家族狩り-最終回のあらすじと結末ネタバレ
藤本隆宏が家族狩りの犯人だったTBSの家族狩りドラマ「家族狩り」の最終回(第10話)「約束を」のあらすじとネタバレの結末ネタバレ編です。
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■家族狩り-最終回のあらすじと結末ネタバレ
氷崎游子(松雪泰子)は「ラーメンの約束は、1つだけ条件がある。貴方こそ、ちゃんと向き合わないといけない大事な問題があるでしょ。あんなに大火傷したのに、ご家族から何の連絡も無かったでしょ。渓徳(北山宏光)から聞いた」と答えた。
巣藤浚介(伊藤淳史)は「いつとは、まだ約束できないけど、自分の家族とも、ちゃんと向き合う。だから、その後でラーメン」と約束すると、氷崎游子(松雪泰子)は「うん。約束」と答えた。
ある日、駒田幸一(岡田浩暉)の葬儀が行われた。別れた母親は、再婚して家族を築いており、駒田玲子(信太真妃)の引き取りを拒否していた。彼女を責めるのでは無く、私たちが彼女を支えることで、いつか本当の意味で彼女が母親になることを待つしかないのかもしれない。
納骨が済むと、駒田玲子(信太真妃)は氷崎游子(松雪泰子)を見つけて襲いかかった。
氷崎游子(松雪泰子)は駒田玲子(信太真妃)のパンチを受け止めて「強くなったわね」と褒めると、駒田玲子(信太真妃)は氷崎游子(松雪泰子)を睨み付けて「次に会ったら倒してやる」と答えた。
氷崎游子(松雪泰子)が「待ってる。ずっと、待ってる」と答えると、駒田玲子(信太真妃)は微かな笑みを浮かべて走り去った。
駒田玲子(信太真妃)のような存在は、社会に生きる全ての人にとって宿題だ。あの2人が残した大きな宿題。
一方、馬見原光毅(遠藤憲一)は、ゲームセンターで冬島研司(須田瑛斗)と遊んでいた。
冬島綾女(水野美紀)は「今日で最後にしたいと思ってきました。もう1度だけ、これで最後にしようと思って、馬見原さん(遠藤憲一)に甘えてしまいました」と礼を言うと、馬見原光毅(遠藤憲一)は「俺もそのつもり出来た。で、どうするつもりだ?これから」と尋ねた。
冬島綾女(水野美紀)は「今日の電車で地元に帰ります。あの子がアッチを向いているうちにお願いします。あの子の悲しそうな顔を見たら、私までくじけてしまいそうで。馬見原さん(遠藤憲一)、ご家族を大事にしてください」と頼むと、馬見原光毅(遠藤憲一)は「分った。このまま消えるよ。元気でな」と答えて立ち去った。
ゲームオーバーになった冬島研司(須田瑛斗)が「お父さんは?」と尋ねると、冬島綾女(水野美紀)は「これからは、お母さんがお父さん。お父さんでお母さん」と答えた。
一方、巣藤浚介(伊藤淳史)は交際相手・清岡美歩(山口紗弥加)に呼び出されて学校を訪れていた。
巣藤浚介(伊藤淳史)は、交際相手・清岡美歩(山口紗弥加)に別れを告げようとしたが、清岡美歩(山口紗弥加)は筋肉馬鹿の体育教師・岡村と婚約して居ると言い、立ち去った。
私服の芳沢亜衣(中村ゆりか)が「格好悪い。振られてやんの」と笑うと、巣藤浚介(伊藤淳史)は「どうした?」と尋ねた。
芳沢亜衣(中村ゆりか)が「今夜から行くんだ。北海道」と報告すると、巣藤浚介(伊藤淳史)は「旅行?」と尋ねた。
芳沢亜衣(中村ゆりか)が「違う。ウチの両親はもいっかいやり直す事になってさ。お金が無くなったから、ママの実家に3人で行くことになったの。釧路ってとこ」と報告すると、巣藤浚介(伊藤淳史)は「急だな。向こうで、どうするつもり」と尋ねた。
芳沢亜衣(中村ゆりか)が「とりあえず、働こうと思ってる。働いて、糞オヤジの気持ち、働いてお金を貰うという現実をこの目で確かめてやる」と答えると、巣藤浚介(伊藤淳史)は「そうか。うん」と満足そうに答えた。
芳沢亜衣(中村ゆりか)が「メール。ああいうの大事だよ。あのとき、あのメールがなかったら、自分と親を殺してたかもしれない。これからもちゃんとやれ」と礼を言うと、巣藤浚介(伊藤淳史)は「はい」と答えた。
芳沢亜衣(中村ゆりか)はあのとき、巣藤浚介(伊藤淳史)から返信された「どうした。なにかあった?いつでも連絡を待ってるぞ」というメールを見て、家族狩りを思いとどまっていたのだ。
芳沢亜衣(中村ゆりか)は英語で「アンタが私に光をくれたんだ。このクソみたいな世界の中で」と礼を言った。
英語の分らない巣藤浚介(伊藤淳史)は「ファッキン?最期まで悪口か?」と呆れると、芳沢亜衣(中村ゆりか)は「じゃーね」と笑って立ち去った。
