ゴーストライター・第3話のあらすじとネタバレ
水川あさみが出演するフジテレビのドラマ「ゴーストライター」の第3話「罠か、チャンスか、デビューの甘い誘惑」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「ゴーストライター」第2話のあらすじとネタバレは「ゴーストライター・第2話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
■ゴーストライター・第3話のあらすじとネタバレ
川原由樹(水川あさみ)がプロット(あらすじ)を書き、遠野リサ(中谷美紀)が肉付けして小説にする。
それは、川原由樹(水川あさみ)・遠野リサ(中谷美紀)・秘書の田浦美鈴(キムラ緑子)・編集長の神崎雄司(田中哲司)の4人だけが知る秘密であった。
遠野リサ(中谷美紀)は、プロット(あらすじ)を書くことになった川原由樹(水川あさみ)に新しいマンションを用意し、「新連載、貴女の好きに書いてみて。設定も、ストリーも。これからも期待してるわ」と頼んだ。
一方、小田楓人(三浦翔平)が「前に僕が『本にしたい』と言っていた原稿、覚えてますか?その原稿、実は遠野先生(中谷美紀)の所の川原さん(水川あさみ)が書いた原稿なんで。最近、アシスタントの仕事も良くやっているようだし、読むだけ読んでいただけませんか?」と頼むと、編集長・神崎雄司(田中哲司)は驚きを隠して「そこにおいておけ」と答えた。
翌日、川原由樹(水川あさみ)が書いた小説「二番目のわたしへ」を読んだ編集長・神崎雄司(田中哲司)は、川原由樹(水川あさみ)の元を訪れ、「今ウチの新連載のプロットを書いてるんだろ?プロットが出来たら、そのまま自分の手で小説まで完成させてみたらどうだ。作品として最後まで仕上げることが大事だ」と持ちかけた。
編集長・神崎雄司(田中哲司)が「読んだら感想を言うよ」と告げると、川原由樹(水川あさみ)は「読んで頂けるんですか?」と喜び、小説を書くことにした。
そうしたなか、遠野リサ(中谷美紀)のライバルだった女流作家・向井七恵(山本未來)が復帰し、10年ぶりに本を出すことになった。
遠野リサ(中谷美紀)が駿峰社で新人賞を取った年、向井七恵(山本未來)は別の出版社で新人賞を取った。2人は若くて綺麗だったため、比べられ、世間から注目された。
向井七恵(山本未來)は新人の時からチヤホヤされすぎたためか、生意気だった。それでも本が売れれば良かったが、それも続かなかったため、消えていった。
その向井七恵(山本未來)が10年ぶりに復帰し、遠野リサ(中谷美紀)の小説の発売日に合わせて本を出すというのだ。
さて、川原由樹(水川あさみ)がプロット(あらすじ)を提出すると、遠野リサ(中谷美紀)は「よく練られた話ね」と感心した。
川原由樹(水川あさみ)が「ずっと前から書いてみたかった話で。子供の頃、近所に1人暮らししてるお爺さんが居て。ずっと、そこに住んでるんだけど、みんな、そのお爺さんの事をよく知らなくて。でも、気になる存在で。上手く言えないんだけど、そんな風な小説を書きたくて」と話すと、遠野リサ(中谷美紀)は「そう。このプロットで行くわ」と答えた。
ある日、遠野リサ(中谷美紀)は川原由樹(水川あさみ)のプロット(あらすじ)を元に新連載小説「御伽の国の住人」の第1話を書き上げたが、人物設定なども全て川原由樹(水川あさみ)が考えたので、登場人物を上手く掴み切れていなかった。
そこで、遠野リサ(中谷美紀)は編集長・神崎雄司(田中哲司)に「どう直せば良いと思う?」と尋ねると、神崎雄司(田中哲司)は「読んでみろ」と言い、川原由樹(水川あさみ)が書いた新連載小説「御伽の国の住人」の第1話の原稿を渡した。
遠野リサ(中谷美紀)が「どういうこと?あの子が貴方に売り込んだの?」と驚くと、神崎雄司(田中哲司)は「俺が書かせた」と答えた。
遠野リサ(中谷美紀)が「読まないわよ、こんなのもの」と言い、原稿を机に叩き付けると、神崎雄司(田中哲司)は「筆の調子が戻るまで、川原由樹(水川あさみ)に書かせれば良い。もちろん、本には君の名前で載せる」と告げた。
遠野リサ(中谷美紀)が「貴方を信じて良いの?」と尋ねると、神崎雄司(田中哲司)は「自分の才能を信じろ。また書けるようになる」と言って遠野リサ(中谷美紀)を抱きしめた。
翌日、神崎雄司(田中哲司)は川原由樹(水川あさみ)の元を訪れ、「読んだよ。何カ所か直せば、もっと良くなる。直したら、君の原稿を使わせてくれないかな。ただし、君の名前は出せない。遠野先生(中谷美紀)を少し休ませたい。10何年も第一線でやって来たんだ。このままだと、いつかは倒れる」と頼んだ。
