信長協奏曲(コンツェルト)のあらすじとネタバレ後編

柳楽優弥が出演するフジテレビの織田信長ドラマ「信長協奏曲(のぶながコンツェルト)」の第1話のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「信長協奏曲のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■信長協奏曲のあらすじとネタバレ後編
さて、織田信行(柳楽優弥)の城では、斎藤義龍(新井浩文)は散々にまたされても、帰蝶(柴咲コウ)が現れないことに激怒し、帰ろうとしていた。

城に戻ってきた織田信行(柳楽優弥)は、斎藤義龍(新井浩文)に「帰蝶様(柴咲コウ)に何があったかは分りませんが、一緒に居たのは信長でございます。この一件は兄・信長に責任があるゆえ、信長の命を持って責任を償わせて欲しい」と頼んだ。

そこへ、サブロー(小栗旬)が帰蝶(柴咲コウ)を連れて現れた。

斎藤義龍(新井浩文)は、泥まみれの帰蝶(柴咲コウ)を見て、「なにがあったか?」と尋ねた。

帰蝶(柴咲コウ)の答え次第では織田家は斉藤家に攻める口実を与える事なるが、帰蝶(柴咲コウ)が「身支度でございます。身支度に時間がかかりました」と答えたため、斎藤義龍(新井浩文)も矛を収めた。

斎藤義龍(新井浩文)がサブロー(小栗旬)に「帰蝶様(柴咲コウ)がご無事でよかったですな、兄上」と声を掛けると、サブロー(小栗旬)は「こういうの違うだろ。俺を嵌めるために帰蝶(柴咲コウ)を狙うだなんて、汚い真似をするな。俺を狙うなら、直接来い、分ったか」と激怒した。

その様子を見た父・織田信秀(団時朗)は、心の中で、嫡男・織田信長を織田家の後継者に決めたのであった。

その日の夜、父・織田信秀(団時朗)は厠に向かったところ、謎の男・田原伝次郎(山田孝之)に急撃されて重傷を負い、嫡男・織田信長を後継者に指名すると、息絶えた。

サブロー(小栗旬)は織田家の当主になる事を拒否したが、池田恒興(向井理)に「逃げるんですか。私の夢はどうなるのです」と叱咤されると、「俺、織田信長を遣ってみます」と言い、織田家の当主を引き受けた。

さて、織田家の当主に就任した織田信長(サブロー)は、家臣に1週1日に休日を与えたり、1日2食を1日3食に変更するなど、次々と改革を行っていった。

一方、大勢の家臣が次々に当主就任の祝いに訪れるなか、犬山城の城主・織田信清(麿赤兒)が織田信長(サブロー)に宣戦布告をしにやってきた。

織田信清(麿赤兒)は、織田信長の親戚にあたるが、父・織田信秀(団時朗)とは仲が悪く、領土を争いをしていた。その織田信秀(団時朗)が死んだので、織田信秀(団時朗)に奪われた領土を織田信長(サブロー)から奪い返すのだという。

ところが、織田信長(サブロー)は、戦いを避けるため、アッサリとその領度を織田信清(麿赤兒)に与えてしまう。

織田信長(サブロー)の改革に黙っていた池田恒興(向井理)も、ついに我慢ならず、「悪ふざけも度が過ぎる。休日を与えられた家臣は、『ワシは織田家に必要ないのか』と嘆いている。1日3食にするという提案、不作にあえぐ尾張のどこにそんな食料があるんですか。そのうえ、信清(麿赤兒)に領地を与えるなど」と、織田信長(サブロー)に苦言を呈した。

織田信長(サブロー)が「尾張から戦から無くなるのが、一番良いでしょ。土地をあげちゃえば、攻めてくる理由は無くなるでしょ」と告げると、池田恒興(向井理)は「無傷で領土を手に入れた信清(麿赤兒)が、さらに力を付けて攻めてくるやも知れません」と答えた。

織田信長(サブロー)が「そんなに戦が好きなの?」と呆れると、池田恒興(向井理)は「好きなわけ、ござりませぬ。土地を守る為に多くの者が死んでいきました。私の父も・・・。そうまでして守った土地をくれてやるなど、死んでいった者を犬死にさせるつもりですか。殿のお考えは甘すぎまする」と怒った。

