ルーズヴェルト・ゲーム-第8話のあらすじとネタバレ
北村有起哉が出演するTBSの株主総会ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の第8話「仲間を信じろ」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
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■ルーズヴェルト・ゲーム第8話のあらすじとネタバレ
青島製作所の株主名簿を手に入れたイツワ電器の社長・坂東昌彦(立川談春)は、株式投資の信用取引で多額の借金を抱えている青島製作所の株主・竹原研吾(北村有起哉)に目を付けた。
そして、坂東昌彦(立川談春)は「経営統合すれば、青島製作所の株式を上場させる。そうすれば、青島製作所の株主は大きな利益を得られる」と持ちかけ、株主・竹原研吾(北村有起哉)を取り込み、株主・竹原研吾(北村有起哉)に臨時株主総会を申請させた。
こうして、青島製作所とイツワ電器の統合問題は、株主の判断に委ねられ、議決権の51%の賛成があれば、社長・細川充(唐沢寿明)の意思に関係無く、青島製作所はイツワ電器と合併することが決定する事になった。
臨時株主総会で重要になるのは、会長・青島毅(山﨑努)と同じく、青島製作所の発行株式の30%を保有する城戸志眞(ジュディ・オング)だった。もはや、城戸志眞(ジュディ・オング)が青島製作所の運命を握っていると言って過言ではなかった。
社長・細川充(唐沢寿明)は城戸志眞(ジュディ・オング)の説得に向かうが、城戸志眞(ジュディ・オング)は「笹井専務(江口洋介)の意見が聞きたい」と言われてしまう。
細川充(唐沢寿明)は笹井小太郎(江口洋介)に頭を下げに行ったが、そこで笹井小太郎(江口洋介)とイツワ電器の社長・坂東昌彦(立川談春)が繋がっている事を知ったのである。
そのようななか、野球部長の三上文夫(石丸幹二)は、細川充(唐沢寿明)に「野球部を廃部にします。私が判断しました。少しでも、株主や白水銀行の説得材料になればと思います」と報告した。
一方、秘書・仲本有紗(檀れい)が城戸志眞(ジュディ・オング)の新たな情報を入手した。
城戸志眞(ジュディ・オング)はマンション建設の為に土地を購入した事があった。その土地の価格は、バブルの影響で10倍以上に暴騰したが、城戸志眞(ジュディ・オング)はその土地を売却しなかった。結局、バブルが崩壊して土地の価格は暴落した。
社内では「欲をかいたから、売るタイミングを逃したのだ」と呆れたが、城戸志眞(ジュディ・オング)は「あの土地は売るために買ったんじゃない。マンションを建てるために買ったんだ。その見晴らしの良い部屋で、ささやかながら家族で暮らす。それで良いじゃない」と答えたのだという。
秘書・仲本有紗(檀れい)が「城戸社長(ジュディ・オング)は物事の本質というか、真実を見極める目を持ってるんじゃないでしょうか?」と告げると、細川充(唐沢寿明)は「そうか。だとしたら、まだ我々の思いをくみ取ってくれる可能性があるな」と答えた。
その後、細川充(唐沢寿明)は青島毅(山﨑努)と共に城戸志眞(ジュディ・オング)の元を訪れると、城戸志眞(ジュディ・オング)は「私は笹井専務(江口洋介)の話が聞きたいと言ったのよ。誰が、こんな偏屈を連れてこいと言った」と呆れた。
青島毅(山﨑努)が「確かにアンタの言う通り、株主は株価・配当の儲けが全てだ。だけど、アンタはそうじゃない」と告げると、城戸志眞(ジュディ・オング)は「他に何があるというのさ」と呆れた。
青島毅(山﨑努)が「企業の成長だよ。見込みのある企業があって、それを応援しようと投資する。その成長の結果、正当な見返りがある。そう考える株主が1人くらい居てもおかしくはない。俺はアンタがそういう株主だと思ってた」と告げると、城戸志眞(ジュディ・オング)は「自画自賛?青島製作所が将来性のある企業だと言いたいわけ?」と呆れた。
青島毅(山﨑努)が「俺はそう思ってる。だって、こいつ(唐沢寿明)が社長だもの」と告げると、城戸志眞(ジュディ・オング)は「死んだ亭主が残した株を20年も持っていただけでも、ありがたいと思いなさい。言いたいことはそれだけ?じゃー、株主総会で」と言い、青島毅(山﨑努)らを追い返した。
細川充(唐沢寿明)が「最後に1つだけ。城戸社長(ジュディ・オング)は野球はお好きですか?」と尋ねると、城戸志眞(ジュディ・オング)は「興味は無いわ」と答えた。
一方、青島製作所の野球部は、「負けたら廃部」という約束は反故にされ、イツワ電器との試合を最後に、勝っても負けても廃部することが決定しており、野球部員は今後の生活もあるため、練習への参加は自由となっていた。
キャプテン・井坂耕作(須田邦裕)らは打倒イツワ電器に向けて練習をしようとしたが、大半の選手は再就職活動のために練習を休んでいた。
キャプテン・井坂耕作(須田邦裕)が練習に参加するよう説得に向かうが、北大路犬彦(和田正人)は「沖原和也(工藤阿須加)だって正社員だから会社に残れるし、プロへの道もある。キャプテンだって、家業を継げるんでしょ?俺たちは違うんです」と言って面接へ向かった。
