ゴーストライター・最終回のあらすじと結末ネタバレの後編
水川あさみが出演するフジテレビのゴーストライタードラマ「ゴーストライター」の最終回(第10話)「最終回・女王の帰還。罪深き二人の女の逆襲」のあらすじと結末ネタバレの結末ネタバレ編です。
このページは「ゴーストライター・最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■ゴーストライター・最終回のあらすじとネタバレの後編
小説「偽りの日々」の発売から数日後、小説「偽りの日々」は大手出版社の本を差し置いて断トツで売れており、読者からも「文学性が高い」と評価されたので、重版10万部が決定した。
編集長・神崎雄司(田中哲司)は、部下から報告を聞いて遠野リサ(中谷美紀)と川原由樹(水川あさみ)が共作で小説を出した事に驚き、過去に自分が「遠野リサ(中谷美紀)と川原由樹(水川あさみ)、どちらかしか残れない」と言った事を思い出した。
そのようななか、小田楓人(三浦翔平)が、単行本の編集長・岡野慎也(羽場裕一)と、遠野リサ(中谷美紀)の小説「私の愛しい人」を出版する打ち合わせを開始した。
それを知った編集長・神崎雄司(田中哲司)は、小田楓人(三浦翔平)を呼びつけ、「遠野リサ(中谷美紀)の本をウチから出すわけにはいかない」と告げると、小田楓人(三浦翔平)は「自費出版の『偽りの日々』が売れたので、各出版社が遠野リサに飛びつくはずです。いいんですか?お金になるのに、ウチが後れをとって」と反論した。
編集長・神崎雄司(田中哲司)は「『偽りの日々』はお前が仕掛けたのか。自費出版させて様子をみるとは、よく考えたな。ウチはなんのリスクを冒さずにすむ。お前にしては上出来だ。だが、『私の愛しい人』を出版する権限はお前には無い」と告げると、小田楓人(三浦翔平)は「許可なら、上にとって有ります。鳥飼専務(石橋凌)です」と答えた。
実は、小田楓人(三浦翔平)が遠野リサ(中谷美紀)の小説「偽りの日々」を自費出版したのは、専務・鳥飼正義(石橋凌)の案で、出版社も専務・鳥飼正義(石橋凌)の紹介だった。
そして、専務・鳥飼正義(石橋凌)は小田楓人(三浦翔平)に、小説「偽りの日々」が売れれば、小説「私の愛しい人」を出版することを約束していたのだ。
編集長・神崎雄司(田中哲司)が慌てて専務・鳥飼正義(石橋凌)の部屋に行き、「小田楓人(三浦翔平)が直談判に伺ったようで、大変しつれいしました」と謝罪した。
このころ、編集長・神崎雄司(田中哲司)は出版界に風穴を開けた男として雑誌に特集されていたので、それを読んだ専務・鳥飼正義(石橋凌)は「もう私の後ろ盾は必要ないだろ」と、謝罪に来た編集長・神崎雄司(田中哲司)を突き放した。
ある日、遠野リサ(中谷美紀)と川原由樹(水川あさみ)の本が駿峰社から同時出版されると、元婚約者の尾崎浩康(小柳友)は平積みされていた川原由樹(水川あさみ)の小説を全て抱えてレジへと持って行った。
店員が「またですか」と笑うと、尾崎浩康(小柳友)は「知り合いの本ですから」と笑って答えた。
一方、遠野リサ(中谷美紀)は、通院中の元秘書・田浦美鈴(キムラ緑子)の元を訪れ、「面倒で扱いづらい小説家の秘書なんて、簡単に見つかると思う?また、お願いできますか?」と言い、秘書への復帰を頼むと、田浦美鈴(キムラ緑子)は涙を流した。
ある日、駿峰社が作家を招いたパーティーを開いた。そこには、第1話で小説駿峰新人賞を取った品川譲(坂口辰平)の姿もあった。品川譲(坂口辰平)も小説駿峰のレギュラー作家になっていたのだ。