その後、美術の授業を始めた巣藤浚介(伊藤淳史)は、生徒に「今日は前衛画を描く。テーマは家族だ」と告げた。
妻・馬見原佐和子(秋山菜津子)の退院の日、馬見原光毅(遠藤憲一)は妻・馬見原佐和子(秋山菜津子)の病室を訪れた。
娘・石倉真弓(篠田麻里子)が「何をしに来たんだ」と激怒すると、馬見原光毅(遠藤憲一)は「お母さんを迎えに来た」と答えた。
娘・石倉真弓(篠田麻里子)が「お前にお母さんは渡さない。同じ事の繰り返しになるだけだ」と激怒すると、馬見原光毅(遠藤憲一)は「繰り返す気は無い。警察を辞めてきた」と答えた。
馬見原光毅(遠藤憲一)が「これまでの人生は仕事に費やしすぎた。失った時間を取り戻したい」と頼むと、妻・馬見原佐和子(秋山菜津子)は「少し考えさせてください」と答えた。
馬見原光毅(遠藤憲一)が「分った。ひとまず、明日の夜、飯でも食いに行かないか」と誘うと、妻・馬見原佐和子(秋山菜津子)は「食事くらいなら」と答えた。
娘・石倉真弓(篠田麻里子)が「母さん」と不満を漏らすと、夫・石倉鉄哉(佐野和真)が石倉真弓(篠田麻里子)を制した。
馬見原光毅(遠藤憲一)は夫・石倉鉄哉(佐野和真)を部屋の外に誘うと、「佐和子(秋山菜津子)を嫁に貰うとき、佐和子(秋山菜津子)のお父さんに貰ったんだ。娘をよろしくお願いしますって。そのとき、結婚ってのは、親御さんが育んできた大事な命をお預かりする事なんだなって思った。思ってないな。一つも大事にしてやらなかった。でも、今からさき、少しでも大事にしてやろうって腹をくくった。真弓(篠田麻里子)が結婚するときが来たら、これを渡そうと思ってた。受け取ってくれないか」と言い、夫・石倉にライターを渡した。
そして、馬見原光毅(遠藤憲一)は「15歳まで育てた大切な命なんだ。娘の事を、よろしく頼む」と言って頭を下げた。
それを物陰で聞いていた石倉真弓(篠田麻里子)は、手で口を塞いで嗚咽をこらえた。
ある日、氷崎游子(松雪泰子)が起きると、氷崎清太郎(井上真樹夫)が尾崎豊の歌を歌いながら、掃除をしていた。
氷崎游子(松雪泰子)が「何してるの?」と驚くと、氷崎清太郎(井上真樹夫)は「今日はお母さんが退院してくる日だぞ。お前は夕べ、遅かったから。ピロピロ先生(伊藤淳史)とケートクに迎えに行って貰った。俺より呆けて、どうするんだよ。お母さんは、これからしっかりと病気と闘っていかなきゃ、ならないんだ。俺がしっかりしなきゃ、どうするんだ」と呆れた。
そこへ、巣藤浚介(伊藤淳史)と鈴木渓徳(北山宏光)が、氷崎民子(浅田美代子)が戻ってくる。
氷崎民子(浅田美代子)は「やっぱりウチは落ち着くわね。癌とも綺麗さっぱり、お別れしてきたし。そういえば、シロアリ駆除はどうなったの?」と尋ねると、氷崎游子(松雪泰子)は「もう大丈夫。完全に駆除できたから、孫の孫の代まで大丈夫だから」と答えた。
鈴木渓徳(北山宏光)が「孫って。先生(伊藤淳史)、頑張らないと」と笑うと、氷崎清太郎(井上真樹夫)も「ワシはな。孫の顔を見るまでは死ねん」と言い出し、巣藤浚介(伊藤淳史)は「何を言ってるんですか」と慌てた。
ある日、巣藤浚介(伊藤淳史)はラーメンやで氷崎游子(松雪泰子)に福井土産を渡し、「16年ぶりに両親に会ってきた。ほとんど、話は出来なかったけど」と報告した。
氷崎游子(松雪泰子)は「そっか。偉そうな事は言えないけどさ、ゆっくりで良いと思う。ゆっくりと開いていけば?」と答えた。
巣藤浚介(伊藤淳史)が「どう?」と尋ねると、ラーメンを食べた氷崎游子(松雪泰子)は「98点。超合格」と答えた。
巣藤浚介(伊藤淳史)は「やった。じゃー、次は氷崎さん(松雪泰子)・・・、游ちゃん(松雪泰子)お薦めの店でお願いします。約束ね」と喜び、ラーメンをすすった。
そのとき、ラーメン屋に置かれたテレビは、高校生の長女が両親を殺した後に自殺した一家心中事件を報じていた。一連の一家心中殺人事件と似ており、関連を調べているのだという。
ある日の夜、どこかの街で電話が鳴っていた。・・・もしもし、お子さんがご家庭で暴れてる?落ち着いて、詳しくお話を聞かせてください。ええ、ええ。お気持ちは、よく分りますよ。
ドラマ「家族狩り」最終回の感想は「家族狩り-最終回の感想」をご覧下さい。
原作小説「家族狩り」のあらすじとネタバレは「原作小説「家族狩り」のあらすじと犯人と結末のネタバレ」をご覧下さい。