デート(高等遊民)-第2話のあらすじとネタバレ

長谷川博己が出演するフジテレビの高等遊民ドラマ「デート・恋とはどんなものかしら」の第2話「あなたに寄生したい!!高等遊民に恋出来ますか?」のあらすじとネタバレです。

ドラマ「デート・恋とはどんなものかしら」の第1話のあらすじとネタバレは「デート・恋とはどんなものかしら-あらすじとネタバレ」をご覧下さい。

ドラマ「デート・恋とはどんなものかしら」の原作と主題歌は「デート・恋とはどんなものかしら-原作と主題歌」をご覧下さい。

■デート-第2話のあらすじとネタバレ
結婚とはお互いに有益な共同生活を送るための契約である、と考える理系女子・藪下依子(杏)は、一回目のデートで、好きでもない谷口巧(長谷川博己)と結婚する事を決めた。

尾豊(中島裕翔)から一部始終を聞いた父・藪下俊雄(松重豊)は、「お父さんはやっぱり分らないんだ。好きでも無い人と結婚するってのは」と反対するが、藪下依子(杏)は、相手のことを好きで無くても「結婚なら出来る」と断言する。

鷲尾豊(中島裕翔)が「デートをして苦痛な相手と暮らしていけるわけがない」と説得すると、藪下依子(杏)は「一理あるわ。次の日曜日、谷口さん(長谷川博己)とデートをし、楽しむという事に挑戦してみる。その辺の頭の悪い凡庸のカップル達と同様にデートをしてはしゃげば満足なんでしょ。私と谷口さんの相性に問題が無いことを証明してみせるわ」と宣言した。

そして、藪下依子(杏)は谷口巧(長谷川博己)に電話して「お父さんを安心させるためデートを重ねましょう」と言い、デートの約束をした。

一方、デートの約束をした谷口巧(長谷川博己)は、幼馴染み・島田宗太郎(松尾諭)の元を訪れ、「彼女は今、奇跡的に僕と結婚しようと思ってる。それが、普通のカップルみたいにデートを繰り返していたら、いずれ我に返る。全然、楽しくないことに気づいてしまう。そうなったらお終いだ。この機を逃がしたら、僕は永遠に今の生活から抜け出せない」と相談した。

すると、幼馴染み・島田宗太郎(松尾諭)は「一気に結婚まで持って行け。プロポーズで女心をがっちり掴め」と助言し、高等遊民・谷口巧(長谷川博己)は母・谷口留美(風吹ジュン)から10万円を借りて婚約指輪を購入する。

そして、高等遊民・谷口巧(長谷川博己)は、結婚相談所に登録した出版社勤務という情報は嘘であることを告白した後、本当は高等遊民であることを告白し、藪下依子(杏)にプロポーズする計画を立てた。

さらに、島田佳織(国仲涼子)の協力で、フラッシュモブ(通行人がダンスを踊り出す)でプロポーズすることになり、高等遊民・谷口巧(長谷川博己)はダンスの練習に励んだ。

デート当日、島田佳織(国仲涼子)は「何があっても6時半ジャストに決行だからね」と念を押し、谷口巧(長谷川博己)をデートに送り出す。

遊園地に着いた藪下依子(杏)と谷口巧(長谷川博己)の2人は、ジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に入ったりして、楽しむための努力をした。

やがて遊園地デートが終わり、藪下依子(杏)が帰ろうとすると、谷口巧(長谷川博己)は「もう少し、お時間、いいですか?アッチの方で話があります」と言い、藪下依子(杏)を引き留めた。

そして、谷口巧(長谷川博己)は海が見えるテーブルに藪下依子(杏)を座らせると、出版社勤務という経歴が嘘であることを打ち明けようとした。

しかし、そこへ、鷲尾豊(中島裕翔)が現れる。鷲尾豊(中島裕翔)は谷口巧(長谷川博己)の事を怪しんで、谷口巧(長谷川博己)の事を調べており、谷口巧(長谷川博己)が無職の引きこもりニートであることを突き止めていた。

鷲尾豊(中島裕翔)が「創文堂出版に谷口巧という人物は在籍していなかった。ご近所の人も、貴方は働いていないと思う、と言っていましたよ。普段、余り姿を見掛けないとも。依子さん(杏)を騙してたんですか?ちゃんと説明しするべきでしょ」と告げると、谷口巧(長谷川博己)は「ちゃんと説明しようとしたところにお前が来るから、予定が狂って時間の計算が出来なくなっただろ」と答えた。

既に時間は6時27分になっており、谷口巧(長谷川博己)は慌てて、出版社には努めていないことや、これまで仕事をしたことの無い無職であることを打ち明け、「僕は高等遊民なんだ」と説明すると、藪下依子(杏)はキョトンとした。

