Nのために-第3話のあらすじとネタバレ

窪田正孝が奨学金を得たTBSの湊かなえドラマ「Nのために」の第3話「反撃開始舞台は東京へ!運命の出会い」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

Nのために-第2話のあらすじとネタバレは「Nのために-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。

ドラマ「Nのために」の原作と主題歌については「Nのために-原作と主題歌のネタバレ」をご覧下さい。

■Nのために-第3話のあらすじとネタバレ
2014年(現在)、高野茂(三浦友和)は、別れ際に安藤望(賀来賢人)に「杉下さん(榮倉奈々)にとってのNは誰だったんでしょうか?」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「言わなきゃいけませんか?」と答えた。

高野茂(三浦友和)が「事件の後、西崎さん(小出恵介)を助けたのは、貴方自身、腑に落ちない事があったからじゃないですか?西崎さん(小出恵介)は誰も殺していない。違いますか?」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「貴方、事件と何の関係があるんですか?いったい、何なんですか?」と動揺した。

何者でも無い。ただ、真実が知りたかった。

その後、高野茂(三浦友和)は杉下希美(榮倉奈々)の職場に電話すると、杉下希美(榮倉奈々)は既に仕事を辞めていた。

建築事務所の所長が高野茂(三浦友和)に「杉下(榮倉奈々)が仕事を辞めた理由をご存じありませんか?杉下とは長い間、一緒に仕事をしてきました。ちゃんとした理由も無しに仕事を辞めるような人間じゃないんです。何か込み入った事情があるんじゃないかと」と尋ねると、高野茂(三浦友和)は「心当たりはありません」と答えた。

高野茂(三浦友和)は杉下希美(榮倉奈々)の連絡先を尋ねたが、個人情報にあたるため、教えて貰えなかった。

料亭「さざなみ」の火事から14年、放火事件は未解決のまま、時効まで1年を切っていた。

2000年(14年前)、妻・高野夏恵(原日出子)は料亭「さざなみ」の火事のとき、成瀬周平(モロ師岡)を助けるために燃えさかる料亭「さざなみ」に飛び込み、病院へ運ばれていた。

医師の話では、火災による気道の熱傷は軽度で、直接、言葉が出なくなる原因とは考えられなかったが、火事から2ヶ月が経っても、妻・高野夏恵(原日出子)は話すことが出来なかった。

医師は「ショックから心因性のものだと考えられます」と言い、高野茂(三浦友和)に言語治療を勧めた。

ある日、担任が教室で、「成瀬(窪田正孝)が島で1人しか選ばれない奨学金に選ばれた」と発表した。

そのとき初めて成瀬慎司(窪田正孝)は、奨学金は島で1人しか選ばれないことを知り、奨学金を得て島を出たいと言っていた杉下希美(榮倉奈々)を思い出し、杉下希美(榮倉奈々)を見た。

すると、席替えで席が離れていた杉下希美(榮倉奈々)は、シャープペンのお尻を5回ノックした。

それを見た成瀬慎司(窪田正孝)は5文字の言葉を考え、「ばかやろう」「ひきょうもの」と思った。

その日、杉下希美(榮倉奈々)が帰宅すると、母・杉下早苗(山本未來)と民生委員が話しており、母・杉下早苗(山本未來)は帰宅した杉下希美(榮倉奈々)に「ママ、働きに出てもいいややろか?」と尋ねた。

民生委員は「柿沼さんのところで、ちょっとした手伝いがあって。自立するチャンスやと思うんです。先のことを考えんと。いつかは希美ちゃん(榮倉奈々)も島から出てくんやし」と話すと、杉下希美(榮倉奈々)は「すごい」と喜んだ。

しかし、母・杉下早苗(山本未來)は「希美ちゃん(榮倉奈々)は出て行かんよ。ママの側におるよね。ママを悲しませんやろ」と杉下希美(榮倉奈々)に尋ねた。

一方、成瀬慎司(窪田正孝)と父・成瀬周平(モロ師岡)は新しい生活を始めていた。成瀬周平(モロ師岡)は料理人として働きに出ていたが、まがい物を出して平気な顔をしている店の方針に納得出来ず、店を転々としていた。

