柴咲コウが人殺しの過去を告白

柴咲コウの秘密が明らかになる日本テレビの契約結婚ドラマ「○○妻(まるまる妻)」の第5話「決死の告白!こんな女でもいいなら結婚してください」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「○○妻(まるまる妻)-第5話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■○○妻(まるまる妻)-第5話のあらすじとネタバレ後編
翌日、久保田作太郎(平泉成)の葬儀が営まれる。葬儀が終わり、契約妻・ひかり(柴咲コウ)が参列してくれた板垣雅己(城田優)らを見送りに出ていると、そこへ、井納千春(黒木瞳)が現れた。

井納千春(黒木瞳)は「なんかヤダね、人が死ぬって。アンタのお父さんの時のことを思い出したよ。あの時は向こうの親族に散々、責められたよ。母親は淫乱で、娘は人殺しかって」と呆れる。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)が「なんで貴女はいつも、そうなんですか?人が聞きたくないことをわざわざ言ったり、人をからかうようなことを平気で言ったり。この前も正純(東山紀之)にとんでもない事を言ったそうですね。私の秘密が聞きたかったら、自分と寝ろって」と怒ると、井納千春(黒木瞳)「そのおかげで、もう詮索しなくなったでしょ。アンタのこと」と答えた。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)が「その代わり、浮気をするって言ってます。妻公認だからって」と怒ると、井納千春(黒木瞳)は「そっちに行っちゃったか。ちっちゃいね、男って。もしかして、相手、さっきの若い局アナじゃない?ねえどうするの?このままじゃ、鳶に油揚げをさらわれるわよ」と面白がった。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)が「別に、そういう契約だし」と答えると、井納千春(黒木瞳)は「本当にいいの?今までの6年が水の泡になってもさ。契約結婚とかしてまで頑張ってきたのは、あの男に心の底から惚れ込み、死ぬまで側に居たいから。でも、自分のせいで相手に迷惑を掛けるのは死んでも嫌だからだろ?でもさ、それも限界だって、貴女わかってるんだから、もうお開きにした方がいいって。この世に終わらないパーティーなんて無いんだからさ」と告げた。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)が「そんなこと、出来るわけないでしょ」と答えると、井納千春(黒木瞳)は「何をビビッてるの?アンタのお父さんなら許してくれるわよ。私がプロポーズした時みたいに」と告げた。

そして、井納千春(黒木瞳)は「知らなかったでしょ?私の方から結婚を申し込んだなんて。アンタのお父さんならって思って、勇気を出して全部、正直に打ち明けたの。私は心は貴方に捧げても、きっと体は他の男を求めてしまう。今までも抑えようとしたけど、どうしても自分の体に嘘を付いて生きていけない。だから、結婚なんて絶対に出来ないと思っていたし、こんな気持ちになるなんて夢にも思ってなかったんだけれども、でも、私は貴方と結婚して、貴方の子供が産みたいって。そしたら、アンタのお父さんは全部、受け止めてくれた。だから、貴女を産めた。契約旦那も、貴女がこうと決めた男なんだろ?アンタが大好きなお父さんに負けないくらい良い男なんだろ?だったら、賭けてみれば?アイツの勇気と優しさに」と話て立ち去った。

その日の夜、帰宅した久保田正純(東山紀之)は、契約妻・ひかり(柴咲コウ)に「お前、言ったな。本当の事を言ったら、俺たちは別れることになるって。今のことの幸せが壊れるって。そんなこと、俺が絶対にさせない。お前にどんな酷い過去があったとしても、目をそらさない。必ず受け止めてみせる。だから教えてくれよ。お前の胸に抱えてる苦しみを。母さん達みたいに、お互いの気持ちを隠したまま生きるみたいに、最悪な夫婦になりたくないんだよ、俺たちは。ひとつ足りないことがある。俺は、お前が心から笑ったのを見たことが無い。お前の本当の笑顔が見たいんだ。いや、俺がそうさせてやる。お前が心の底から笑えるような。だから、俺の事を信じてくれ」と告げた。

