家族狩り-第2話のあらすじとネタバレ後編

松雪泰子が出演するTBSの家族狩りドラマ「家族狩り」の第2話「殺しの香り、殺しの祈り」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「家族狩り-第2話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■家族狩り-第2話のあらすじとネタバレ後編
さて、椎村栄作(平岡祐太)は、大森・赤羽・世田谷の3箇所で起きた一家心中の通話記録を調べたが、共通する電話番号は無かった。

一方、世田谷で起きた麻生家に隠しカメラを仕掛けていた馬見原光毅(遠藤憲一)は、隠しカメラの映像をチェックし、麻生家の葬儀氷崎游子(松雪泰子)が来ていたことを知り、椎村栄作(平岡祐太)に「この女が、大森と赤羽の葬式に出ていないか調べろ」と命じた。

その日の夜、氷崎游子(松雪泰子)が帰宅すると、母・氷崎民子(浅田美代子)が掃除していた。痴呆症の父・氷崎清太郎(井上真樹夫)がトイレと間違え、壁にオシッコをしたのだという。

氷崎游子(松雪泰子)がテーブルに置かれていた施設の資料を見ると、母・氷崎民子(浅田美代子)は「北海道だけど、車で迎えに来てくれるって。明日、不動産屋を呼んで、この家を売るわ。そしたら、入所金も払えるでしょ」と告げた。

氷崎游子(松雪泰子)が「本気なの?ここはお父さんの家だし、私たちは家族なのよ」と批判すると、母・氷崎民子(浅田美代子)は「アンタだって、家族よりも仕事を優先してるじゃない。もう耐えられないのよ。このシミ、この臭い、あのイビキ」と泣いた。

ある日、馬見原光毅(遠藤憲一)は、冬島綾女(水野美紀)と息子・冬島研司(須田瑛斗)を連れて富士山が見える場所へ旅行し、3人で記念撮影した。

旅行からの帰り、馬見原光毅(遠藤憲一)が「妻が退院するんだ」と告げると、冬島綾女(水野美紀)は「おめでとうございます。…これ、もっててください」といい、旅行中に3人で記念撮影した写真を渡した。

冬島綾女(水野美紀)が「奥様が居ることは分かってたのに、仕事から住むところまで甘えてしまって、すみませんでした」とお礼を言うと、馬見原光毅(遠藤憲一)は「あの男から、君と研司(須田瑛斗)の事は必ず守る。心配するな」と答えた。

冬島綾女(水野美紀)が「あいつ、いつ出てくるんでしょうか?」と尋ねると、馬見原光毅(遠藤憲一)は「当分それは無いはずだ。出てきても大丈夫なように、あの部屋は偽名で借りているし、奴が居た組の組長とキッチリ話を付けている」と答えた。

すると、冬島綾女(水野美紀)は安心して、「長い間、ありがとうございました」と頭を下げた。

一方、氷崎游子(松雪泰子)は母・氷崎民子(浅田美代子)から頼まれて、施設の話を聞きに行くと、入所金さえ払えば、直ぐに入れるということであった。

その後、氷崎游子(松雪泰子)が帰宅すると、巣藤浚介(伊藤淳史)と鈴木渓徳(北山宏光)が遊びに来ており、父・氷崎清太郎(井上真樹夫)と将棋をしていた。

巣藤浚介(伊藤淳史)が学校帰りに氷崎清太郎(井上真樹夫)に声をかけられたので、鈴木渓徳(北山宏光)を誘って一緒に雀荘で、麻雀をしてきたのだという。そこは女性が指名できる雀荘で、氷崎清太郎(井上真樹夫)は麻雀牌だけでなく、女性店員のオッパイを触り、そうとう楽しんでいたという。

巣藤浚介(伊藤淳史)が「麻雀が強いので驚きましたよ。点数計算も速いし」と説明すると、鈴木渓徳(北山宏光)が「家の中に閉じ込めてたら、刺激が少なくて、誰でもボケちゃいますよ」と告げた。

氷崎民子(浅田美代子)が「何よ。私たちが悪いって言うの?」と怒ると、巣藤浚介(伊藤淳史)は「あくまでも一般論ですよ」と釈明した。

鈴木渓徳(北山宏光)が「先生、ハッキリ言ってやった方が良いですよ。おじいちゃんはボケてないって」と言うと、氷崎清太郎(井上真樹夫)は「いや。私はボケている。だから、家内や娘を責めないでくれ」と頼んだ。

そして、氷崎清太郎(井上真樹夫)は「なぜか、今、私の頭の中の霧は晴れている。きっとこれが最期だろう。だから、遺言を述べておく。君たちが証人だ。人生は本当に短い。だから、私のために大切な時間を無駄にしないでくれ。游子(松雪泰子)、好きな人は居ないのか?結婚が良いとは思わないが、私を捨てて好きに生きろ。私は老人ホームでも、家族に頼らず、1人で生きていく。民子(浅田美代子)も好きな人が居るんだろ。再婚して幸せになりなさい。長い間、本当に申し訳なかった。家族だからって縛られることはない。お互いに好きな方へ行けば良い」と告げた。

しかし、氷崎清太郎(井上真樹夫)は話し終えると、再びボケ老人に戻ってしまった。
一方、馬見原光毅(遠藤憲一)は病院を訪れると、入院している妻・馬見原佐和子(秋山菜津子)がド派手な服を着ており、バレエまで始めたというので、馬見原光毅(遠藤憲一)は驚いた。

妻・馬見原佐和子(秋山菜津子)は「退院したら旅行へ行きましょうね。私、行きたいところがあるの。富士山。そのことを言いたくて、昨日、警視庁に電話したら、2日間、休みを取っているって。どこに行ってたの?」と尋ねた。

