医龍3-第6話の視聴率と感想
遠藤憲一が出演するドラマ「医龍3 Team Medical Dragon」の第6話「心停止! 朝田の心臓が止まった!!命をかけて救った命…伊集院、お前が救え!」の視聴率と感想です。第6話の視聴率は15.2%でした。
第6話のあらすじは「医龍3-第6話のあらすじ」をご覧下さい。
第6話は視聴率15.2%と盛り返してきたが、内容はつまらなかった。全体的に詰め込み過ぎで、1つ1つが雑になっている感じがした。
第6話で、黒木慶次郎(遠藤憲一)が胸部心臓外科医からカテーテルへ転向した理由や、チームを恨む理由や、ロス手術を恨む理由が明らかとなった。
予想通り、黒木慶次郎は執刀医の教授から手術ミスを押しつけられ、医局を追放となったことが原因で、カテーテルへと転向した。ロス手術で死亡した女性は黒木慶次郎の婚約者だった。
私は、医龍2で野口賢雄(岸部一徳)が胸部のガーゼを残すミスを犯した手術で、責任を押しつけられて飛ばされた医師が黒木慶次郎だと予想していたが、その点の予想は外れた。
さすがに、野口賢雄がロス手術でガーゼを置き忘れ、患者がガーゼオーマになったという設定は無理だったのだろうか。
黒木慶次郎は執刀医の教授にロス手術を猛反対していたが、患者が婚約者なのだから、患者や患者の家族にロス手術の難易度を説明し、別の病院で手術を受けさせれば、婚約者の死は回避できたはずだ。黒木慶次郎がチームや外科医を恨む理由にはあまり共感できなかった。
藤吉圭介(佐々木蔵之介)に「1人が欠けても機能する。それがチームだ」という台詞がある。しかし、第4話で、伊集院登(小池徹平)が抜けたチームドラゴンがデービット手術を行った際、朝田龍太郎(坂口憲二)は手術に手間取っていたため、台詞に重みがなかった。
誰かが欠けてもチームとして機能するということは、里原ミキ(水川あさみ)の代わりに北川響(初音映莉子)が入ったように、「優秀なら誰でも良い」というネガティブな印象が残った。
手術中の加藤晶(稲森いずみ)がモニターで伊集院登(小池徹平)の手術をチェックしている点に違和感が残る。
「弘法は筆を選ばず(択ばず)」という諺があるが、弘法大師が所有していた筆はみな一級品で、選ぶ必要がなかったらしい。
急いで手術を終わらせて、伊集院登の手術に駆けつけなければならならない立場の加藤晶が、モニターで伊集院登の手術をチェックしながら、自分の手術もこなす点が不自然で必至さが伝わってこなかった。加藤晶は自分の手術に集中するべきだと思う。
また、鬼頭笙子(夏木マリ)は加藤晶(稲森いずみ)に「自分の意のままにならないものは我慢ならない」と忠告したにもかかわらず、鬼頭笙子の手術中止命令に対して、チームドラゴンは「手術は患者との約束だ」と言い鬼頭笙子に逆らった。
この時の鬼頭笙子と加藤晶との表情がイマイチだったので、心境が理解できなかった。