○○妻(まるまる妻)-森のクマさんのネタバレ
黒木瞳が出演する日本テレビの契約妻ドラマ「○○妻(まるまる妻)」の第8話「死ぬことさえ許されないなら…最後にあなたの胸で泣かせてください」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「○○妻(まるまる妻)-第8話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■○○妻(まるまる妻)-第8話のあらすじとネタバレ後編
翌朝、ひかり(柴咲コウ)が井納千春(黒木瞳)のベッドに寄りかかって寝ていると、井納千春(黒木瞳)はひかり(柴咲コウ)を愛撫しながら、「森のくまさん」を歌った。
「森のくまさん」で目覚めたひかり(柴咲コウ)は「不思議だったの。契約結婚してから、なんでこの歌が頭に浮かぶんだろうって」と不思議がると、井納千春(黒木瞳)は「小さい頃ね、よくアンタにせがまれたの。お母さん、私が寝るまで歌ってて。どこにも行かないでって。アンタ、私が時々、他の男の家に行くのに気づいてた」と教えた。
井納千春(黒木瞳)は「自分が最低な母親だって言うことは、私が一番よく分ってる。でも、お父さんはこんな私を許してくれて、ガムみたいに味の無くなったら、男と別れて戻ってくる私を何も言わずに受け入れてくれた。信じてくれないかもしれないけど、色んな男と付き合えば付き合うほど、この世でお父さんだけを愛してたって気づいたの。だから、貴女が事件を起こして少年院に入って、『ひかりがおかしくなったのは、全部、お前のせいだ』って怒鳴られた時は、死にたくなった。その後、お父さんが自殺したら、死のうと思った。でも、その後、アンタが少年院から出てきたとき、自殺未遂をしたって知って、そんな事をしちゃいけないと思った。ひかり、こんなことは2度と言わないから、説教をさせて。もう止めて。自分で死のうとするなんて。あんたね、2回も死のうとしたんだよ。仏の顔も三度までって言うけどさ、次ぎにやったら、本当に死ぬよ。ほら、アンタさ、人を幸せにする力があるじゃん。私と違って。いい加減、自分を檻に閉じ込めるような事は止めなよ。いつまでも少年院に居るようにさ」と話した。
ひかり(柴咲コウ)は「偶然じゃないでしょ?この前、私を助けたの。もしかして、ずっと後を付けてたの?ホテルに双眼鏡があった。窓から正純さん(東山紀之)のマンションが見えた。もしかして、ずっと見張ってたの?私のこと」と尋ねると、井納千春(黒木瞳)が急に胸を押さえて苦しみだした。
ひかり(柴咲コウ)は慌ててナースコールを押し、「お母さん、お母さん」と言って井納千春(黒木瞳)に人工呼吸をしようとすると、井納千春(黒木瞳)が目を開けて「ゴメン、死んだマネしちゃった大輝君(浦上晟周)みたいに」と笑った。
ひかり(柴咲コウ)が「ふざけないでよ」と呆れると、井納千春(黒木瞳)は「だって、お母さんって呼んでもらいたかったんだもの。ごめんね。アンタが困った時に何もしてあげられなくて。ごめんね、ずっと1人ぼっちにさせて」と言って泣いた。
数ヶ月後、ひかり(柴咲コウ)は看護婦に復帰し、夜勤で働いていたとき、新人ナースから「助けて下さい。特別室の患者さんが飯が不味いとか、検温も嫌だとか、脈も取らせてくれないんです」と助けを求められた。
ひかり(柴咲コウ)が特別室に行くと、特別室には久保田正純(東山紀之)が偽名で入院していた。
ひかり(柴咲コウ)はニュースライフを見なくなっていたので、顔の腫れた久保田正純(東山紀之)を見て驚くと、久保田正純(東山紀之)は「お前と離婚した後も、俺は久保田正純で有り続けようとしただけなんだ」と言い、事情を説明した。
久保田正純(東山紀之)はひかり(柴咲コウ)と離婚して以降、ニュースライフでの発言が過激になり、ニュースライフのホームページが炎上した。
このため、久保田正純(東山紀之)は、謝罪を求める板垣雅己(城田優)と言い合いになり、怒ってスタッフルームから出て行こうとしたのだが、ドアが閉まっていたので、顔をドアにぶつけて負傷したのだという。
ひかり(柴咲コウ)が「それで、そんな顔になったんですか。でも、入院するほどの怪我じゃないですよね」と呆れると、久保田正純(東山紀之)は「このまま病気で入院させて、俺を降板させるつもりなんだよ」と愚痴った。
ひかり(柴咲コウ)が「どうするんですか、これから」と尋ねると、久保田正純(東山紀之)は「俺は契約をされる側だから、解雇って言われれば辞めるしかない」と弱音を吐いた。
ひかり(柴咲コウ)が「それでいいんですか?」と怒ると、久保田正純(東山紀之)は「そんなに怒るなよ。性格が変わってないか?また、看護師になったんだな。ちょっと、プロポーズの時のことを思い出しちゃった」と話し、リンゴを差し出した。
ひかり(柴咲コウ)と久保田正純(東山紀之)が同時に「会いたかった」というと、久保田正純(東山紀之)は「帰ってきてくれないか。頼むよ。やり直せないか、俺たち」と頼んだ。