冬島綾女(水野美紀)と富士山へ旅行していた馬見原光毅(遠藤憲一)は、驚きを隠しながらも、「本庁に秘密で、未解決事件の張り込みをしてたんだ」と答えると、妻・馬見原佐和子(秋山菜津子)は「相変わらず、仕事人間ね。ご苦労様」と答えた。

その後、馬見原光毅(遠藤憲一)は医師と面談し、「家内の性格が変わっててビックリしました。大丈夫なんでしょうか?」と尋ねると、医師は「薬の影響もあるでしょうが、時間が経てば、落ち着きを取り戻すでしょう」と答えた。

医師が「しかし、今の症状は寛解であって、完治ではありませんので、これからが大切です。この前の時は、お仕事が忙しくて、ケアが行き届かなくて、再発しまった」と尋ねと、馬見原光毅(遠藤憲一)は「今回は大丈夫です。上司や同僚の理解も得られてますので」と答えた。

そこへ、馬見原光毅(遠藤憲一)の娘・石倉真弓(篠田麻里子)が現れ、「嘘を付いてんじゃねーよ」と告げた。

医師は「お嬢さんが奥様を引き取りたいと仰ってるんです。お嬢さんは、ご主人と花屋さんをやってて、一日中、家に居て奥様をケア出来ると仰ってるんです」と告げると、馬見原光毅(遠藤憲一)は「家内はどう思ってるんでしょうか?」と尋ねた。

娘・石倉真弓(篠田麻里子)は「アンタと暮らしたら、また殺される。お兄ちゃんもお母さんもアンタに殺されたんだから」と告げた。

医師は「ご主人は2年間、1度も病院に面会にいらしてませんが、娘さんは3日に1度は面会にいらしてます。ご主人に異存がなければ、お嬢さんの自宅でリハビリをされるのが良いかと思います」と告げると、馬見原光毅(遠藤憲一)は「そうですか」と答えた。

そこへ、馬見原佐和子(秋山菜津子)が現れた。馬見原光毅(遠藤憲一)を見たら興奮して眠れなくなったので、薬を貰いに来たのだという。

娘・石倉真弓(篠田麻里子)は「退院したら一緒に暮らしましょう」と誘ったが、馬見原佐和子(秋山菜津子)は「嫌よ。私はお父さんの所に帰ります。お母さんはお父さんの妻なんです。だから、一つ屋根の下で暮らしたいの。もう1度やり直したいの」と答えた。

ある日、馬見原光毅(遠藤憲一)は退院した馬見原佐和子(秋山菜津子)を連れて自宅に戻ると、馬見原佐和子(秋山菜津子)は交通事故で死んだ息子・馬見原勲男(岡山智樹)の仏壇に手を合わせた。

そこへ、馬見原佐和子(秋山菜津子)が注文していたカーテンが届く。馬見原佐和子(秋山菜津子)は「これだけじゃないわ。電気屋さんも家具屋さんも来るわよ。この部屋を生まれ変わらせるの」とはしゃいでいた。

そのとき、馬見原光毅(遠藤憲一)の携帯電話に、冬島綾女(水野美紀)の元夫・油井善博(谷田歩)が出所したという知らせの電話が入り、馬見原光毅(遠藤憲一)は「どうしてだ。まだ半年以上、刑期が残ってるはずだろ」と驚いた。

馬見原光毅(遠藤憲一)は馬見原佐和子(秋山菜津子)に「ちょっと行ってくる。仕事だ」と言い、自宅を出ようとすると、馬見原佐和子(秋山菜津子)は「はい、分りました・・・なんて言うと思う?私、決めたの。アナタに『はい、分りました』って、もう言わない。私が『はい、分りました』『はい、分りました』って言ってたから、勲男(岡山智樹)は死んじゃったし、家族の絆は壊れちゃったの。勲男(岡山智樹)は交通事故で死んだんじゃないわ。私が殺したの。刑事の妻だから、派手な服はいけない。バレエなんか踊っちゃいけない。アナタに逆らわないように、波風を立てないようにって思ってたから、勲男(岡山智樹)は死んじゃったのよ。だから、私は派手な服を着て、バレエを習い始めたの。一つ一つ、何が行けなかったのかを考えて、考えて、やり直そうとしてるんじゃないの。あのカーテンだって、この服だって、アナタの気に入らないものをわざと選んだの。アナタが嫌いな者を避けるんじゃ無くて、言い争ったり、話し合ったりして生きていくため」と告げた。

馬見原光毅(遠藤憲一)が「薬のせいか?」と驚くと、馬見原佐和子(秋山菜津子)は「薬のせいじゃありません。薬のせいで性格が変わったんじゃありません。私は勇気を持って頑張ろうとしてるの。笑う練習だってしたの。鏡の前で笑う練習をしたの。死んだ勲男(岡山智樹)の為に何が出来るか考えたの。それは、バラバラになることじゃない。家族を作り直すことだって気づいたのよ。家族をやり直すこと。アナタも笑って。笑いながら、私と新しい家族を気づくのよ。だから、ここに居て」と告げた。

一方、大森・赤羽・世田谷で起きた3つの一家心中に共通する電話番号を調べていた刑事・椎村栄作(平岡祐太)は、科捜研から「携帯電話のアドレスから、共通の電話番号が見つかった」と報告を受ける。

その電話番号は、通話記録には無く、いずれの携帯電話にも異なる名前で登録されていたが、その電話番号の持ち主は氷崎游子(松雪泰子)であった。

家族狩り-第3話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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