Nのために-第2話のあらすじとネタバレ後編

榮倉奈々が罪を共有するTBSの湊かなえドラマ「Nのために」の第2話「放火事件の謎…許されない罪の共有」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「Nのために-第2話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■Nのために-第2話のあらすじとネタバレ後編
翌朝、高野茂(三浦友和)は民生員を連れて杉下希美(榮倉奈々)の自宅を訪れ、杉下希美(榮倉奈々)に民生員を紹介した。民生員は困っている事があれば、相談に乗ってくれるのだという。

そして、高野茂(三浦友和)は「ひとつ、いいか?昨日、あっちの家へ行った?」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「行っていません」と嘘を付いた。

一方、料亭「さざなみ」は売却が決まって閉店しており、成瀬慎司(窪田正孝)は家を出た母・成瀬瑞穂(美保純)と会っていた。

成瀬瑞穂(美保純)は離婚を決めており、「ゴメンね。大事な受験の前に。でも、父さんとは、もうやっていけんのよ。アンタも来ん?」と誘ったが、成瀬慎司(窪田正孝)は「大学に受かったら、どうせ一人暮らしするから」と断った。

成瀬瑞穂(美保純)は「それまでの間だけでもいいから」と言い、新しい住所をメモに書いて、成瀬慎司(窪田正孝)に渡すと、「しっかりね」と言い、成瀬慎司(窪田正孝)と別れた。成瀬慎司(窪田正孝)はそのメモを握りしめた。

その日の夜、成瀬慎司(窪田正孝)が料亭「さざなみ」に戻ると、父・成瀬周平(モロ師岡)が引っ越すために荷物をまとめていた。

成瀬慎司(窪田正孝)が「俺、店を継ごうと思ってたんよ」と告げ、荷物を鉄をまとめるのを手伝っていると、父・成瀬周平(モロ師岡)はガムテープが無くなったので、ガムテープを買いに行った。

成瀬慎司(窪田正孝)は1人で色々な事を思い出していると、ふと、杉下希美(榮倉奈々)から取り上げたライターのオイルが目に入った。

一方、杉下希美(榮倉奈々)は奨学金が貰える可能性が判明し、山の上の東屋(展望台)で奨学金の申請書を書いていると、消防車のサイレンが聞こえてきた。サイレンがする方角を見ると、料亭「さざなみ」の辺りで火の手が上がっていた。

他方、警官・高野茂(三浦友和)が交通事故の処理に出かけており、不在だったため、110番通報を受けた妻・高野夏恵(原日出子)が料亭「さざなみ」に駆けつけた。

野次馬が「まだ中に父・成瀬周平(モロ師岡)と成瀬慎司(窪田正孝)が居る」というので、妻・高野夏恵(原日出子)は燃えさかる料亭「さざなみ」に飛び込み、父・成瀬周平(モロ師岡)が救出したが、高野夏恵(原日出子)も煙を吸って重体となり、救急車で運ばれた。

消防車が駆けつけ、燃えさかる料亭「さざなみ」で成瀬慎司(窪田正孝)を捜索するが、成瀬慎司(窪田正孝)は見つからなかった。

そのとき、成瀬慎司(窪田正孝)は少し離れた場所から、1人で料亭「さざなみ」の火事を見ていた。

山を下って料亭「さざなみ」に向かっていた杉下希美(榮倉奈々)は、近くで火事を見ていた成瀬慎司(窪田正孝)を目撃し、声を掛けた。

杉下希美(榮倉奈々)は燃えさかる料亭「さざなみ」を見て全てを悟り、成瀬慎司(窪田正孝)に寄り添い、火事を眺めながら、成瀬慎司(窪田正孝)の手を、そっと握った。

そこへ、成瀬慎司(窪田正孝)を探していた警官・高野茂(三浦友和)や消防団が駆けつけた。

警官・高野茂(三浦友和)が「なんばしよっとど。燃えとるんは、お前の家やろが。何があったんぞ」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)はとっさに「さっきまで、2人で一緒に居たんです。私が来てって頼んだんです。この上の東屋で、奨学金の申請書を渡しました。締め切りが近かったんで、どうしても今日中に渡したくて。そしたら、火の手が上がってるのが見えて、一緒に来たんです」と説明した。

警官・高野茂(三浦友和)が「親父さんが救急車で運ばれた。連れて行ってやる」と教えると、成瀬慎司(窪田正孝)は「そんな。買いに行ったはず」と動揺した。

警官・高野茂(三浦友和)は成瀬慎司(窪田正孝)を車に乗せると、「何でこんな事になったんぞ。親父さんは人一倍、火の始末をしてただろ」と尋ねた。

そこへ、杉下希美(榮倉奈々)が駆けつけた。杉下希美(榮倉奈々)は成瀬慎司(窪田正孝)に「さっき話してた奨学金の申請書」と言い、申請書が入った封筒を渡すと、成瀬慎司(窪田正孝)の耳元で「もう会わない」とつぶやいて、車のドアを閉めた。