ひかり(柴咲コウ)は拳を握りしめ「私と貴方は、もう『俺たち』という関係には成れないんです。だから、今みたいな事は言わないで下さい。愛さん(蓮佛美沙子)の為にも。付き合ってるんでしょ?彼女と」と答えて立ち去った。
そこへ、久保田仁美(岩本多代)らが久保田正純(東山紀之)の見舞いに来た。久保田仁美(岩本多代)は看護婦のひかり(柴咲コウ)に気づくと、「今度は何を企んでるんですか。こんな所まで息子を追っかけてきて。これ以上、息子にかかわらないで」と罵倒した。
翌日、風谷愛(蓮佛美沙子)が久保田正純(東山紀之)の見舞いで病院へ来たが、久保田正純(東山紀之)の部屋から項垂れて出てきた。
ひかり(柴咲コウ)は風谷愛(蓮佛美沙子)に声を掛けて、中庭で話を聞くと、風谷愛(蓮佛美沙子)は「このまま番組降板になるのは嫌だから、もう1度、板垣さん(城田優)と話し合ってくれないかって、正純さん(東山紀之)に頼んだんですけど、お前はどっちの味方だって怒鳴られちゃって。正純さんの為にどうすれば良いのか考えたんですけど、どれも間違っている気がするし、正純さんを説得する自身も無いし。それに、分るんです。正純さんが何時も奥さんの事を考えてること」と弱音を吐いた。
ひかり(柴咲コウ)が「私は奥さんじゃありません」と否定すると、風谷愛(蓮佛美沙子)は「でも、いつも正純さんの顔に書いてあるんです。こんなとき、貴女が居てくれたらって。もう私、どうしていいか」と答えた。
ひかり(柴咲コウ)が我慢しきれずに風谷愛(蓮佛美沙子)を平手打ちにすると、風谷愛(蓮佛美沙子)は「何をするんですか?もの凄く痛いんですけど。顔が腫れたらどうするんですか。私まで番組に出られなくなるじゃないですか」と怒った。
ひかり(柴咲コウ)は「すいません。あんまり貴女らしくないので、つい。貴女はこの程度で、めげる人ですか?久保田正純(東山紀之)と一緒に居るということは、この程度の苦労があるって事くらい覚悟してなかったんですか?だったら、別れたらどうですか?言っておきますけど、貴女だから、私は身を引いたんです。自己評価が低すぎるのは、自己評価が高すぎるのと同じくらい、それ以上に嫌みで無駄で非生産的です」と告げた。
そして、ひかり(柴咲コウ)は「誰よりもあの人のファンでいて下さい。番組が終わったら、1けなして、10褒めてください。毎日、ファンレターを書いて上げて下さい。それがあの人の元気の素に成るんです。貴女の言葉で、貴女にしか言えない言葉で久保田正純(東山紀之)のお尻を叩くんです。言葉は貴女の財産です」と言うと、久保田正純(東山紀之)の病室へと向かった。
ひかり(柴咲コウ)は久保田正純(東山紀之)の病室で荷物をまとめながら、久保田正純(東山紀之)に「退院の手続きはこっちでやっておきますから」と告げると、久保田正純(東山紀之)は「ちょっと待て。俺はまだここに居ないと」と退院を拒否した。
ひかり(柴咲コウ)が「このまま降板するんですか」と告げると、久保田正純(東山紀之)は「そんなつもりは」と困った。
ひかり(柴咲コウ)が「だったら、こんな所に居ないで、戦って下さい」と告げると、久保田正純(東山紀之)は「もしかして、一緒に行ってくれるのか?」と歓んだ。
ひかり(柴咲コウ)が「何を言ってるんですか?貴方は私をもう忘れるって言ったんですよ。愛さん(蓮佛美沙子)に、何時までも自分の事を見守ってくれって頼んだんですよ」と告げると、久保田正純(東山紀之)は「お前、なんでそれを知ってるんだ?」と不思議がった。
ひかり(柴咲コウ)は動揺しながら、「今はどうでもいいでしょ、そんなこと。貴方は私を忘れて、愛さん(蓮佛美沙子)と生きていく事を選んだんです。ニュースライフの久保田正純で有り続ける事を選んだんです。だったら、自分がやるべき事をやってください。まだ勝負は付いていません。久保田正純なら最後の最後まで戦ったらどうですか?私もこれから自分の出来る事をして、未来に進んでいきますから」と告げるた。
久保田正純(東山紀之)が未練たらしく「もう会えないのかよ、俺たち。だったら、せめて友達で。せめて、着信拒否してるの止めてくれないかな」と頼むと、ひかり(柴咲コウ)は「いい加減にしてください。殴りますよ」と怒った。
ひかり(柴咲コウ)が病室のドアを開けると、風谷愛(蓮佛美沙子)が立っていたので、ひかり(柴咲コウ)は「2人とも、自分の居るべき場所に戻って下さい」と言い、病院から追い出した。
その後、ひかり(柴咲コウ)は病院で気丈に看護婦の仕事をしていたが、井納千春(黒木瞳)が「ひかり、大丈夫、大丈夫」と声を掛けると、ひかり(柴咲コウ)は井納千春(黒木瞳)の胸に飛び込んで泣いたのであった。
「○○妻(まるまる妻)-第9話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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