工藤阿須加)を引きずり出したタナフーズは余裕の笑みを浮かべていた。
タナフーズは守備と投手を兼任できる選手が多数居り、バッターの目が慣れる前に次々と投手を交代するため、青島製作所は敵の投手を打ち崩せず、得点は0対4のまま、投手戦が続いた。
しかし、監督・大道雅臣(手塚とおる)は攻略法を考えていた。タナフーズは多くの投手を有していたが、8回と9回には必ず、決まった投手を登板させるため、大道雅臣(手塚とおる)はその投手のデータを研究し、攻略法を見つけていたのだ。
タナフーズは8回になると、いつもの様に決まった投手を登板させたので、青島製作所は監督・大道雅臣(手塚とおる)の見つけた方略法によってタナフーズの投手を打ち崩し、3対4まで詰め寄った。
9回表、沖原和也(工藤阿須加)はタナフーズの予想を裏切る好投で、疲れを見せながらも、スピードは衰えず、時速150kmを超える速球でタナフーズの打線を封じ込めた。
しかし、沖原和也(工藤阿須加)は体力の限界を迎えていたうえ、手のマメが裂けており、これ以上、投げるのは不可能だった。青島製作所が勝つためには、9回裏で逆転する他に方法は無かった。
9回裏、青島製作所の攻撃。青島製作所は監督・大道雅臣(手塚とおる)の作戦が見事にはまり、足でタナフーズの投手を引っかき回して2点を奪い、逆転勝利することに成功した。
試合後、青島製作所の野球部が居酒屋で祝勝会をしていると、野球部長の三上文夫(石丸幹二)が現れ、野球部に「話しておきたいことがある。青島製作所の野球部は、今月いっぱいで廃部にする。守ってやれなくて、申し訳ない」と謝罪した。
北大路犬彦(和田正人)が「勝ち続けたら廃部にしないって約束だったじゃないですか。社長が何か言ってきたんですか」と怒ると、三上文夫(石丸幹二)は「社長には、まだこの事を言ってない。これは私の出した答えだ。私は派遣社員・契約社員を100人切ってきた。そして、これから、正社員を100人切らなければならない。野球部を、君たちだけを残すわけにはいかないんだ。本当にすみません。許して下さい」と、涙を流しながら、頭を下げた。
すると、監督・大道雅臣(手塚とおる)が「そう言うことだ。勝っても負けても、イツワ電器との試合が最後だ。そこで、お前らの、・・・俺もだが、契約は打ち切りだ。今後の生活の事もあるだろう。明日からどうするかは、お前達が決めてくれ。以上だ」と告げた。
一方、細川充(唐沢寿明)はホテルに居る笹井小太郎(江口洋介)の元を訪れ、笹井小太郎(江口洋介)に「城戸社長(ジュディ・オング)にイツワとの経営統合を否決させるように頼んで欲しい」と言って頭を下げた。
笹井小太郎(江口洋介)が「私がイツワとの経営統合に前向きなのは、分っているはずだ。その私に、城戸社長(ジュディ・オング)を説得しろというのは矛盾している」と告げると、細川充(唐沢寿明)は「城戸社長(ジュディ・オング)は貴方の意見を聞きたいと言った。城戸社長を説得するには、貴方の力を借りるしか無い。貴方は言った。会社の舵取りは自分がすると。これは貴方の敗者復活戦だと。社長の座など、いくらでもくれてやる。貴方が、そう望むなら、私は社長の座を譲ります」と告げた。
笹井小太郎(江口洋介)が「本気で言っているのか?」と尋ねると、細川充(唐沢寿明)は「もちろんです。だが、イツワとの経営統合だけは、認めるわけにはいかない。経営統合とえば、聞こえは良いが、実態は吸収合併だ。一部の開発部門を除いて、全員、切り捨てられる。頼む、城戸社長(ジュディ・オング)を説得してくれ」と訴えた。
笹井小太郎(江口洋介)は「貴方は何も分っていませんね。確かに、私は青島製作所の社長になることを夢見た。しかし、それは、地位や名誉が欲しかった分けでは無い。青島会長(山﨑努)と作り上げた会社を、自分の手で守ろうと思ったからだ。時代遅れと言われようと、面白味が無いと思われようと、社員が安心して定年まで働くことができる。それが、私と青島会長(山﨑努)が目指した青島製作所だ。常に勝つか負けるかしかない、貴方のやり方で社員を安心させる事が出来ると思いますか?他社との共存共栄こそが青島製作所の生きる道です」と告げた。
細川充(唐沢寿明)が「坂東昌彦(立川談春)は青島製作所のことなど、微塵も考えていない。そういう男だぞ」と説得したが、笹井小太郎(江口洋介)は「いいや、坂東社長(立川談春)こそ、青島の窮地を救って下さる救世主、信頼できるビジネスパートナーだと思う」と答えた。
すると、そこへ、坂東昌彦(立川談春)が現れた。そして、坂東昌彦(立川談春)は「なかなか、来ないから心配しましたよ。お取り込み中ですか?笹井専務(江口洋介)。私が青島さんの事を微塵も考えて以内だなんて心外だな。ねえ、笹井専務(江口洋介)」と言って笹井小太郎(江口洋介)の隣に立った。
すると、細川充(唐沢寿明)は、笹井小太郎(江口洋介)が坂東昌彦(立川談春)と手を組んでいた事を悟り、言葉を失ったのであった。
「ルーズヴェルト・ゲーム-第8話のあらすじとネタバレ」へ続く。
ルーズヴェルト・ゲームの原作と主題歌とあらすじは「ルーズヴェルト・ゲームの原作と主題歌とあらすじ」をご覧下さい。