Nのために-第3話のあらすじとネタバレ後編

榮倉奈々が野ばら荘に住むTBSの湊かなえドラマ「Nのために」の第3話「反撃開始舞台は東京へ!運命の出会い」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

このページは「Nのために-第3話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■Nのために-第3話のあらすじとネタバレ後編
2001年、ある日、杉下希美(榮倉奈々)は卒業式が終わって帰宅すると、机に座った母・杉下早苗(山本未來)てアルバムを眺めていた。

杉下希美(榮倉奈々)は母・杉下早苗(山本未來)の背中に「大学に合格したけん。私は東京へ行く。私は1人でやっていくけん。お母さんも1人で生きていって」と告げると、母・杉下早苗(山本未來)は振り返りもせず、「上手く行くわけ無いんやけん」と答えた。

ある日、成瀬慎司(窪田正孝)が仏壇に手を合わせて部屋を出ようとすると、父・成瀬周平(モロ師岡)は「もっていけ」と言い、握り飯と1万円札を渡した。

成瀬慎司(窪田正孝)が「1人で大丈夫?」とたずねると、父・成瀬周平(モロ師岡)は「仕事も決まったし、島の仲間も居るけん。しっかりやれよ」と答えた。

部屋を出た成瀬慎司(窪田正孝)は、杉下希美(榮倉奈々)に「杉下と話がしたい。俺とはもう話さんつもりやろうけど、これが最後やと思うけん」というメールを送ったが、フェリー乗り場に来たのは警官・高野茂(三浦友和)だった。

成瀬慎司(窪田正孝)は警官・高野茂(三浦友和)に見送られてフェリーに乗り込み、落胆していたが、フェリーが離岸すると、波止場を走ってフェリーに近づいてくる杉下希美(榮倉奈々)を見掛けた。

成瀬慎司(窪田正孝)は杉下希美(榮倉奈々)に向かって「杉下、杉下、ガンバレ、ガンバレ」と叫び、杉下希美(榮倉奈々)も「成瀬君、成瀬君、ガンバレ」と叫び続けた。警官・高野茂(三浦友和)はその様子を見ていた。

火事の夜、2人は何かを共有した。再び、互いに引き合わせずにはいられない、密やかで強い何かを。

2014年(現在)、高野茂(三浦友和)は、杉下希美(榮倉奈々)が大学時代に住んでいたアパート「野ばら荘」を訪れ、管理人・野原兼文(織本順吉)から話を聞いた。しかし、管理人・野原兼文(織本順吉)は高齢だったため、記憶が曖昧で大した情報は得られなかった。

管理人・野原兼文(織本順吉)は、高野茂(三浦友和)が帰ると、「帰ったよ」と答えをかけた。すると、奥から、西崎真人(小出恵介)が出てきた。

管理人・野原兼文(織本順吉)は「元警察官だとさ。ペラペラ喋っちまったけど、良かったのか?」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「いいよ。迷惑を掛けてるのは俺なんだから」と答えた。

2001年(13年前)、東京に出た杉下希美(榮倉奈々)は、家賃が激安だったため、風呂は共同で築16年というおんぼろアパート「野ばら荘」に部屋を借りた。

ある日、杉下希美(榮倉奈々)はバイトへ行くために急いでいたが、大学のサークル勧誘に足止めされて困って居ると、安藤望(賀来賢人)が助けてくれた。

2002年(12年前)、大型の台風が東京を直撃し、1階に住んでいた杉下希美(榮倉奈々)は、玄関まで水が来ていることに気づいて慌てて、部屋の外に飛び出すと、隣の部屋に住む西崎真人(小出恵介)が排水溝を点検していた。

西崎真人(小出恵介)は杉下希美(榮倉奈々)に気づくと、まくり上げていた袖を慌てて下げ、台風について話し合ったが、管理人・野原兼文(織本順吉)は留守だったため、避難所は分らなかった。

そこへ、2階に住む安藤望(賀来賢人)が顔を出し、杉下希美(榮倉奈々)ら2人に「まだ降るみたいなので、畳は上げといた方が良いですよ。良かったら、ウチに来て下さい」と声を掛けた。

杉下希美(榮倉奈々)は大量に作り置きしている惣菜をもって安藤望(賀来賢人)の部屋へ上がると、「良かったら、食べて下さい。いつも、まとめて作りすぎちゃうんです。食べきれないんで、ときどき、野原のおじいちゃんにもお裾分けしてます。将棋の相手をしてもらったり」と言い、タッパーを差し出した。

安藤望(賀来賢人)が「将棋?」と驚いたので、杉下希美(榮倉奈々)が「やりませんか?」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「やらない」と答えた。