遠野リサ(中谷美紀)と川原由樹(水川あさみ)がパーティーの受付に来ると、編集長・神崎雄司(田中哲司)は「お待ちしていました」と頭を下げて出迎えたが、2人は編集長・神崎雄司(田中哲司)を無視して素通りし、単行本の編集長・岡野慎也(羽場裕一)に「本日は、お招きいただき、ありがとうございます」と挨拶した。
そして、秘書に復帰した田浦美鈴(キムラ緑子)は、遠野リサ(中谷美紀)のコートを受け取ると、川原由樹(水川あさみ)からもコートを受け取った。
その日の夜、編集長・神崎雄司(田中哲司)がバーで酒を飲んでいると、遠野リサ(中谷美紀)がやってきた。
編集長・神崎雄司(田中哲司)は落ち込んだとき、決まってこの店で飲むので、居場所を聞かなくても、遠野リサ(中谷美紀)には編集長・神崎雄司(田中哲司)がバーに居ることが分かっていたのである。
遠野リサ(中谷美紀)が「どんな味?鼻をへし折られて飲むお酒は?」と尋ねると、編集長・神崎雄司(田中哲司)は「楽しそうだな」と答えた。
遠野リサ(中谷美紀)が「落ち込んでいる貴方を見ると、ゾクゾクするわ」と告げると、編集長・神崎雄司(田中哲司)は「落ち込んだ俺の顔を見るために、わざわざ来たのか」と呆れた。
遠野リサ(中谷美紀)が「嘘よ。まだ聞いてなかったから、貴方の感想。『私の愛しい人』の感想を聞かせて」と告げると、編集長・神崎雄司(田中哲司)は「十分、賞賛されたじゃないか。文壇の大先生たちも、遠野リサの最高傑作が誕生したって言ってるくらいだ」と答えた。
すると、遠野リサ(中谷美紀)は「分かってないわね。今でも、私が一番、感想を言ってもらいたいのは、貴方よ。それは、これからも、ずっと変わらないわ」と告げた。
編集長・神崎雄司(田中哲司)が「時間は大丈夫か?あの作品のすばらしさを語り始めたら3時間はかかる」と告げると、遠野リサ(中谷美紀)は「たったの3時間」と呆れた。
ある日、遠野リサ(中谷美紀)が認知症の母・遠野元子(江波杏子)の元を訪れると、遠野元子(江波杏子)が小説「私の愛しい人」の原稿を読んでいたので、遠野リサ(中谷美紀)は「読んでて」と頼んだ。
その後、小説「私の愛しい人」を読み終えた母・遠野元子(江波杏子)は、原稿を閉じると、涙を流しながら、ベッドにもたれ掛かって寝ている遠野リサ(中谷美紀)を見つめた。
翌日、浜辺に立つ遠野リサ(中谷美紀)は、海を見ながら、川原由樹(水川あさみ)に「元ゴーストライターのラベルは完全に剥がれたわね」と告げた。
川原由樹(水川あさみ)は「そうでしょうか」と答えると、遠野リサ(中谷美紀)は「貴女は小説家・川原由樹よ」と答えた。
すると、川原由樹(水川あさみ)は「この前のパーティーで、大御所の先生方がおっしゃってました。『文壇の女王』の名前が似合うのは、遠野リサだって。むしろ、一度、どん底に落ちてからの復活だから、毒を含んで女王の輝きは増したくらいの勢いでした」と話した。
遠野リサ(中谷美紀)は「自分のおかげだと言いたいの?確かに『偽りの日々』のおかげね。でも、共同執筆だなんてあり得ない。1冊の本に2人の名前が並ぶだなんて、あれほどの屈辱は無い」と呆れると、川原由樹(水川あさみ)は「相変わらずの遠野リサですね。そろそろ、失礼します。締め切りがあるので」と言って立ち去ったのであった。
偽りの人生を、ずっと悔いてきた。偽りの無い本当の私の人生を生きたいと思った。でも、偽りの無い人生なんて、どこにも無い。偽りの私も、本当の私だ。愚かで愛すべき私だ。
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