秘密-第5話の感想-川辺由梨絵が妊娠
林丹丹が妊娠したドラマ「秘密」の第5話「東野圭吾原作・妊娠!!」の感想です。第5話のあらすじは「秘密-第5話のあらすじ」をご覧下さい。
原作のあらすじは「原作小説『秘密』のあらすじ」をご覧下さい。
秘密の第5話は面白かったが、ストリーは進まなかった。第4話で教室の机に置いてあった花などよく分らなかった点を補足するシーンはなかった。ストリーは進まないにもかかわらず、作りが雑に感じた。
第5話で、クラスメイトの川辺由梨絵(林丹丹)が相馬春樹(竜星涼)を妊娠した。杉田藻奈美(志田未来)が医学部進学を目指し、自立した女性を目指しているので、川辺由梨絵は男に依存する女性を表しているのだと思う。
また、堂々と妊娠検査薬を購入し、包装も必要ないという杉田藻奈美に対して、コンビニでコソコソとエロ本を購入する杉田平介(佐々木蔵之介)が対象的で面白かった。
ただ、エロ本をコンビニで購入する杉田平介よりも、ドラッグストアで妊娠検査薬を購入する杉田藻奈美を先に流すべきだったと思う。それに、コンビニ店員の女性の対応が過剰で不自然だった。
原作では、杉田平介は橋本多恵子(本仮屋ユイカ)の写真を見ながら自慰行為をするのだが、ドラマでは杉田平介はエロ本を見なかった。
杉田藻奈美は平介のエロ本を発見して、「最低」と言って2階へと駆け上がる。後日の夜、杉田藻奈美は杉田平介の寝室へやってくる。
エロ本を見るほど欲求不満なのだと気付いた杉田藻奈美が杉田平介をセックスに誘うシーンがあると思っていたが、杉田藻奈美は杉田平介の部屋でバス運転手・梶川幸広(吹越満)の預金通帳を見つけ、泥沼の夫婦喧嘩へと発展した。以外で面白い展開だった。
また、エロ本を所持していた父親に嫌悪する杉田藻奈美で、直美の中に目覚めた思春期を表現したのだと思う。
原作では、杉田藻奈美と杉田平介とが一緒にお風呂にことで思春期を表現していたが、志田未来と佐々木蔵之介の2人が一緒に入浴するシーンはNGだったのだろう。
杉田平介のことを「お父さん」と呼ぶと決めた杉田藻奈美が時々、「平ちゃん」と呼び、杉田平介は杉田藻奈美のことを「直子」と呼ぶ設定は中途半端で安易な発想だと思う。
杉田藻奈美が杉田平介に冷蔵庫に隠したエロ本を出すように言うシーンで、「お父さん!」と言っても出さない杉田平介に対して、杉田藻奈美が「平ちゃん!」と言った。
杉田平介はそれを聞いて冷蔵庫からエロ本を出して杉田藻奈美に渡す。「平ちゃん」と「お父さん」とを使い分ける杉田藻奈美にずるがしこい女というイメージが残った。
このため、杉田平介がバス運転手・梶川幸広(吹越満)の通帳を所持していたことに端を発した夫婦喧嘩では、2人の台詞が軽く、嘘っぽくなってしまった。
第5話で、梶川征子(堀内敬子)が死亡した。病名までは分らないが、梶川征子は持病で入退院を繰り返していたので、死因は持病なのだと思う。
梶川征子はサワダミカコの正体を知らずに死亡してしまった。太ももの刺青の意味も分らなかった。梶川征子の過去はもっと掘り下げなければ刺青の意味がないので、今後、梶川征子の過去も明かされるだろう。