織田信長(サブロー)の改革は裏目に出て、家臣の気持ちが織田信長(サブロー)から離れていった。

そのようななか、弟・織田信行(柳楽優弥)は兄・織田信長(サブロー)を討つ事を決め、池田恒興(向井理)に寝返るように勧誘した。既に多くの家臣が弟・織田信行(柳楽優弥)に味方しているのだという。

織田信行(柳楽優弥)は「お前の父も、尾張を守る為に命を落とした。共に尾張を守っていこう」と誘うと、池田恒興(向井理)は「父上のことを覚えていて下さったのですか」と驚き、織田信行(柳楽優弥)に願えることを決めた。

ある日、弟・織田信行(柳楽優弥)が挙兵して謀反を起こした。多くの家臣が弟・織田信行(柳楽優弥)に寝返っており、織田信行(柳楽優弥)は戦を優勢に進めていた。

弟・織田信行(柳楽優弥)に寝返っていた池田恒興(向井理)は、織田信長(サブロー)の陣営に留まり、頃合いを見計らって織田信長(サブロー)に切腹を促す算段になっていた。

織田信長(サブロー)は戦になっても采配を振るうことが出来ず、織田信長(サブロー)の軍勢はどんどん劣勢になっていき、本陣に攻め入られるのも時間の問題だった。

もはや、これまでか。池田恒興(向井理)は、織田信長(サブロー)に「降伏しましょう」と降伏を促した。

織田信長(サブロー)は降伏に反対したが、池田恒興(向井理)が「それ以外に道は無い」と説得すると、渋々、降伏を決めた。

しかし、降伏すると言うことは、織田信長が切腹するという意味であることを知ると、織田信長(サブロー)は「無理だ」と駄々をこねだした。

そこへ、織田信清(麿赤兒)の軍勢が現れた。

織田信清(麿赤兒)は、尾張の混乱の隙を突いて領土を拡張する為に攻め込んできたのかと思われたが、織田信清(麿赤兒)は織田信長(サブロー)に領土を貰った事に感謝しており、その恩に報いるため、織田信長を助けに来たのだ。

織田信清(麿赤兒)は、一気に弟・織田信行(柳楽優弥)の本陣へと攻め入り、織田信長(サブロー)側が勝利した。

翌日、織田信行(柳楽優弥)と家臣・柴田勝家(高嶋政宏)は捕らえられ、織田信長(サブロー)の前に差し出された。

織田信長(サブロー)は「終わった後、見た。沢山、死んでいた。お前のせいで死んだんだぞ。俺、言ったよな。やるのなら、直接、俺をやれって。お前のせいで、どれだけの人が死んだのか、分ってるのか」と呆れた。

織田信行(柳楽優弥)が「知るか」と答えると、織田信長(サブロー)は「458人だよ。それだけの人が、お前のために戦って死んだんだぞ」と教えた。

織田信行(柳楽優弥)が「ワシのために死ねて本望だろ」と答えると、織田信長(サブロー)は「ふざけるな。死にたかった奴なんて居るはずないだろ」と激怒した。

織田信行(柳楽優弥)が「誰が死のうと、ワシには関係ない。家臣など駒じゃ」と吐き捨てると、その場に居た織田信清(麿赤兒)らが激怒して「殺せ」「殺せ」と口々に叫んだ。

しかし、織田信長(サブロー)は「もういい。縄を解いてあげて。俺は殺さない」と言い、織田信行(柳楽優弥)と家臣・柴田勝家(高嶋政宏)の縄を切らせた。

そして、織田信長(サブロー)は「死んで本望なんて人間はいるはずないだろ。家臣は駒や道具じゃない。人なんだ。1人1人に家族が居るんだ。生きてて欲しいと思う人が居るんだ。信行(柳楽優弥)、お前にだって居るんだぞ。だから、俺はお前を殺さない」と告げ、釈放した。

こうして、織田信行(柳楽優弥)と家臣・柴田勝家(高嶋政宏)は、無罪放免となって解き放たれ、自分の城へと帰った。

その帰り道、家臣・柴田勝家(高嶋政宏)は織田信行(柳楽優弥)に「我々は、信長様を勘違いしていたのかも知れません。死ぬはずだったこの命、一度、死んだつもりで信長様にお仕えしてみませんか?織田家のために」と提案した。