料亭「さざなみ」の火事で保険金が出たが、溜まっていた支払いを清算で消え、手元には残らず、成瀬慎司(窪田正孝)は奨学金が決まったとはいえ、金銭的には苦しかった。

父・成瀬周平(モロ師岡)のアパートに遊びに来た高野茂(三浦友和)は、成瀬周平(モロ師岡)に「絶対に火事の犯人を見つけてやるけん」と約束した。

父・成瀬周平(モロ師岡)がヤケ酒を飲んで寝てしまうと、高野茂(三浦友和)は成瀬慎司(窪田正孝)に「『さざなみ』の事やけどな。やったんは島の人間やと思う。焼け跡から、オイルの空き缶が見つかった。火事の数日前に、杉下さん(光石研)の家の玄関でもオイルが撒かれていた」と告げた。

成瀬慎司(窪田正孝)が「俺が火を付けたって島で噂になっとるんやろ」と告げると、高野茂(三浦友和)は「夜中にウロウロしよるけんやろ。どこをウロウロしとったんぞ。まだ話してないことがあるんやったら、話してくれや。あのとき、希美ちゃん(榮倉奈々)が一緒に居ったって言うんは・・・」と尋ねた。

すると、成瀬慎司(窪田正孝)が「本当に居った。もう忘れたいんや。俺も父さんも火事で全部、失った。話す事なんて何も無いんや」と答えて立ち去った。

ある日、杉下希美(榮倉奈々)が帰宅すると、母・杉下早苗(山本未來)が杉下希美(榮倉奈々)の部屋で大学入試の申込用紙を破いていた。

母・杉下早苗(山本未來)は「どこにも行かんといて。ママが働きに出るって言うたから怒ったん?なら、ママ、今まで通り、家に居るから」と頼むと、杉下希美(榮倉奈々)は「ごめん、今まで嘘を付いてた。私、ここを出たい。お母さんに内緒でバイトもしとる」と答えた。

すると、母・杉下早苗(山本未來)は「好きにさせたら、希美ちゃん(榮倉奈々)はどこかに行ってしまう。洋介(葉山奨之)みたいに帰ってこない」と言い、杉下希美(榮倉奈々)の部屋を出ると、ドアの前に本棚を置き、杉下希美(榮倉奈々)を部屋に閉じ込めた。

杉下希美(榮倉奈々)はドアの内側から「だったら、一緒に島を出る?人の目なんか気にせず、知らない人ばかりの所で暮らそうや」と誘うと、母・杉下早苗(山本未來)はドアの外側で「ママはこの島で生まれて育ったの。島を出たら何も無くなるの」と言って泣いた。

杉下希美(榮倉奈々)は「やりたいことをやらせて。お願い開けて」と言って泣くと、母・杉下早苗(山本未來)も「お願いやから分って。もう希美ちゃん(榮倉奈々)だけなんよ」と言って泣き崩れた。

やがて夜が明けた。泣き疲れた杉下希美(榮倉奈々)は、破れた願書をかき集めてゴミ箱へ捨てていると、ノートの間に挟んでいたフェリーの切符が滑り落ちた。

以前、成瀬慎司(窪田正孝)が「俺が島を出る時は、杉下(榮倉奈々)が俺の切符を買う。杉下(榮倉奈々)が島を出る時は、俺が杉下の切符を買う。どう?」と提案すると、杉下希美(榮倉奈々)は「ええなあ、それ」と言い、お互いの切符を購入したのだ。

杉下希美(榮倉奈々)がノートから滑り落ちたフェリーの切符を見ると、切符の裏には「ガンバレN」と書かれていた。そのメッセージを見た杉下希美(榮倉奈々)は、切符を握りしめて「上に行く」と誓った。

すると、杉下希美(榮倉奈々)は窓から部屋を出て、父・杉下晋(光石研)の職場を訪れて、「私、大学へ行きたいんです」と頼んだ。

しかし、父・杉下晋(光石研)は建築前の地鎮祭を行っており、大勢の島民が集まっていたので、「今は仕事中じゃ。後にしてくれ」と相手にしなかった。

すると、杉下希美(榮倉奈々)は「お父さんは、大学を出た人間が嫌いなんです。ええ大学を出ても、俺より年収が低い奴は一杯居る。努力すれば大卒の奴を見返してやれるって言いよりましたね。私もそう思います。努力してる人に負けて当然です。そやけど、私、大学へ行きたいんです。高いところへ生きたいんです。働いて返します。お金を貸して下さい」と言って土下座した。

大勢の島民の目を気にした父・杉下晋(光石研)は「俺はそんなことは言ってない。大学へ行きたければ好きにすれば良い」と言い、大学進学の費用を出すことを約束した。

Nのために-第3話のあらすじとネタバレの後半」へ続く。

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