家族狩り-第6話の感想
伊藤淳史が出演するTBSの家族狩りドラマ「家族狩り」の第6話「最期の声」の感想です。
家族狩り-第6話のあらすじとネタバレは「家族狩り-第6話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
■家族狩り-第6話の感想
巣藤浚介(伊藤淳史)はドラマ「家族狩り」の第6話で、実森勇治(岡山天音)の自殺現場を発見し、「綺麗だ」と言っていた。
(注釈:実森勇治は一家心中連続殺人事件の犯人に殺されたので、自殺ではなく、殺されたのだろうが、第6話の時点では自殺という扱いにする。)
ドラマのシーン自体はそれほど思いシーンではなかったが、巣藤浚介を演じる伊藤淳史は、2009年に弟・伊藤隆大が自殺しているので、弟・伊藤隆大の自殺を知っている人には、かなり思いシーンに写ったのではないかと思う。
伊藤淳史は2010年10月期にテレビ東京ドラマ「モリのアサガオ」で主演した。ドラマ「モリのアサガオ」は刑務官が死刑囚と心を通わせるドラマで、伊藤淳史は主人公の刑務官を演じた。
伊藤淳史がドラマ「モリのアサガオ」で主演したときも、弟・伊藤隆大が自殺しているので、かなりキツイ役だなと思いながら観た。
しかし、ドラマ「家族狩り」は家族の問題がテーマになっているうえ、伊藤淳史は実森勇治(岡山天音)の自殺現場を発見する役なので、ドラマ「モリのアサガオ」よりもエグイドラマになっている。
ドラマ「家族狩り」は原作のグロテスクな部分はマイルドになっているが、伊藤淳史の弟・伊藤隆大が自殺している事情を考えると、原作よりもエグミが強いドラマになっていると感じた。
■実森勇治(岡山天音)の感想
自殺した実森勇治(岡山天音)が、引きこもりになっていた原因が判明した。実森勇治(岡山天音)は同級生に「白い、キモイ」などと言われていたので、虐められて学校へ行かなくなったのだと思っていたが、そうではないようだ。
両親の話などを総合すると、実森勇治(岡山天音)は東大を目指せるほど成績が良かったが、中学・高校の受験の時に熱を出してしまい、受験に失敗して今の高校に入り、入学式以降は学校へ行かず、引きこもりになったようだ。
引きこもりになった実森勇治(岡山天音)は人間関係で悩んでいたようだが、周りが悪いのでは無く、実森勇治(岡山天音)に問題があったのではないだろうか。
受験に失敗した実森勇治(岡山天音)が「俺は本当は進学校へ行くはずだったんだ。こんなバカな学校に居るような人間じゃないんだ」という風なオーラを出していたとしたら、周りの人間は実森勇治(岡山天音)を受け入れないと思う。
このあたりの事情により、実森勇治(岡山天音)に対する感情移入に仕方が変わってくるので、もう少し詳しく描いて欲しかった。
「家族狩り-第7話のあらすじとネタバレ」へ続く。
原作小説「家族狩り」のあらすじとネタバレは「原作小説「家族狩り」のあらすじと犯人と結末のネタバレ」をご覧下さい。