キャプテン・井坂耕作(須田邦裕)は他の選手も説得したが、猿田洋之助(佐藤祐基)は「ウチは育ち盛りのガキが3人も居るし、貯金をしている余裕なんて無い。俺の給料が1ヶ月でも止まったら、全員、路頭に迷っちまうんですよ。安月給で必死にやりくりしてくれている嫁に、倒産しそうなのに野球をやらせてくれなんて言えるわけねーだろ。こいつらだって、そうだ」と怒った。
一方、笹井小太郎(江口洋介)・竹原研吾(北村有起哉)・坂東昌彦(立川談春)の3人は、臨時株主総会について話し合っていた。
笹井小太郎(江口洋介)は株主・竹原研吾(北村有起哉)に「決を採るタイミングを見誤ると、白が黒になる。私は何度も経験している。決を採るタイミングは私の指示に従って下さい」と指示を出した。
そして、笹井小太郎(江口洋介)が坂東昌彦(立川談春)に「そろそろ、具体的な話し合いを勧めましょう。我々が作る新しい会社について」と言い、話を進めると、坂東昌彦(立川談春)は喜んで事業計画書を見せた。
他方、細川充(唐沢寿明)は、イツワ電器から引き抜いた開発部の矢野真一(大西武志)から、「イツワは、なりふり構わず、イメージセンサーを看板にしようとしている」と教えられた。
半導体を主力としていたイツワ電器が、どうして急にイメージセンサーに拘りだしたのか。
不思議に思った細川充(唐沢寿明)は、営業部長・豊岡太一(児嶋一哉)に、イツワ電器の内情を調べるように命じた。
株主総会の前日、北大路犬彦(和田正人)はイツワ電器の野球部から引き抜きのオファーを受け、イツワ電器への移籍を決めた。
キャプテン井坂耕作(須田邦裕)が「お前まで俺たちを裏切るのか」と激怒すると、北大路犬彦(和田正人)は「俺だって行きたくないですよ。でも、イツワへ行けば野球が続けられる。俺、来月、結婚するんですよ。できちゃった婚なんで、言い出せなかったけど。汚い部屋に住んで、結婚式も、新婚旅行も出来ないけど、彼女が野球は辞めないで欲しいって。子供と早くキャッチボールできるようになると良いねって。だから、ちゃんと金を稼いで、彼女と子供を幸せにしてやりたいんですよ。いけませんか?いけませんか?」と言い、立ち去った。
その後、北大路犬彦(和田正人)が野球部の部室へ行くと、細川充(唐沢寿明)が居た。
細川充(唐沢寿明)は「君は、1番を打っていた犬彦君(和田正人)だったね。イツワとの試合は感動した。最後は絶対に入ると思ったが、あの風は・・・。すまん。何を話しているんだ俺は。でも、沖原君(工藤阿須加)のピッチングと同じくらい、君には雰囲気を変える力があるな。逆転・・・逆転したかった。勝ち続ければ、廃部にはしないという約束。守れなくて申し訳ない」と頭を下げて立ち去った。
翌日、青島製作所の臨時株主総会が開かれた。
臨時株主総会が始まると、株主の竹原研吾(北村有起哉)が「会社は株主の物だ。にもかかわらず、細川社長(唐沢寿明)はイツワ電器との合併の話を独断で反故にした。イツワは上場企業です。合併を見据えて経営統合すれば、青島の株も上場される可能性が出てくる。巨額なキャピタルゲイン得られる可能性があった。なのに、貴方の独断によって、そのチャンスが失われ、我々には一言も知らされなかった。貴方は闇に葬り去るつもりだったんですか?」と責任を追求した。
そして、株主の竹原研吾(北村有起哉)が「青島製作所はイツワ電器と経営統合した方がメリットある。企業規模が大きくなれば、業績が安定する。つまり、株主メリットだ。これだけ美味しい話を見送ったのか、納得のいく説明をしてもらおうじゃないか。その上で、我々、株主の意見をしっかりと反映させて頂きたい。でなければ、全取締役の解任を決議させてもらう」と提案すると、笹井小太郎(江口洋介)は「もちろんです。我々は株主の意見に従います」と答えた。
細川充(唐沢寿明)が「イツワが弊社に経営統合を申し入れた理由は、イツワが新規参入したイメージセンサー分野の競合回避の為です。弊社はイツワに真似の出来ない最大の脅威と言うことです。イツワはこの分野に社運を賭け、既に100億を超える重点投資を行っており、後戻りできない。そこで、勝ち目の無い技術競争を仕掛けるより、弊社そのものを自分の物にしようとしたのです。イツワとウチでは企業カルチャーが全く違う。私は断言します。この統合は、見せかけの安定と引き替えに、弊社の一番の強みである技術力を失うに他ならない」と話した。
株主の竹原研吾(北村有起哉)が「腑に落ちませんね。イツワは上場企業ですよ。1製品の技術を欲しさに経営統合なんて持ちかけますか?そもそも、イメージセンサーっていうけど、デジタルカメラなんて、どれも同じだろ」と告げた。
細川充(唐沢寿明)は「同じではありません。これは小型化に成功したイメージセンサーのチップです。通常の3分の1のサイズですが、元の大きさと同じ性能を持つ。他社では絶対に真似の出来ない我が社の技術の結晶だ。竹原さん(北村有起哉)、貴方は統合のメリットは、企業規模だと言いましたね。ですが、ただ大きければ良いというものではない。このチップのように、小が大と対等に渡り合える物だってある。確かに弊社の企業規模はイツワには及ばない。ですが、経営基盤と技術力では決して引けを取らない。このチップは青島製作所そのものなんです」と答えた。
「ルーズヴェルト・ゲーム-第8話のあらすじとネタバレの後編」へ続く。