一方、帰蝶(柴咲コウ)は「甘い男じゃ。あのような甘い男で当主が勤まるのか」と呆れると、池田恒興(向井理)は「私もそう思っておりました。戦の無い世の中を作るなど、甘い戯れ言だと。だけど、間違っていたのは私かも知れません。先ほどの信長様を見て思っていました。あの方なら、実現、出来るかも知れません」と答えた。

翌日、織田信長(サブロー)は風邪を引いたので、大事を取って寝ていた。それを来た織田信行(柳楽優弥)は、兄・織田信長(サブロー)の見舞いに行くと、言い出した。

織田信行(柳楽優弥)の家臣・柴田勝家(高嶋政宏)は「いよいよ、信長様にお仕えする気になりましたか」と喜んだが、織田信行(柳楽優弥)は「良い口実が出来た。ワシは兄上を殺す。兄上の家臣として生涯を終えるくらいな、死んだ方がマシだ。ワシは生きている限り、兄上の命を狙い続ける」と答えた。

さて、見舞いに訪れた織田信行(柳楽優弥)は、「風邪と聞きました。精の付く者をお持ちしました」と言い、織田信長(サブロー)に料理を差し出した。

織田信長(サブロー)が「ありがとう」と言い、喜んで料理を食べると、織田信行(柳楽優弥)は脇差しを抜いて、織田信長(サブロー)に斬りかかった。

しかし、家臣・柴田勝家(高嶋政宏)が織田信行(柳楽優弥)の太刀を受け止め、「信行様(柳楽優弥)に再び謀反の意があり。これ以上の暴挙は、まかりなりません」と言い、織田信行(柳楽優弥)を押し倒した。

すると、騒動を知った織田信長(サブロー)の家臣が駆けつけ、織田信行(柳楽優弥)を取り囲んだ。

織田信長(サブロー)が「徹底してるね。どうしたら、分ってくれるの?」と呆れると、織田信行(柳楽優弥)は「ワシは父上に気に入られるため、必死に多々かったのだぞ。ただ、遅く生まれただけで、お前の家臣で終わる人生などいらん。見ておれ、ワシだって武士じゃ」と言い、短刀を抜くと、その場で切腹した。

織田信長(サブロー)は「救急車を呼べ」と慌てたが、切腹に感心した柴田勝家(高嶋政宏)は「信行様(柳楽優弥)、見事な切腹にございます。ワシが介錯を」と言い、刀を抜いた。

織田信長(サブロー)は「何をするんだ」と柴田勝家(高嶋政宏)を止めたが、柴田勝家(高嶋政宏)は「このままでは、苦しみが続くだけです」と言い、織田信行(柳楽優弥)を介錯した。

その場に居た家臣一同は、織田信行(柳楽優弥)の切腹に敬意を表したが、織田信長(サブロー)には全く理解できなかった。

織田信行(柳楽優弥)の切腹を見た池田恒興(向井理)は、織田信長(サブロー)に「私は殿にお仕えしながら、信行様(柳楽優弥)に付いておりました。私は殿を裏切ったのです。ケジメを付けさせて下さい」と告白し、切腹しようとした。

織田信長(サブロー)は池田恒興(向井理)に飛びかかって切腹を止め、「頼むから死ぬな。命令だ。なんなんだよ。なんなんだよ」と泣いた。

一方、斎藤義龍(新井浩文)が「謀反を起こした織田信行(柳楽優弥)が織田信長(サブロー)に切腹させられました」と報告すると、父・斎藤道三(西田敏行)は「美濃のマムシもそろそろ動いてみるか」と答えた。

他方、謎の男・田原伝次郎(山田孝之)は、「まさか、弟の方が先に死ぬなんてな。どっちにしろ、織田信長が尾張の主で居られるのは、今川様に踏みつぶされるまでの間だけだ」と、仲間に話した。

そのころ、本物の織田信長(小栗旬)は、山の上から尾張の様子を眺めていた。

側近・沢彦(でんでん)が本物の織田信長(小栗旬)に「信長様。これで、お命を狙う者も居なくなりました。尾張に戻りますか?」と尋ねると、本物の織田信長(小栗旬)は「いや、もうよい。それに、もう信長と呼ぶな。ワシは新たな名を授かったのだ。明智光秀という名を」と答えたのであった。

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