財前直見と藤本隆宏が家族狩りの儀式を開始
財前直見が家族狩りの儀式を開始するTBSの家族狩りドラマ「家族狩り」の第9話「葬送の儀」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「家族狩り-第9話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■家族狩り-第9話のあらすじとネタバレ後編
さて、大野白蟻工業に戻った大野甲太郎(藤本隆宏)が山賀葉子(財前直見)に「娘さんと話したが、駄目だった。このままでは最悪の悲劇を招く」と告げると、山賀葉子(財前直見)は「じゃー、最期の解決方法を使うしかないわね」と答えた。
それを聞いた氷崎游子(松雪泰子)は、山賀葉子(財前直見)に「最期の解決方法って、人を、家族を、殺すって事ですか?私も殺すんですか?」と尋ねた。
大野甲太郎(藤本隆宏)は「私たちは殺人鬼じゃない。安心して」と答えると、山賀葉子(財前直見)は「実際の現場を経験してみないと分らないかも」と告げた。
氷崎游子(松雪泰子)が「何をするの?」と尋ねると、山賀葉子(財前直見)は「貴女も今まで沢山見てきたでしょ?末期症状の家族を。いつか家族で殺し合う日が来る。それは残酷な事よ。だから、私たちが生まれ変わらせて上げる」と答えた。
氷崎游子(松雪泰子)が「それじゃ何も解決にならない。人を殺すんですよ。それで人が救えるんですか?」と意見すると、山賀葉子(財前直見)は「貴女、今まで何も救えてないでしょ?私たちは救って差し上げたわ。その証拠に、みなさん、私たちに感謝して旅立たれました」と答えた。
氷崎游子(松雪泰子)が「本当にありがとうって言ったんですか?」と尋ねると、山賀葉子(財前直見)は「本当よ」と答えた。
氷崎游子(松雪泰子)が「そんな」と動揺すると、大野甲太郎(藤本隆宏)は「君は今まで、救おうとした家族に、本当に感謝されたことがあるか?君は7年前、ある家族を救おうとした。DVで暴れていた息子が立ち直ると信じて、真面目な父親と母親と幼い娘を説得してまで、家族を守る事に拘り、君は父親を追い詰めた。そして、悲劇は起きた」と告げた。
氷崎游子(松雪泰子)は7年前、「暖かく強く見守って上げて下さい」と両親を説得した結果、父親は家族を殺して焼身自殺をした。氷崎游子(松雪泰子)は心を病んで入院し、山賀葉子(財前直見)と出会ったのだ。
氷崎游子(松雪泰子)が「一家心中に見せかけて、家族を殺すことが救いなんですか?」と批判すると、山賀葉子(財前直見)は「貴女は、実森さんの最期の言葉を聞かなかったの?私たちは、貴方たちが来たから、実森家を去った」と尋ねた。
氷崎游子(松雪泰子)は実森家を訪れたとき、実森勇治(岡山天音)の母親はまだ息があり、氷崎游子(松雪泰子)は救急車を呼ぼうとしたが、実森勇治(岡山天音)の母親はそれを拒否して、「ありがとう」と言って死んでいった。
氷崎游子(松雪泰子)は実森勇治(岡山天音)の母親を思い出し、「違う、違う」と言って涙を流すと、大野甲太郎(藤本隆宏)は「真実をねじ曲げるのは、使者への冒涜だ」と告げた。
すると、山賀葉子(財前直見)は氷崎游子(松雪泰子)に「まだ信じられない?今から、芳沢さん一家を送りに行くわ。貴女には真実を見る使命がある」と告げた。
その日の夜、鈴木渓徳(北山宏光)がシャンプーの個人輸入を行っている人のリストを入手する。
巣藤浚介(伊藤淳史)はリストの中に山賀葉子(財前直見)の名前を見つけ、鈴木渓徳(北山宏光)と共に山賀葉子(財前直見)の自宅へ向かった。
しかし、山賀葉子(財前直見)は留守で居なかった。
鈴木渓徳(北山宏光)は、山賀葉子(財前直見)の自宅の隣に大野白蟻工業があるのを見つけ、「これって、游子さん(松雪泰子)の家に来た白蟻業者じゃないですか?」と気づいた。
巣藤浚介(伊藤淳史)は何かに気づき、大野白蟻工業の呼び鈴を押したが、応答が無かったので、鈴木渓徳(北山宏光)がピッキングで大野白蟻工業のカギを開け、2人は大野白蟻工業へと侵入した。
そして、巣藤浚介(伊藤淳史)と鈴木渓徳(北山宏光)の2人は、大野白蟻工業の一室で、謎の祭壇を発見する。天井から鶴の折り紙がぶら下がっており、謎の祭壇には、沢山の子供の写真が置いてあった。
祭壇を見て驚いていた巣藤浚介(伊藤淳史)は、祭壇に置いてあった送葬状を発見し、送葬状を読んで激しく動揺する。
送葬状には「次の者達が来世において幸いなる家族になることを念じて送り出す」と書いてあり、芳沢亜衣(中村ゆりか)と両親の名前が書いてあった。
鈴木渓徳(北山宏光)が天井からぶら下がっている鶴の折り紙を取ると、鶴に「麻生家」「麻生達也」と書いてあった。
