Nのために-感想
榮倉奈々が土下座するTBSの湊かなえドラマ「Nのために」の第1話「セレブ夫婦殺人事件…15年前に隠された秘密」の感想です。
原作「Nのために」のあらすじとネタバレは「原作小説『Nのために』のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
ドラマ「Nのために」第1話のあらすじとネタバレは「Nのために-あらすじとネタバレ」をご覧下さい。
■Nのために-感想
ドラマ「Nのために」の第1話を観た。ドラマ「Nのために」の第1話は、ハチャメチャな展開で面白かった。
父・杉下晋(光石研)が第1話で愛人・宮本由妃(柴本幸)を自宅に連れ込んで、杉下希美(榮倉奈々)と弟・杉下洋介(葉山奨之)と妻・杉下早苗(山本未來)を追い出すというクズっぷりが面白かった。
愛人と暮らすことを決めた理由が、父・杉下晋(光石研)の家系の男性で、50歳まで生きた人間が居ないから、残りの3年間は好きに生きる、というものだった。
100歩譲って、父・杉下晋(光石研)が病気で余命宣告を受けているのなら情状を酌量する余地はあるが、父・杉下晋(光石研)は至って健康体である。
しかも、原作から情報を補足すると、父・杉下晋(光石研)の家系の男性が50歳まで生きられないのは、みんな病気で死んだのではなく、事故などで死んだのであり、父・杉下晋(光石研)が50歳までしか生きられないという根拠は全くない。
ハゲの家系の男性がハゲを心配するのとは、分けが違い、父・杉下晋(光石研)に同情する余地は無い。
父・杉下晋(光石研)が酷い人間なので、追い出された妻・杉下早苗(山本未來)に同情しようとしたが、杉下早苗(山本未來)は同情できないほど、世間知らずの馬鹿お嬢様だった。
これからは月に10万円で生活をしなければならないのに、杉下早苗(山本未來)は9万9309円の高級化粧品を購入したり、39万円ネックレスを購入しようとしたり、という世間知らずのお嬢様で、料理が下手くそなくせに、プライドだけは一人前である。
愛人を連れ込んで妻子を追い出した父・杉下晋(光石研)はクズ人間だと思ったが、妻・杉下早苗(山本未來)が余りにも酷すぎるので、愛人と暮らしても仕方が無いと思った。
しかし、杉下希美(榮倉奈々)と弟・杉下洋介(葉山奨之)は、酷い両親の元で育ったのに、まともで良かったのが救いだった。
杉下早苗(山本未來)が生活費の10万円を使い切ったとき、杉下希美(榮倉奈々)は愛人・宮本由妃(柴本幸)に土下座して、食事を恵んで貰った。
それは、自分のためではなく、食べ盛りの弟・杉下洋介(葉山奨之)のためだった。杉下希美(榮倉奈々)は自分1人なら、決して愛人・宮本由妃(柴本幸)に土下座などしなかっただろう。
誰かが他の誰か(N)のために、何かをするのが、ドラマ「Nのために」のテーマの1つである。
つまり、杉下希美(榮倉奈々)は弟・杉下洋介(葉山奨之)のために、愛人・宮本由妃(柴本幸)に土下座をして食料を恵んで貰う行為は、第1話で重要なシーンである。
ただ、残念なことに、弟・杉下洋介(葉山奨之)のイニシャルに「N」は含まれていないので、この土下座は「Nのために」ならない。
しかし、杉下希美(榮倉奈々)が自分のためではなく、他人のために土下座をしたという事は、杉下希美(榮倉奈々)の人生にとって大きな意味があると思った。
人は自分のために行動するより、誰かのために行動した方が、力が発揮できるのではないかと思った。
さて、妻・杉下早苗(山本未來)は家を追い出されても、杉下晋(光石研)を信じて生きている点も、「Nのために」のテーマの1つである。この点は第2話以降に描かれていくと思うので、第2話からの展開に期待したい。
ちなみに、ドラマ「Nのために」に登場する青景島のロケ地は、香川県の小豆島である。小豆島は非常に風景の綺麗な島で、映画「二十四の瞳」の舞台になっことでも有名な島である。
ドラマ「Nのために」を見ていると、小豆島に行ってみたくなったが、ネタバレを書いていると旅行する時間は無い。私はネタバレ(N)のために・・・。
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コメント欄
身勝手な両親に振り回され、それでも何時も前向きに、たった一人でひたすら頑張ってきた希美なのに、結末は余命一年の宣告ですか?
あまりにも残酷で、悲しすぎます。彼女の人生って?・・・ 考えてしまうストーリー、ただただ、悲しい。
余命一年の宣告を受けた希美、あまりにも残酷で悲しすぎるストーリー、結末がこんな悲しいドラマだとは・・・・
ネタバレ、楽しく読ませて頂いています。
綺麗な場所だなと思っていたのですが、小豆島がロケ地なんですね。
私も行ってみたくなりました(笑)
管理人さんの感想やエピソードも興味深く読ませてもらっています。
佳境に向けて、頑張って下さい!
■Nさんへ
応援ありがとうございます。忙しくてなかなか感想が書けないのですが、あらすじの方は最終回まで頑張りたいと思います。