杉下希美(榮倉奈々)が「2人は仲良しなんですか?」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「いや、こんなに長時間、話したのは初めてだ。そもそも、話が合いそうに無い」と答えた。

安藤望(賀来賢人)が「そっちの2人は?1階同士で仲がいいんじゃ無いの?」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「別に」と答えた。

杉下希美(榮倉奈々)が「同じ大学ですよね。英文学科1年です」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「俺は理工学部3年」と答えた。

杉下希美(榮倉奈々)が「就職活動は大変ですか?」と尋ねると、安藤望(賀来賢人)は「そうでもない。俺は対策万全だし」と答えた。

安藤望(賀来賢人)が「何でしたっけ?名前」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「西崎。法学部5年」と答えた。

杉下希美(榮倉奈々)が「留年?学校へ行ってないんですか?」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「創作活動をしている。小説をね」と答えた。

安藤望(賀来賢人)と西崎真人(小出恵介)の2人は、話が合わなかったが、意気投合し、3人で飲み明かした。

翌日、台風が過ぎ晴天が訪れる。杉下希美(榮倉奈々)と安藤望(賀来賢人)と西崎真人(小出恵介)の3人は、野ばら荘の屋根に登り、雨漏りしたカ所を修理した。安藤望(賀来賢人)は長崎県の島出身だったが、大工仕事が全く出来ず、役に立たなかった。

雨漏りの修繕を終えると、管理人・野原兼文(織本順吉)が寿司を買ってきてくれたので、杉下希美(榮倉奈々)ら喜んで3人で寿司を食べた。

安藤望(賀来賢人)が「じいさんも、こんなボロのアパート売り払って介護付きのマンションに住めば良いのにさ。建物はボロでも、土地は良い値になるだろ」と呆れると、西崎真人(小出恵介)は「売ってくれっていう話はあるんだ。ときどき、不動産屋が菓子折を持って来ている。近くに地下鉄が出来るんだってさ」と教えた。

安藤望(賀来賢人)が「売り時じゃん。なんで売らないの?」と呆れると、杉下希美(榮倉奈々)は「何十年も住み続けてきたところを、他人に言われて、はいそうですかって、簡単に売れるわけないでしょ。実家に帰って、知らない人が来て、出て行ってくれって言われたら、どうする?」と尋ねた。

安藤望(賀来賢人)は「どうもしない。俺なら高値で売る。俺は島に帰る気は無いし、卒業したらここを出るし。俺はアッチに住む人間になるし」と言い、野原荘から見える高層マンションを指さした。

杉下希美(榮倉奈々)が「いいねえ、台風が来ても浸水しなさそうだし」と告げると、安藤望(賀来賢人)は「馬鹿にしてる?」と怒った。

杉下希美(榮倉奈々)が「してないよ。野望を持ってる人好きだし。私も豪華客船で富豪と出会うとか」と告げると、安藤望(賀来賢人)は「はあ?俺が言ってるのは、そういうふざけたやつじゃなくて、もっとまともな将来性」と呆れた。

すると、杉下希美(榮倉奈々)は「ふざけてないよ。本気で思ってた。真面目に聞いてくれた人も居もいるもん」と答えた。

西崎真人(小出恵介)は話題を変え、「俺はこの野ばら荘を気に入ってる。ここは静かで誰も俺の邪魔をしない。じいさんの一生も詰まっている。じいさんが売りたくないって言っているからには、力になってやりたい。協力してくれないか?」と頼むと、安藤望(賀来賢人)は「しない。俺には人のことより、自分の就職、それに卒業」と断った。

しかし、西崎真人(小出恵介)は安藤望(賀来賢人)を無視して「今はまだ、不動産屋も下手に出ているが、地下鉄が本決まりになれば、向こうもそれなりの手を考えてくるだろう。今のうちに対策を考えておかないか?」と話を進めた。

杉下希美(榮倉奈々)は「いいね。西崎さん(小出恵介)が作戦を考えて、私と安藤(賀来賢人)は手下って事で」と協力を約束すると、安藤望(賀来賢人)は「なんで俺が頭数に入ってるんだ。それに、西崎(小出恵介)は「さん付け」で俺は呼び捨てなんだ?」と反論した。

しかし、杉下希美(榮倉奈々)は安藤望(賀来賢人)を無視して「作戦名は?」と尋ねると、西崎真人(小出恵介)は「野原荘のN。名付けてN作戦だ」と答えた。

2014年(現在)、杉下希美(榮倉奈々)は安藤望(賀来賢人)と再会すると、安藤望(賀来賢人)は杉下希美(榮倉奈々)を抱きしめていた。

一方、成瀬慎司(窪田正孝)は、西崎真人(小出恵介)からの電話を受けていたのであった。

Nのために-第4話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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