医龍3-第6のあらすじ-コッホトライアングルに注意
ドラマ「医龍3 Team Medical Dragon」の第6話「心停止! 朝田の心臓が止まった!!命をかけて救った命…伊集院、お前が救え!」のあらすじとネタバレです。第5話のあらすじは「医龍-第5話のあらすじ」をご覧下さい。
救急救命(ER)に駆けつけた伊集院登(小池徹平)は、ERに運ばれたのが入院患者の少年・真鍋徹(今井悠貴)ではなく、朝田龍太郎(坂口憲二)だと知った。
直ぐにオペしなければ朝田龍太郎は助からない状態だった。加藤晶(稲森いずみ)にも朝田龍太郎が危険な状態だと伝えられたが、オペ中で手が離せなかった。
伊集院登(小池徹平)は、僧帽弁(そうぼうべん)と三尖弁(さんせんべん)の手術は出来ないと言ったが、藤吉圭介(佐々木蔵之介)は「お前しか居ないんだ」と説得した。
そのころ、病院の屋上に居た少年・真鍋徹は、研修医の真柄冬実(谷村美月)に状況を話した。
常陽大学病院へ向かう朝田龍太郎(坂口憲二)は、屋上から飛び降りようとする真鍋徹を見つけて、屋上まで駆け上がった。
自暴自棄になっていた真鍋徹は「先生は違う病院へ行っちゃうんでしょ」と言うと、朝田龍太郎は「俺が絶対に助ける」と言い、真鍋徹の手を取った。
真鍋徹が立ち当たったとき、足が滑って転落しそうになった。朝田龍太郎は真鍋徹を引き寄せて、入れ替わりに転落してしまったのだった。
藤吉圭介は「浅田はお前の持針器(じしんき=手術道具の1つ)を磨いていた。浅田をお前をチームの一員だと思っている。お前が浅田を救え」と説得し、伊集院登(小池徹平)は執刀を決めた。
僧帽弁と三尖弁は腱索(けんさく)という紐状の組織で繋がれている。朝田龍太郎は腱索が切れているため、血液が逆流していた。切れた腱索を人工腱索に交換する必要があったが、腱索の長さは目測で測らなければ成らなず、集院登にそれほどの経験は無かった。
執刀した伊集院登は右心房を切開し、僧帽弁にアクセスした。状況は予想よりも酷かった。前乳頭筋(ぜんにゅうとうきん)が断裂し、腱索は付け根ごと切れ、さらにP3も腱索断裂していた。
状況を知った加藤晶(稲森いずみ)から電話が入る。加藤晶は弁形成から人工弁置換へと変更するように指示するが、伊集院登は人工弁置換では傷害が残ると言い、弁形成を続行した。
僧帽弁の置換を終えた伊集院登は、三尖弁へアクセスした。三尖弁は僧帽弁よりも状況が酷かった。
三尖弁自体に裂け目が入っており、裂け目は弁輪まで及んでいた。弁輪にはコッホトライアングルと呼ばれる死蔵へ電気を送る刺激伝導路がある。コッホトライアングルを非常に繊細な部分で、傷つければ房室ブロックになり死亡する。
状況を聞きつけた鬼頭笙子(夏木マリ)は手術観覧席から「手術を止めて加藤先生を待ちなさい」と指示した。指示に従わない伊集院登に怒った鬼頭笙子は「もう良い私が行く」と電話を叩き切ると、加藤晶(稲森いずみ)がオペ室に現れた。
鬼頭笙子は執刀医の交代を指示するが、加藤晶は「モニターで手技を見ていた。1人で僧帽弁の形成を完璧にこなせた。浅田でも同じ判断をするでしょう」と言い、伊集院登(小池徹平)に執刀医を続行させ、前立ちに付き、電話回線を切った。
チームドラゴンの助けを受けて、伊集院登(小池徹平)は僧帽弁および三尖弁の形成手術を終えた。しかし、コッホトライアングルを傷つけた可能性は残っており、心拍が回復するまでは安心できなかった。
荒瀬門次(阿部サダヲ)が「浅田戻ってこい」と呼びかける。チームドラゴンのメンバーがそれぞれ朝田龍太郎に呼びかけた。チームドラゴンが見守るなか、朝田龍太郎の心臓が鼓動を打った。
加藤晶(稲森いずみ)は伊集院登(小池徹平)に「貴方じゃなければ浅田は救えなかった。チームの一員として礼を言うわ。ありがとう」と礼を述べた。
オペ看の北川響(初音映莉子)も「見事でした」と声を掛け、荒瀬門次(阿部サダヲ)も伊集院登の肩を叩いた。「医龍3-第6話のネタバレ」へ続く。