鷲尾豊(中島裕翔)が「高等遊民?なんだそれは?」と尋ねると、谷口巧(長谷川博己)は「明治から昭和初期にかけて、よく使われていた言葉だ。高等教育を受けながらも職に就かず、読書などをして過ごす人のことで、漱石の『それから』における長井代助、『こころ』における先生などが、その代表例だ」と答えた。

藪下依子(杏)が「収入は?」と尋ねると、谷口巧(長谷川博己)は「ありません。衣食住は実家に居るのでこまらない。ほとんど外出しないので、遊興費も掛からない。金が必要なときは母に出して貰っています」と答えた。

鷲尾豊(中島裕翔)が「ニートだろ」と指摘すると、谷口巧(長谷川博己)は「高等遊民だ」と反論した。

藪下依子(杏)が「改めて聞きますが、健康なんですよね」と尋ねると、谷口巧(長谷川博己)は「健康です」と答えた。

藪下依子(杏)が「病気や障害があるわけでは?」と尋ねると、谷口巧(長谷川博己)は「ありません」と答えた。

藪下依子(杏)が「そでも働かないんですか?」と尋ねると、谷口巧(長谷川博己)は「働かないんです」と答えた。

藪下依子(杏)が「何かを勉強をされているとか?司法試験とか、資格を取得するとか」と尋ねると、谷口巧(長谷川博己)は「してません」と答えた。

藪下依子(杏)が「将来の夢があるんですよね?芸術とか」と尋ねると、谷口巧(長谷川博己)は「ありません」と答えた。

鷲尾豊(中島裕翔)が「じゃー、普段、何をしてるんだよ」と指摘すると、谷口巧(長谷川博己)は「家で読書や映画や音楽鑑賞をし、教養を深めているだよ」と答えた。

鷲尾豊(中島裕翔)が「それをニートの引きこもりって言うんだよ」と呆れると、谷口巧(長谷川博己)は「だから高等遊民だって」と答えた。

そこで、6時半になり、音楽が流れ始め、通行人が踊り始めた。

谷口巧(長谷川博己)は急いで、嘘の経歴を訂正しなかったことを謝罪し、自分の置かれている状況を説明して、新しい寄生相手として妻を探している事を告ると、通行人と一緒に踊り出した。

そして、踊り終えた谷口巧(長谷川博己)は藪下依子(杏)に婚約指輪を差して「お願いします。僕と結婚して、僕を養って下さい」と求婚した。

藪下依子(杏)は「貴方の生き方、考え方は理解できました。・・・お断りします。理解は出来ますが、認められません。貴方の考え方は根本的に間違っています。社会のシステムからすれば、エラーです。エラーは直ちに修正されなければならないのに、貴方にはその意思すらありません。人生は目標に向かって努力することに価値があるはずです。それこそが喜びです。でも、貴方には向上心が無い。進んで人生の敗北者になっている」と言い、「貴方を軽蔑します」と告げた。

谷口巧(長谷川博己)は「軽蔑してもいい。それと結婚は無関係だ。結婚は契約だ。軽蔑しても契約くらいは結べるはずだろ」と頼むと、藪下依子(杏)は「結べるわけないでしょ。貴方には契約を結ぶ資格がありません。本日をもって交際は終わりです」と答えた。

島田佳織(国仲涼子)が「気持ちはわかるけど、そういう言い方は無いでしょ。巧君(長谷川博己)は一生懸命に踊ったのよ」と意見したが、藪下依子(杏)から「一生懸命踊ったから、プロポーズを受けろというのですか?」と言われ、何も言えなくなる。

島田宗太郎(松尾諭)が「そういうわけじゃないけど、一番、苦しいのはこいつなんだ」とフォローしたが、鷲尾豊(中島裕翔)から「だったら、そういう生き方を止めて、働けば良いじゃないか」と言われると、島田宗太郎(松尾諭)も納得していまう。

谷口巧(長谷川博己)は「人間には色んな生き方があったっていいんだ。明治から昭和初期にかけて、働かずに教養を高める生き方が認められていたんだ。女性が結婚して家庭に入ることを永久就職という。永久就職が決まった女性は、みんな祝福して送りだすだろ」と持論を展開するが、藪下依子(杏)には受け入れらなかった。

谷口巧(長谷川博己)は藪下依子(杏)を追いかけ、「毎月、ほんの少しの小遣いを貰えればいい。お願いだ。僕を助けてよ」と言って土下座したが、藪下依子(杏)は「人間は色々な生き方があっていい。貴方の言う通りかも知れません。貴方の生き方を認めてくれる人も居るでしょ」と告げた。

谷口巧(長谷川博己)が「どうしても?」と尋ねると、藪下依子(杏)は「間違いなく、父がまた泣くから。お幸せに」と言い、スクーターで走り去ったのであった。

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