それを見て驚いた巣藤浚介(伊藤淳史)が他の鶴を捕ると、その鶴には「実森家」「実森勇治」と書いてあった。
巣藤浚介(伊藤淳史)は、芳沢亜衣(中村ゆりか)が危ないと気づき、大野白蟻工業を飛び出した。
一方、馬見原光毅(遠藤憲一)は氷崎游子(松雪泰子)の携帯電話の電波をキャッチして軽トラックを止めたが、氷崎游子(松雪泰子)は乗っていなかった。軽トラックの荷台に、携帯電話が投げ込まれていただけだった。
さて、帰宅した父・芳沢孝郎(二階堂智)は「社長のクビが飛んだ。会社の機密データがネットに流出したんだ。当たり前だよ。会社は俺を訴えると言っている。もう終わりだ」と言い、カバンから包丁を取り出すと2階へと上がった。
父・芳沢孝郎(二階堂智)は芳沢亜衣(中村ゆりか)の部屋のドアを開けて部屋に入ると、ドアの裏に隠れていた芳沢亜衣(中村ゆりか)は鈍器を振り上げて父・芳沢孝郎(二階堂智)の頭を殴った。
父・芳沢孝郎(二階堂智)は頭から血を流しながらも立ち上がり、芳沢亜衣(中村ゆりか)を押し倒した。
母・芳沢希久子(相築あきこ)は父・芳沢孝郎(二階堂智)にしがみついて止めようとしたが、父・芳沢孝郎(二階堂智)は落ちて居た包丁を拾い、包丁を振り上げ、芳沢亜衣(中村ゆりか)を殺そうとした。
しかし、父・芳沢孝郎(二階堂智)は、鍵を開けて侵入してきた大野甲太郎(藤本隆宏)に背後から殴られて気を失った。
さて、氷崎游子(松雪泰子)が意識を取り戻すと、そこは芳沢家のリビングで、氷崎游子(松雪泰子)は手を縛られて、椅子に座らされていた。
父・芳沢孝郎(二階堂智)と母・芳沢希久子(相築あきこ)と芳沢亜衣(中村ゆりか)の一家3人は、リビングで、猿ぐつわをされ、椅子に縛り付けられていた。
そして、山賀葉子(財前直見)と大野甲太郎(藤本隆宏)は白装束を着て、何かの儀式を始めようとしたいた。
氷崎游子(松雪泰子)は「大野さん(藤本隆宏)、言ってくれたじゃないですか。私の家を諦めるなって。なのに、この家は、この人達は諦めるんですか?私は大野さん(藤本隆宏)の言葉に救われたんです。私の家族は救われたんです」と訴えた。
すると、大野甲太郎(藤本隆宏)は「別に裏切ったわけでも、騙したわけでも無い。我々の行為に恥じるものは無い。自分の住む家をボロボロにして、まさにシロアリと同じ病にこの家は蝕まれている。この病はシロアリのように、やがて、この家に留まらず、他人に危害を加える。そして、他の家族にも広がっていく」と答えた。
山賀葉子(財前直見)が「子供達も、本当はこんな事はしたくない、暴れたくないと思ってる。自分が分らなくなることを怖がっている。そうよね、亜衣ちゃん(中村ゆりか)と」尋ねると、涙を流している芳沢亜衣(中村ゆりか)はコクリと頷いた。
そこへ、巣藤浚介(伊藤淳史)が駆けつけ、芳沢家の呼び鈴を押し、玄関のドアを叩く。しかし、、巣藤浚介(伊藤淳史)は背後から大野甲太郎(藤本隆宏)に襲われ、気を失った。
氷崎游子(松雪泰子)は危険を知らせようとした叫ぼうとしたが、山賀葉子(財前直見)に口を塞がれ、猿ぐつわをされ、声を出せなかった。
巣藤浚介(伊藤淳史)が気づくと、芳沢家のリビングで手足を縛られていた。巣藤浚介(伊藤淳史)は、隣で縛られている氷崎游子(松雪泰子)を見て驚く。
すると、大野甲太郎(藤本隆宏)は巣藤浚介(伊藤淳史)に「君も見ていると良い。何故、必要か」と言い、儀式を開始した。
大野甲太郎(藤本隆宏)は父・芳沢孝郎(二階堂智)に「君は本当に子供を愛していたのか?命懸けで愛していたというのなら、証拠を見せて上げなさい」と言い、包丁で父・芳沢孝郎(二階堂智)の額を切った。
父・芳沢孝郎(二階堂智)と母・芳沢希久子(相築あきこ)は悲鳴を上げるが、猿ぐつわをされており、ウーウーと唸ることしか出来ない。
氷崎游子(松雪泰子)も止めさせようとするが、猿ぐつわをされているため、声にならない。
山賀葉子(財前直見)が母・芳沢希久子(相築あきこ)に「貴女はどうなの?逃げたら駄目よ。苦しみに耐える姿を亜衣ちゃん(中村ゆりか)に見せて上げなさい。貴女の愛を彼女に伝える時がやっときたの。頑張って」と告げると、大野甲太郎(藤本隆宏)は芳沢希久子(相築あきこ)に包丁を向けた。
しかし、手足を縛られている氷崎游子(松雪泰子)が立ち上がって、大野甲太郎(藤本隆宏)に体当たりして殺害を阻止した。
そして、氷崎游子(松雪泰子)は体当たりした拍子に猿ぐつわが取れると、大野甲太郎(藤本隆宏)に「殺すなら、最初に私を殺しなさいよ」と激怒したのであった。
「家族狩り-最終回のあらすじと犯人ネタバレ」へ続く。
原作小説「家族狩り」のあらすじとネタバレは「原作小説「家族狩り」のあらすじと犯人と結末のネタバレ」をご覧下さい。