川原由樹(水川あさみ)が「遠野先生(中谷美紀)はなんと仰ってるんですか?」と尋ねると、神崎雄司(田中哲司)は「自分で書いたと言っている。放っておけば、倒れるまで書くだろう。だが、これ以上、無理はさせられない」と答えた。
そして、神崎雄司(田中哲司)が「君にしてみたら理不尽な話かも知れない。遠野先生(中谷美紀)が信頼している君にしか頼めない。君のことは、君のことで、ちゃんと考えている」と頼むと、川原由樹(水川あさみ)は「分りました」と承諾した。
ある日、川原由樹(水川あさみ)は通帳を見て驚き、秘書・田浦美鈴(キムラ緑子)に「お給料なんですけど、間違いじゃ無いんですか?余りにも多く入ってて」と尋ねると、田浦美鈴(キムラ緑子)は「間違いじゃ無いわよ。良くなってくれているからって。先生が」と答えた。
川原由樹(水川あさみ)は「私は勉強させて頂いているつもりで。これじゃー、なんか・・・」と困惑すると、田浦美鈴(キムラ緑子)は「なんか、何?次の締め切り、分ってるわね」と答えた。
その日の夜、婚約者・尾崎浩康(小柳友)から電話があり、「やっぱり、遠野先生(中谷美紀)の事が気になって。あの人は何を考えてるか分らないし、普通じゃないよ」と言うと、川原由樹(水川あさみ)は「大丈夫だから。大丈夫だから」と答えた。
翌日、色々な事を考えた川原由樹(水川あさみ)は、編集長・神崎雄司(田中哲司)に「私が先生の替わりに小説を書くのって、いつまでと考えてれば良いんでしょうか?」と尋ねた。
すると、編集長・神崎雄司(田中哲司)は、川原由樹(水川あさみ)が以前に小田楓人(三浦翔平)に渡した小説「二番目のわたしへ」の原稿を出し、「読んだよ。本にする準備は既に進めている。もちろん、川原由樹(水川あさみ)の名前で。言ったろ。キモのことはちゃんと考えているって。デビュー、おめでとう」と言い、手を差し出した。
そして、編集長・神崎雄司(田中哲司)が「連載の方は遠野先生(中谷美紀)の代わりに続けてくれるね」と尋ねると、川原由樹(水川あさみ)は承諾した。
その後、編集長・神崎雄司(田中哲司)は、単行本の編集長・岡野慎也(羽場裕一)に「3000部、お願いします」と頭を下げると、岡野慎也(羽場裕一)は「川原由樹(水川あさみ)?知らないな。200万の赤字だな。売れない本を作らないお前がなぜ?なんか困ってるのか?」と呆れた。
その日の夜、編集長・神崎雄司(田中哲司)は川原由樹(水川あさみ)の元を訪れ、ゴーストライターを渋る遠野リサ(中谷美紀)に「川原由樹(水川あさみ)が原稿を本に刷るように頼んできた。君が彼女を利用しているんじゃない。彼女が君を利用しているんだ」と言い、ゴーストライターを使うことを承諾させた。
ある日、遠野リサ(中谷美紀)と向井七恵(山本未來)が対談する。
そのとき、新連載の小説について質問された遠野リサ(中谷美紀)は「今回の連載は私にとって特別なんです。この5年間、ずっと暖めてきたので。子供の頃、近所に1人暮らしのお爺さんが住んでたんです。あまりご近所とは関わりが無く、神秘的な存在だったんです。あの時の感覚を小説に出来たらと、ずっと思ってたんです」と話した。
それを聞いた川原由樹(水川あさみ)は衝撃を受ける。
ある日、新連載の第2話の原稿を持って来た川原由樹(水川あさみ)は、遠野リサ(中谷美紀)に「本当は書けないんじゃないですか?私を育ててるんじゃ無くて、利用してるんじゃないですか?」と追求した。
すると、遠野リサ(中谷美紀)は川原由樹(水川あさみ)が出版する小説『二番目のわたしへ』を持ち出し、「私が知らないとでも思った?利用してるのは貴方の方でしょ?私の小説を書くことと引き替えに出版させるだなんて」と答えた。
そして、遠野リサ(中谷美紀)は「初版は3000部ですってね。それがどういうことだか分る。全国に書店は1万5000。つまり5件に1冊。もちろん、平積みじゃなくて本屋の片隅よ。貴女の本を手に取る人なんて居ない。貴方の文章でも、私の名前で出版すれば初版20万部。誰もが目につくば署に平積みされる。不公平だと思う?私は15年かけてここまで来たのよ。いい?遠野リサ(中谷美紀)の代わりは居ない。でも、川原由樹(水川あさみ)の代わりはいくらでも居るの。発売日が楽しみね。川原由樹」と告げた。
川原由樹(水川あさみ)の小説が出版された日、川原由樹(水川あさみ)は本屋の隅で売れ残っている自分の小説を眺めていたのであった。
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