翌日、火事の現場検証が行われた。放火の可能性があり、成瀬慎司(窪田正孝)が夜中にウロウロしている所が目撃されていたことから、成瀬慎司(窪田正孝)が犯人という噂が流れた。

警察は杉下希美(榮倉奈々)から事情を聞くと、杉下希美(榮倉奈々)は「成瀬慎司(窪田正孝)と1時間くらい一緒に居た」「特別仲が良いわけでは無い。東京の大学へ行く人間は少ないので、情報交換をしていた」などと証言した。

後日、成瀬慎司(窪田正孝)は杉下希美(榮倉奈々)に会いに行ったが、杉下希美(榮倉奈々)は「もう成瀬君とは話さない。警察に、成瀬君の事を色々聞かれたから。あの人達、また来るって言ってた。今まで、ありがとう。今ままでありがとう。何時も一緒に居てくれて、嬉しかった」と言って、会うことを拒否した。

2014年(現在)、安藤望(賀来賢人)が海外赴任から帰国した。

安藤望(賀来賢人)は、野口貴弘(徳井義実)の部下で、野口貴弘(徳井義実)が殺されたときに、現場に居合わせた4人うちの1人である。

安藤望(賀来賢人)は、野口貴弘(徳井義実)の死によって出世コースにのり、海外赴任を終えて帰国したのだ。

元警官・高野茂(三浦友和)は、帰国した安藤望(賀来賢人)と会い、事件の事を尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「野口さん(徳井義実)にも奥さんの奈央子(小西真奈美)にも、本当にお世話になりした。でも、僕は何も知らないんです。約束の時間に遅れて、その時にはもう」と答えた。

元警官・高野茂(三浦友和)が成瀬慎司(窪田正孝)について尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「僕は彼とはほとんど面識がありません。偶然、居合わせただけです」と答えた。

元警官・高野茂(三浦友和)が「安藤さん(賀来賢人)、事件の後、西崎さん(小出恵介)を支援してますね。腕の良い弁護士を探したり、裁判費用のカンパを募ったり」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「知らない仲じゃありませんから。大きな声では言えませんが、野口さん(徳井義実)が亡くなったことで、僕の社内でのポジションが変わって、入社2年目で海外に赴任することが出来ました。それで、僕に何かできる事は無いかと思って、西崎さん(小出恵介)を支援しました」と答えた。

元警官・高野茂(三浦友和)が「Nのために。このことで西崎さん(小出恵介)と話をしました。全てはNのために。貴方たちがやったのは、そういうことですよね。そのことで、少し話が聞きたい。西崎さん(小出恵介)は奈央子さん(小西真奈美)のNだと言ってました」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「ああ、大切な誰かのためにって事でしょうか。それなら、あの時、あの場所に居た全員に大切なNが居ました」と答えた。

元警官・高野茂(三浦友和)が「安藤さん(賀来賢人)のNは?」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「僕にとってのNは、杉下希美(榮倉奈々)です」と答えた。

元警官・高野茂(三浦友和)は安藤望(賀来賢人)と別れると、妻・高野夏恵(原日出子)に電話する。妻・高野夏恵(原日出子)は喋る事が出来なくなっており、受話器を指でトントンと叩いて返事した。

さて、建築事務所で働いていた杉下希美(榮倉奈々)は、安藤望(賀来賢人)から「日本に帰ってきた。西崎さんの出所まで待っていた。杉下に会いたい」というメールを受け取り、そのメールを削除しようとした。

そのとき、安藤望(賀来賢人)から「高野っていう元警官が話を聞きに来た。事件の事を調べている」というメールが届いた。

そのメールを見た杉下希美(榮倉奈々)は、手帳からフェリーの半券を取り出し、裏に書かれていた「ガンバレN」と書かれたメッセージを見た。

それを見た杉下希美(榮倉奈々)は、突然、上司に退職を申し出た。上司が「引き抜き?」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は否定した。

上司が「希美(榮倉奈々)と2人で事務所を大きくしてきたんじゃない。せめて、理由を教えて」と尋ねると、杉下希美(榮倉奈々)は「今は言えません」と答えたのであった。

あの時に付いた沢山の嘘を誰にも知られずに終わりたい。終わらせなきゃいけない。Nのために。

Nのために-第3話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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