すると、契約妻・ひかり(柴咲コウ)はリンゴを手に取り、「初めて会った時のことを覚えてる?」と尋ねると、久保田正純(東山紀之)は「もちろん。俺が入院したとき、お前が看護師で」と答えた。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)が「それは2回目。その前に会ってるの私たち。同じ病院で、その5年前、私は22で、まだ看護師じゃ無く、ただの入院患者だった。死のうとしたけど、出来なかったの」と告げると、久保田正純(東山紀之)は「自殺未遂ってことか」と驚いた。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)は「そのころ、。私は食事にも手を付けず、誰とも口を利かなかった。そしたら、貴方が夢のように現れた。『食べない?』そのとき、貴方が言ったの。『お見舞いで貰ったんだけどさ、俺嫌いなんだよ、かじると寒気がして』って。私はまるで不思議な力に誘われるみたいに、貴方が差し出したリンゴを受け取ってた。リンゴをかじる私を見ながら、貴方は自分が取材で骨折した話を面白おかしく聞かせてくれた。私は、この人は一体何なんだろうって思いながら、目が離せなくて、いつまでも貴方を見つめてた」と話した。

久保田正純(東山紀之)が「ごめん、全然、覚えていない」と謝ると、契約妻・ひかり(柴咲コウ)は「貴方はそうやって。他の入院患者を励ますようなことを、いっぱいしていたから」と答えた。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)は「だから、貴方が退院するって聞いて、もう会えないのかと思うと、怖くて仕方がなかった。そしたら、貴方が最後に言ったの。『君は人を助ける仕事が向いてるんじゃないかな。例えば看護師とか。君みたいな人が居たら、また入院したいし、俺』って。だから、思ったの。この病院で働いてたら、また貴方に会えるんじゃないかって」と話すと、久保田正純(東山紀之)は「それで本当に看護師になったのか」と驚いた。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)は「貴方に会いたい一心で生きてたから。5年経って再会できたとき、夢を見てるのかと思った。貴方がプロポーズしてくれたときも、また何度も頬をつねった。でも、直ぐに思い直したの。この人はこれから一生光を浴び続けていく人だ。私なんかと結婚したら不幸になるって。貴方と少しでも永く居られて、貴方に迷惑を掛けないためには、それ(契約結婚)しかないと思ったから」と話した。

久保田正純(東山紀之)が「いったい何があったんだ、高校の先輩と」と尋ねると、契約妻・ひかり(柴咲コウ)は「高校の時、その人と駆け落ちみたいに家出したの。私は彼以外、誰も愛さないって決めてたし、彼も私の事を永遠に愛してくれるって言ってくれたから。でも、妊娠したって分ったら、あの人は急に怖じ気づいた。まだ18で父親になる勇気が無くて、親に説得されたら、私を置いて呆気なく家に帰って行った。でも、私は意地でも産んで、自分1人でも育ててみせると思った。アルバイトをして必死に病院代を稼いで、なんとか子供を産んだ。でも、生まれてきた赤ん坊はなぜか私に懐いてくれなかった。私を責めるみたいに、毎日、毎日、泣き続けた。いくらあやしてもダメだった。狭いアパートだったから、隣の人や大家さんに怒鳴られるし、役所や病院に相談してもダメだった。そのうち、お金も無くなって、どうしていいのか分らなくなった。エアコンの無い茹だるような部屋で、ずっとあの子の泣き声に耳を塞ぎながら、誰か助けて、誰か助けてって心の中で叫んだけど、誰も助けてくれなかった。だから、私は逃げた。あの子を部屋に置いたまま逃げたの。何時間、町を彷徨ったか分らない。知らない人に誘われて浴びるほど、お酒を飲んだ。クラブで狂ったように、訳の若菜来事を何度も何度も叫んだ。朝になってて、自分がしたことの大変さに気づいた。慌ててアパートに戻った。心臓が破裂するくらい必死に走って、走って、アパートに飛び込んだとき、あの子の体がすっかり冷たくなってた。あんなに熱い部屋に居るのに、まるで凍りを抱いてるように冷たくて、こうやっていくら温めても、ちっとも温かくならなくて・・・。保護責任者遺棄致死。少年院から出てきたら、私をかわいがってくれた父が自殺してた。母はさっさと他に男を作ってた。好きだった人は連絡が取れなくなった。私はまた1人ぼっちになった。だから、死のうと思った。でも、死にきれなくて、あの病院に運ばれて、貴方に会った。そして、真っ赤なリンゴと生きる希望を貰った」と話した。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)が「こんな女でも良いなら、私と結婚してください、お願いします」と頼むと、驚いた久保田正純(東山紀之)は「今日はお互いに、もう疲れただろう。寝よう。明日、ゆっくり話し合おう。これからのこと」と答えた。

契約妻・ひかり(柴咲コウ)が「はい」と答えると、久保田正純(東山紀之)は「お休み」と言い、リビングを後にしたのであった。

○○妻(まるまる妻)-第6話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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